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第一部 土筆とスタンビート編
第二十四話 カリアナと薬草採取④
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土筆《つくし》とカリアナはヴルウ達が警戒を解いて散開するまでの間、風妖精シフィーが展開した結界の中でやり過ごすと、雨が降る中、再び目的地に向かって移動を開始する。
この日は森の中でバルブンと遭遇したのが唯一のイベントだったらしく、四日目の薬草採取も多少時間が掛かったものの無事終える事が出来たのだった……
冒険者ギルドに戻った土筆《つくし》は、ここ数日指定席となっているテーブルにてカリアナを待たせると、採取した薬草と討伐したバルブンから剥ぎ取った素材を持って受付カウンターへ向かい帰還の報告と道中で遭遇したバルブンについての情報提供を行う。
手続きが終わりカリアナの元に戻った土筆は、受付カウンターで受け取った書類をカリアナに手渡すと、羽織っていた合羽《かっぱ》を脱いで椅子に腰掛けるのだった。
「土筆《つくし》さん、もうランチの時間過ぎちゃってるみたいですよ」
蜂蜜酒の入ったジョッキを片手にほんのり頬を紅潮させたカリアナが従業員に言われたであろう言葉を土筆《つくし》に伝える。
「そうだね。今日は色々あったから仕方ないさ」
今日は生憎《あいにく》の雨で足場が悪かったのに加えて、出発前に道具屋で合羽《かっぱ》を購入し、カリアナの工房にて水弾きの付与を施してもらい、更に道中では魔物と遭遇、その後ヴルウ達が警戒態勢を解除するまでやり過ごしたりと、もし天気が良かったなら街全体が茜色に染まり始める時刻になっているだろう。
土筆《つくし》は近くを通った女性従業員に食事の注文を行うと、椅子に座ったまま両腕を大きく突き上げて筋肉を伸ます。
「それにしても、土筆《つくし》さんが倒したバルブンって結構大物だったんですね」
森の中では折り畳んだ状態でしか見ていなかったカリアナは、受付カウンターで土筆《つくし》が広げて見せていたバルブンの毛皮を思い出して言葉を漏らす。
「どうだろう? 成人したバルブンは四メートルを超えるから、そこまで大物でも無いと思うけど」
土筆《つくし》は淡々と解説すると、運ばれてきた飲み物を口に運ぶ。
「でも、でも、東の森で冒険者を襲った大型の魔物かもしれないですよ?」
カリアナはソーセージを頬張りながら、下から覗き込むように土筆《つくし》を見る。
「それもどうだろう? あの辺りを彷徨《うろつ》いていたって事は、もっと奥から移動してきたんじゃないかな」
土筆《つくし》とカリアナが今日の話で盛り上がっていると、冒険者ギルドの出入口の方で何かあったのか、人だかりと共に騒然とし始めるのだった。
「何かあったんですかね?」
本日二杯目のジョッキを飲み干したカリアナが、冒険者ギルドの出入口の騒ぎを見ながら一人呟くのだが、土筆《つくし》はさして興味のない素振りを見せると、運ばれてきた料理を上品に口に運ぶのだった。
「私ちょっと見て来るね」
好奇心を抑えきれなかったのか、カリアナはフォークを皿の上に置くと野次馬に加わろうと席を立つ。
土筆《つくし》はいってらっしゃいと軽く手を振ると、食事を続けながら聞き耳を立てるのだった。
「でかっ! おいおい、あれなんだよ?」
「あれってバーグベアか? 俺、初めて見たわ」
「あれ、ここのギルマスが仕留めたのか?」
土筆《つくし》は耳から流れ込んでくる様々な言葉を繋ぎ合わせ、彼らが真の当たりにしている状況を推測する。
どうやら、東の森で対応に当たっていたゾッホが問題の大型魔獣を仕留めたらしい。
バーグベアは熊のような姿と習性を持った大型魔獣で、獰猛且つ肉食の極めて危険な魔獣である。
高濃度の魔素が存在する地域に生息しているので、特別な素材の採取にでも出向かない限り遭遇することもないのだが、極稀《ごくまれ》に人里近くまで降りて来る事があり、その度に甚大な被害をもたらす災害級の魔獣として恐れられている。
黒山の人だかりの中を掻き分けるように進むその姿は紛れもなくゾッホ本人であり、椅子に座っている土筆《つくし》からでも視認できる頭一つ抜きん出た巨躯《きょく》、特にテカりのある頭皮はゾッホがゾッホである事を証明しているのだった。
