13 / 34
サイボーグ部長が溺愛!?~肉食男子の本領発揮~
6
しおりを挟む
苦笑しながら言う部長に
「いいえ、ちゃんと和臣が説明してれば、驚かずに会話出来たでしょうに。こういうのは心構えが大事なのに!全く、男ってのは分かってないわね!」
その声は、遠慮なしにいっている。
気持ちいいほどにだ。
「和臣がごめんなさいね?お名前はなんておっしゃるのかしら?」
そう聞かれたので、
「伊月千波です。和臣さんと同じ会社の営業部で仕事をしています。よろしくお願いします」
そう頭を下げれば、
「まぁ、ご丁寧にありがとうございます。私は和臣の叔母の倉本八重子と言います。今日はゆっくりくつろいでいらしてね?旦那がいいもの出してくれるはずだから」
ニコニコと答えてくれた八重子さんはとっても可愛らしかった。
視線の先の厨房には八重子さんの旦那さんだろう板前さんが居た。
「一雄叔父さん、美味しそうなの適当に出してやってくれる?」
そう声をかけつつ、厨房前のカウンターに座る部長。
私も隣に座る。
「適当なんて言うんじゃないよ!まだまだだな、和臣」
部長もここでは子ども扱いみたい。
言われた言葉に少し不機嫌そう。
「伊月さんだったね?食べられないものや苦手なものはあるかい?」
そう優しく聞いてくれる叔父様に
「好き嫌いは無いので大丈夫です。アレルギーも無いですし」
ニコッと答えると
「じゃあ、取っておきの出してやるからな」
そう言って、調理に取り掛かる叔父様を見つつ、隣を窺うと
「とりあえず、食べてからな?」
そう言ってポンポンする。
好きなの?
ポンポン好きなの?
私も嫌なわけじゃないからいいけどね…
そうして出されたのは、伊勢海老にふろふき大根、つみれのお吸い物にナスの煮浸し、茶碗蒸し等の優しい味付けの和食。
どれもしっかり出汁をとってるから美味しい。
伊勢海老は豪華に茹でたあとに味噌塗って炙られていて本当に美味しかった。
「本当に美味しいです!」
その言葉に偽りはなくて、私は箸を止めることなく黙々と出された料理を食べた。
隣で部長もしっかり食べていた。
食べ終わって、一息ついた頃
「これはサービスだよ」
そう言って出してくれたのは、白玉団子のぜんざい。
抹茶のアイスも乗せられていた。
「わぁ!ありがとうございます」
ニコニコとそのお皿を受け取り、食べ始めた。
抹茶アイスは抹茶の味がしっかりしてて、甘さが控えられてるからあずきとの相性がいいし、白玉はモチモチで良い食感。
食べるそばからニコニコしてしまう。
そんな美味しいデザートだった。
「満足そうだな」
食べ終わった私を見て、ほっとしたような顔をする部長。
「それで、和食が食べたいとは言いました。すっごく美味しかったですが、身内の方のお店に行くならその事は言っといてくださいよ!」
「いいえ、ちゃんと和臣が説明してれば、驚かずに会話出来たでしょうに。こういうのは心構えが大事なのに!全く、男ってのは分かってないわね!」
その声は、遠慮なしにいっている。
気持ちいいほどにだ。
「和臣がごめんなさいね?お名前はなんておっしゃるのかしら?」
そう聞かれたので、
「伊月千波です。和臣さんと同じ会社の営業部で仕事をしています。よろしくお願いします」
そう頭を下げれば、
「まぁ、ご丁寧にありがとうございます。私は和臣の叔母の倉本八重子と言います。今日はゆっくりくつろいでいらしてね?旦那がいいもの出してくれるはずだから」
ニコニコと答えてくれた八重子さんはとっても可愛らしかった。
視線の先の厨房には八重子さんの旦那さんだろう板前さんが居た。
「一雄叔父さん、美味しそうなの適当に出してやってくれる?」
そう声をかけつつ、厨房前のカウンターに座る部長。
私も隣に座る。
「適当なんて言うんじゃないよ!まだまだだな、和臣」
部長もここでは子ども扱いみたい。
言われた言葉に少し不機嫌そう。
「伊月さんだったね?食べられないものや苦手なものはあるかい?」
そう優しく聞いてくれる叔父様に
「好き嫌いは無いので大丈夫です。アレルギーも無いですし」
ニコッと答えると
「じゃあ、取っておきの出してやるからな」
そう言って、調理に取り掛かる叔父様を見つつ、隣を窺うと
「とりあえず、食べてからな?」
そう言ってポンポンする。
好きなの?
