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一章 転生人生の幕開け

ファッション大好き!

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「アーニコ様、家庭教師との面会時間に近いのでそろそろ準備をいたしますね」
「うん、よろしく」
もうそろそろかー、すごく楽しみ!!
どんな家庭教師だろう!!

「では、早速。
アーニコ様今日のお洋服はどれにいたしますか?」

「!!」

ミーヤが持ってきたのははたくさんの服
それも10着ぐらい。
こんなに服があるってさすが金持ちだなって何回も思う。

そういえば、1番最初に服をミーヤが持ってきた時は
本当に驚いたな。
いや、アーニコ様なら服はたくさん持ってるだろうなとは思ってたけど。これほどまでにあるとは思わなかった。
でも、ここで四年も暮らしていくうちに
10着ぐらい普通感覚になった。
慣れって恐ろしい


ちなみに、今、ミーヤが持ってる服は
その中でもミーヤが激選した3着

黒がベースで赤の宝石が目立っているブローチ付きの服と華やかな青色の服、
そして、黒のネクタイがついている白色の服

どれも、私の好みにクリーンヒット
さすがミーヤ

それにしても、どれもいい服だな。
今日はどれにしよう!!
なにより、
今日は家庭教師にあう大事な日だし、
それに
私は服を選ぶのが大好きだ!!

"もとから、アーニコは前世からファションが
趣味だったのだが、大好きという程では無かった。しかし、現世では服選びが今のアーニコにとっては、娯楽的な存在なのだ。なぜなら…"

「ふふ、アーニコ様は本当に服選び大好きですね。」
「はい!アーニコ好き!!」

そりゃあ!好きに決まっている!
何故なら私が服を選んでいる相手は
他ならぬアーニコ様だ!!
アーニコ様は何を着ても似合うから最高だ!!


"小さい頃、アーニコは推しを間近で見れる感激にふるえナ鏡ばかりチラチラみて
ナルシストみたいになっていた、


それを
侍女達に鏡ばかり見て笑う変な子だと噂されているのを知り、恥ずかしい思いをしたため
鏡を見るのをやめて服選びをすることで推しを崇めることにしたのだった"


「それで、今日はどれになさるのですか?」
「あい、今日は白い服にする。」


「承知いたしました。」


やっぱり、着てみるまではわからなかったけど
白い服はいいね!!
アーニコ様の金髪で碧眼が
白い服とあっている

でも、今日は白い服を選択したけど
アーニコ様は何色でも似合うから
日に日にいろんな服を着てしまうんだよね


最初は推しに転生したことに
ショックを感じてたけど、
今では推しに好きな服を着せることができる
そして、推しの成長を間近でみれる!!
これは、これで良い!!


「あぁ、もうこんな時間ですね。
家庭教師とのお約束のお時間です。
移動しましょう」

「あーーーーい!」



「るんるんるーん!楽ちみ楽ちみ!!」
「ふふ、アーニコ様、とても楽しそうですね
ミーヤも見てて楽しくなります。」

「だって、たのちみだもん!!」

女の人かな?男の人?
どんな魔法使うんだろう?
できるなら、アーニコ様と同じ火の魔法とかの使い手がいいな!


アーニコ様のもう一つの属性である光魔法は
この世界(きみまほ)ではそもそも光魔法がレアだから使い手は少ないのだ

しかし、

本来ゲームでのアーニコ様の家庭教師は
ビジュ良し!性格良し!魔法もできる!
光魔法の使い手だった。

こんな素晴らしい人
アーニコ様の次の次くらいに最高だよと何度思った事だろうか

彼の名前は
ベネディア・フォル
通称ベネくんだ。

ゲームでは、アーニコ様の家へ遊びにきた時に
丁度アーニコ様の授業が
終わった時で、その時ベネくんと遭遇した
という設定だ。

初めて「きみまほ」での攻略キャラでの
最長年ということで、瞬く間に人気ランキングへと上り詰めた。
とにかく、色気のすごい先生だ。


でも、アーニコがベネくんと会うのはまだまだ先の話、だから、多分今回の家庭教師は
私の知らない人だろう
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