ゾッホの仕留めたとされるバーグベアはギルド内には持ち込まれず、屈強な戦士四人の手によって隣にある別館の解体場所へ直接運ばれるようである。
ゾッホは二階へと続く階段付近でギルド職員から声を掛けられると進行方向を変え、土筆《つくし》の座っているテーブルに向かって歩き出す。
ゾッホの行動に野次馬達の視線が集まる中、土筆《つくし》は迷惑な展開になると直感しながらも、ここで席を離れるとゾッホに呼び止められ余分な注目を集めてしまう。
土筆《つくし》は小さくため息を吐くと、腹を括って少しでも早く話を終わらせようと方針を定めるのだった。
「よっ、お疲れさん」
ゾッホは土筆《つくし》のテーブルまで歩み寄ると、椅子に座ることなく声を掛ける。
土筆《つくし》は持っていたフォークとナイフを皿の上に置くと、ゾッホに笑顔を向けて挨拶を返す。
「報告を聞きたい。食事が終わったら執務室へ来てくれ」
土筆《つくし》の目を真っすぐに見て語り掛けてくるゾッホと向き合い、その眼差しから何かを察した土筆《つくし》が答えるように頷くと、ゾッホは笑みを浮かべて土筆《つくし》の肩に手を置く。
「俺も服くらいは着替えたいから、急がなくていいからな」
ゾッホはそう土筆《つくし》に告げると踵《きびす》を返し、またなと片手を軽く挙げて去って行くのだった……
ゾッホが仕留めたバーグベアを一目見ようと冒険者ギルドの出入り口の外まで出張ったカリアナは、両手両足を木材に縛られてぶら下がる巨大なバーグベアを見て高揚した気分になり、それを伝えようと土筆《つくし》の元に戻ろうと振り返った時、ゾッホが土筆《つくし》に話し掛けている場面を目撃する。
急いでテーブルに戻らなければと、解散を始める野次馬を押しのけるのだが時既に遅し。
カリアナが土筆《つくし》の座るテーブルに辿り着いた時には既に、ゾッホは立ち去った後だったのである。
残念な気持ちが不機嫌に変わり、そこにアルコールの力が加わって土筆《つくし》への質問攻めに変わっていく。
耐え兼ねた土筆《つくし》は、愚図《ぐず》るカリアナに蜂蜜酒を何杯か振舞い、酒の力を借りて徐々に話題を逸らしていく。
やがて酔いが回ったのか、うとうとと眠たそうにするカリアナを冒険者ギルド内にある簡易休憩室を借りてベッドに寝かせると、土筆《つくし》は一人ゾッホの執務室に向かうのだった……
土筆《つくし》がゾッホの執務室の扉をノックすると、ミアが扉を開け土筆《つくし》を迎い入れる。
既にゾッホとミアは情報の整理を始めていたようで、テーブルには所狭しと羊皮紙が散らばっている。
「おう、いいタイミングで来たな」
ゾッホは片腕を軽く挙げて挨拶をすると、そのまま手招きをして土筆《つくし》をソファーへと誘導する。
土筆《つくし》がゾッホの向かい側にあるソファーに腰掛けると、ミアが用意した飲み物をテーブルに置く。
「早速で悪いが、お前が討伐したバルブンのことも含めて報告を頼む」
土筆《つくし》はテーブルに広げられた地図を指差しながら、ここ数日風妖精シフィーからもたらされた情報を交えて報告を行う。
ゾッホは土筆《つくし》の報告を聞きながら、その都度ミアから手渡される書類と照らし合わせて確認をしていくのだった。
「……これは悪いの方を引き当てたかも知れんな」
土筆《つくし》の報告を聞いたゾッホは思わず手で目を覆う。
ゾッホの言う悪い方が何であるかを土筆は知る由もないが、最近起きた出来事、例えば突然発生した原因不明のスタンビートやその地域に生息するはずのない魔獣との遭遇、それぞれ単独の出来事として処理するのであれば偶然という言葉で結論付ける事も強《あなが》ち間違いではないのだが、一見無関係と思われるそれらの出来事を紡《つむ》いで絡み合わせれば、やがて一つの物語として詠《うた》い始めるのである。
「……報告は以上となります。」
この件にこれ以上深く関わる事を良しとしない土筆《つくし》は、ゾッホが求める情報だけを的確に提供してこの場を去ろうと試みる。
「おう、報告ご苦労さん」
ゾッホもそれを理解して深く追求する事なく土筆《つくし》を解放するのだった。
報告が終わり土筆《つくし》がゾッホの執務室から退室すると、見送りのために付いて来たミアが声を掛ける。
「土筆《つくし》さん、お疲れ様でした……これ、カリアナに飲ませてあげてください」
ミアはそう言って液体の入った小瓶を土筆《つくし》に差し出す。
