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義隆さまとの昔のこと

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 初めての義隆さまの寝室に呼ばれたときのことは、今でも鮮明に覚えている。

身につけているものを全て脱がされ、「ただでさえ出来損ないのお前なのだから、少しは役に立ってみろ」と、大きなベッドの上にうつぶせにさせられた。

熱い身体を、引き裂かれるような痛み。涙をこぼして泣き叫ぶ私に「みっともない声を出すな」と義隆さまは冷たい声で命じた。

義隆さまに新しい仕事を覚えさせられた私は、その日以来、気まぐれに寝室に呼ばれていた。

「義隆さま」
 夜の1時。命じられた時間に、義隆さまの寝室の扉を叩く。

「入れ」

 返事を聞き、扉を開く。義隆さまは、未だスーツ姿のまま、ベッドから離れた位置に置かれた執務机についていた。お仕事がまだ終わっていないらしい。

「シャワーを浴びてこい」

 義隆さまが顔を上げずに、シャワー室を指差す。

「はい」

 身体を洗うところから義隆さまに監視される日は、それだけで身体がくたくたになる。

私は1人でシャワーを浴びられることに、内心ほっとしながら返事をした。

昨日細い鞭で打たれたばかりの背中の傷に染みるのを我慢しながら、頭からお湯をかける。

身体を温めてからシャワーの温度をさげる。

ぬるい温度にしてから床にかがんで、シャワーの先端をお尻にあてる。

目の前の鏡にうつる、みっともない格好をしている自分と目を合わせないようにしながら、お尻の中に温いお湯を流し込む。お湯が流れ込んでくる感覚が、気持ちが悪い。

でもきちんと綺麗にしておかなければ、あとで義隆さまの機嫌を損ねることになる。

「お前が私の言うことをきちんと聞いていれば、私も怒らずに済む」

 と、義隆さまはおっしゃるが、私はいつも義隆さまの期待に添えずに、失態ばかり演じてしまう。

 私は4度、お湯の出し入れを繰り返したあと、全身を石鹸で洗ってシャワー室をでた。

いつものようにタオル1枚身につけていない。義隆さまは煙草をくゆらせながら、ソファの方を顎でしゃくった。

「ソファに手をつけ」

 ソファに向かい座面に手をつき軽く足を開いて頭をさげる。

教え込まれた体勢。

しばらくその姿で放置されると、心のなかには惨めな気持ちと恐怖が入り混じる。

後ろから義隆さまの足音が近づいてきた。

「ちゃんと洗えているか、確認してやる。自分で開いてみせろ」

 頭をさげた体勢のまま両手を後ろに回す。手で尻たぶを掴んで横へ引っ張って広げる。

「もっとだ」

 強く命じられて、ぎゅっと指先に力を入れてさらに、じりじりと痛みを伴うほど開いた。

うしろで、カチカチと金属がぶつかり合うような音がして、冷たいものが押しあてられる。

「指で、球を押し込め」

 ぐっと、指先で冷たい球を押し込む。

一つ挿れるととそこからまた紐に繋がった球を押し当てられ、次々にお尻の中に挿入していった。

「も、入らなぃっ…で…す……っ」

 大きめの球が押し当てられて、泣きながら首を振るが、義隆さまの手によって強引に押し挿れられた。

「ぃいいっ……っぃいっ」

 目一杯押し広げられ、最後はするっと中に入る。

大きいもので球は最後だったようで、球から繋がった紐の先には、あとはリングのようなものしかなかった。

義隆さまがうしろで、するするっとベルトを引き抜く音がする。

「泣き言を言った罰だ」

 ヒュッ、と空気をきる音がして、バシィィイインッ!!と背中とお尻にかけて、張り付くような痛みが走る。

「ごめ、なさぃっっっごめんなさぁいいっ」

 バシィィンバシィイン、背中やお尻や太ももまで、めちゃくちゃに打たれる。

ベルトが放り出されると、今度は打たれたばかりのお尻を片手で、ぐっと掴まれる。掴まれた手で身体を押さえつけるようにして、義隆さまが先ほど挿れた球を引っぱり抜き始める。

「いぃぁ…っ!」
 最初に大きな球が引き出されたあと、ずるずるっと紐で繋がった球が次々に抜かれていく。

「…あぁぁっあぁっぁぁあっ、あぁ、ぁあっ」
 お尻の中に、蕾に強制的に与えられる排泄感。

気持ち悪さと、恥ずかしさに、呻く私の身体を義隆さまは抱えなおして、ソファに顔を押しつける。

そのまま無理矢理押し広げられた痛みの残る蕾に、今度は義隆さまのペニスが押し当てられた。

「あぁあぅっ………っ」
 ぐいっと突き上げられると同時に、悲鳴をあげそうになる私の口の中に、丸めたネクタイが押し込められる。

「……ぅぅ……っっぁぁ……っ」

 熱い、痛い、苦しいッ。

必死に両手を握りしめて耐える。義隆さまの気がすむまで、なんどもなんども突かれる。

意識がどこかへ飛んでしまいそうになる。

いっそ…飛んでしまった方が、楽になれるのに……。
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