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3.フォセット隊の登場
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突如として現れたオオカミ耳の女の子は、走りながら鋭く僕を睨んできた。
短剣こそ抜かなかったが、代わりに右ストレートを僕の頬に御見舞いしてきて、僕はよろけた瞬間に、先ほどのキツネオーラが発動しそうになった。
――だ、ダメだ……多分だけど彼女は敵じゃない!
攻撃不許可を先ほどのキツネたちに指示すると、彼らは我慢してくれたが、オオカミ耳の女の子の攻撃は続いた。僕の脇腹に蹴りを一発見舞うと、むせ返る僕をしり目に、さらにアゴに向かって一発。
僕の頭には火花が散り、意識を失いそうになると、キツネオーラがカウンター発動しようとした。だから、お前たちが出ると、話がよりややこしくなる。
「お前たちのような連中がいるから、貧しい女の子が冒険者になれないのよ!」
吐き捨てるように言うと、オオカミ耳の女の子はまず、僕の武器を放り投げた。
続いて鎧を乱暴に剥がしていくと、僕は粗末なチュニックシャツとズボンという姿になった。後からやってきたタヌキ耳の女の子は「ジルー、ちょっと……」と止めたが、反対側にいたネコ獣人の女の子は「やれやれ!」とはやし立てていた。
ジルーと呼ばれたオオカミ耳の女の子は、僕をパンツ1丁まで剥くと、背中から馬乗りになって、僕の両腕を纏めてから縄で拘束しはじめた。続いて腕や肩に縄を巡らせると、きつめに縛って拘束していく。
「念入りに拘束するよ。隠し武器があるかもしれない」
「固有特殊能力にも注意が必要だよ」
「うん、わかってる」
こんなことされるくらいなら、死んだ方がマシだと思っていると、エルフの女性は「ごほ……ごほっ」という声を共に起き上がった。
彼女は僕と目が合うと、一瞬だけ無表情になってから、みるみる顔色が青ざめていく。
ジルーと呼ばれたオオカミ耳の女の子は、そんなエルフの女性の様子などお構いなしに、得意げに言った。
「フォセット! 貴女を襲おうとしていた不届き者は、私たちで捕縛したよ!」
「うん、このまま、警察に突き出そうよ!!」
「待ってください! この人は……オルトロスに襲われた私を助けてくれようとした人です!!」
「へ……?」
ジルーたちの目が点になると、そのままゆっくりと視線が下がった。
その表情が徐々に青ざめはじめるなか、エルフの女性は淡々と状況を説明していく。
「まず、私が崖から落ちて、ここで孤立していました。するとこちらの方角から野生のオルトロスが近づいてきたんです」
そう言いながら、彼女がオルトロスのいた場所を指さすと、オオカミ耳の女の子と、タヌキ耳の女の子は、その場所の臭いを嗅いだ。
「確かに、オルトロスの臭い……しかも血の臭いがしますね」
「僕の剣のにおいも嗅いで。オルトロスの鼻先が突き刺さったから」
「ええと……」
「…………」
剣の臭いを嗅いだ、オオカミ耳の女の子ジルーは、すっかり青ざめた表情をしたまま、体をわなわなと震わせていた。僕としては誤解が解けたのなら、さっさと縄を解いて欲しい。
エルフの女性が縄を解くあいだ、そのオオカミ耳の女の子は僕の前でひれ伏した。
「本当にごめんなさい! まさか仲間の命の恩人に、こんな仕打ちをしてしまうなんて……」
「いや、誰にでも間違いは……」
「いいえ、仲間の恩人に……増しては男の人にこんなことをするのは、私たち獣人の世界では許されません!」
彼女は顔を真っ赤にして言った。
「私を嫁にというのなら、誠心誠意尽くします……ですから、警察に突き出すのはご容赦ください。私の家は貧しくて、私自身が働いて仕送りをしないと生活がままならないのです」
いや、別にそんな謝罪をさせるほど、僕はスケベではない。
どうやって落ち着かせようかと考えていたら、エルフの女性が言った。
「ジルーさん、部隊の不始末は隊長である私がするものです。少しのあいだ静かにしていて頂いてもいいですか?」
「は、はい……」
ジルーだけでなく、隣にいたネコ獣人も、シュンとした様子で正座しているなか、エルフの女性は深々と頭を下げてきた。
