2 / 2
田舎町の千奈ちゃんと猫のニナと犬のチロ
2
しおりを挟む
さて、日向ぼっこしつつ見守る私。
黒に靴下履いてる柄の猫であるニナ。
千奈より五つ歳上。
チロより三つ歳上で、九歳になるの。
このうちで私が一番のお姉さん。
よく泣く子だった千奈の寝かし付けにはしっぽを犠牲にしたものだし、寝返りのきっかけもハイハイの原動力も私とチロが居たからよ?
すっかり子育てした感じなんだから。
今日も気をつけないと、二人は大変なことになるからしっかりみてなくては。
あぁ、言ってる側からあの二人。
二日前の雨の名残りの水たまりに突進しかけているわ。
はぁ、手間のかかること。
「ナーン!」
ほら、私が強めに鳴くと二人は足を止めるのよ。
これも、私なりの教育のおかげね。
さぁ、私が見つけた春を教えてあげましょうね。
「ニナ! なにか見つけたの?」
よしよし、千奈がこっちに興味を持ったわね。
ほらほら、こっちよ。
「ニャー!」
私の鳴き声に千奈とチロが駆け寄ってくるから私が見つけた春を見せると、二人はそれを見つけて目を輝かせたわ。
「ケロロ、ケロロ」
私が見つけたのは、雨蛙よ。
冬眠から目覚めたのね。
「わぁ、緑の小さなカエル!」
千奈は興味津々で見つめているわ。
ふふ、今日も我が家は平和よね。
こうして、日々千奈ちゃんとチロとニナの一人と二匹は暮らしています。
黒に靴下履いてる柄の猫であるニナ。
千奈より五つ歳上。
チロより三つ歳上で、九歳になるの。
このうちで私が一番のお姉さん。
よく泣く子だった千奈の寝かし付けにはしっぽを犠牲にしたものだし、寝返りのきっかけもハイハイの原動力も私とチロが居たからよ?
すっかり子育てした感じなんだから。
今日も気をつけないと、二人は大変なことになるからしっかりみてなくては。
あぁ、言ってる側からあの二人。
二日前の雨の名残りの水たまりに突進しかけているわ。
はぁ、手間のかかること。
「ナーン!」
ほら、私が強めに鳴くと二人は足を止めるのよ。
これも、私なりの教育のおかげね。
さぁ、私が見つけた春を教えてあげましょうね。
「ニナ! なにか見つけたの?」
よしよし、千奈がこっちに興味を持ったわね。
ほらほら、こっちよ。
「ニャー!」
私の鳴き声に千奈とチロが駆け寄ってくるから私が見つけた春を見せると、二人はそれを見つけて目を輝かせたわ。
「ケロロ、ケロロ」
私が見つけたのは、雨蛙よ。
冬眠から目覚めたのね。
「わぁ、緑の小さなカエル!」
千奈は興味津々で見つめているわ。
ふふ、今日も我が家は平和よね。
こうして、日々千奈ちゃんとチロとニナの一人と二匹は暮らしています。
0
お気に入りに追加
2
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
My Doctor
west forest
恋愛
#病気#医者#喘息#心臓病#高校生
病気系ですので、苦手な方は引き返してください。
初めて書くので読みにくい部分、誤字脱字等あると思いますが、ささやかな目で見ていただけると嬉しいです!
主人公:篠崎 奈々 (しのざき なな)
妹:篠崎 夏愛(しのざき なつめ)
医者:斎藤 拓海 (さいとう たくみ)
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる