階段落ちたら異世界に落ちてました！

王宮で新生活。ぐいぐいと迫られてます

☆４８

「まどか様、給餌行為とはご飯を食べさせるという事です。ですので食事時に一緒に居られないということは愛情表現が出来ないので番を得た竜人族の男性としては死活問題なのですわ。」

だから仕事片付けないと夕食一緒に食べられないってローレンスさんがエドに言ったらとても慌ててたわけね。

「だから陛下は今頃まどか様との夕食の為に必死でお仕事してますわ。微笑ましいですわね。」

そう言って笑うアンジェリーナさん。
美人の笑顔は同性でもドキッとする美しさです。
竜人さんたちの美形揃いは本当に凄いです。


「えっと、さっき片時離れたがらないって言ってましたけど今って大丈夫なんですか？」

「今はきっと竜人族最大の求愛行動である給餌行為の為に陛下はひたすら耐えてますわね。」

なんと、忍耐との勝負なんですか？！
それってどれ位耐えられるもんなんだろう･･･
そしてそれはどれ位続くものなのかな？


「えっと、ちなみにその片時も離れたくないって状態はいつまで続くんですか？」

アンジェリーナさんがやや諦めの境地のような遠い目をして言いました。

「子どもが産まれるまでですわね。」


はいぃぃ！？？


「つまり、番と分かってから出産を終えるまでは男性は蜜月期で片時も離れたがらないという事デスカ？」
顔が引き攣ってしまう程の衝撃の事実。


「えぇ、そうなりますわね。しかもその傾向は竜人として強ければ強いほど行動も極端になりますわ。ですから王族の番は出産まで殆ど一緒に居ることになりますわ。」


そりゃ、遠い目になりますよね･･･

って私はこれからそうなるのか？！