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蛇ちゃんのお仕事日和(悪いのをお掃除)

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 ものすごく当たり前の事だがこの日本全国のオカルトが集まった陸のバミューラトライアングルで日本のエリア51のために壁で全て囲われて隔離されたで禍酉市にも電気ガス水道のライフラインは存在する…………すっげえご都合主義

 そのため、用水路やら下水道とかに繋がるマンホールも町の至るところに存在してそれはあるのが当たり前の事だから誰も特に気をとめない


 「おいきづぬ、出せよマンホール棒出せ゛よ」
 「あっはいどうぞ」

 私の隣にいた目元だけ隠す狐仮面を着けたJKが竹刀ケースからマンホールを開ける時に使う横の棒が短い十字架のような道具を取り出し渡してきた

 私はそれを受け取りマンホールのくぼみ穴に棒を押し込みひねり引っ掛け外す

 「わー何ですかこれー、」
 「この世のふきだめ諸悪の根元汚物ヤンキー公害メランコリー」

 きつぬの小並感溢れる感想に対して幽霊船で詩的なコメントをした

 さて、今日の私は何時もの日常通りに裏・神保に行き依頼を承けたまっていた

 依頼と言っても迷宮王(無許可)から渡される様な表に出したくない非合法な依頼とは違いこの手の事を専門に行って許可書を持っている合法的なギルドからの依頼である

 あれだよなろう小説的表現でいう冒険者ギルド、恥ずかしいから言わせんじゃねえよ

 そんで今回は私個人を指定した様な依頼でなくてギルドの集団で行う依頼であり私ときつぬ以外にもいる………いわゆる合同ってヤツ

 そしてこの以来のまとめ役のボスの指示を受けて私は指定されたポイントまで向かった………狐面の女と一緒に

 「場所はここで合っているんですね?」
 「曲がっている道路標識、ちょっとしだ方向に破壊されきった蒸気゛機関、牛鍋屋…………ここだよ合ってる合っ゛てる」

  んで、さっきから私と話しているこの狐仮面の女、きつぬ(そういうふざけた名前)はギルドから組むように言われたこの仕事での相方であるが

 大概一般人は、私みたいな眼球の黒目白目が緑と赤のストライプ描いてとんがっているエルフ耳で片方がへし折れていてほっぺに緑色のストライプ斑点がついている醜い顔と身体をしている私を引くものだが………

 「また組めて良かったですー」

 何故かこの女は私と仕事を組みたがる……御菓子喰って腹痛いわー

 うぜえ……どうして私みたいな醜くてブサイクな女と組みたがるんだよ

 まぁそんな事、私に果てしなくどうでも良い、金さえ貰えて五体満足で虐殺デストロイのトータルハウステンボスサティスフィクションで巧く行ければ

 「どうしたんですか蛇さん早く電話をしてくださいよお」

 そう言えばさぁこの女の姿は黒いセーラー服に日本軍に目元だけを隠した横方向に半分に割られた狐仮面と言う中々頭が可笑しい姿をしている…………まあだいたいギルドに登録していたり禍酉市に住んでいる奴なんざ頭おかしいからそれほどこいつのおかしさは水の中に入れられた血一滴並みの薄さと同じ………水は血より濃いし、私の心情

 …………こんな女の見た目より私の方が頭がおかしい見た目だけどな(ドヤッ)




 ……………………とかって思っていたら頭がおかしいと言ってる奴ほど正常何だよな、つまり私はまともな人間で自分の格好をおかしいと思ってなさそうなきつぬは頭がおかしくてウジ沸いてる……………まあ私の頭は人間として正常といいつつ人間の部分は四割位しか残ってないから人間のカテゴリに入ってるか不明だが

 「うるせえきつぬ、早くてめえが電話しろよテメエ」
 「何言ってるんですか蛇さん連絡用のトランシーバー持っているの蛇さんじゃ無いですかー」
 「ありゃ?そうだったけな?」
 肩掛け鞄を漁ってみると火炎瓶と手榴弾の中に混ざっていたのを見付けた。

 「あー、あったわ存在してたわ私が持ってたわ」
 「んーもううっかりさんですねぇ蛇さんは」

 イラッ☆イラつくぅイライラするぜきつぬウゼェその狐面見ているだけで剥ぎ取って正体即バレさせてえ、ニューキャラクターの正体を暴きてぇ…………黄金の太陽並の速さで

 けどそれやったらお楽しみが無くなっちまうから止めておこう、この世にあるゲームアニメとかだったら大体仮面キャラは正体が最終回近くになるまで姿を現さない物だよなぁ………ただし黄金の太陽を除く

 「たしか、どう使うんだったっけなよぉ?きつぬさんよぉあ゛ぁ゛」
 「な…何でそんなに喧嘩腰何ですかー」(泣)
 「何か虐めたくなるんだよお前を見ているとさ」
 「すっごい酷いです」
 「うるせえよ、さっさと使い方教えろよ、私さんは話を聞いていなかったんだからよ」
 「それって蛇さんが悪いんじゃ無いんですかあ」(不満)


 そんな事を言いつつ教えてくれるきつぬちゃんやーさぁしいぜえ……………棒読みだがな

ξ*゜⊿゜)ξ<使い方を教えますよ!

 その顔潰してえ

 そう心にしまいこみつつ押し込んで蓋をしてコンクリート漬けにして心を落ち着けた

 えーっとあらかじめ言われたチャンネルにトランシーバーのダイヤルを調整して連絡をかけるなの?オーケーオーケー良くわかった。

 「ザーザーザーザーザーサイザマァシネェ音声テスト中、こちらマグロにGのG班、言われた位置に着きましたー、」
 「死ねと言ったのを聞き逃してないぞあとマグロとGは一切関係ないぞ」

 トランシーバーの話相手はこの依頼のリーダー、待機場所はあのクソチャイナ娘の中華料理屋…………なんやかんや人気だなぁあの中華料理屋はよぉ

 「あん?気のせいでしょう?適当に叫んでいたらそれっぽい言葉になっただけでしょう、『パチンコで負けちゃったしね』とか『腕折っちゃったしね』見たいな物でしょう」

 この私さんは目上の人だったら敬語っぽいのを喋っていたりする……………迷宮王?アイツは私がとても嫌いでアイツもタメ口OKと言ってたんであんな感じ

 「テメエ、金払わねえぞ」
 「ひえぇごめんなさいすいませんわざとじゃないんですよゆるしてくださいなぁ」
 「おーう、許してやろうじゃねえか聞かなかった事にしようじゃないか、はいはい待機場所に着きましたか分かりました次の連絡まで相棒と仲良くおしゃべりして待て」


 リーダーはそう言って無線を切った上から無線ウゼエ、自分が偉く余裕がある見たいに喋んな。


 「へいへい、分かりましたよリーダー連絡来るまで友達(笑)と仲良く(爆笑)とお喋りして待っていまーっす」

 そう言って私はトランシーバーを切ってきつぬに聞こえるような独り言で言った

 「お喋りしなーい」

 「はあ」

 きつぬは何かよくわからんキョトンとした感じで返事した
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