119 / 292
本編-ARIA-
第118話『続・親友と呑む』
しおりを挟む
6月8日、水曜日。
退職したけれど、厳密には退職日までは有休を消化している時期なので、僕は自宅で静養している。録画したけど、観ることができていなかったドラマやアニメを観る。勾留された時期があったからか、こうしている時間がとても楽しく思えた。
午後7時。僕は羽賀の誘いで釈放祝いとして岡村と3人で呑むことになり、彼の家に来ている。そういえば、今の家になってからは今日が初めてだな。
僕の釈放祝いということで、お酒とつまみは羽賀と岡村が奢ってくれた。
「とりあえず、釈放祝いで乾杯!」
岡村のそんな音頭で僕等はそれぞれのお酒を呑み始める。ちなみに、僕はレモンサワー、羽賀は日本酒、岡村は生ビール。
「やっぱりビールは美味えな!」
「この日本酒もなかなか美味しい。今度、買い溜めをしておくか」
本当に2人はビールと日本酒が好きなんだな。僕は色々なお酒を呑むけど。
「しかし、結局、会社からは離れることになってしまったのだな。懲戒解雇処分が撤回されたと考えればいいのかもしれないが」
「本当にあの諸澄っていうガキはムカつく奴だったな! 顔はイケメンかもしれないけど、心はブサイクな奴だったぜ! 氷室の人生をメチャメチャにしたんだから、アイツから賠償金をたっぷりと貰っちまえ!」
岡村、さっそく酔っ払っているな。いつにも増して声がデカい。言っている内容はまともなんだけれど。
「氷室。例の事件について……諸澄司も、柚葉さんも、佐相さんも全員起訴された」
「ちゃんと起訴されたんだな」
「ああ。3人とも素直に供述してくれたからな。あと、佐相さんに協力した警察官が何人かいたことが判明し、彼らには懲戒処分が下る予定になっている」
「なるほどな。分かった」
佐相警視に協力した警察官、そんなにいたのか。裁判所で逮捕状を発行するわけだから、裁判所の人間にも処分が下るんだろうな。
「事件に関わった人間を一通り洗い出し、事実確認が終わったので今日、氷室を誘ったのだよ。浅野さんが行きたいとごねたのだが、今日は3人でゆっくりと呑ませてくれと言っておいた。後日、浅野さんと4人で呑むことになるがそれでもいいか?」
「ああ、それはかまわないよ」
浅野さんは浅野さんだなぁ。きっと、僕ら3人の昔話について洗いざらい質問して好き勝手に妄想するんだろうな。酷いと血をまき散らすかもしれない。
「ところで、氷室。昨日の話では、会社都合の退職ということだが……抗議をするつもりはないのか?」
「僕が釈放される前に、有紗さんを中心に僕のいた現場のチームが抗議してくれたし、さっき羽賀が言ったように懲戒解雇処分が撤回されただけマシだと思わないと。事件の影響もあって大変かもしれないけど、転職活動を頑張るよ」
「……そうか。氷室の言葉を聞けて安心した。まあ、何かあったら私に連絡してくれ」
「ああ。でも、早く転職したいよ。美来と結婚すると決めたし」
「何だとおおっ! おめでとおおっ!」
イェーイ! と岡村は嬉しそうに叫んでいる。最近テレビで観たピン芸人みたいだな。やっぱり、岡村が過剰に反応したか。
「ほぉ、美来さんと結婚することに決めたのか。結婚式のときには私が仲人としてスピーチをしようではないか。それで、式はいつする予定なんだ? 有休を申請しなければ」
羽賀……お前も酔っ払っているんだな。普段と変わらず爽やかな笑みを浮かべているけれども。
「まだ、美来は高校生だからね。早くても美来が高校を卒業してから結婚するつもりだよ。まあ、近いうちに一緒に暮らしたいとは思ってる」
「なるほど。それで、早く職を見つけたいということか」
「まあ……な」
さすがに、何かしらの職に就かなければ美来の御両親が一緒に住むことを許してはくれないだろう。厳しい考えであれば、付き合うことさえも。
「共に人生を歩む人について決断できたのはせめてもの救いだな。主犯格3人には氷室の現状を知らせておくことにする。自分達のやったことでどれだけ迷惑を掛けたのかを分かってもらうために」
「……頼んだ」
美来が側にいてくれることもそうだし、有紗さんや羽賀、岡村達が僕のことを支えてくれているからこそ、退職となってしまった今でも何とか気持ちを保てている。
「しかし、今まで考えたこともなかったが、今回の出来事を通して、愛する人が側にいるというのはいいものだと思えるようになった」
「へえ、そうなんだ」
僕や美来、有紗さんのことを見てきてそう思ったのかな。ただ、羽賀がそういうことを言うとは意外だ。
「何だ、羽賀。お前、もしかして浅野さんのことが気になっているのか? 一緒に捜査していたそうじゃねえか」
「……浅野さんは仕事では真面目だが、どこで妄想の引き金を引くことになってしまうのかが恐ろしい。悪い人でないことは分かっているが……」
