210 / 228
四章
父様のお姉さん
しおりを挟む
お姉さんの後に続き屋敷に入ると、屋敷の中は中央の階段から左右に別れるような作りになっていて、右よりも左側の方が少し広い作りになっているようだった。
外から見ただけじゃ分からなかったその造りを、物珍しいものでも見るかのように見渡しながら、僕は遅れないように付いて行く。
お姉さんが階段を上り始めると、その後ろを影のように付いて歩いていた冴えない男の人が、僕達に道を譲るようにそっと階段の脇にずれると、目線を下に向けて立ち止まってその場から動く様子がない。
父様が何も言わないから、僕はその姿を横目で見ながら、階段を登って行き、踊り場から折り返すと、お姉さんは左右に別れた廊下に立ち止まって、こちらを振り向くように立っていた。
「ごめんなさいね~。お客様なんて滅多に来る事がないから、客間が4部屋しかないの~。でも、一つ一つは広めに作ってあるから、狭く感じたりする事はないと思うわぁ~」
みんなが上りきったのを確認したお姉さんは、右側の廊下を指さしながら言った。僕も、その指の先を追うように視線を向ければ、両側に2つずつ扉があるのが見えた。
その扉の間隔を見ると、昨日泊まった宿の部屋よりは、大きそうに見えた。
「それと~、此処の管理をして貰ったりしている人も通いの人しかいないから~下にある使用人部屋も好きに見て使っ貰っても良いわ~。でも…此処から左側にあるお部屋には、入っちゃ駄目よ?良い~?」
「う、うん…」
廊下の先を伺っていた僕達に、お姉さんは少し身を屈めながら優しく聞いて来たけれど、何処か寒気に似た何か感じて、僕は躊躇いながらも返事を返した。だけど、それを感じたのは僕だけじゃなかったようだった。
「お…おぅ…」
「はい…」
「……」
みんなもそれぞれ返事を返しながら頷けば、お姉さんはそれに満足気な表情を浮かべた。
「みんな良い子ね~。お姉さんとの約束よ~?」
さっきまでの、のほほんとした雰囲気に戻ったお姉さんが、小首を傾げながら確認するような笑みを浮かべた後、再び父様の方へと視線を向けた。
「そういえば、お母様のお部屋を先に教えておいた方が良い~?」
「必要ない」
「そ~う?ふふっ、残念ねぇ~」
父様から睨むような視線を向けられても、少しも残念そうには見えない顔で、むしろ、そんな父様の様子が楽しくてしょうがないように笑みを深めていた。
「ふふっ、私はもうお邪魔みたいだから、此処で失礼するわねぇ~」
最後まで楽しげに笑い、僕達にひらひらと手を振りながら、お姉さんは階段を降りて行ってしまった。その階段を降りきった下辺りで、何か会話をしている声が聞こえたけれど、その声も直ぐに聞こえなくなって静かになった。そして、それを待っていたように、母様が静かに口を開いた。
「アル…余りにも…あれは失礼な態度だったんじゃない…?」
此処に来てからの父様の言動に困惑しながらも、口を挟めなかった母様が、父様の事を伺うように浮かない表情で問い掛けた。
「今日、アレに会って分かったと思うが…姉には何と言うか…加虐趣味な所があるんだよ…。だから、姉とはあまり関わってほしくなくてね…」
僕達の方を振り返った父様の表情は何処か硬く、何とも難しそうな顔を浮かべていた。
「たしかに…初めてお会いした時と…ちょっと印象が違う…とは思ったけれど…」
「姉も貴族らしく、私と同じで表面を取り繕うのは得意だからね。他者が大勢いるような場では素は見せないよ。だが、此処にいるのは、身内だけのようなものだからね。本性を隠す気がないんだろう」
お姉さんが去った方を見ながら、父様は顔をしかめながら不機嫌そうな顔をしていた。そんな父様に、母様は何か言いたいの堪えているような顔を浮かべながら問い掛けた。
「それと、1つ聞きたかったのだけれど…お姉さんは何時…ご結婚されてたの…?」
「少し前に付近に住んでいた者と結婚したと報告を受けたが、爵位もない相手で気にするような事でもなかったからね。公表する予定もなかったから、私も此処で会うまで忘れていたな」
「……」
