硝子の街に、閉じ込めて

「涼香のいいところは、俺が一番よく知ってるよ」

現場で出会った作業着姿の男は、
著名な建築家の月村龍之介だった。

澤田涼香は生きるのが下手くそで、不器用な
冴えない普通のOL。

同棲していた彼氏に浮気され、家をなくしたところに
龍之介から同居と秘書転職を提案される。


出会ったばかりのはずなのに、何故か惹かれ合う。

次第に紐解かれる過去と、交錯する現在。

運命はまるでガラス細工のように、
繊細に絡み合っていく。

※暴力的、性的な描写があります。#でお知らせします。
※表紙にAI生成画像を使用しています。