91 / 98
第4部 妖精の森編
91 異空間の出会い①
しおりを挟む
鳥の美しい鳴き声が聞こえ、太陽の光が木々の隙間から差し込む。
私の目の前には、森が広がっていた。あれ? 妖精の国へ続いていた道と同じような景色……?
私は光の眩しさに目を細めながら遊歩道を歩くと、大きな煉瓦造りの建物が見えた。
マグナルツォ王立魔法学校だ。私もほんの数年前に、聖女見習いの仕事で訪問したことがあったから少し懐かしい。
「これが異空間……?」
「そうよ。ここは十年前の世界」
私の疑問に、ディディは答えた。
ということは、ここは十年前の王立魔法学校?
ロウがそこに通っていたらしいが、この時代のロウは十二歳くらいだろうか。
十年前の世界にタイムスリップしたはずだけど、その歴史ある建物は私の記憶にあったものとそう変わらない。
この世界線にロウの心のカケラがきっとあるはず。それを見つけなければ、彼の意識が戻らない。まずはロウに会って、そのヒントを探したいところだ。
ロウに会って……ということは。私はふと気づく。
もし彼に会えたら、少年時代のロウの姿を拝めるってことじゃない!
「どこにロウがいるのかしら? 魔法学校の中に入ってみる?」
「そうね……あっ、ロウの気配が見つかったわ!」
ディディの扮するウサギは独自の嗅覚を発動させたようで、ぴょんこぴょんこ跳ねて、園庭の方へ走っていく。
私もその後を追いかけていくと、緑豊かな大きな園庭が目に飛び込んできた。
ロウの少年時代はどんな少年だったんだろう。
そのときから既に魔法の天才と呼ばれていた?
今みたいに魔道具の開発にのめり込んでいた?
色々と想像を膨らませていると、木々の隙間から剣の練習に打ち込んでいる少年を見つけた。あどけないが整った顔立ちで、将来は美青年に育つことが容易に想像できる。
その少年こそ、私がずっと探していたロウだった。
通りすがりのふりでもして、彼に話しかけよう。
そう決意して一歩踏み出したときだった。
「ここは魔法学校だぜ! 剣の練習をしても魔法技術は上がらないぞ!」
「魔法が使えない奴は騎士養成所にでも行くんだな!」
ロウが同級生と思われる数名に囲まれ、罵詈雑言を浴びせられている。
私は慌てて木の影に隠れた。
どうしよう、ロウがいじめにあっている! しかも、あの天才のロウが魔法を使えないってどういうこと!?
ロウは動じることなく、表情も変えず同級生たちから目を逸らしている。
「なんだその態度は!」
「やっちゃえよ!」
魔法が使える者と使えない者では立場が違う。魔法が使えることは一定以上のスターテスで、町でふんぞり返っている人もいる。
これは魔法学校ではこの差は顕著だった。
だから魔法学校に通う生徒で魔力が少ない者は、それをひた隠しにする。
しかし、ロウには魔法が使えないことを隠そうとする素振りがなかった。それがいじめの要因になっているのだろうか。
このまま見て見ぬふりをするわけにはいかない。
我慢の限界の超えた私は、木の影から飛び出し、いじめっ子たちに向かって叫ぼうとした。
そのときだった。
私よりも先にウサギが飛び出して、いじめっ子のひとりに飛び掛かった。
その愛らしいウサギの見た目によらず、彼女の瞬発力と跳躍力は凄まじく、いじめっ子のひとりの顔面を足で蹴った。
いじめっ子は仰向けに転倒して尻餅をつく。
ウサギは「やってやったわ!」と言わんばかりに目をキラキラさせている。
ディディ! もうっ、余計なことをしてー!