母様の方を見る事もなく、まるで他人事のように言う父様の様子を、母様は何処か不満そうに目を細めながら黙って眺めていた。
「そんなんで良いのか?」
ネアが口を挟むと、父様は不快そうにこちらを振り向き、一瞬、何かに気付いたように顔が固まった。そして、何かを取り繕うように咳払いをした後、言い訳でもしているような態度で口を開く。
「お互いの利害関係を逸脱しないのなら、わざわざ私は口を挟んだりはしないが…もう少し気を付けるべきだったかもしれないな…」
最後の方は少し言葉を濁しながら、父様はきまり悪そうな顔を浮かべて母様の様子を伺っていた。そこには、さっきまであった不機嫌そうな様子ももうなく、何時も屋敷で見るような父様の表情に戻っていた。
「今度は…ちゃんと教えてね…」
「分かっている…。以後、報告は忘れないようにする…」
目が据わったままの母様を前に、父様は冷や汗でもかきそうな様子で答えていた。
「父様?お姉さんは、昔からあんな感じだったの?」
「そう…だね。私の知る限り、昔からあんな調子だったね」
僕からの問い掛けに、父様はこの助け舟に乗れば良いのか悩むような素振りを見せた後、何もない宙へと視線を向けながら、昔の事でも思い出すかのように言葉を続ける。
「私には理解できないが、泣き顔が一番可愛いんだそうだ。だから、そういった反応を見せずに、あまり相手にさえしなければ、直ぐに興味を失って何もして来ないはずだ」
「アンタが、一番反応してたと思うんだけど?」
「………まだ死人は出た事はないから、そこだけは安心して良い」
ネアの言葉を無視するように言った父様の説明に、何も安心出来る要素がないような気がするけれど、それは父様も一緒なのか、何とも微妙そうな顔を浮かべていた。
「私もそれが良い事なのかは判断が難しいが、とりあえずオルフェは大丈夫だろう。だが、エレナやリュカ達はあまり近寄らないようにしなさい」
僕達に念を押すようにそう言った後、何故か父様は母様に申し訳無さそうな視線を向けた。
「それと、エレナ。悪いのだけれど、此処にいる間は、オルフェと一緒の部屋を使って貰っても良いだろうか?」
「私は…良いけれど…」
突然の提案に、母様は父様が言った意味の真意が分からない様子で、何処か戸惑いながらチラリと兄様の方へと視線を向けた。父様の方もその視線に気付いたようで、母様の視線を追うように、父様も兄様へと視線を向ける。
「オルフェも、それで良いかな?」
「分かりました」
「すまないね」
兄様は母様とは違って動揺した様子もなく、すんなりとした様子で受け入れていた。父様の方も、母様に向けたような申し訳なさそうにしながらも、その態度に疑問は感じていない様子だった。
「それで、私は一人で部屋を使わせて貰いたいのだが、リュカ達は2部屋に別れて使って貰う形でも良いかな?」
「良いよ」
特に異論はなかったから、僕は父様の提案に直ぐに頷いた。後ろにいたみんなも異論はなかったようで、父様の提案に素直に頷いていた。
「ありがとう。では、夕食までの間、少し部屋で休むとしようか?」
荷物の搬入を確認する必要があるドミニクだけをその場に残して、僕達は一足早く部屋で休む事にした。部屋は、特に相談するような事もなく、コンラットとバルド。僕とネアで別れて部屋を使う事にした。
後で聞いたのだけど、ドミニクは一階にある部屋を使う事になったそうだ。
外から見ただけじゃ分からなかったその造りを、物珍しいものでも見るかのように見渡しながら、僕は遅れないように付いて行く。
お姉さんが階段を上り始めると、その後ろを影のように付いて歩いていた冴えない男の人が、僕達に道を譲るようにそっと階段の脇にずれると、目線を下に向けて立ち止まってその場から動く様子がない。
父様が何も言わないから、僕はその姿を横目で見ながら、階段を登って行き、踊り場から折り返すと、お姉さんは左右に別れた廊下に立ち止まって、こちらを振り向くように立っていた。
「ごめんなさいね~。お客様なんて滅多に来る事がないから、客間が4部屋しかないの~。でも、一つ一つは広めに作ってあるから、狭く感じたりする事はないと思うわぁ~」