ポンポン好きなの?
私も嫌なわけじゃないからいいけどね…
そうして出されたのは、伊勢海老にふろふき大根、つみれのお吸い物にナスの煮浸し、茶碗蒸し等の優しい味付けの和食。
どれもしっかり出汁をとってるから美味しい。
伊勢海老は豪華に茹でたあとに味噌塗って炙られていて本当に美味しかった。
「本当に美味しいです!」
その言葉に偽りはなくて、私は箸を止めることなく黙々と出された料理を食べた。
隣で部長もしっかり食べていた。
食べ終わって、一息ついた頃
「これはサービスだよ」
そう言って出してくれたのは、白玉団子のぜんざい。
抹茶のアイスも乗せられていた。
「わぁ!ありがとうございます」
ニコニコとそのお皿を受け取り、食べ始めた。
抹茶アイスは抹茶の味がしっかりしてて、甘さが控えられてるからあずきとの相性がいいし、白玉はモチモチで良い食感。
食べるそばからニコニコしてしまう。
そんな美味しいデザートだった。
「満足そうだな」
食べ終わった私を見て、ほっとしたような顔をする部長。
「それで、和食が食べたいとは言いました。すっごく美味しかったですが、身内の方のお店に行くならその事は言っといてくださいよ!」
10
お気に入りに追加
319
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
【R18】国王陛下に婚活を命じられたら、宰相閣下の様子がおかしくなった
ほづみ
恋愛
国王から「平和になったので婚活しておいで」と言われた月の女神シアに仕える女神官ロイシュネリア。彼女の持つ未来を視る力は、処女喪失とともに失われる。先視の力をほかの人間に利用されることを恐れた国王からの命令だった。好きな人がいるけどその人には好かれていないし、命令だからしかたがないね、と婚活を始めるロイシュネリアと、彼女のことをひそかに想っていた宰相リフェウスとのあれこれ。両片思いがこじらせています。
あいかわらずゆるふわです。雰囲気重視。
細かいことは気にしないでください!
他サイトにも掲載しています。
注意 ヒロインが腕を切る描写が出てきます。苦手な方はご自衛をお願いします。
【R18】幼馴染な陛下と、甘々な毎日になりました💕
月極まろん
恋愛
幼なじみの陛下に、気持ちだけでも伝えたくて。いい思い出にしたくて告白したのに、執務室のソファに座らせられて、なぜかこんなえっちな日々になりました。
元カノと復縁する方法
なとみ
恋愛
「別れよっか」
同棲して1年ちょっとの榛名旭(はるな あさひ)に、ある日別れを告げられた無自覚男の瀬戸口颯(せとぐち そう)。
会社の同僚でもある二人の付き合いは、突然終わりを迎える。
自分の気持ちを振り返りながら、復縁に向けて頑張るお話。
表紙はまるぶち銀河様からの頂き物です。素敵です!
冷徹御曹司と極上の一夜に溺れたら愛を孕みました
せいとも
恋愛
旧題:運命の一夜と愛の結晶〜裏切られた絶望がもたらす奇跡〜
神楽坂グループ傘下『田崎ホールディングス』の創業50周年パーティーが開催された。
舞台で挨拶するのは、専務の田崎悠太だ。
専務の秘書で彼女の月島さくらは、会場で挨拶を聞いていた。
そこで、今の瞬間まで彼氏だと思っていた悠太の口から、別の女性との婚約が発表された。
さくらは、訳が分からずショックを受け会場を後にする。
その様子を見ていたのが、神楽坂グループの御曹司で、社長の怜だった。
海外出張から一時帰国して、パーティーに出席していたのだ。
会場から出たさくらを追いかけ、忘れさせてやると一夜の関係をもつ。
一生をさくらと共にしようと考えていた怜と、怜とは一夜の関係だと割り切り前に進むさくらとの、長い長いすれ違いが始まる。
再会の日は……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる