18 / 54
第17話『胃を掴まれる』
しおりを挟む
7月10日、水曜日。
ゆっくりと目を覚ますと、エリカさんやリサさんの姿は……当然なかった。
エリカさんの匂いが若干残っている程度なので、俺が眠った後にエリカさんが眠りに来たことはないだろう。
寝室を出ると、リビングの方からエリカさんとリサさんの話し声が聞こえるな。2人はもう起きているのか。
顔を洗って、歯を磨いた後、俺はリビングへと向かう。すると、中には部屋着姿のエリカさんと、メイド服姿のリサさんがいた。
「おはよう、宏斗さん」
「……おはようございます。風見様」
「おはようございます、エリカさん、リサさん」
エリカさんは優しげな笑みを浮かべながら、リサさんはどこか気に食わない様子でそれぞれ俺に挨拶をしてくれた。
「風見様、そこに座っていてください。……ちょ、朝食を用意しますので」
「ありがとうございます」
リサさんは台所の方に向かった。
昨日は俺の夕食を作らなかったのに、いったい何があったんだろう。そんなことを考えながら、俺は椅子に座った。
「昨日、宏斗さんがメッセージをくれた後に、リサやお母さんと3人で宏斗さんのことについて話し合ったの。私が宏斗さんとここで暮らし始めてからのことを説明して、その内容にリサが意見してね」
「そうだったんですか。それで、ルーシーさんはどんなことを言っていましたか?」
「リサが宏斗さんのことを厭らしい人だと考えてしまうのも理解はできるって」
「そうですか……」
一緒に寝たり、お風呂に入ったり、耳やしっぽを触ったり、頬にキスをしたり。人によっては、それを厭らしいと捉えてしまうのだろう。
「ただ、出会って間もないし、宏斗さんのことをもう少し知ってから、本当に厭らしい人なのかどうか考えてみてもいいんじゃないかって。あと、お母さんは宏斗さんのことを悪い人じゃないって考えているみたいだけれど」
「エリカさんとルーシーさんがそう考えてくれることが、せめての救いだと思います。ただ、これからは気を付けないといけないですね」
「私は今まで通りでいいと思うけれどな。本当に嫌だと思ったら、そのときは嫌だってちゃんと言うから。そうすれば、宏斗さんは止めてくれるって信じているからね」
「……そうですか」
エリカさんの頭を撫でそうになったけれど、思い留まった。ただ、信じてくれることがたまらなく嬉しかったのだ。しかも、出会ってから数日ほどの異星人の女性が。
「あと、ここでお世話になっているのだから、私達を受け入れてくれた家主である宏斗さんに少しは奉仕しなさいってリサと私に命令してた」
「そうですか。ただ、無理強いしないようにしてください」
「うん」
俺もリサさんやエリカさんが家のことをしてくれるからといって、甘えてしまわないように気を付けないと。
「お、お待たせしました。風見様」
すると、リサさんが朝食を乗せたお盆を持ってリビングにやってきた。ルーシーさんからの命令に不服を抱いているのか、ムスッとした表情だ。
朝食はご飯、豆腐とわかめの味噌汁、玉子焼きか。ご飯と味噌汁はもちろんだけど、玉子焼きはとても黄色く、ふんわりとしていて美味しそうだ。ただ、俺が食べるので味がおかしい可能性は捨てきれない。
「どうぞ、お召し上がりくださいませ」
睨みながらそう言われると、美味しいご飯も美味しくなくなっちゃうよ。ただ、一日かそこらで俺に対する印象は変わらないよな。
とりあえず、朝食をいただこう。
「いただきます」
さっそく、味噌汁を一口飲む。温かいから身に沁みるなぁ。だしが利いていて美味しい。
「味噌汁、とても美味しいですよ」
「当然です。台所にあった粉末のだしを使いましたからね」
「……なるほど」
そのだしは、俺も味噌汁や煮物を作るときなどに使っているけれど。
次は一番気になっている玉子焼きをいただくことにしよう。箸で一口サイズに切って口の中に入れる。
「うん! これは美味しいですよ!」