みんなが上りきったのを確認したお姉さんは、右側の廊下を指さしながら言った。僕も、その指の先を追うように視線を向ければ、両側に2つずつ扉があるのが見えた。
その扉の間隔を見ると、昨日泊まった宿の部屋よりは、大きそうに見えた。
「それと~、此処の管理をして貰ったりしている人も通いの人しかいないから~下にある使用人部屋も好きに見て使っ貰っても良いわ~。でも…此処から左側にあるお部屋には、入っちゃ駄目よ?良い~?」
「う、うん…」
廊下の先を伺っていた僕達に、お姉さんは少し身を屈めながら優しく聞いて来たけれど、何処か寒気に似た何か感じて、僕は躊躇いながらも返事を返した。だけど、それを感じたのは僕だけじゃなかったようだった。
「お…おぅ…」
「はい…」
「……」
みんなもそれぞれ返事を返しながら頷けば、お姉さんはそれに満足気な表情を浮かべた。
「みんな良い子ね~。お姉さんとの約束よ~?」
さっきまでの、のほほんとした雰囲気に戻ったお姉さんが、小首を傾げながら確認するような笑みを浮かべた後、再び父様の方へと視線を向けた。
「そういえば、お母様のお部屋を先に教えておいた方が良い~?」
「必要ない」
「そ~う?ふふっ、残念ねぇ~」
父様から睨むような視線を向けられても、少しも残念そうには見えない顔で、むしろ、そんな父様の様子が楽しくてしょうがないように笑みを深めていた。
「ふふっ、私はもうお邪魔みたいだから、此処で失礼するわねぇ~」
最後まで楽しげに笑い、僕達にひらひらと手を振りながら、お姉さんは階段を降りて行ってしまった。その階段を降りきった下辺りで、何か会話をしている声が聞こえたけれど、その声も直ぐに聞こえなくなって静かになった。そして、それを待っていたように、母様が静かに口を開いた。
「アル…余りにも…あれは失礼な態度だったんじゃない…?」
此処に来てからの父様の言動に困惑しながらも、口を挟めなかった母様が、父様の事を伺うように浮かない表情で問い掛けた。
「今日、アレに会って分かったと思うが…姉には何と言うか…加虐趣味な所があるんだよ…。だから、姉とはあまり関わってほしくなくてね…」
僕達の方を振り返った父様の表情は何処か硬く、何とも難しそうな顔を浮かべていた。
「たしかに…初めてお会いした時と…ちょっと印象が違う…とは思ったけれど…」
「姉も貴族らしく、私と同じで表面を取り繕うのは得意だからね。他者が大勢いるような場では素は見せないよ。だが、此処にいるのは、身内だけのようなものだからね。本性を隠す気がないんだろう」
お姉さんが去った方を見ながら、父様は顔をしかめながら不機嫌そうな顔をしていた。そんな父様に、母様は何か言いたいの堪えているような顔を浮かべながら問い掛けた。
「それと、1つ聞きたかったのだけれど…お姉さんは何時…ご結婚されてたの…?」
「少し前に付近に住んでいた者と結婚したと報告を受けたが、爵位もない相手で気にするような事でもなかったからね。公表する予定もなかったから、私も此処で会うまで忘れていたな」
「……」
母様の方を見る事もなく、まるで他人事のように言う父様の様子を、母様は何処か不満そうに目を細めながら黙って眺めていた。
「そんなんで良いのか?」
ネアが口を挟むと、父様は不快そうにこちらを振り向き、一瞬、何かに気付いたように顔が固まった。そして、何かを取り繕うように咳払いをした後、言い訳でもしているような態度で口を開く。
「お互いの利害関係を逸脱しないのなら、わざわざ私は口を挟んだりはしないが…もう少し気を付けるべきだったかもしれないな…」
最後の方は少し言葉を濁しながら、父様はきまり悪そうな顔を浮かべて母様の様子を伺っていた。そこには、さっきまであった不機嫌そうな様子ももうなく、何時も屋敷で見るような父様の表情に戻っていた。
「今度は…ちゃんと教えてね…」
「分かっている…。以後、報告は忘れないようにする…」