「酔い覚めの薬です」
土筆《つくし》は全てを見透かすようなミアの鋭い眼力に脱帽すると同時に、やむを得ないとはいえカリアナには悪い事をしたなと反省をするのだった……
この日は森の中でバルブンと遭遇したのが唯一のイベントだったらしく、四日目の薬草採取も多少時間が掛かったものの無事終える事が出来たのだった……
冒険者ギルドに戻った土筆《つくし》は、ここ数日指定席となっているテーブルにてカリアナを待たせると、採取した薬草と討伐したバルブンから剥ぎ取った素材を持って受付カウンターへ向かい帰還の報告と道中で遭遇したバルブンについての情報提供を行う。
手続きが終わりカリアナの元に戻った土筆は、受付カウンターで受け取った書類をカリアナに手渡すと、羽織っていた合羽《かっぱ》を脱いで椅子に腰掛けるのだった。
「土筆《つくし》さん、もうランチの時間過ぎちゃってるみたいですよ」
蜂蜜酒の入ったジョッキを片手にほんのり頬を紅潮させたカリアナが従業員に言われたであろう言葉を土筆《つくし》に伝える。
「そうだね。今日は色々あったから仕方ないさ」
今日は生憎《あいにく》の雨で足場が悪かったのに加えて、出発前に道具屋で合羽《かっぱ》を購入し、カリアナの工房にて水弾きの付与を施してもらい、更に道中では魔物と遭遇、その後ヴルウ達が警戒態勢を解除するまでやり過ごしたりと、もし天気が良かったなら街全体が茜色に染まり始める時刻になっているだろう。
土筆《つくし》は近くを通った女性従業員に食事の注文を行うと、椅子に座ったまま両腕を大きく突き上げて筋肉を伸ます。
「それにしても、土筆《つくし》さんが倒したバルブンって結構大物だったんですね」
森の中では折り畳んだ状態でしか見ていなかったカリアナは、受付カウンターで土筆《つくし》が広げて見せていたバルブンの毛皮を思い出して言葉を漏らす。
「どうだろう? 成人したバルブンは四メートルを超えるから、そこまで大物でも無いと思うけど」
土筆《つくし》は淡々と解説すると、運ばれてきた飲み物を口に運ぶ。
「でも、でも、東の森で冒険者を襲った大型の魔物かもしれないですよ?」
カリアナはソーセージを頬張りながら、下から覗き込むように土筆《つくし》を見る。
「それもどうだろう? あの辺りを彷徨《うろつ》いていたって事は、もっと奥から移動してきたんじゃないかな」
土筆《つくし》とカリアナが今日の話で盛り上がっていると、冒険者ギルドの出入口の方で何かあったのか、人だかりと共に騒然とし始めるのだった。
「何かあったんですかね?」
本日二杯目のジョッキを飲み干したカリアナが、冒険者ギルドの出入口の騒ぎを見ながら一人呟くのだが、土筆《つくし》はさして興味のない素振りを見せると、運ばれてきた料理を上品に口に運ぶのだった。
「私ちょっと見て来るね」
好奇心を抑えきれなかったのか、カリアナはフォークを皿の上に置くと野次馬に加わろうと席を立つ。
土筆《つくし》はいってらっしゃいと軽く手を振ると、食事を続けながら聞き耳を立てるのだった。
「でかっ! おいおい、あれなんだよ?」
「あれってバーグベアか? 俺、初めて見たわ」
「あれ、ここのギルマスが仕留めたのか?」
土筆《つくし》は耳から流れ込んでくる様々な言葉を繋ぎ合わせ、彼らが真の当たりにしている状況を推測する。
どうやら、東の森で対応に当たっていたゾッホが問題の大型魔獣を仕留めたらしい。
バーグベアは熊のような姿と習性を持った大型魔獣で、獰猛且つ肉食の極めて危険な魔獣である。
高濃度の魔素が存在する地域に生息しているので、特別な素材の採取にでも出向かない限り遭遇することもないのだが、極稀《ごくまれ》に人里近くまで降りて来る事があり、その度に甚大な被害をもたらす災害級の魔獣として恐れられている。
黒山の人だかりの中を掻き分けるように進むその姿は紛れもなくゾッホ本人であり、椅子に座っている土筆《つくし》からでも視認できる頭一つ抜きん出た巨躯《きょく》、特にテカりのある頭皮はゾッホがゾッホである事を証明しているのだった。
ゾッホの仕留めたとされるバーグベアはギルド内には持ち込まれず、屈強な戦士四人の手によって隣にある別館の解体場所へ直接運ばれるようである。
ゾッホは二階へと続く階段付近でギルド職員から声を掛けられると進行方向を変え、土筆《つくし》の座っているテーブルに向かって歩き出す。