ふんわりとした食感に、玉子の優しい甘み。今まで食べてきた玉子焼きの中でも指折りの美味しさだと思う。
「ダイマ王星にも似たようなお料理がありますからね。それを100年以上作っていますから、美味しくできて当然なのです」
ふふん、とリサさんはドヤ顔を浮かべている。しっぽも激しく振っているし。当然と言いながら、本当はとても嬉しかったりして。あと、俺に対して初めて笑顔を見せてくれた気がする。
「リサはお料理上手だからね。さすがだね。私が作った料理では宏斗さんがここまでの反応を見せなかったもん。もちろん、美味しいって言ってくれるけれど」
「なるほど。せっかく地球に住み始めたのですから、本場で地球の料理を一緒に勉強していきましょう、エリカ様。そうして、風見様の胃袋を掴み、私達に従わせるのです」
「従わせる必要はないと思うけれど、料理は重要だよね」
胃袋を掴むということは、これからも俺に料理を作ってくれるということか。それが嬉しいと思うなんて、ある意味で2人に既に胃袋を掴まれている気がする。
ただ、この朝食はとても美味しい。昨日のお昼から何も食べていなかったこともあって箸が進む。
「……美味しかった。ごちそうさまでした」
「食べるのが風見様でも嬉しくなるくらいの食べっぷりでしたね」
「もっと素直になればいいのに、リサ」
「ははっ、リサさんが俺に朝食を作ってくれて嬉しかったです。ありがとうございます。これで今日の仕事を頑張ることができそうです」
「……そうですか。せいぜい頑張ってください。仕事に支障が出たら、多くの方に迷惑をかけてしまいますから」
「今日もお仕事を無理せずに頑張ってね、宏斗さん」
「ありがとうございます」
刺々しい言葉選びだけれど、昨日に比べたらリサさんとの距離が少しは縮まったのかなと思う。この調子でリサさんともっと話せるようになれば幸いだ。
朝食を食べ終わった俺は寝室に戻ってスーツに着替える。そういえば、昨日は夕食がなかったけれど、洗濯はしてくれていたな。
身支度をして寝室を出ると、玄関の近くにエリカさんとリサさんの姿が。
「いってらっしゃい、宏斗さん。お仕事頑張ってね」
「……いってらっしゃいませ、風見様」
「いってきます、エリカさん、リサさん」
笑顔で手を振るエリカさんと、俺が家からいなくなるからなのか落ち着いた様子見せるリサさんに見送られながら俺は出勤をするのであった。
十分な睡眠とリサさんの作ってくれた朝食のおかげで、今日は仕事に集中できるようになった。寝ることと食事をすることの大切さを、27歳で改めて思い知る。
「宏斗先輩、元気になりましたね。本当に安心しました」
「昨日は心配かけちゃってごめんね。愛実ちゃんの言うように、昨日はかなり早く寝たから元気になったよ。朝ご飯も食べられたし」
「それなら良かったです。……あの、宏斗先輩が少しでも元気になればいいなと思って、あたし、玉子焼きを作ってきたんです。お昼にいかがですか?」
「うん、いただくよ。ありがとう、愛実ちゃん」
「はい!」
俺のことを心配して料理を作ってくれるなんて。とても優しい子だな。
昼食には愛実ちゃんの作った玉子焼きを食べた。昨日はかなり調子が悪かった俺のことを考えてなのか、今朝のリサさんの玉子焼きに比べてかなり甘かったけれど、これはこれで美味しいなと思うのであった。
ゆっくりと目を覚ますと、エリカさんやリサさんの姿は……当然なかった。
エリカさんの匂いが若干残っている程度なので、俺が眠った後にエリカさんが眠りに来たことはないだろう。
寝室を出ると、リビングの方からエリカさんとリサさんの話し声が聞こえるな。2人はもう起きているのか。
顔を洗って、歯を磨いた後、俺はリビングへと向かう。すると、中には部屋着姿のエリカさんと、メイド服姿のリサさんがいた。
「おはよう、宏斗さん」
「……おはようございます。風見様」
「おはようございます、エリカさん、リサさん」