目が据わったままの母様を前に、父様は冷や汗でもかきそうな様子で答えていた。
「父様?お姉さんは、昔からあんな感じだったの?」
「そう…だね。私の知る限り、昔からあんな調子だったね」
僕からの問い掛けに、父様はこの助け舟に乗れば良いのか悩むような素振りを見せた後、何もない宙へと視線を向けながら、昔の事でも思い出すかのように言葉を続ける。
「私には理解できないが、泣き顔が一番可愛いんだそうだ。だから、そういった反応を見せずに、あまり相手にさえしなければ、直ぐに興味を失って何もして来ないはずだ」
「アンタが、一番反応してたと思うんだけど?」
「………まだ死人は出た事はないから、そこだけは安心して良い」
ネアの言葉を無視するように言った父様の説明に、何も安心出来る要素がないような気がするけれど、それは父様も一緒なのか、何とも微妙そうな顔を浮かべていた。
「私もそれが良い事なのかは判断が難しいが、とりあえずオルフェは大丈夫だろう。だが、エレナやリュカ達はあまり近寄らないようにしなさい」
僕達に念を押すようにそう言った後、何故か父様は母様に申し訳無さそうな視線を向けた。
「それと、エレナ。悪いのだけれど、此処にいる間は、オルフェと一緒の部屋を使って貰っても良いだろうか?」
「私は…良いけれど…」
突然の提案に、母様は父様が言った意味の真意が分からない様子で、何処か戸惑いながらチラリと兄様の方へと視線を向けた。父様の方もその視線に気付いたようで、母様の視線を追うように、父様も兄様へと視線を向ける。
「オルフェも、それで良いかな?」
「分かりました」
「すまないね」
兄様は母様とは違って動揺した様子もなく、すんなりとした様子で受け入れていた。父様の方も、母様に向けたような申し訳なさそうにしながらも、その態度に疑問は感じていない様子だった。
「それで、私は一人で部屋を使わせて貰いたいのだが、リュカ達は2部屋に別れて使って貰う形でも良いかな?」
「良いよ」
特に異論はなかったから、僕は父様の提案に直ぐに頷いた。後ろにいたみんなも異論はなかったようで、父様の提案に素直に頷いていた。
「ありがとう。では、夕食までの間、少し部屋で休むとしようか?」
荷物の搬入を確認する必要があるドミニクだけをその場に残して、僕達は一足早く部屋で休む事にした。部屋は、特に相談するような事もなく、コンラットとバルド。僕とネアで別れて部屋を使う事にした。
後で聞いたのだけど、ドミニクは一階にある部屋を使う事になったそうだ。
0
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説
主人公は高みの見物していたい
ポリ 外丸
ファンタジー
高等魔術学園に入学した主人公の新田伸。彼は大人しく高校生活を送りたいのに、友人たちが問題を持ち込んでくる。嫌々ながら巻き込まれつつ、彼は徹底的に目立たないようにやり過ごそうとする。例え相手が高校最強と呼ばれる人間だろうと、やり過ごす自信が彼にはあった。何故なら、彼こそが世界最強の魔術使いなのだから……。最強の魔術使いの高校生が、平穏な学園生活のために実力を隠しながら、迫り来る問題を解決していく物語。
※主人公はできる限り本気を出さず、ずっと実力を誤魔化し続けます
※小説家になろう、ノベルアップ+、ノベルバ、カクヨムにも投稿しています。
レジェンドテイマー ~異世界に召喚されて勇者じゃないから棄てられたけど、絶対に元の世界に帰ると誓う男の物語~
裏影P
ファンタジー
【2022/9/1 一章二章大幅改稿しました。三章作成中です】
宝くじで一等十億円に当選した運河京太郎は、突然異世界に召喚されてしまう。
異世界に召喚された京太郎だったが、京太郎は既に百人以上召喚されているテイマーというクラスだったため、不要と判断されてかえされることになる。
元の世界に帰してくれると思っていた京太郎だったが、その先は死の危険が蔓延る異世界の森だった。
そこで出会った瀕死の蜘蛛の魔物と遭遇し、運よくテイムすることに成功する。
