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もっと‐2※ ~フェリクス視点~

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 夢中で互いの舌を絡ませ合い呼吸も忘れるくらいに求めた。
 
 リディの息が上がると唇を耳元にスライドさせる。そのまま耳たぶを食み耳孔に舌を差し入れワザとクチュクチュと音を響かせるよう舌を動かすと、彼女は身を捩りながら小さな悲鳴を上げる。

「ひぃ…んんん……」

 彼女が耳も感じてくれるなんて新しい発見だ。嬉々として耳を舐めまわしながら手はリディの溢れる熱を求めて蜜口へと降りていく。

 溢れる蜜を指に纏わせ蜜口から奥へと進める。

「ひっ…あっ!」

 更に指を増やし、ゆっくりと出し入れを繰り返す。蜜口から洩れる厭らしい水音は耳孔の甘い水音と共に、僕だけじゃなくリディの欲望をも更に駆り立てているように見える。

 彼女の小さくて可愛い耳を開放し耳元で囁く。

「リディ、充分に解したつもりだけれど…痛かったら言うんだよ?」

 リディは上気した顔で小さく頷いた。
 
 そっと彼女の頭を撫でる。

 上体を起こし膝立ちになると視界に入るのは、痛いくらいに硬くなり今にもはち切れそうに立ち上がっている自分のもの。
 
 ふうっと、ゆっくり息を吐き逸る気持ち押さえると鈴口で陰唇を撫で、ぬかるむ蜜口に押し入る。

「んっ…はぁ…」

 ゆっくりと奥へと進む。
 リディの中は温かい、いや熱いくらいだ。その熱が僕の体まで熱くする。

「あぁ…気持ちいい…リディの中…吸い付くように絡みついて僕を放したくないみたいだ」

 時間をかけて最奥まで進んだ。

「リディの一番奥に辿り着いた。ここ……わかる?」

 先走りが滴る鈴口をリディの子宮口にぐりぐりと強く擦りつける。

「んあぁ!……おく…ぐりぐりしちゃだめぇ…」

「ふふ…奥は苦手?…じゃあ、ゆっくり動こうか」

 うねり絡みつく襞を確認するようにゆっくりと引き抜き、抜いた時の速度より幾分速い速度で挿入する。何度も繰り返すと指でした時より更に大きく卑猥な水音が二人の荒い息遣いと混じり合う。

 もう少し我慢できると思っていたけれど、もう余裕がない。
 熱に火照るリディの顔を見ながら徐々にストロークの速度を上げていく。

「ぁん…あぁ…はぁ……」

 駄目だ。僕より先にリディをいかせたい。
 蜜口の上の赤い陰核を指で摘まむとリディの体が大きく跳ねる。

「ああっ!…そこ…さわっちゃ…いやぁ!」

 指で弾き続けると陰核は膨らみ熟れた果実のようだ。

「嫌じゃないだろう?どうして気持ちいいって素直に言えないの?体は素直に反応してくれているのになぁ……もっともっと気持ち良くして欲しいってこと?…リディは欲張りだね」

 真っ赤になりながら困惑し揺れる瞳で見つめられると、ゾクリと背筋に電流が走る。
 そんな顔も出来るんだね、リディ。どうしよう、もっと混乱させて訳がわからなくなるくらい快楽を与えたい。

 繋がったままリディの上半身を起こし抱える。向き合い自分の上に足を大きく開かせ跨ぐように座らせた。
 リディが苦手そうにしていた最奥に届いた状態で下から突き上げ揺らす。
 この体勢だとリディのフワフワのおっぱいも、熟れた果実の様な陰核も弄ってあげられる。

「ふぁ!あっあ…」

 リディは自重で奥に届く強い刺激に甘い声を上げ続ける。
 僕は芯を持った胸の先端を口に含み舌で転がしながら熟れた陰核を指で圧し潰すようにグリグリと擦り続ける。

 三つを同時に責められ逃げ場のないリディは、のけ反った頭をいやいやと振り髪を乱す。リディが僕の頭を必死で抱きしめるから豊満な胸に顔を押し付けられるような状態になる。
 苦しい…けれど嬉しい…嬉しいが圧倒的勝利だ。気を良くした僕は舌先で転がすだけでなく強く吸って更に彼女を追い詰める。

「うっ!…ああ!あんっ…あっ!ぃい…きもち…いいっ!から…も、う、むり…」

 彼女はガクリと脱力し僕の頭を抱きしめていた腕を離すと、そのまま後ろにひっくり返りそうになる。慌ててリディを支える。彼女が先に達してくれたことに安堵して、そのままギュッと抱きしめる。僕の腕の中で朦朧としている彼女の額にキスをする。

「ごめんね、リディ。もう少し付き合って」
 
 僕のものはリディの中で質量と硬度を失わないままだ。また繋がったままでリディを寝かせる。

 抱きしめたまま小刻みに奥を刺激するとリディは朦朧としながら譫言のように声を漏らす。

「ふぁ…ぁ…ん…おく…」

「ん?奥が気持ち良くなったの?」

 子供をあやすように聞き返すとリディは朦朧とした顔で、ふにゃりと微笑む。
 
 キュンと胸が締め付けられ震えた…この愛らしい生き物はなに。
 この短時間に僕はどれだけの感情を揺さぶられたのだろう。

「わかったよ。じゃあ、奥をいっぱい突いてあげるね」

 リディの腰を掴み僕はさっきまでとは対照的に激しく腰を打ちつけた。

「ふぁっ!…あ…あ」
 
 上から彼女を見下ろす。
 リディの体は大きく揺れ僕の大好きなふわふわの胸も上下に大きく揺れる。
 
 絶景だな……ずっと見ていたいけれど…もう余裕なんてない…僕は…そのまま彼女の中に熱い精を放った。
 
 しかし五年分の僕の想いが一回で済むわけがない。

 その後も僕は繋がったまま朦朧とし意識を飛ばしそうになっているリディ相手に…続けざま二回いたしてしまった…ごめんね、リディ。
 でも止まらないんだ、君の中にいれば僕のものは何回でも大きくなるし何回でも吐精出来るんだ。五年間我慢した…そこは仕方がないと許して欲しい……。



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