27 / 34
まとまり、落ち着き大団円?~終わりよければすべてよし!幸せはすぐ近くに~
2
しおりを挟む
そうして聞くと、木島部長、同じ部内の私とお付き合い!
お付き合い所か結婚だ!とかなってるらしい。
まぁ、間違ってないけども。
「これから、大変よ!」
と言う美咲に同調するように頷く山野辺さん。
「なにが?」
そう聞き返そうとした矢先
「ちょっと、伊月さん。小耳に挟んだお話について聞きたいんだけど、良いかしら?」
と来たのは私より上で、和臣さんよりは数期下の総務のお姉様軍団。
このメンバーはサイボーグ部長のファンメンバーである。
うわー、めんどくさいと言うのがありありと私の顔に出たのか、向かいで美咲が吹き出した。
「美咲、汚い」
そう言って台布巾を渡して、私は総務の軍団に向き直り一言告げた。
「全く良くないので、聞きたいことはサイボーグ部長本人に聞いてください。私は一切答えません」
そう、サラっとさも当たり前のように言えば。
そんな返しをされるとは思ってなかったのだろう、お姉様軍団が驚き固まっている。
「そもそも、この噂の現況というか原因ってうちの部長ですよね?なぜ、本人に聞かずに噂相手にされた私に聞きに来るんです?問い質したい内容なら本人捕まえて聞くのが一番ですよね?私に聞かないで下さい」
スパッと言い切ってやると
「そうよねぇ、これ今日笑顔で会話してたから起きた事でしょ?本人捕まえて聞くのが一番だと私も思うわ」
とここで一番の先輩の山野辺さんまで私の援護射撃を出せばお姉様軍団は何も言えずにすごすごと下がっていった。
そんな矢先、社食の入口が騒がしくなる。
視線を向けたら和臣さんと専務の小池さんが二人で入ってくる所だった。
撤退しかけていた総務のお姉様軍団が一気にそちらに向かって行った。
うん、私は悪くないよ?
胎教によろしくなさそうじゃない?
うん。そうだ。
丸投げしても大丈夫だよね。
そう思って残りのご飯を食べだした時
「木島部長!お噂を聞いたんですが、営業部の伊月さんとお付き合いなさっているというのは本当ですか?」
うーわー。
この人が多い社食でそんなド直球で聞く?
はぁ、だから総務の女子達とは合わないんだな。
ものすっごいため息をついた私に
「千波ちゃん、これもう噂じゃなくて確定で流れるわね」
そう微笑んで言う山野辺さんに
「あの女子達も千波に勝てると思ってるのが間違いですよねぇ」
とボソッと言う美咲。
「本当にねぇ。そんなんだからほかの社員から煙たがられるのよ」
山野辺さん、辛辣ですけど正解です。
正直本当に面倒くさくて仕方ないです。
「えぇ、お付き合いというかもう、近々入籍予定ですが」
とはっきり答える和臣さん。
表情は無表情だけど、そこには言外にどこで何を聞いてきてんだ?というのがありありと分かる態度。
お姉様軍団は本人の口から決定打を聞いてもう、口あんぐりしてました。
ま、結婚するとは思ってなかったんでしょうね?
はぁ、これからまた疲れることになりそうだと私はまた深いため息をついた。
お付き合い所か結婚だ!とかなってるらしい。
まぁ、間違ってないけども。
「これから、大変よ!」
と言う美咲に同調するように頷く山野辺さん。
「なにが?」
そう聞き返そうとした矢先
「ちょっと、伊月さん。小耳に挟んだお話について聞きたいんだけど、良いかしら?」
と来たのは私より上で、和臣さんよりは数期下の総務のお姉様軍団。
このメンバーはサイボーグ部長のファンメンバーである。
うわー、めんどくさいと言うのがありありと私の顔に出たのか、向かいで美咲が吹き出した。
「美咲、汚い」
そう言って台布巾を渡して、私は総務の軍団に向き直り一言告げた。
「全く良くないので、聞きたいことはサイボーグ部長本人に聞いてください。私は一切答えません」
そう、サラっとさも当たり前のように言えば。
そんな返しをされるとは思ってなかったのだろう、お姉様軍団が驚き固まっている。
「そもそも、この噂の現況というか原因ってうちの部長ですよね?なぜ、本人に聞かずに噂相手にされた私に聞きに来るんです?問い質したい内容なら本人捕まえて聞くのが一番ですよね?私に聞かないで下さい」
スパッと言い切ってやると
「そうよねぇ、これ今日笑顔で会話してたから起きた事でしょ?本人捕まえて聞くのが一番だと私も思うわ」
とここで一番の先輩の山野辺さんまで私の援護射撃を出せばお姉様軍団は何も言えずにすごすごと下がっていった。
そんな矢先、社食の入口が騒がしくなる。
視線を向けたら和臣さんと専務の小池さんが二人で入ってくる所だった。
撤退しかけていた総務のお姉様軍団が一気にそちらに向かって行った。
うん、私は悪くないよ?