「この度は、大変なことをしてしまいました……貴方様の希望や要望を聞かせて頂いてもよろしいでしょうか?」
希望か。彼女たちのやり取りを見る限り、上下関係もなく民主的に物事を決めているグループだということがわかる。ブラック企業にいたときの上司や職場環境とは、比べ物にならないくらい風通しが良さそうだ。
彼女たちのグループで働いてみたいと思った。
「それじゃあ、君たちのパーティーに入れてもらってもいいかな? 実は誰も仲間になってくれないから、ソロでダンジョン探索をしていたんだ」
提案すると、ジルーとネコ獣人は拍子抜けした様子で僕を眺め、タヌキ耳の女の子も不思議そうな表情で言った。
「え? 具体的な要求は?」
「それだけかな。あ、この地域には来たばかりだから、説明とかしてくれると嬉しいな」
そう伝えると、ジルーとマーチルは信じられないと言いたそうな顔で僕を眺めてきた。タヌキ耳の女の子も慌てて聞き返してくる。
「それだけ……ですか?」
「うん。それだけ」
「貴方の受けた被害を考えれば、ジルーとマーチルをクビさせることすら可能なのですよ? 本当にそれだけでいいのですか?」
「だから、女の子を虐げるような趣味はないよ」
「……ありがとう」
ネコ族の戦士マーチルも、シュンとした様子で頭を下げると、隊長であるエルフも言った。
「何と心の広い方でしょう……」
「そ、そうかな?」
これほどの美人に言われると、さすがに照れると思っていると、彼女は頬を赤らめながら言った。
「よろしければ、私を彼女にして頂けませんか。もちろん……貴方のご迷惑でなければの話ですが……」
「…………」
これほど美人で責任感も強い女性に、恥をかかせてはいけないので、その話は受けることにした。
「僕はソラというんだ。よろしくね」
「私のことは、フォセットと……呼び捨てで呼んでください」
【エルフ】
太古の森や大自然の中で、自給自足の生活をしている人々。
最初から独立した種族とも、ニンフと呼ばれる神の眷属がヒトと交じり合って種族化したとも言われているが、詳しいことはわかっていない。
ヒトや他種族との交流を進める平地エルフ派閥と、昔ながらの伝統を重んじる森エルフ派閥に分かれており、お互いを苦々しく思っている模様。
短剣こそ抜かなかったが、代わりに右ストレートを僕の頬に御見舞いしてきて、僕はよろけた瞬間に、先ほどのキツネオーラが発動しそうになった。
――だ、ダメだ……多分だけど彼女は敵じゃない!
攻撃不許可を先ほどのキツネたちに指示すると、彼らは我慢してくれたが、オオカミ耳の女の子の攻撃は続いた。僕の脇腹に蹴りを一発見舞うと、むせ返る僕をしり目に、さらにアゴに向かって一発。
僕の頭には火花が散り、意識を失いそうになると、キツネオーラがカウンター発動しようとした。だから、お前たちが出ると、話がよりややこしくなる。
「お前たちのような連中がいるから、貧しい女の子が冒険者になれないのよ!」
吐き捨てるように言うと、オオカミ耳の女の子はまず、僕の武器を放り投げた。
続いて鎧を乱暴に剥がしていくと、僕は粗末なチュニックシャツとズボンという姿になった。後からやってきたタヌキ耳の女の子は「ジルー、ちょっと……」と止めたが、反対側にいたネコ獣人の女の子は「やれやれ!」とはやし立てていた。
ジルーと呼ばれたオオカミ耳の女の子は、僕をパンツ1丁まで剥くと、背中から馬乗りになって、僕の両腕を纏めてから縄で拘束しはじめた。続いて腕や肩に縄を巡らせると、きつめに縛って拘束していく。
「念入りに拘束するよ。隠し武器があるかもしれない」
「固有特殊能力にも注意が必要だよ」
「うん、わかってる」
こんなことされるくらいなら、死んだ方がマシだと思っていると、エルフの女性は「ごほ……ごほっ」という声を共に起き上がった。
彼女は僕と目が合うと、一瞬だけ無表情になってから、みるみる顔色が青ざめていく。
ジルーと呼ばれたオオカミ耳の女の子は、そんなエルフの女性の様子などお構いなしに、得意げに言った。
「フォセット! 貴女を襲おうとしていた不届き者は、私たちで捕縛したよ!」
「うん、このまま、警察に突き出そうよ!!」
「待ってください! この人は……オルトロスに襲われた私を助けてくれようとした人です!!」