「俺も浅野さんはタイプじゃねえな。月村さんの方がタイプだし……って、あれか! 氷室が朝比奈ちゃんと結婚するってことは、月村さんはフリーなのか!」
再び岡村は「イェーイ!」と叫ぶ。本当にいちいちうるさい男だな。
まあ、有紗さんは岡村のことには全く興味がなさそうだったし、僕と美来が別れたらすぐに僕の彼女になると宣言したし、しばらくは誰かと付き合うことはないんじゃないかな。よっぽどの出会いがないかぎり。
「まさか、氷室が最初に結婚を決めるとはなぁ。絶対に俺が最初だと思ったんだけど」
「しかし、氷室は美来さんと10年前に出会い、プロポーズされていたではないか。氷室が最初なのは当然の結果かもしれない」
「ということは、俺と羽賀はその重要な場に居合わせていたってことか!」
「忘れていたくせに何を言っているんだか。貴様、あのときは早く次のアトラクションに行きたいと不機嫌そうだったではないか」
「まあ、それはそれ! これはこれだ!」
「まったく、貴様は大人になっても調子のいい男だな。それもお前らしいが」
羽賀は静かに笑いながら日本酒を呑む。
まあ、気は早いけど、結婚式の時には僕と美来の出会いの場に居合わせた羽賀と岡村にスピーチしてもらおうかな。いや、羽賀だけの方が確実か。
「氷室! 職が見つからなかったら、俺のいるところに来いよ! 俺でもできる仕事なんだから、氷室になら絶対できると思うぜ! ただし、体力があれば!」
「か、考えておくよ」
体力はあまりないし、体育の成績もあまり良くなかったからなぁ。あと、僕、高いところはあまり得意じゃないので、建築や土木関係の仕事には向かないだろう。
「やはり、これまでと同じIT関連の企業を考えているのか?」
「そうだね。情報系の国家資格はいくつか持っているから、それを上手く使って転職できればいいなって思ってる」
新卒採用での就職活動でも資格は大いに役立ったので、転職活動のときにも役立つと信じたい。1年ちょっとだけど実務経験もあるし。
「今の会社を退職するまで半月はあるから、転職活動に備えて今はゆっくりと休むことにするよ」
「そうか。頑張れ、氷室」
「応援してるぜ!」
「ああ、ありがとう」
まったく、人生どうなるか分からないもんだな。良い方にも、悪い方にも。
ただ、今後は少しでもいい方向に歩いていけるように頑張らないと。僕には朝比奈美来という愛する人がいるのだから。
退職したけれど、厳密には退職日までは有休を消化している時期なので、僕は自宅で静養している。録画したけど、観ることができていなかったドラマやアニメを観る。勾留された時期があったからか、こうしている時間がとても楽しく思えた。
午後7時。僕は羽賀の誘いで釈放祝いとして岡村と3人で呑むことになり、彼の家に来ている。そういえば、今の家になってからは今日が初めてだな。
僕の釈放祝いということで、お酒とつまみは羽賀と岡村が奢ってくれた。
「とりあえず、釈放祝いで乾杯!」
岡村のそんな音頭で僕等はそれぞれのお酒を呑み始める。ちなみに、僕はレモンサワー、羽賀は日本酒、岡村は生ビール。
「やっぱりビールは美味えな!」
「この日本酒もなかなか美味しい。今度、買い溜めをしておくか」
本当に2人はビールと日本酒が好きなんだな。僕は色々なお酒を呑むけど。
「しかし、結局、会社からは離れることになってしまったのだな。懲戒解雇処分が撤回されたと考えればいいのかもしれないが」
「本当にあの諸澄っていうガキはムカつく奴だったな! 顔はイケメンかもしれないけど、心はブサイクな奴だったぜ! 氷室の人生をメチャメチャにしたんだから、アイツから賠償金をたっぷりと貰っちまえ!」
岡村、さっそく酔っ払っているな。いつにも増して声がデカい。言っている内容はまともなんだけれど。
「氷室。例の事件について……諸澄司も、柚葉さんも、佐相さんも全員起訴された」
「ちゃんと起訴されたんだな」
「ああ。3人とも素直に供述してくれたからな。あと、佐相さんに協力した警察官が何人かいたことが判明し、彼らには懲戒処分が下る予定になっている」
「なるほどな。分かった」
佐相警視に協力した警察官、そんなにいたのか。裁判所で逮捕状を発行するわけだから、裁判所の人間にも処分が下るんだろうな。
「事件に関わった人間を一通り洗い出し、事実確認が終わったので今日、氷室を誘ったのだよ。浅野さんが行きたいとごねたのだが、今日は3人でゆっくりと呑ませてくれと言っておいた。後日、浅野さんと4人で呑むことになるがそれでもいいか?」
「ああ、それはかまわないよ」
浅野さんは浅野さんだなぁ。きっと、僕ら3人の昔話について洗いざらい質問して好き勝手に妄想するんだろうな。酷いと血をまき散らすかもしれない。
「ところで、氷室。昨日の話では、会社都合の退職ということだが……抗議をするつもりはないのか?」
