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17.度胸をつける
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2匹目のゴブリンもナイフの投擲で倒すと、ジルーは満足そうに頷いた。
「その調子だよ! 今度は自分の手で耳を取ってみて」
「わかった」
僕のアビリティ【レフトソード】は、手から離すと数秒で消えてしまうので、ジルーからナイフを借りて、ゴブリンの耳を切り取ってみた。
耳は軟骨の塊のようなモノなので、少し力を入れれば切り取れるのだが、倒したゴブリンが急に起き上がってきそうなので、何だか緊張してしまう。
無事に切り取ったとき、僕はジルーに手渡しながら言った。
「LPもゼロになっているはずなのに、急に起き上がってきそうだから緊張したよ」
「それ、わかるよ! 私なんて今でもそう思うことあるもん!」
ジルーは、耳を動かしながら言った。
「次の獲物も近くにいるよ。じゃんじゃん稼いで行こう」
「そうだね!」
ナイフの投擲は、ゴブリンに対して最適解だったのか、僕は次々とゴブリンを倒して行った。
そして、森の奥に踏み込んだとき、ゴブリンも先ほどの連中よりも一回り大きいうえに、2匹いるという場面に出くわした。
少し難しくなったと思いながらジルーを見ると、彼女は頷いて攻撃を指示してきた。
なるほど、確かに2対2と考えたら、こちら側に分がありそうだ。
僕は物陰から狙いを定めて、ゴブリンの片方を仕留めると、ジルーも物陰から飛び出して、当りを見回していたゴブリンを僅かな時間で仕留めてみせた。
「やったね……」
そう声をかけた瞬間、ジルーは表情を変えて僕のすぐ横を指さしていた。
当時に草むらが揺れ、中からは緑色のゴブリンが不敵に嗤いながら、僕に向けてボロボロのナイフを突き出してくる。
とっさに、僕は右手で【例のナイフ】出して応戦すると、ゴブリンの腕に黒い縄のようなものが纏わりつき、寸でのところでナイフが止まっていた。
その隙にゴブリンに蹴りを見舞うと、僕はもう一度、右手のナイフを握り直して、ゴブリンを睨んだ。
するとゴブリンは、鼻血を出したまま起き上がり、表情を曇らせたまま、周囲を見回している。
どうやら僕の姿が見えないようだ。
その直後に、ジルーがゴブリンを仕留め、警戒した様子で周囲を見回した。
「ごめん。ゴブリンの気配を見落としていたよ……」
「いや、僕こそボヤボヤしていた。今回は本当に運が良かった」
そう言うと、ジルーも真顔で頷いた。
「今日はこれくらいにしよう。ちょっと深入りしすぎちゃった感じがする」
ゴブリンの森を出たとき、ジルーは17ものゴブリンの耳を持っていた。
それを、マーフォーク族の村長の家に持っていくと、その娘と思われる人物が、丁寧に1つずく数え、やがて書類にサインをした。
「契約通り、この報酬は月末までに支払うよ」
「また、困ったことがあれば、ご相談ください」
「ああ、待ってくれ……」
僕とジルーが「なんでしょう?」と視線を返すと、村長は小さな樽を出してくれた。
「うちの村で作っている酒なんだ。良かったら持って行ってくれ」
おお、マーフォークの作ったお酒か。どんな味なんだろう!?
「ありがとうございます!」
「はっはっはっは……少ない謝礼しか渡せないからね」
村を後にすると、ジルーと僕は船着き場に戻った。
そこには、上流から下ってきた舟があるのだが、ジルーはどうやってこれを戻すのだろう。
「センドさん……いる?」
「あいよ!」
立ち上がってこちらに視線を向けてきたのは、マーフォーク族の若い男性だった。
何となく、もの静かそうな男性は、舟を見ると言う。
「こいつを上流に戻したいんだな?」
「うん、お願いできる?」
「……任せておけ」
センドはそう言うと、小舟に乗り込むとアビリティを発動させた。
すると小舟の特に後部から、霊力が溢れ出し、まるでエンジンでもかかっているような振動も感じた。
「効き目があるのは15分だけだ。上手く使ってくれ」
「ありがとう!」
どうやらこのアビリティは、【ジェット】と呼ばれる特殊能力のようだ。
名前の通り、船が推進力を得たように進んでいくため、こうやって下流から上流に川を遡ることができる。
「この便利な能力……使うと使用料を取られたりする?」
心配になって聞いてみると、ジルーは笑いながら答えた。
「大丈夫だよ。今回のクエストは、交通費も村側が負担してくれる契約だから」
その話を聞いて安心した。
このジェットというアビリティも需要がありそうなので、こちらから頼むとけっこうお金を取られそうだ。
無事に、フロンティアトリトンズに帰還すると、僕たちは任務の成果を報告した。
「17匹も倒せたのですね!? 新人研修でそこまでできれば上出来です!」
「途中で、ヒヤッとすることもあったけど、カイトさんが強くて助かりました」
その言葉を聞いたギルド長は、心配そうな顔をした。
「最近はゴブリンも凶暴で狡猾になってきましたからね。討伐は十分に気をつけてください」
「はい!」
報酬は、ジルーは半分ずつでいいと言ってくれたが、さすがに彼女の研修がなければ、これほどの成果はあり得なかったため、僕の分の報酬の1割を譲渡することで話はまとまった。