胎教によろしくなさそうじゃない?
うん。そうだ。
丸投げしても大丈夫だよね。
そう思って残りのご飯を食べだした時
「木島部長!お噂を聞いたんですが、営業部の伊月さんとお付き合いなさっているというのは本当ですか?」
うーわー。
この人が多い社食でそんなド直球で聞く?
はぁ、だから総務の女子達とは合わないんだな。
ものすっごいため息をついた私に
「千波ちゃん、これもう噂じゃなくて確定で流れるわね」
そう微笑んで言う山野辺さんに
「あの女子達も千波に勝てると思ってるのが間違いですよねぇ」
とボソッと言う美咲。
「本当にねぇ。そんなんだからほかの社員から煙たがられるのよ」
山野辺さん、辛辣ですけど正解です。
正直本当に面倒くさくて仕方ないです。
「えぇ、お付き合いというかもう、近々入籍予定ですが」
とはっきり答える和臣さん。
表情は無表情だけど、そこには言外にどこで何を聞いてきてんだ?というのがありありと分かる態度。
お姉様軍団は本人の口から決定打を聞いてもう、口あんぐりしてました。
ま、結婚するとは思ってなかったんでしょうね?
はぁ、これからまた疲れることになりそうだと私はまた深いため息をついた。
10
お気に入りに追加
317
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
隠れドS上司をうっかり襲ったら、独占愛で縛られました
加地アヤメ
恋愛
商品企画部で働く三十歳の春陽は、周囲の怒涛の結婚ラッシュに財布と心を痛める日々。結婚相手どころか何年も恋人すらいない自分は、このまま一生独り身かも――と盛大に凹んでいたある日、酔った勢いでクールな上司・千木良を押し倒してしまった!? 幸か不幸か何も覚えていない春陽に、全てなかったことにしてくれた千木良。だけど、不意打ちのように甘やかしてくる彼の思わせぶりな言動に、どうしようもなく心と体が疼いてしまい……。「どうやら私は、かなり独占欲が強い、嫉妬深い男のようだよ」クールな隠れドS上司をうっかりその気にさせてしまったアラサー女子の、甘すぎる受難!
社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。
美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛
らがまふぃん
恋愛
こちらは以前投稿いたしました、 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 の続編となっております。前作よりマイルドな作品に仕上がっておりますが、内面のダークさが前作よりはあるのではなかろうかと。こちらのみでも楽しめるとは思いますが、わかりづらいかもしれません。よろしかったら前作をお読みいただいた方が、より楽しんでいただけるかと思いますので、お時間の都合のつく方は、是非。時々予告なく残酷な表現が入りますので、苦手な方はお控えください。 *早速のお気に入り登録、しおり、エールをありがとうございます。とても励みになります。前作もお読みくださっている方々にも、多大なる感謝を! ※R5.7/23本編完結いたしました。たくさんの方々に支えられ、ここまで続けることが出来ました。本当にありがとうございます。ばんがいへんを数話投稿いたしますので、引き続きお付き合いくださるとありがたいです。この作品の前作が、お気に入り登録をしてくださった方が、ありがたいことに200を超えておりました。感謝を込めて、前作の方に一話、近日中にお届けいたします。よろしかったらお付き合いください。 ※R5.8/6ばんがいへん終了いたしました。長い間お付き合いくださり、また、たくさんのお気に入り登録、しおり、エールを、本当にありがとうございました。 ※R5.9/3お気に入り登録200になっていました。本当にありがとうございます(泣)。嬉しかったので、一話書いてみました。 ※R5.10/30らがまふぃん活動一周年記念として、一話お届けいたします。 ※R6.1/27美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛(前作) と、こちらの作品の間のお話し 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 始めました。お時間の都合のつく方は、是非ご一読くださると嬉しいです。
*らがまふぃん活動二周年記念として、R6.11/4に一話お届けいたします。少しでも楽しんでいただけますように。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる