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Aランクチームの実力
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俺と子供らは、朝の支度を終えて、朝食を取りに食堂に降りた。
「おはようございます」
俺が踊り子さん達に挨拶すると、子供らも挨拶をする。
「おはようございます」
「おはようございます。踊り子さん」
「おはよう…音楽隊の皆さん」
「おはよう…シッカリとした子供達だね」
ビューイさんが、俺と子供達に朝食を提供してくれた。
「ありがとうございます。今夜はゆっくりと寝れましたか?」
「うーん、少し寝不足気味だわ~、お肌が荒れる」
「…二日酔いだわね」
「でも、思ったより…時間はかからなかったのよ。予定通りに出れそうよ」
「新しい護衛が、見つかったのですね。よかった。…踊り子さんの肌にあうかわからないですが…俺が調合したものです。使って見てください。…あと、今日はゆっくりと馬車でお休みくださいね?」
俺は、肌に効くクリームと二日酔いの薬を出す。
ちなみに、日本の製品の成分を真似て作った、初調合作品だ。
鑑定結果では、それなりに効果のありそうな効能が着いていたので、バッチリだろう。
「調合もできるの?…本当に将来有望ね…ボソ」
「…わあー!いい感じに肌に馴染むわ!」
「二日酔いの薬なんて有るのね。ありがたいわ」
「えー!私も頂戴!」
俺の調合作品は、大人気。
今後も欲しいと言われて、頻繁に、提供することになる。
「マツリさん。新しい護衛の皆さんを紹介してもいいだろうか?」
ロゲスさんは、緊張した面持ちで、歩いてきた。
Aランクの冒険者は、それなりに有名人が多い。
彼らも、チーム名が付く程の有名人らしいです。
「マツリさん。Aランクの冒険者チーム『時の流れ』の皆さんです」
「初めまして、リーダーのカルです。大剣が得意です。これも、何かの縁です。よろしく頼むよ」
大柄で、爽やかな美男子の中年男性だ。映画俳優に居そう。羨ましい。
「私は、魔法使いのディーテ。五属性持ちですのよ」
どこかの貴族みたいな優雅な感じ、服もバトルドレスというものを着ていて、冒険者には見えない。
「ハンは、武道家。前衛得意」
獣人発見!熊耳?大柄のナイスボディー!巨乳少女!最高です!
「回復支援系担当してます。ミゲルです」
真面目なメガネのイケメン。ほっそりとしていて、僧侶服がよく似合う。
「えーっと、ミデェアです。カルの娘です。探査や事前の情報集めと裏工作が得意です」
忍者っ子?まだ、10代くらいの子供かなぁ?
「サシャよ。ゴーレムなどの魔操縦士をしているわ」
大きな鎧を身に着けて、見せてくれた。ゴーレムらしいです。見かけは、機械仕掛けの鎧にしか見えないですが…
「俺は、マツリと言います。こっちは、俺の奴隷です。右から、剣のマサ。弓のサク。槍のミナです。俺の特技は…スキルが多彩なところかもしれません。ナイフ使いです」
こちらの紹介も終わって、旅のルールを見直す。
経験から言っても…カルさんの方が、団体のリーダーに適任だ。
でも…「これまで通りで構わないよ。若い君の成長の手助けをするのも、先輩の役目だからね」と言われて、仕方なしにこのまま進むことになった。
本日の休憩も、5回。
しかし、次の村が近いので、昨日のペースならば、5回目の休憩時間には…着いているかもしれない。
心残りは、町の観光が、今回の騒動で出来ると思っていたのに…残念です。
出発して、昨日のように子供らを動かす。
「いい統率力だね」
なんか、後部支援のハズのカルさんに観察をされています。
でも、気がかりが、もう一つある。
ロゲスさんの幼馴染の盗賊が、行方不明なのです。
まあ、俺はずっと監視していたので、どこに行ったかわかっていますが…