エリカさんは優しげな笑みを浮かべながら、リサさんはどこか気に食わない様子でそれぞれ俺に挨拶をしてくれた。
「風見様、そこに座っていてください。……ちょ、朝食を用意しますので」
「ありがとうございます」
リサさんは台所の方に向かった。
昨日は俺の夕食を作らなかったのに、いったい何があったんだろう。そんなことを考えながら、俺は椅子に座った。
「昨日、宏斗さんがメッセージをくれた後に、リサやお母さんと3人で宏斗さんのことについて話し合ったの。私が宏斗さんとここで暮らし始めてからのことを説明して、その内容にリサが意見してね」
「そうだったんですか。それで、ルーシーさんはどんなことを言っていましたか?」
「リサが宏斗さんのことを厭らしい人だと考えてしまうのも理解はできるって」
「そうですか……」
一緒に寝たり、お風呂に入ったり、耳やしっぽを触ったり、頬にキスをしたり。人によっては、それを厭らしいと捉えてしまうのだろう。
「ただ、出会って間もないし、宏斗さんのことをもう少し知ってから、本当に厭らしい人なのかどうか考えてみてもいいんじゃないかって。あと、お母さんは宏斗さんのことを悪い人じゃないって考えているみたいだけれど」
「エリカさんとルーシーさんがそう考えてくれることが、せめての救いだと思います。ただ、これからは気を付けないといけないですね」
「私は今まで通りでいいと思うけれどな。本当に嫌だと思ったら、そのときは嫌だってちゃんと言うから。そうすれば、宏斗さんは止めてくれるって信じているからね」
「……そうですか」
エリカさんの頭を撫でそうになったけれど、思い留まった。ただ、信じてくれることがたまらなく嬉しかったのだ。しかも、出会ってから数日ほどの異星人の女性が。
「あと、ここでお世話になっているのだから、私達を受け入れてくれた家主である宏斗さんに少しは奉仕しなさいってリサと私に命令してた」
「そうですか。ただ、無理強いしないようにしてください」
「うん」
俺もリサさんやエリカさんが家のことをしてくれるからといって、甘えてしまわないように気を付けないと。
「お、お待たせしました。風見様」
すると、リサさんが朝食を乗せたお盆を持ってリビングにやってきた。ルーシーさんからの命令に不服を抱いているのか、ムスッとした表情だ。
朝食はご飯、豆腐とわかめの味噌汁、玉子焼きか。ご飯と味噌汁はもちろんだけど、玉子焼きはとても黄色く、ふんわりとしていて美味しそうだ。ただ、俺が食べるので味がおかしい可能性は捨てきれない。
「どうぞ、お召し上がりくださいませ」
睨みながらそう言われると、美味しいご飯も美味しくなくなっちゃうよ。ただ、一日かそこらで俺に対する印象は変わらないよな。
とりあえず、朝食をいただこう。
「いただきます」
さっそく、味噌汁を一口飲む。温かいから身に沁みるなぁ。だしが利いていて美味しい。
「味噌汁、とても美味しいですよ」
「当然です。台所にあった粉末のだしを使いましたからね」
「……なるほど」
そのだしは、俺も味噌汁や煮物を作るときなどに使っているけれど。
次は一番気になっている玉子焼きをいただくことにしよう。箸で一口サイズに切って口の中に入れる。
「うん! これは美味しいですよ!」
ふんわりとした食感に、玉子の優しい甘み。今まで食べてきた玉子焼きの中でも指折りの美味しさだと思う。
「ダイマ王星にも似たようなお料理がありますからね。それを100年以上作っていますから、美味しくできて当然なのです」
ふふん、とリサさんはドヤ顔を浮かべている。しっぽも激しく振っているし。当然と言いながら、本当はとても嬉しかったりして。あと、俺に対して初めて笑顔を見せてくれた気がする。
「リサはお料理上手だからね。さすがだね。私が作った料理では宏斗さんがここまでの反応を見せなかったもん。もちろん、美味しいって言ってくれるけれど」
