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デートに行きました

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「そうだったんですね!じゃあ優子さんとは長い付き合いなんですね。」

そう言うと

「そうだよ、そしてプライベートでは良き人生の先輩でいろんな話をする友人だよ。優子さんは私を息子の様なものと言うけどね。親の様な姉の様な歳は離れてるけど気のおけない友人の1人だよ。」

そういうシャルルさんはとても穏やかで優子さんとの関係はとても良さそう。
シャキッとしてハッキリとしててそれでいて懐深くて優しい優子さんは私にとっても良い上司でもう1人の母親のような感じだ。


「優子さん、しっかり話を聞いてくれるし的確なアドバイスをくれるけど助言はしても手助けはせず見守ってるからやってみなさいってスタンスですよね。」


「そうだね、優子さんは友人付き合いでも仕事でもそう言うスタンスだから人から好かれるし信頼されるよね。」


「はい、上司としても人生の先輩としても尊敬しています。」

そう言ってお互い微笑みあった。

そして少し固めの表情でシャルルさんが尋ねてきた

「綾乃ちゃんは23歳だったね。その・・・、歳上の男は綾乃ちゃんにとって恋愛対象になるだろうか?」



歳上の男性かぁ。


「えーと、そもそもお付き合いというのをした事がないのでイマイチどうかと言われても想像がつかなくて。でも同い歳や歳下とかよりは歳上の人の方が頼れそうだし、あたふたして慣れてなくても大丈夫そうかなと思います。」

「だから歳上の方が恋愛対象になるかな?と漠然としてますけどそんな気がしますね。」


そう言うと安堵の表情を浮かべるシャルルさん。
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