上 下
101 / 116
特別編3

プロローグ『おっぱいって最高だわ』

しおりを挟む
特別編3



 6月19日、月曜日。
 月曜日があまり好きじゃない友達は結構いる。週末の休みが終わって、一週間の学校生活が始まるから、その気持ちは分かる。
 ただ、私・井上萌音いのうえもねにとっては、月曜日は結構好きな曜日だ。

「千尋。おはよう」
「おはよう、萌音」
「……さっそく、おっぱい……いい?」
「あははっ、いいよ」

 そう。学校で中学時代からの親友・佐伯千尋さえきちひろをはじめ、何人もの女子の友達の胸を堪能することができるからだ。休日にも親友や友達と遊んで、その際に胸を堪能することもあるけど、学校にいるときほど多くの友達の胸は堪能できないし。友達の中には金曜日以来に堪能する胸もあるから、月曜日は好きな曜日なの。

「あぁ……今日も千尋のおっぱいいいわ」

 千尋の胸を軽く揉み、顔を埋め、何度かスリスリして私は千尋の胸の感想を言う。
 千尋の胸はDカップあるから、制服越しでもなかなかの柔らかさを感じられる。梅雨の時期になって蒸し暑いけど、教室は涼しいから千尋の温もりがとても心地良くて。朝練をしてからそこまで時間が経っていないからか、千尋の匂いだけじゃなくて、汗拭きシートの石鹸の爽やかないい匂いもして。気持ちが癒やされるわ。

「あははっ。ありがとね、萌音」

 笑いながらそう言うと、私の頭にポンポンと叩かれた感触が。きっと、千尋が私の頭を優しく叩いてくれているのだろう。

「今日も登校してすぐに千尋のおっぱいを堪能できて幸せよ」
「あははっ。中学の頃から、萌音は登校してくると最初にあたしの胸に飛び込んでくるもんね」

 中学時代から、千尋は女子バスケ部に入っていて朝練がある。だから、私が登校すると、大抵は千尋が教室にいる。なので、教室に入ると、まずは千尋の胸を堪能することが多い。
 ちなみに、定期試験前で部活動が禁止されているときは、家の近所で千尋と待ち合わせて登校する際に千尋の胸を堪能する。だから、学校生活の始まりの胸は千尋の胸といってもいいくらい。
 それから少しの間、千尋の胸を堪能した。

「あぁ、今日も良かったわ。ありがとう、千尋」
「いえいえ」

 千尋は快活な笑顔でそう言ってくれた。
 その後は何人もの女子の胸を堪能していく。大きさや柔らかさも違うけど、どの胸もいい感じ。個人的には大きくて柔らかい胸が特に好きだけど、小さな胸も好き。みんな違ってみんないい。友人達の胸の感触やいい匂いに癒やされる。
 胸を堪能させてくれる友達が何人もいる私は幸せ者だ。みんなに感謝。
 友人達の胸を堪能した後、私は千尋と男子の友人の西山颯太にしやまそうた君と一緒に週末のこととかで雑談する。そして、

「おはよう、みんな」
「みなさん、おはようございます」

 高校入学時に出会った親友の長瀬優奈ながせゆうなと、友人の長瀬和真ながせかずま君が登校してきた。2人はラブラブな夫婦で、優奈の旧姓は有栖川ありすがわ。手を繋いで笑顔で登校してきたし、今日もラブラブなようで何より。そんなことを考えながら、千尋や西山君と一緒に「おはよう」と挨拶した。
 半袖のブラウスにベストという格好だから、制服越しでも優奈のFカップの胸はかなりの存在感を放っている。あぁ……今すぐにあの胸に飛び込んで顔を埋めたい。最後に優奈の胸を堪能したのは金曜日だから。

「ねえ、優奈。さっそく……おっぱいを堪能させて?」
「いいですよ、萌音ちゃん」
「ありがとう」

 優しい笑顔で快諾してくれる優奈はまるで聖母のようだ。
 私は優奈の胸を何度か揉んだ後、優奈のことを抱きしめる。抱きしめる流れで優奈の胸に顔を埋める。制服越しだけど、優奈の胸の柔らかさを顔で受けた。

「あぁ……今日も優奈のおっぱいいいわぁ。癒やされる」
「それは良かったです」

 優奈のそんな言葉が聞こえた瞬間、私の頭に優しい感触が。きっと、優奈が私の頭を優しく撫でてくれているのだろう。
 それにしても、制服越しでも優奈の胸はとても柔らかくて気持ちいいわ。顔をスリスリするとより気持ち良くて。女子達の胸はみな素晴らしいけど、優奈の胸は格別。やっぱり殿堂入りだわ、この胸。優奈の甘い匂いがするし、優奈が頭を優しく撫でてくれるから本当に癒やされる。ここが桃源郷と言っていいくらい。
 最近の優奈の胸は今まで以上にいい感触で。大きくなってきた感じもする。長瀬君と結婚して、最後までするほどにラブラブイチャイチャしているからかしら。優奈の胸をよりよいものにしてくれ、優奈が人妻になっても私が胸を堪能することを許してくれた長瀬君は本当にいい人だわ。
 少しして、私は優奈の胸から顔を離して、優奈のことを見上げる。

「優奈、ありがとう。優奈の素晴らしいおっぱいも堪能できたから、今日の学校生活も頑張れそう」
「ふふっ。そうですか」

 優奈は優しい笑顔でそう言ってくれる。

「ははっ、萌音らしい」
「そうだな、佐伯さん」
「お決まりの恒例だもんな」

 千尋も長瀬君も西山君も朗らかな笑顔でそう言う。この5人で話すようになった頃からずっと、3人の前で優奈の胸を堪能しているからね。
 優奈に言ったように、この素晴らしい胸のおかげで今日の学校生活を頑張れそう。もちろん、千尋達の胸のおかげでもね。
 女の子のおっぱいは幸せな気持ちにさせてくれたり、日々の生活に活力を与えたりしてくれる。ほんと、おっぱいって最高だわ。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