突然の出来事に、周りのいじめっ子たちは唖然として固まっていた。
それを好機だと思うことにした私は、彼らに駆け寄りながら叫んだ。
「ごめんなさい! 私のペットが暴れてしまったわ! 痛かったでしょう?」
私の声に、いじめっ子たちは我に返ったようで、倒れた仲間を抱きかかえながら逃げていく。
よし、救出成功ね! ……と言いたいところだけど、このあとどうすればいいの? とりあえず追い払ってみたけど……。
私は恐る恐るロウの方を見た。彼は私をじっと見つめている。どうしよう……。
どう言葉を掛けようか考えあぐねていると、ロウが先に口を開いた。
「ありがとうございました」
ロウは軽く頭を下げる。
あれ? 意外と素直……。てっきり私の存在を訝しんでくるものかと思っていたけれど。
この少年ロウと私は、そんなに歳も変わらないはずなのに敬語を使ってくるのね。そこに好感を持った。
「あなたはロウね」
私はロウのことを知っているような口ぶりで話しかける。
彼は少し驚いたような顔をしたが、すぐに頷いた。
やっぱり、このロウは私が知っているロウではない。
「あなたは?」
「初めまして。ただの通りすがりよ。あなたは魔法が使えないのね。おせっかいかもしれないけれど、私にはわかる。ロウ、あなたには魔法の才能があるわ」
私は確信を持って言う。
ロウが魔法学校時代、どれだけ非凡な少年だったかは、実際に知っているわけではないけれど、今、彼を見て分かった。
魔力量が桁違いだ。
この少年はいずれ偉大な魔法使いになるだろうと。
それを伝えると、ロウは意味が分からないといった様子で首を傾げた。
「俺に魔法の才能はありません。……初級の魔法でさえ発動できないポンコツですから」
自嘲気味に笑う。
私はその自虐的な言葉に、思わず反論したくなった。
将来は天才の魔法使いと言われるんだから! でも……この少年には彼の苦悩があるのだろう。私はそれを知らない。だから無責任なことは言えない。
私が言葉を詰まらせていると、ロウが続けて口を開いた。
「だって、魔法が使えなきゃ、魔法使いになれない。俺はもう……その夢は諦めたんだ」
ロウは悲しげに目を伏せた。私はロウに歩み寄った。
「あなたは魔法が使えないんじゃない。魔法の制御ができないだけよ」
「……え?」
驚きの表情を浮かべたロウに向かって、私は不敵に笑う。
未来の世界では、ロウの考案した魔力制御の魔道具が出回っているため、それで苦しんでいる人はいない。
魔力制御の魔道具を使って、制御の方法を体得させる方法が主流で、私もロウの魔道具に助けられた一人だ。
しかし、ロウが魔道具を開発するまでは、そんな画期的なものはなく……。魔力があっても発動できなければ魔法使いになれない苦悩を抱えていた時代だった。
今ここにいる時代には、もちろん便利な魔道具はないわけで……。
私はしゃがみ込み、ロウに視線を合わせた。そして彼に言った。
「良い方法があるの。試してみない?」
「良い方法?」
期待がこもった視線を向けられると、私はロウにあることをするように命じた。
私の目の前には、森が広がっていた。あれ? 妖精の国へ続いていた道と同じような景色……?
私は光の眩しさに目を細めながら遊歩道を歩くと、大きな煉瓦造りの建物が見えた。
マグナルツォ王立魔法学校だ。私もほんの数年前に、聖女見習いの仕事で訪問したことがあったから少し懐かしい。
「これが異空間……?」
「そうよ。ここは十年前の世界」
私の疑問に、ディディは答えた。
ということは、ここは十年前の王立魔法学校?
ロウがそこに通っていたらしいが、この時代のロウは十二歳くらいだろうか。
十年前の世界にタイムスリップしたはずだけど、その歴史ある建物は私の記憶にあったものとそう変わらない。
この世界線にロウの心のカケラがきっとあるはず。それを見つけなければ、彼の意識が戻らない。まずはロウに会って、そのヒントを探したいところだ。
ロウに会って……ということは。私はふと気づく。
もし彼に会えたら、少年時代のロウの姿を拝めるってことじゃない!
「どこにロウがいるのかしら? 魔法学校の中に入ってみる?」
「そうね……あっ、ロウの気配が見つかったわ!」
ディディの扮するウサギは独自の嗅覚を発動させたようで、ぴょんこぴょんこ跳ねて、園庭の方へ走っていく。
私もその後を追いかけていくと、緑豊かな大きな園庭が目に飛び込んできた。
ロウの少年時代はどんな少年だったんだろう。
そのときから既に魔法の天才と呼ばれていた?
今みたいに魔道具の開発にのめり込んでいた?
色々と想像を膨らませていると、木々の隙間から剣の練習に打ち込んでいる少年を見つけた。あどけないが整った顔立ちで、将来は美青年に育つことが容易に想像できる。
その少年こそ、私がずっと探していたロウだった。
通りすがりのふりでもして、彼に話しかけよう。
そう決意して一歩踏み出したときだった。
「ここは魔法学校だぜ! 剣の練習をしても魔法技術は上がらないぞ!」
「魔法が使えない奴は騎士養成所にでも行くんだな!」
ロウが同級生と思われる数名に囲まれ、罵詈雑言を浴びせられている。
私は慌てて木の影に隠れた。
どうしよう、ロウがいじめにあっている! しかも、あの天才のロウが魔法を使えないってどういうこと!?