ゾッホの行動に野次馬達の視線が集まる中、土筆《つくし》は迷惑な展開になると直感しながらも、ここで席を離れるとゾッホに呼び止められ余分な注目を集めてしまう。
土筆《つくし》は小さくため息を吐くと、腹を括って少しでも早く話を終わらせようと方針を定めるのだった。
「よっ、お疲れさん」
ゾッホは土筆《つくし》のテーブルまで歩み寄ると、椅子に座ることなく声を掛ける。
土筆《つくし》は持っていたフォークとナイフを皿の上に置くと、ゾッホに笑顔を向けて挨拶を返す。
「報告を聞きたい。食事が終わったら執務室へ来てくれ」
土筆《つくし》の目を真っすぐに見て語り掛けてくるゾッホと向き合い、その眼差しから何かを察した土筆《つくし》が答えるように頷くと、ゾッホは笑みを浮かべて土筆《つくし》の肩に手を置く。
「俺も服くらいは着替えたいから、急がなくていいからな」
ゾッホはそう土筆《つくし》に告げると踵《きびす》を返し、またなと片手を軽く挙げて去って行くのだった……
ゾッホが仕留めたバーグベアを一目見ようと冒険者ギルドの出入り口の外まで出張ったカリアナは、両手両足を木材に縛られてぶら下がる巨大なバーグベアを見て高揚した気分になり、それを伝えようと土筆《つくし》の元に戻ろうと振り返った時、ゾッホが土筆《つくし》に話し掛けている場面を目撃する。
急いでテーブルに戻らなければと、解散を始める野次馬を押しのけるのだが時既に遅し。
カリアナが土筆《つくし》の座るテーブルに辿り着いた時には既に、ゾッホは立ち去った後だったのである。
残念な気持ちが不機嫌に変わり、そこにアルコールの力が加わって土筆《つくし》への質問攻めに変わっていく。
耐え兼ねた土筆《つくし》は、愚図《ぐず》るカリアナに蜂蜜酒を何杯か振舞い、酒の力を借りて徐々に話題を逸らしていく。
やがて酔いが回ったのか、うとうとと眠たそうにするカリアナを冒険者ギルド内にある簡易休憩室を借りてベッドに寝かせると、土筆《つくし》は一人ゾッホの執務室に向かうのだった……
土筆《つくし》がゾッホの執務室の扉をノックすると、ミアが扉を開け土筆《つくし》を迎い入れる。
既にゾッホとミアは情報の整理を始めていたようで、テーブルには所狭しと羊皮紙が散らばっている。
「おう、いいタイミングで来たな」
ゾッホは片腕を軽く挙げて挨拶をすると、そのまま手招きをして土筆《つくし》をソファーへと誘導する。
土筆《つくし》がゾッホの向かい側にあるソファーに腰掛けると、ミアが用意した飲み物をテーブルに置く。
「早速で悪いが、お前が討伐したバルブンのことも含めて報告を頼む」
土筆《つくし》はテーブルに広げられた地図を指差しながら、ここ数日風妖精シフィーからもたらされた情報を交えて報告を行う。
ゾッホは土筆《つくし》の報告を聞きながら、その都度ミアから手渡される書類と照らし合わせて確認をしていくのだった。
「……これは悪いの方を引き当てたかも知れんな」
土筆《つくし》の報告を聞いたゾッホは思わず手で目を覆う。
ゾッホの言う悪い方が何であるかを土筆は知る由もないが、最近起きた出来事、例えば突然発生した原因不明のスタンビートやその地域に生息するはずのない魔獣との遭遇、それぞれ単独の出来事として処理するのであれば偶然という言葉で結論付ける事も強《あなが》ち間違いではないのだが、一見無関係と思われるそれらの出来事を紡《つむ》いで絡み合わせれば、やがて一つの物語として詠《うた》い始めるのである。
「……報告は以上となります。」
この件にこれ以上深く関わる事を良しとしない土筆《つくし》は、ゾッホが求める情報だけを的確に提供してこの場を去ろうと試みる。
「おう、報告ご苦労さん」
ゾッホもそれを理解して深く追求する事なく土筆《つくし》を解放するのだった。
報告が終わり土筆《つくし》がゾッホの執務室から退室すると、見送りのために付いて来たミアが声を掛ける。
「土筆《つくし》さん、お疲れ様でした……これ、カリアナに飲ませてあげてください」
ミアはそう言って液体の入った小瓶を土筆《つくし》に差し出す。
「酔い覚めの薬です」
土筆《つくし》は全てを見透かすようなミアの鋭い眼力に脱帽すると同時に、やむを得ないとはいえカリアナには悪い事をしたなと反省をするのだった……
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