他の盗賊と合流して居そうだ。
20人くらい連れて来る反応がある。
「盗賊が来ます。どうすれば良いのか、教えてください」
俺がそう言うと…
「盗賊だって?!幸先がいいね~!魔物はやるから、盗賊は譲ってくれ!」
カルさんに行き良いよく言われて、戦闘狂か?と思ってしまった。
俺の返事を待たずに、カルさんは、行動を始める。
ミデェアを探査に送る。
帰ってきたミデェアさんから、必要なところの情報を得る。
最低限の指示をメンバーに伝える。
慣れているのだろう。
俺は、襲って来た盗賊に手を出さないように子供らに伝える。
カルさんは、正面から待ち受けた。
「金目のものと女を置いて行け!」
「人数を考えた方がいい!」
「こっちは、元冒険者ばかりだぜ!」
「大人しく、金よこせ!」
口々に色々言ってくる。
「お頭は、黒龍のフライっていう有名なS級ランクに近いお方だぞ!」
「アジトに金を持って帰れば、かなりの間、遊んで暮らせるってもんだぜ!」
「いい女の住みたくなるような、見晴らしの良いところだ!」
「怖がらずにくればいい。可愛がってやるぞ!金もあるんだ。心配するな!」
「仲間もこの3倍はいる。今ならば、命は助けてやれる!」
なんか、口を滑らせていないか?
元冒険者。
お頭の名前と素性と強さ。
アジト持ち、資金あり。
アジトの場所は高台。
仲間の人数。
「アジトの場所を聞き出すために、一人捕獲して、他は生きて返さない」
静かに言ったカルさんの言葉が、やけに大きく聞こえました。
その後は、鮮やかでした。
カルさんの大剣は豪快に盗賊を切り捨てて、ディーテは魔法をぶっ放す。
ハンは身軽に動き回る。ミゲルは魔法支援をかけ続ける。
ミデェアは、隠れるように一人一人、確実に仕留めた。
サシャのゴーレムは、動き良く相手を逃さない。
「おはようございます」
俺が踊り子さん達に挨拶すると、子供らも挨拶をする。
「おはようございます」
「おはようございます。踊り子さん」
「おはよう…音楽隊の皆さん」
「おはよう…シッカリとした子供達だね」
ビューイさんが、俺と子供達に朝食を提供してくれた。
「ありがとうございます。今夜はゆっくりと寝れましたか?」
「うーん、少し寝不足気味だわ~、お肌が荒れる」
「…二日酔いだわね」
「でも、思ったより…時間はかからなかったのよ。予定通りに出れそうよ」
「新しい護衛が、見つかったのですね。よかった。…踊り子さんの肌にあうかわからないですが…俺が調合したものです。使って見てください。…あと、今日はゆっくりと馬車でお休みくださいね?」
俺は、肌に効くクリームと二日酔いの薬を出す。
ちなみに、日本の製品の成分を真似て作った、初調合作品だ。
鑑定結果では、それなりに効果のありそうな効能が着いていたので、バッチリだろう。
「調合もできるの?…本当に将来有望ね…ボソ」
「…わあー!いい感じに肌に馴染むわ!」
「二日酔いの薬なんて有るのね。ありがたいわ」
「えー!私も頂戴!」
俺の調合作品は、大人気。
今後も欲しいと言われて、頻繁に、提供することになる。
「マツリさん。新しい護衛の皆さんを紹介してもいいだろうか?」
ロゲスさんは、緊張した面持ちで、歩いてきた。
Aランクの冒険者は、それなりに有名人が多い。
彼らも、チーム名が付く程の有名人らしいです。
「マツリさん。Aランクの冒険者チーム『時の流れ』の皆さんです」
「初めまして、リーダーのカルです。大剣が得意です。これも、何かの縁です。よろしく頼むよ」
大柄で、爽やかな美男子の中年男性だ。映画俳優に居そう。羨ましい。
「私は、魔法使いのディーテ。五属性持ちですのよ」
どこかの貴族みたいな優雅な感じ、服もバトルドレスというものを着ていて、冒険者には見えない。
「ハンは、武道家。前衛得意」
獣人発見!熊耳?大柄のナイスボディー!巨乳少女!最高です!