ロウは動じることなく、表情も変えず同級生たちから目を逸らしている。
「なんだその態度は!」
「やっちゃえよ!」
魔法が使える者と使えない者では立場が違う。魔法が使えることは一定以上のスターテスで、町でふんぞり返っている人もいる。
これは魔法学校ではこの差は顕著だった。
だから魔法学校に通う生徒で魔力が少ない者は、それをひた隠しにする。
しかし、ロウには魔法が使えないことを隠そうとする素振りがなかった。それがいじめの要因になっているのだろうか。
このまま見て見ぬふりをするわけにはいかない。
我慢の限界の超えた私は、木の影から飛び出し、いじめっ子たちに向かって叫ぼうとした。
そのときだった。
私よりも先にウサギが飛び出して、いじめっ子のひとりに飛び掛かった。
その愛らしいウサギの見た目によらず、彼女の瞬発力と跳躍力は凄まじく、いじめっ子のひとりの顔面を足で蹴った。
いじめっ子は仰向けに転倒して尻餅をつく。
ウサギは「やってやったわ!」と言わんばかりに目をキラキラさせている。
ディディ! もうっ、余計なことをしてー!
突然の出来事に、周りのいじめっ子たちは唖然として固まっていた。
それを好機だと思うことにした私は、彼らに駆け寄りながら叫んだ。
「ごめんなさい! 私のペットが暴れてしまったわ! 痛かったでしょう?」
私の声に、いじめっ子たちは我に返ったようで、倒れた仲間を抱きかかえながら逃げていく。
よし、救出成功ね! ……と言いたいところだけど、このあとどうすればいいの? とりあえず追い払ってみたけど……。
私は恐る恐るロウの方を見た。彼は私をじっと見つめている。どうしよう……。
どう言葉を掛けようか考えあぐねていると、ロウが先に口を開いた。
「ありがとうございました」
ロウは軽く頭を下げる。
あれ? 意外と素直……。てっきり私の存在を訝しんでくるものかと思っていたけれど。
この少年ロウと私は、そんなに歳も変わらないはずなのに敬語を使ってくるのね。そこに好感を持った。
「あなたはロウね」
私はロウのことを知っているような口ぶりで話しかける。
彼は少し驚いたような顔をしたが、すぐに頷いた。
やっぱり、このロウは私が知っているロウではない。
「あなたは?」
「初めまして。ただの通りすがりよ。あなたは魔法が使えないのね。おせっかいかもしれないけれど、私にはわかる。ロウ、あなたには魔法の才能があるわ」
私は確信を持って言う。
ロウが魔法学校時代、どれだけ非凡な少年だったかは、実際に知っているわけではないけれど、今、彼を見て分かった。
魔力量が桁違いだ。
この少年はいずれ偉大な魔法使いになるだろうと。
それを伝えると、ロウは意味が分からないといった様子で首を傾げた。
「俺に魔法の才能はありません。……初級の魔法でさえ発動できないポンコツですから」
自嘲気味に笑う。
私はその自虐的な言葉に、思わず反論したくなった。
将来は天才の魔法使いと言われるんだから! でも……この少年には彼の苦悩があるのだろう。私はそれを知らない。だから無責任なことは言えない。
私が言葉を詰まらせていると、ロウが続けて口を開いた。
「だって、魔法が使えなきゃ、魔法使いになれない。俺はもう……その夢は諦めたんだ」
ロウは悲しげに目を伏せた。私はロウに歩み寄った。
「あなたは魔法が使えないんじゃない。魔法の制御ができないだけよ」
「……え?」
驚きの表情を浮かべたロウに向かって、私は不敵に笑う。
未来の世界では、ロウの考案した魔力制御の魔道具が出回っているため、それで苦しんでいる人はいない。
魔力制御の魔道具を使って、制御の方法を体得させる方法が主流で、私もロウの魔道具に助けられた一人だ。
しかし、ロウが魔道具を開発するまでは、そんな画期的なものはなく……。魔力があっても発動できなければ魔法使いになれない苦悩を抱えていた時代だった。
今ここにいる時代には、もちろん便利な魔道具はないわけで……。
私はしゃがみ込み、ロウに視線を合わせた。そして彼に言った。
「良い方法があるの。試してみない?」
「良い方法?」
期待がこもった視線を向けられると、私はロウにあることをするように命じた。
25
お気に入りに追加
1,039
あなたにおすすめの小説
ある横柄な上官を持った直属下士官の上官並びにその妻観察日記
karon
ファンタジー