「僕が釈放される前に、有紗さんを中心に僕のいた現場のチームが抗議してくれたし、さっき羽賀が言ったように懲戒解雇処分が撤回されただけマシだと思わないと。事件の影響もあって大変かもしれないけど、転職活動を頑張るよ」
「……そうか。氷室の言葉を聞けて安心した。まあ、何かあったら私に連絡してくれ」
「ああ。でも、早く転職したいよ。美来と結婚すると決めたし」
「何だとおおっ! おめでとおおっ!」
イェーイ! と岡村は嬉しそうに叫んでいる。最近テレビで観たピン芸人みたいだな。やっぱり、岡村が過剰に反応したか。
「ほぉ、美来さんと結婚することに決めたのか。結婚式のときには私が仲人としてスピーチをしようではないか。それで、式はいつする予定なんだ? 有休を申請しなければ」
羽賀……お前も酔っ払っているんだな。普段と変わらず爽やかな笑みを浮かべているけれども。
「まだ、美来は高校生だからね。早くても美来が高校を卒業してから結婚するつもりだよ。まあ、近いうちに一緒に暮らしたいとは思ってる」
「なるほど。それで、早く職を見つけたいということか」
「まあ……な」
さすがに、何かしらの職に就かなければ美来の御両親が一緒に住むことを許してはくれないだろう。厳しい考えであれば、付き合うことさえも。
「共に人生を歩む人について決断できたのはせめてもの救いだな。主犯格3人には氷室の現状を知らせておくことにする。自分達のやったことでどれだけ迷惑を掛けたのかを分かってもらうために」
「……頼んだ」
美来が側にいてくれることもそうだし、有紗さんや羽賀、岡村達が僕のことを支えてくれているからこそ、退職となってしまった今でも何とか気持ちを保てている。
「しかし、今まで考えたこともなかったが、今回の出来事を通して、愛する人が側にいるというのはいいものだと思えるようになった」
「へえ、そうなんだ」
僕や美来、有紗さんのことを見てきてそう思ったのかな。ただ、羽賀がそういうことを言うとは意外だ。
「何だ、羽賀。お前、もしかして浅野さんのことが気になっているのか? 一緒に捜査していたそうじゃねえか」
「……浅野さんは仕事では真面目だが、どこで妄想の引き金を引くことになってしまうのかが恐ろしい。悪い人でないことは分かっているが……」
「俺も浅野さんはタイプじゃねえな。月村さんの方がタイプだし……って、あれか! 氷室が朝比奈ちゃんと結婚するってことは、月村さんはフリーなのか!」
再び岡村は「イェーイ!」と叫ぶ。本当にいちいちうるさい男だな。
まあ、有紗さんは岡村のことには全く興味がなさそうだったし、僕と美来が別れたらすぐに僕の彼女になると宣言したし、しばらくは誰かと付き合うことはないんじゃないかな。よっぽどの出会いがないかぎり。
「まさか、氷室が最初に結婚を決めるとはなぁ。絶対に俺が最初だと思ったんだけど」
「しかし、氷室は美来さんと10年前に出会い、プロポーズされていたではないか。氷室が最初なのは当然の結果かもしれない」
「ということは、俺と羽賀はその重要な場に居合わせていたってことか!」
「忘れていたくせに何を言っているんだか。貴様、あのときは早く次のアトラクションに行きたいと不機嫌そうだったではないか」
「まあ、それはそれ! これはこれだ!」
「まったく、貴様は大人になっても調子のいい男だな。それもお前らしいが」
羽賀は静かに笑いながら日本酒を呑む。
まあ、気は早いけど、結婚式の時には僕と美来の出会いの場に居合わせた羽賀と岡村にスピーチしてもらおうかな。いや、羽賀だけの方が確実か。
「氷室! 職が見つからなかったら、俺のいるところに来いよ! 俺でもできる仕事なんだから、氷室になら絶対できると思うぜ! ただし、体力があれば!」
「か、考えておくよ」
体力はあまりないし、体育の成績もあまり良くなかったからなぁ。あと、僕、高いところはあまり得意じゃないので、建築や土木関係の仕事には向かないだろう。
「やはり、これまでと同じIT関連の企業を考えているのか?」
「そうだね。情報系の国家資格はいくつか持っているから、それを上手く使って転職できればいいなって思ってる」
新卒採用での就職活動でも資格は大いに役立ったので、転職活動のときにも役立つと信じたい。1年ちょっとだけど実務経験もあるし。
「今の会社を退職するまで半月はあるから、転職活動に備えて今はゆっくりと休むことにするよ」
「そうか。頑張れ、氷室」
「応援してるぜ!」
「ああ、ありがとう」
まったく、人生どうなるか分からないもんだな。良い方にも、悪い方にも。
ただ、今後は少しでもいい方向に歩いていけるように頑張らないと。僕には朝比奈美来という愛する人がいるのだから。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
妻がエロくて死にそうです
菅野鵜野
大衆娯楽