「なるほど。せっかく地球に住み始めたのですから、本場で地球の料理を一緒に勉強していきましょう、エリカ様。そうして、風見様の胃袋を掴み、私達に従わせるのです」
「従わせる必要はないと思うけれど、料理は重要だよね」
胃袋を掴むということは、これからも俺に料理を作ってくれるということか。それが嬉しいと思うなんて、ある意味で2人に既に胃袋を掴まれている気がする。
ただ、この朝食はとても美味しい。昨日のお昼から何も食べていなかったこともあって箸が進む。
「……美味しかった。ごちそうさまでした」
「食べるのが風見様でも嬉しくなるくらいの食べっぷりでしたね」
「もっと素直になればいいのに、リサ」
「ははっ、リサさんが俺に朝食を作ってくれて嬉しかったです。ありがとうございます。これで今日の仕事を頑張ることができそうです」
「……そうですか。せいぜい頑張ってください。仕事に支障が出たら、多くの方に迷惑をかけてしまいますから」
「今日もお仕事を無理せずに頑張ってね、宏斗さん」
「ありがとうございます」
刺々しい言葉選びだけれど、昨日に比べたらリサさんとの距離が少しは縮まったのかなと思う。この調子でリサさんともっと話せるようになれば幸いだ。
朝食を食べ終わった俺は寝室に戻ってスーツに着替える。そういえば、昨日は夕食がなかったけれど、洗濯はしてくれていたな。
身支度をして寝室を出ると、玄関の近くにエリカさんとリサさんの姿が。
「いってらっしゃい、宏斗さん。お仕事頑張ってね」
「……いってらっしゃいませ、風見様」
「いってきます、エリカさん、リサさん」
笑顔で手を振るエリカさんと、俺が家からいなくなるからなのか落ち着いた様子見せるリサさんに見送られながら俺は出勤をするのであった。
十分な睡眠とリサさんの作ってくれた朝食のおかげで、今日は仕事に集中できるようになった。寝ることと食事をすることの大切さを、27歳で改めて思い知る。
「宏斗先輩、元気になりましたね。本当に安心しました」
「昨日は心配かけちゃってごめんね。愛実ちゃんの言うように、昨日はかなり早く寝たから元気になったよ。朝ご飯も食べられたし」
「それなら良かったです。……あの、宏斗先輩が少しでも元気になればいいなと思って、あたし、玉子焼きを作ってきたんです。お昼にいかがですか?」
「うん、いただくよ。ありがとう、愛実ちゃん」
「はい!」
俺のことを心配して料理を作ってくれるなんて。とても優しい子だな。
昼食には愛実ちゃんの作った玉子焼きを食べた。昨日はかなり調子が悪かった俺のことを考えてなのか、今朝のリサさんの玉子焼きに比べてかなり甘かったけれど、これはこれで美味しいなと思うのであった。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。
懐妊を告げずに家を出ます。最愛のあなた、どうかお幸せに。
梅雨の人
恋愛
最愛の夫、ブラッド。
あなたと共に、人生が終わるその時まで互いに慈しみ、愛情に溢れる時を過ごしていけると信じていた。
その時までは。
どうか、幸せになってね。
愛しい人。
さようなら。
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
心の声が聞こえる私は、婚約者から嫌われていることを知っている。
木山楽斗
恋愛
人の心の声が聞こえるカルミアは、婚約者が自分のことを嫌っていることを知っていた。
そんな婚約者といつまでも一緒にいるつもりはない。そう思っていたカルミアは、彼といつか婚約破棄すると決めていた。
ある時、カルミアは婚約者が浮気していることを心の声によって知った。
そこで、カルミアは、友人のロウィードに協力してもらい、浮気の証拠を集めて、婚約者に突きつけたのである。
こうして、カルミアは婚約破棄して、自分を嫌っている婚約者から解放されるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる