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送別会にて~アラサー女子のやけ酒~
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「千波、今から存分に甘えて啼かせて、ドロッドロになるまで愛してやる。俺の気持ちはそれでも全ては伝わらないくらいだが、お前に分からせるには充分だろ?」
そんなことを言うと、サッと横抱きにして抱え上げられる。
私の身体は既にキスだけでヘロヘロだ。
こんな溶けるようなキスは初めてだった。
「ほら、ちゃんと捕まれよ?」
そう言われたので、首に手を掛けてその首筋に顔を埋めた。
「やっと、甘えてきたか?もっと、もっと甘えて来い。俺無しじゃいられないくらいに」
額に触れる口付けも甘い。
どこまでも優しく触れるその手も声も、お酒以上に私をドロッドロにしていく。
何枚も上手の相手に酔っぱらいの私はなす術なく運ばれていく。
連れてかれたのは、すっごい寝心地の良い大きなベッドだった。
「起きたら忘れるなんて事がないように、思う存分啼かせてやる。朝になっても逃げられない様にな。ずるい男に捕まったな?でも俺はずっとお前が欲しかったから。捕まえたら離さないし、逃がさない。千波は俺のだよ?」
囁かれた言葉は強引なくらいに、勝手。
なのに、その目は私への愛しさを隠さない欲情した男の色が出てる。
そして、再びその唇は、私に甘く口づけてきてトロトロと溶かしていく。
それは徐々に首筋から下へと移動していき、気づけば私は一矢纏わぬ姿にされて甘い口づけと優しくも淫らな指先に翻弄されていく。
「あ、あぁ、ふぅん…んっ…」
口から漏れる吐息はどんどん甘くなる。
そして、私の反応がいい所はしつこい位に責め立てられる。
ドロッドロに溶かされて、その愛撫に溺れて軽く果てた頃。
私の膝を抱え上げて、グッと押し入ってきた。
果てたばかりの身体に貫かれた衝撃で、また果てそうになる、私の背は弓のようにしなった。
「あん…」
「千波、好きだ。愛してる」
そう囁くと、キスの雨を降らせながらベッドを軋ませて穿たれる。
肌のぶつかる音と、トロトロと溢れる水音と荒くなる息遣いが部屋に広がっていく。
もう、力の入らない私はそのまま快楽の海に溺れていく。
もう、互いに何度果てたか分からない位に繋がり続けて
私が意識を失くす頃には、空が白み始めていた。
「いくらなんでも、がっつきすぎでしょ」
声になったか分からない。
そんな私の文句は課長に届いたのか分からないけれど。
彼が私を抱きしめたのを最後に私は意識を手放したのだった。
そんなことを言うと、サッと横抱きにして抱え上げられる。
私の身体は既にキスだけでヘロヘロだ。
こんな溶けるようなキスは初めてだった。
「ほら、ちゃんと捕まれよ?」
そう言われたので、首に手を掛けてその首筋に顔を埋めた。
「やっと、甘えてきたか?もっと、もっと甘えて来い。俺無しじゃいられないくらいに」
額に触れる口付けも甘い。
どこまでも優しく触れるその手も声も、お酒以上に私をドロッドロにしていく。
何枚も上手の相手に酔っぱらいの私はなす術なく運ばれていく。
連れてかれたのは、すっごい寝心地の良い大きなベッドだった。
「起きたら忘れるなんて事がないように、思う存分啼かせてやる。朝になっても逃げられない様にな。ずるい男に捕まったな?でも俺はずっとお前が欲しかったから。捕まえたら離さないし、逃がさない。千波は俺のだよ?」
囁かれた言葉は強引なくらいに、勝手。
なのに、その目は私への愛しさを隠さない欲情した男の色が出てる。
そして、再びその唇は、私に甘く口づけてきてトロトロと溶かしていく。
それは徐々に首筋から下へと移動していき、気づけば私は一矢纏わぬ姿にされて甘い口づけと優しくも淫らな指先に翻弄されていく。
「あ、あぁ、ふぅん…んっ…」
口から漏れる吐息はどんどん甘くなる。
そして、私の反応がいい所はしつこい位に責め立てられる。
ドロッドロに溶かされて、その愛撫に溺れて軽く果てた頃。
私の膝を抱え上げて、グッと押し入ってきた。
果てたばかりの身体に貫かれた衝撃で、また果てそうになる、私の背は弓のようにしなった。
「あん…」
「千波、好きだ。愛してる」
そう囁くと、キスの雨を降らせながらベッドを軋ませて穿たれる。
肌のぶつかる音と、トロトロと溢れる水音と荒くなる息遣いが部屋に広がっていく。
もう、力の入らない私はそのまま快楽の海に溺れていく。
もう、互いに何度果てたか分からない位に繋がり続けて
私が意識を失くす頃には、空が白み始めていた。
「いくらなんでも、がっつきすぎでしょ」
声になったか分からない。
そんな私の文句は課長に届いたのか分からないけれど。
彼が私を抱きしめたのを最後に私は意識を手放したのだった。
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