「へ……?」
ジルーたちの目が点になると、そのままゆっくりと視線が下がった。
その表情が徐々に青ざめはじめるなか、エルフの女性は淡々と状況を説明していく。
「まず、私が崖から落ちて、ここで孤立していました。するとこちらの方角から野生のオルトロスが近づいてきたんです」
そう言いながら、彼女がオルトロスのいた場所を指さすと、オオカミ耳の女の子と、タヌキ耳の女の子は、その場所の臭いを嗅いだ。
「確かに、オルトロスの臭い……しかも血の臭いがしますね」
「僕の剣のにおいも嗅いで。オルトロスの鼻先が突き刺さったから」
「ええと……」
「…………」
剣の臭いを嗅いだ、オオカミ耳の女の子ジルーは、すっかり青ざめた表情をしたまま、体をわなわなと震わせていた。僕としては誤解が解けたのなら、さっさと縄を解いて欲しい。
エルフの女性が縄を解くあいだ、そのオオカミ耳の女の子は僕の前でひれ伏した。
「本当にごめんなさい! まさか仲間の命の恩人に、こんな仕打ちをしてしまうなんて……」
「いや、誰にでも間違いは……」
「いいえ、仲間の恩人に……増しては男の人にこんなことをするのは、私たち獣人の世界では許されません!」
彼女は顔を真っ赤にして言った。
「私を嫁にというのなら、誠心誠意尽くします……ですから、警察に突き出すのはご容赦ください。私の家は貧しくて、私自身が働いて仕送りをしないと生活がままならないのです」
いや、別にそんな謝罪をさせるほど、僕はスケベではない。
どうやって落ち着かせようかと考えていたら、エルフの女性が言った。
「ジルーさん、部隊の不始末は隊長である私がするものです。少しのあいだ静かにしていて頂いてもいいですか?」
「は、はい……」
ジルーだけでなく、隣にいたネコ獣人も、シュンとした様子で正座しているなか、エルフの女性は深々と頭を下げてきた。
「この度は、大変なことをしてしまいました……貴方様の希望や要望を聞かせて頂いてもよろしいでしょうか?」
希望か。彼女たちのやり取りを見る限り、上下関係もなく民主的に物事を決めているグループだということがわかる。ブラック企業にいたときの上司や職場環境とは、比べ物にならないくらい風通しが良さそうだ。
彼女たちのグループで働いてみたいと思った。
「それじゃあ、君たちのパーティーに入れてもらってもいいかな? 実は誰も仲間になってくれないから、ソロでダンジョン探索をしていたんだ」
提案すると、ジルーとネコ獣人は拍子抜けした様子で僕を眺め、タヌキ耳の女の子も不思議そうな表情で言った。
「え? 具体的な要求は?」
「それだけかな。あ、この地域には来たばかりだから、説明とかしてくれると嬉しいな」
そう伝えると、ジルーとマーチルは信じられないと言いたそうな顔で僕を眺めてきた。タヌキ耳の女の子も慌てて聞き返してくる。
「それだけ……ですか?」
「うん。それだけ」
「貴方の受けた被害を考えれば、ジルーとマーチルをクビさせることすら可能なのですよ? 本当にそれだけでいいのですか?」
「だから、女の子を虐げるような趣味はないよ」
「……ありがとう」
ネコ族の戦士マーチルも、シュンとした様子で頭を下げると、隊長であるエルフも言った。
「何と心の広い方でしょう……」
「そ、そうかな?」
これほどの美人に言われると、さすがに照れると思っていると、彼女は頬を赤らめながら言った。
「よろしければ、私を彼女にして頂けませんか。もちろん……貴方のご迷惑でなければの話ですが……」
「…………」
これほど美人で責任感も強い女性に、恥をかかせてはいけないので、その話は受けることにした。
「僕はソラというんだ。よろしくね」
「私のことは、フォセットと……呼び捨てで呼んでください」
【エルフ】
太古の森や大自然の中で、自給自足の生活をしている人々。
最初から独立した種族とも、ニンフと呼ばれる神の眷属がヒトと交じり合って種族化したとも言われているが、詳しいことはわかっていない。
ヒトや他種族との交流を進める平地エルフ派閥と、昔ながらの伝統を重んじる森エルフ派閥に分かれており、お互いを苦々しく思っている模様。
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