「回復支援系担当してます。ミゲルです」
真面目なメガネのイケメン。ほっそりとしていて、僧侶服がよく似合う。
「えーっと、ミデェアです。カルの娘です。探査や事前の情報集めと裏工作が得意です」
忍者っ子?まだ、10代くらいの子供かなぁ?
「サシャよ。ゴーレムなどの魔操縦士をしているわ」
大きな鎧を身に着けて、見せてくれた。ゴーレムらしいです。見かけは、機械仕掛けの鎧にしか見えないですが…
「俺は、マツリと言います。こっちは、俺の奴隷です。右から、剣のマサ。弓のサク。槍のミナです。俺の特技は…スキルが多彩なところかもしれません。ナイフ使いです」
こちらの紹介も終わって、旅のルールを見直す。
経験から言っても…カルさんの方が、団体のリーダーに適任だ。
でも…「これまで通りで構わないよ。若い君の成長の手助けをするのも、先輩の役目だからね」と言われて、仕方なしにこのまま進むことになった。
本日の休憩も、5回。
しかし、次の村が近いので、昨日のペースならば、5回目の休憩時間には…着いているかもしれない。
心残りは、町の観光が、今回の騒動で出来ると思っていたのに…残念です。
出発して、昨日のように子供らを動かす。
「いい統率力だね」
なんか、後部支援のハズのカルさんに観察をされています。
でも、気がかりが、もう一つある。
ロゲスさんの幼馴染の盗賊が、行方不明なのです。
まあ、俺はずっと監視していたので、どこに行ったかわかっていますが…
他の盗賊と合流して居そうだ。
20人くらい連れて来る反応がある。
「盗賊が来ます。どうすれば良いのか、教えてください」
俺がそう言うと…
「盗賊だって?!幸先がいいね~!魔物はやるから、盗賊は譲ってくれ!」
カルさんに行き良いよく言われて、戦闘狂か?と思ってしまった。
俺の返事を待たずに、カルさんは、行動を始める。
ミデェアを探査に送る。
帰ってきたミデェアさんから、必要なところの情報を得る。
最低限の指示をメンバーに伝える。
慣れているのだろう。
俺は、襲って来た盗賊に手を出さないように子供らに伝える。
カルさんは、正面から待ち受けた。
「金目のものと女を置いて行け!」
「人数を考えた方がいい!」
「こっちは、元冒険者ばかりだぜ!」
「大人しく、金よこせ!」
口々に色々言ってくる。
「お頭は、黒龍のフライっていう有名なS級ランクに近いお方だぞ!」
「アジトに金を持って帰れば、かなりの間、遊んで暮らせるってもんだぜ!」
「いい女の住みたくなるような、見晴らしの良いところだ!」
「怖がらずにくればいい。可愛がってやるぞ!金もあるんだ。心配するな!」
「仲間もこの3倍はいる。今ならば、命は助けてやれる!」
なんか、口を滑らせていないか?
元冒険者。
お頭の名前と素性と強さ。
アジト持ち、資金あり。
アジトの場所は高台。
仲間の人数。
「アジトの場所を聞き出すために、一人捕獲して、他は生きて返さない」
静かに言ったカルさんの言葉が、やけに大きく聞こえました。
その後は、鮮やかでした。
カルさんの大剣は豪快に盗賊を切り捨てて、ディーテは魔法をぶっ放す。
ハンは身軽に動き回る。ミゲルは魔法支援をかけ続ける。
ミデェアは、隠れるように一人一人、確実に仕留めた。
サシャのゴーレムは、動き良く相手を逃さない。
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