大精霊のウンディーネなど、個性溢れすぎる尖った魔物たちをテイムしていく京太郎だが、自分が元の世界に帰るときにテイムした魔物たちのことや、突然降って湧いた様な強大な力や、伝説級のスキルの存在に葛藤していく。
持っている力に振り回されぬよう、京太郎自身も力に負けない精神力を鍛えようと決意していき、絶対に元の世界に帰ることを胸に、テイマーとして異世界を生き延びていく。
※カクヨム・小説家になろうにて同時掲載中です。
僕の召喚獣がおかしい ~呼び出したのは超上級召喚獣? 異端の召喚師ルークの困惑
つちねこ
ファンタジー
この世界では、十四歳になると自らが呼び出した召喚獣の影響で魔法が使えるようになる。
とはいっても、誰でも使えるわけではない。魔法学園に入学して学園で管理された魔方陣を使わなければならないからだ。
そして、それなりに裕福な生まれの者でなければ魔法学園に通うことすらできない。
魔法は契約した召喚獣を通じて使用できるようになるため、強い召喚獣を呼び出し、無事に契約を結んだ者こそが、エリートであり優秀者と呼ばれる。
もちろん、下級召喚獣と契約したからといって強くなれないわけではない。
召喚主と召喚獣の信頼関係、経験値の積み重ねによりレベルを上げていき、上位の召喚獣へと進化させることも可能だからだ。
しかしながら、この物語は弱い召喚獣を強くしていく成り上がりストーリーではない。
一般よりも少し裕福な商人の次男坊ルーク・エルフェンが、何故かヤバい召喚獣を呼び出してしまったことによるドタバタコメディーであり、また仲間と共に成長していくストーリーでもある。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ローグ・ナイト ~復讐者の研究記録~
mimiaizu
ファンタジー
迷宮に迷い込んでしまった少年がいた。憎しみが芽生え、復讐者へと豹変した少年は、迷宮を攻略したことで『前世』を手に入れる。それは少年をさらに変えるものだった。迷宮から脱出した少年は、【魔法】が差別と偏見を引き起こす世界で、復讐と大きな『謎』に挑むダークファンタジー。※小説家になろう様・カクヨム様でも投稿を始めました。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
私の推しメンは噛ませ犬◆こっち向いてよヒロイン様!◆
ナユタ
恋愛
十歳の誕生日のプレゼントでショッキングな前世を知り、
パニックを起こして寝込んだ田舎貴族の娘ルシア・リンクス。
一度は今世の幸せを享受しようと割りきったものの、前世の記憶が甦ったことである心残りが発生する。
それはここがドハマりした乙女ゲームの世界であり、
究極不人気、どのルートでも死にエンド不可避だった、
自身の狂おしい推し(悪役噛ませ犬)が実在するという事実だった。
ヒロインに愛されないと彼は死ぬ。タイムリミットは学園生活の三年間!?
これはゲームに全く噛まないはずのモブ令嬢が推しメンを幸せにする為の奮闘記。
★のマークのお話は推しメン視点でお送りします。
私の愛した召喚獣
Azanasi
ファンタジー
アルメニア王国の貴族は召喚獣を従者として使うのがしきたりだった。
15歳になると召喚に必要な召喚球をもらい、召喚獣を召喚するアメリアの召喚した召喚獣はフェンリルだった。
実はそのフェンリルは現代社会で勤務中に死亡した久志と言う人間だった、久志は女神の指令を受けてアメリアの召喚獣へとさせられたのだった。
腐敗した世界を正しき方向に導けるのかはたまた破滅目と導くのか世界のカウントダウンは静かに始まるのだった。
※途中で方針転換してしまいタイトルと内容がちょっと合わなく成りつつありますがここまで来てタイトルを変えるのも何ですので、?と思われるかも知れませんがご了承下さい。
注)4章以前の文書に誤字&脱字が多数散見している模様です、現在、修正中ですので今暫くご容赦下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる