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結婚の挨拶side綾乃

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そう言ってくれるジェームズさんにマリーさんは画面の向こうでとっても嬉しそうに笑ってくれてる。

「ありがとうございます。ママン、パパ。これからよろしくお願いします。」

「えぇ、あなたに直接会えるのを楽しみにしてるわ。」

「私も楽しみです。」

そこまで話して

「母さん、父さん。お義姉さん夫婦とその娘さんも居るから紹介するよ。」

そうして後ろにお姉ちゃん、義兄さん、美乃梨が並んで画面を覗き込んだ。

「はじめまして綾乃の姉の美咲です。こちらは夫の慎吾です。そして私の娘で綾乃には姪っ子になります、美乃梨です。」

「まぁ、とっても可愛らしい子がいるわ!きっと綾乃の小さい頃もこんな感じだったでしょうね。」

「えぇ、でも美乃梨に比べたら綾乃はとっても聞きわけの良い手のかからない子でしたよ。」

「そう、お会いしたらたくさんお話聞かせてくださいね。」

「えぇ、是非に。」

「それじゃあ、切りますよ。」

「シャル、私の連絡先を綾乃に教えといてちょうだい!
綾乃、連絡頂戴ね!」

「はい、maman!」

そうして短いながらも電話での両家の挨拶をした。
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