色男で女性関係にだらしのない政略結婚なら最悪パターンといわれる上官が電撃結婚。それも十六歳の少女と。下士官ジャックはふとしたことからその少女と知り合い、思いもかけない顔を見る。そして徐々にトラブルの深みにはまっていくが気がついた時には遅かった。
外れスキル【削除&復元】が実は最強でした~色んなものを消して相手に押し付けたり自分のものにしたりする能力を得た少年の成り上がり~
名無し
ファンタジー
突如パーティーから追放されてしまった主人公のカイン。彼のスキルは【削除&復元】といって、荷物係しかできない無能だと思われていたのだ。独りぼっちとなったカインは、ギルドで仲間を募るも意地悪な男にバカにされてしまうが、それがきっかけで頭痛や相手のスキルさえも削除できる力があると知る。カインは一流冒険者として名を馳せるという夢をかなえるべく、色んなものを削除、復元して自分ものにしていき、またたく間に最強の冒険者へと駆け上がっていくのだった……。
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
追放された引きこもり聖女は女神様の加護で快適な旅を満喫中
四馬㋟
ファンタジー
幸福をもたらす聖女として民に崇められ、何不自由のない暮らしを送るアネーシャ。19歳になった年、本物の聖女が現れたという理由で神殿を追い出されてしまう。しかし月の女神の姿を見、声を聞くことができるアネーシャは、正真正銘本物の聖女で――孤児院育ちゆえに頼るあてもなく、途方に暮れるアネーシャに、女神は告げる。『大丈夫大丈夫、あたしがついてるから』「……軽っ」かくして、女二人のぶらり旅……もとい巡礼の旅が始まる。
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
女性限定の『触れて治癒する』治療方法に批判が殺到して廃業を考えたが結果が凄すぎて思ったよりも受け入れて貰えた
夢幻の翼
ファンタジー
『触れて治癒する』と言う独特の治癒士として活動するナオキは現代日本で救急救命士として就職したばかりの青年だったが不慮の事故により異世界へと転生した。
人々を助けたいとの熱い思いを女神に願った彼は転生先で治癒士として活動を始めたがある問題にぶつかる。
それは、どんな難病も瀕死の大怪我も治療出来るが『患者の胸に触れて魔力を流し込む』必要があり、しかも女性にしか効果が無いという『限定能力』だった。
※カクヨムにて先行配信しています。
カクヨムへのリンクも貼ってありますので続きを早く読みたい方はそちらからお願いします。
土属性を極めて辺境を開拓します~愛する嫁と超速スローライフ~
にゃーにゃ
ファンタジー
「土属性だから追放だ!」理不尽な理由で追放されるも「はいはい。おっけー」主人公は特にパーティーに恨みも、未練もなく、世界が危機的な状況、というわけでもなかったので、ササッと王都を去り、辺境の地にたどり着く。
「助けなきゃ!」そんな感じで、世界樹の少女を襲っていた四天王の一人を瞬殺。 少女にほれられて、即座に結婚する。「ここを開拓してスローライフでもしてみようか」 主人公は土属性パワーで一瞬で辺境を開拓。ついでに魔王を超える存在を土属性で作ったゴーレムの物量で圧殺。
主人公は、世界樹の少女が生成したタネを、育てたり、のんびりしながら辺境で平和にすごす。そんな主人公のもとに、ドワーフ、魚人、雪女、魔王四天王、魔王、といった亜人のなかでも一際キワモノの種族が次から次へと集まり、彼らがもたらす特産品によってドンドン村は発展し豊かに、にぎやかになっていく。
元万能技術者の冒険者にして釣り人な日々
於田縫紀
ファンタジー
俺は神殿技術者だったが過労死して転生。そして冒険者となった日の夜に記憶や技能・魔法を取り戻した。しかしかつて持っていた能力や魔法の他に、釣りに必要だと神が判断した様々な技能や魔法がおまけされていた。
今世はこれらを利用してのんびり釣り、最小限に仕事をしようと思ったのだが……
(タイトルは異なりますが、カクヨム投稿中の『何でも作れる元神殿技術者の冒険者にして釣り人な日々』と同じお話です。更新が追いつくまでは毎日更新、追いついた後は隔日更新となります)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる