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一章 転生人生の幕開け

推しに転生したのだが…。

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どうも、みなさんこんにちは。
私は今絶望ムードです(´・ω・`) 
正直大声で叫びたいし、泣きたいです。


私には前世があり、前世では「きみまほ」のオタクで推しがいました。
その推しの名前は「アーニコ」
なんと、今さっき判明したのですが
私は推しに、転生したらしいです。

いや、別に推しに転生するのが嫌だって言うわけではないんだよ、ないんだけども

前世の私が言っている
転生するのであれば、推しを常に眺めることができるポジションがよかった!!
なんなら、モブでもいい
推しを眺められるならなんだって幸せなのに

私が推しに転生したら
私の大好きな推しではなくなってしまう!!

「アーニコ、鏡を持ったまま、かたまってどうした?機嫌悪いのか?」
あっ、やばいやばいおかしく思われてる

そりゃあそうだ、手鏡!!頂戴と必死に
もとめていたので渡したら、
放心状態になってしまったのだから

まぁ、それは仕方ない
誰だって推しに会いたいとは思い
転生したいと考えるが、
推しに転生するという想像なんてしないだろう

もし、推しに転生したと知ってしまったら
ショックすぎて気絶する可能性もある

と・に・か・く!!
推しのお父様に心配をかけてしまった
どうにか安心させないと

それにもし、怪しまれて本当のお父様の子供じゃないと知られたら殺される可能性だってある

死ぬのだけは、嫌だ!!


「あーあう」(大丈夫だよ)
私は必死にお父様に『大丈夫』といってみるが
やはり、小さい子には喋るのに無理がある
どうにか伝わってくれとおもうが…
伝わる可能性はほぼないな
そう思っていると

お父様が私の顔をのぞきこみ
「アーニコは俺に『大丈夫だよ』と言っているのか?」と言った

「!?」

え!?
もしかして、今の言葉で伝わったんですか!?
えっ!
推しのお父様だから、失礼なこと言っちゃいけないとわかっているが、
正直ビビります!!怖っ!!
何かの超能力者ですか?
それとも、たまたまですか?
たまたまだったらすごい強運ですね

「もしかして、違ったか?」
あっ、やばい
また、急に黙ったから怪しまれてる
とにかく喋らないと!!

「あう、あーあよ」(いや、あたってたよ)
必死に怪しまれない様、できるだけ笑顔で
お父様の会話に対してお喋りしようとする

すると、「まぁまぁ、アーニコはお喋りね」と嬉しそうにお母様がいった。

え!?逆にもしかきて、
今度は喋りすぎた?
喋らないから怪しまれてると思ったのに
実は赤子ってお喋りあんま、しないの?
私まだ、一言、二言ぐらいしか喋ってないのに?


もう、私に赤子の真似事なんて、、
正直無理があるよ
だって、私は一人っ子だったし…。前世の私は高校生だし…。
それに、推しが、いまの私って考えると
前世の私の心がいたむ

もう、
アーニコ様に転生してしまうなんてショックだー!!と言いたいが、

前世の私がこうも言っている

「てか、小さい頃のアーニコ様の顔可愛すぎる!!えっ、天使ですか!?可愛い
それに、声も可愛いなんて無敵!!
やっぱり今日も推しが尊い、これなら転生して良かった」と…。




転生先は、まさかの推しで、、
推しに転生してしまったのは少し悲しいけど
かと、いって死にたくないし、
推しの成長が毎日みえる喜びに私は打ち震えている。

「こうなったら、この世界誰よりも楽しむしかない」

推しのことなら誰よりも知っている私だからこそ、できることを存分にしよう!!

そう、
私は前向きに考え
転生生活楽しむことにした。
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