高嶺の花の高嶺さんに好かれまして。

桜庭かなめ
恋愛
 高校1年生の低田悠真のクラスには『高嶺の花』と呼ばれるほどの人気がある高嶺結衣という女子生徒がいる。容姿端麗、頭脳明晰、品行方正な高嶺さんは男女問わずに告白されているが全て振っていた。彼女には好きな人がいるらしい。  ゴールデンウィーク明け。放課後にハンカチを落としたことに気付いた悠真は教室に戻ると、自分のハンカチの匂いを嗅いで悶える高嶺さんを見つける。その場で、悠真は高嶺さんに好きだと告白されるが、付き合いたいと思うほど好きではないという理由で振る。  しかし、高嶺さんも諦めない。悠真に恋人も好きな人もいないと知り、 「絶対、私に惚れさせてみせるからね!」  と高らかに宣言したのだ。この告白をきっかけに、悠真は高嶺さんと友達になり、高校生活が変化し始めていく。  大好きなおかずを作ってきてくれたり、バイト先に来てくれたり、放課後デートをしたり、朝起きたら笑顔で見つめられていたり。高嶺の花の高嶺さんとの甘くてドキドキな青春学園ラブコメディ!  ※2学期編3が完結しました!(2024.11.13)  ※お気に入り登録や感想、いいねなどお待ちしております。

10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ

桜庭かなめ
恋愛
 高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。  あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。  3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。  出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!  ※特別編4が完結しました!(2024.8.2)  ※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録や感想をお待ちしております。

恋人、はじめました。

桜庭かなめ
恋愛
 紙透明斗のクラスには、青山氷織という女子生徒がいる。才色兼備な氷織は男子中心にたくさん告白されているが、全て断っている。クールで笑顔を全然見せないことや銀髪であること。「氷織」という名前から『絶対零嬢』と呼ぶ人も。  明斗は半年ほど前に一目惚れしてから、氷織に恋心を抱き続けている。しかし、フラれるかもしれないと恐れ、告白できずにいた。  ある春の日の放課後。ゴミを散らしてしまう氷織を見つけ、明斗は彼女のことを助ける。その際、明斗は勇気を出して氷織に告白する。 「これまでの告白とは違い、胸がほんのり温かくなりました。好意からかは分かりませんが。断る気にはなれません」 「……それなら、俺とお試しで付き合ってみるのはどうだろう?」  明斗からのそんな提案を氷織が受け入れ、2人のお試しの恋人関係が始まった。  一緒にお昼ご飯を食べたり、放課後デートしたり、氷織が明斗のバイト先に来たり、お互いの家に行ったり。そんな日々を重ねるうちに、距離が縮み、氷織の表情も少しずつ豊かになっていく。告白、そして、お試しの恋人関係から始まる甘くて爽やかな学園青春ラブコメディ!  ※特別編8が完結しました!(2024.7.19)  ※小説家になろう(N6867GW)、カクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、感想などお待ちしています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

身体だけの関係です‐原田巴について‐

みのりすい
恋愛
原田巴は高校一年生。(ボクっ子) 彼女には昔から尊敬している10歳年上の従姉がいた。 ある日巴は酒に酔ったお姉ちゃんに身体を奪われる。 その日から、仲の良かった二人の秒針は狂っていく。 毎日19時ごろ更新予定 「身体だけの関係です 三崎早月について」と同一世界観です。また、1~2話はそちらにも投稿しています。今回分けることにしましたため重複しています。ご迷惑をおかけします。 良ければそちらもお読みください。 身体だけの関係です‐三崎早月について‐ https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/500699060

クラスの双子と家族になりました。~俺のタメにハーレム作るとか言ってるんだがどうすればいい?~

いーじーしっくす
恋愛
ハーレムなんて物語の中の事。自分なんかには関係ないと思っていた──。 橋本悠聖は普通のちょっとポジティブな陰キャ。彼女は欲しいけど自ら動くことはなかった。だがある日、一人の美少女からの告白で今まで自分が想定した人生とは大きくかわっていく事になった。 悠聖に告白してきた美少女である【中村雪花】。彼女がした告白は嘘のもので、父親の再婚を止めるために付き合っているフリをしているだけの約束…の、はずだった。だが、だんだん彼に心惹かれて付き合ってるフリだけじゃ我慢できなくなっていく。 互いに近づく二人の心の距離。更には過去に接点のあった雪花の双子の姉である【中村紗雪】の急接近。冷たかったハズの実の妹の【奈々】の危険な誘惑。幼い頃に結婚の約束をした従姉妹でもある【睦月】も強引に迫り、デパートで助けた銀髪の少女【エレナ】までもが好意を示し始める。 そんな彼女達の歪んだ共通点はただ1つ。 手段を問わず彼を幸せにすること。 その為だけに彼女達は周りの事など気にせずに自分の全てをかけてぶつかっていく! 選べなければ全員受け入れちゃえばいいじゃない! 真のハーレムストーリー開幕! この作品はカクヨム等でも公開しております。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件

桜 偉村
恋愛
 別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。  後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。  全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。  練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。  武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。  だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。  そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。  武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。  しかし、そこに香奈が現れる。  成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。 「これは警告だよ」 「勘違いしないんでしょ?」 「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」 「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」  甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……  オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕! ※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。 「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。 【今後の大まかな流れ】 第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。 第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません! 本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに! また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます! ※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。 少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです! ※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。 ※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。

処理中です...