今日でレベルも5まで上がっていたし、幸先の良いスタートだ。
【マーフォーク族の村長】
「その調子だよ! 今度は自分の手で耳を取ってみて」
「わかった」
僕のアビリティ【レフトソード】は、手から離すと数秒で消えてしまうので、ジルーからナイフを借りて、ゴブリンの耳を切り取ってみた。
耳は軟骨の塊のようなモノなので、少し力を入れれば切り取れるのだが、倒したゴブリンが急に起き上がってきそうなので、何だか緊張してしまう。
無事に切り取ったとき、僕はジルーに手渡しながら言った。
「LPもゼロになっているはずなのに、急に起き上がってきそうだから緊張したよ」
「それ、わかるよ! 私なんて今でもそう思うことあるもん!」
ジルーは、耳を動かしながら言った。
「次の獲物も近くにいるよ。じゃんじゃん稼いで行こう」
「そうだね!」
ナイフの投擲は、ゴブリンに対して最適解だったのか、僕は次々とゴブリンを倒して行った。
そして、森の奥に踏み込んだとき、ゴブリンも先ほどの連中よりも一回り大きいうえに、2匹いるという場面に出くわした。
少し難しくなったと思いながらジルーを見ると、彼女は頷いて攻撃を指示してきた。
なるほど、確かに2対2と考えたら、こちら側に分がありそうだ。
僕は物陰から狙いを定めて、ゴブリンの片方を仕留めると、ジルーも物陰から飛び出して、当りを見回していたゴブリンを僅かな時間で仕留めてみせた。
「やったね……」
そう声をかけた瞬間、ジルーは表情を変えて僕のすぐ横を指さしていた。
当時に草むらが揺れ、中からは緑色のゴブリンが不敵に嗤いながら、僕に向けてボロボロのナイフを突き出してくる。
とっさに、僕は右手で【例のナイフ】出して応戦すると、ゴブリンの腕に黒い縄のようなものが纏わりつき、寸でのところでナイフが止まっていた。
その隙にゴブリンに蹴りを見舞うと、僕はもう一度、右手のナイフを握り直して、ゴブリンを睨んだ。
するとゴブリンは、鼻血を出したまま起き上がり、表情を曇らせたまま、周囲を見回している。
どうやら僕の姿が見えないようだ。
その直後に、ジルーがゴブリンを仕留め、警戒した様子で周囲を見回した。
「ごめん。ゴブリンの気配を見落としていたよ……」
「いや、僕こそボヤボヤしていた。今回は本当に運が良かった」
そう言うと、ジルーも真顔で頷いた。
「今日はこれくらいにしよう。ちょっと深入りしすぎちゃった感じがする」
ゴブリンの森を出たとき、ジルーは17ものゴブリンの耳を持っていた。
それを、マーフォーク族の村長の家に持っていくと、その娘と思われる人物が、丁寧に1つずく数え、やがて書類にサインをした。
「契約通り、この報酬は月末までに支払うよ」
「また、困ったことがあれば、ご相談ください」
「ああ、待ってくれ……」
僕とジルーが「なんでしょう?」と視線を返すと、村長は小さな樽を出してくれた。
「うちの村で作っている酒なんだ。良かったら持って行ってくれ」
おお、マーフォークの作ったお酒か。どんな味なんだろう!?
「ありがとうございます!」
「はっはっはっは……少ない謝礼しか渡せないからね」
村を後にすると、ジルーと僕は船着き場に戻った。
そこには、上流から下ってきた舟があるのだが、ジルーはどうやってこれを戻すのだろう。
「センドさん……いる?」
「あいよ!」
立ち上がってこちらに視線を向けてきたのは、マーフォーク族の若い男性だった。
何となく、もの静かそうな男性は、舟を見ると言う。
「こいつを上流に戻したいんだな?」
「うん、お願いできる?」
「……任せておけ」
センドはそう言うと、小舟に乗り込むとアビリティを発動させた。
すると小舟の特に後部から、霊力が溢れ出し、まるでエンジンでもかかっているような振動も感じた。
「効き目があるのは15分だけだ。上手く使ってくれ」
「ありがとう!」
どうやらこのアビリティは、【ジェット】と呼ばれる特殊能力のようだ。
名前の通り、船が推進力を得たように進んでいくため、こうやって下流から上流に川を遡ることができる。
「この便利な能力……使うと使用料を取られたりする?」
心配になって聞いてみると、ジルーは笑いながら答えた。
「大丈夫だよ。今回のクエストは、交通費も村側が負担してくれる契約だから」
その話を聞いて安心した。
このジェットというアビリティも需要がありそうなので、こちらから頼むとけっこうお金を取られそうだ。
無事に、フロンティアトリトンズに帰還すると、僕たちは任務の成果を報告した。
「17匹も倒せたのですね!? 新人研修でそこまでできれば上出来です!」
「途中で、ヒヤッとすることもあったけど、カイトさんが強くて助かりました」
その言葉を聞いたギルド長は、心配そうな顔をした。
「最近はゴブリンも凶暴で狡猾になってきましたからね。討伐は十分に気をつけてください」
「はい!」
報酬は、ジルーは半分ずつでいいと言ってくれたが、さすがに彼女の研修がなければ、これほどの成果はあり得なかったため、僕の分の報酬の1割を譲渡することで話はまとまった。
今日でレベルも5まで上がっていたし、幸先の良いスタートだ。
【マーフォーク族の村長】
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