うだつの上がらないサラリーマンの士郎。だが、一つだけ自慢がある。
美しい妻、美佐子だ。同じ会社の上司にして、できる女で、日本人離れしたプロポーションを持つ。
こんな素敵な人が自分のようなフツーの男を選んだのには訳がある。
それは……
限度を知らない性欲モンスターを妻に持つ男の日常
ルピナス
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の藍沢直人は後輩の宮原彩花と一緒に、学校の寮の2人部屋で暮らしている。彩花にとって直人は不良達から救ってくれた大好きな先輩。しかし、直人にとって彩花は不良達から救ったことを機に一緒に住んでいる後輩の女の子。直人が一定の距離を保とうとすることに耐えられなくなった彩花は、ある日の夜、手錠を使って直人を束縛しようとする。
そして、直人のクラスメイトである吉岡渚からの告白をきっかけに直人、彩花、渚の恋物語が激しく動き始める。
物語の鍵は、人の心とルピナスの花。たくさんの人達の気持ちが温かく、甘く、そして切なく交錯する青春ラブストーリーシリーズ。
※特別編-入れ替わりの夏-は『ハナノカオリ』のキャラクターが登場しています。
※1日3話ずつ更新する予定です。
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
アニラジロデオ ~夜中に声優ラジオなんて聴いてないでさっさと寝な!
坪庭 芝特訓
恋愛
女子高生の零児(れいじ 黒髪アーモンドアイの方)と響季(ひびき 茶髪眼鏡の方)は、深夜の声優ラジオ界隈で暗躍するネタ職人。
零児は「ネタコーナーさえあればどんなラジオ番組にも現れ、オモシロネタを放り込む」、響季は「ノベルティグッズさえ貰えればどんなラジオ番組にもメールを送る」というスタンスでそれぞれネタを送ってきた。
接点のなかった二人だが、ある日零児が献結 (※10代の子限定の献血)ルームでラジオ番組のノベルティグッズを手にしているところを響季が見つける。
零児が同じネタ職人ではないかと勘付いた響季は、献結ルームの職員さん、看護師さん達の力も借り、なんとかしてその証拠を掴みたい、彼女のラジオネームを知りたいと奔走する。
ここから第四部その2⇒いつしか響季のことを本気で好きになっていた零児は、その熱に浮かされ彼女の核とも言える面白さを失いつつあった。
それに気付き、零児の元から走り去った響季。
そして突如舞い込む百合営業声優の入籍話と、みんな大好きプリント自習。
プリントを5分でやっつけた響季は零児とのことを柿内君に相談するが、いつしか話は今や親友となった二人の出会いと柿内君の過去のこと、更に零児と響季の実験の日々の話へと続く。
一学年上の生徒相手に、お笑い営業をしていた少女。
夜の街で、大人相手に育った少年。
危うい少女達の告白百人組手、からのKissing図書館デート。
その少女達は今や心が離れていた。
ってそんな話どうでもいいから彼女達の仲を修復する解決策を!
そうだVogue対決だ!
勝った方には当選したけど全く行く気のしない献結啓蒙ライブのチケットをプレゼント!
ひゃだ!それってとってもいいアイデア!
そんな感じでギャルパイセンと先生達を巻き込み、ハイスクールがダンスフロアに。
R15指定ですが、高濃度百合分補給のためにたまにそういうのが出るよというレベル、かつ欠番扱いです。
読み飛ばしてもらっても大丈夫です。
検索用キーワード
百合ん百合ん女子高生/よくわかる献血/ハガキ職人講座/ラジオと献血/百合声優の結婚報告/プリント自習/処世術としてのオネエキャラ/告白タイム/ギャルゲー収録直後の声優コメント/雑誌じゃない方のVOGUE/若者の缶コーヒー離れ
私の大好きな彼氏はみんなに優しい
hayama_25
恋愛
柊先輩は私の自慢の彼氏だ。
柊先輩の好きなところは、誰にでも優しく出来るところ。
そして…
柊先輩の嫌いなところは、誰にでも優しくするところ。
10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ
桜庭かなめ
恋愛
高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。
あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。
3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。
出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!
※特別編4が完結しました!(2024.8.2)
※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる