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魔獣素材は美味しい
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ミュートとドガのお勧めを食べる。
「うわ~!ウルフウマ~!塩だけでこんなに美味しいの??蝙蝠も、全く嫌悪感ありませんね。茹でただけですか?パンに挟んで食べると格別ですね!」
「うふふ、美味しそうで何よりだわ」
「そうだなぁ~!この村はギルドがある分、魔獣素材が手に入る。辺境の村では、売って生活するだけで、キツキツだもんなぁ」
ドガが、人々の生活をさりげなく教えてくれました。
「売れれば、高いのでは?」
「旅の行商人が、時々しか来ないから、素材が痛む。それにかこつけて、安値で買い叩かれるから…やってらんないぜ!」
成る程、それは生活がキツキツそうだなぁ。
「加工して売れればいいのに…」
「!?え!?…加工…確かに…そっちの方が高そうだな…どんな田舎でも…皮をなめすぐらい出来るだろう…うん、いい考えだな。少年!」
バシバシ背中を叩かれる。
地味に痛い。
重みがある。
「君の名前を教えてくれない?」
「あっ!すみません。俺は、西門 祭と言います。マツリと呼んでください」
「マツリくんね。君、気に入ったわ。しばらくこの村に居るの?」
「まだ、今日着いたばかりなので、右も左もわからない状態です。慣れたら、大きな街に行きたいですね」
「なら、しばらく居るのね。雑貨屋で私働いているから…よかったら来てね。サービスするわ~!」
オネエなお兄さんに気に入られて、明日は、雑貨屋に行こうと決心する。
「俺は、この村のギルド長をしてる。よろしくな新人」
だ~!ドガさんギルドマスターでした!
「ビックリした顔が、可愛い!」
「おいおい!女装好きとは思っていたが…男好きなのか?勘弁してくれ」
「あら?可愛いものが好きなだけよ?恋愛対象は女の子なんだから!」
やっぱ、オネエでした。
「マツリも嫌だったらきっちり言えよ?」
ドガさんが心配してくれました。
「大丈夫ですよ。俺は、素直なタイプです。嫌だったら、顔に出ます」
「ぷっ!笑わせるなよ!」
「あははは!マツリくん面白い!」
きっと、二人は年下と話しをしているつもりは何だろう。
45のおっさんなのに…
楽しく話しをして、宿に帰る。
「明日は、ギルドで討伐依頼を受けて、雑貨屋に行こう」
宿の布団が硬かったので、その上に自前の布団をひいて寝ました。
「今日の分も払うので、同じ部屋をお願いします」
朝、宿を出る時に、今日の宿をとっておく。
遠出するつもりはない。
地図もないので、周辺のことはまだわからないからだ。
ギルドで、ウルフの討伐依頼を受ける。
そう言えば、まだ、人間しか会っていないように思う。
他の種族はこの村には居ないのかな?
実は、ミュートさんはエルフで、ギルドマスターのドガさんは鬼人らしいのだが…それを知るのは、後々だったりする。
昨日ウルフが出た所に行く。
ウルフは、群れで行動しているようだ。
鷹の目で、ウルフを確認する。
気がついていない。
無音魔法や、匂いを消すスキルがあると便利そうだ。
気配を消すように近ずく。
風を呼んで、匂いがばれないように回り込んだ。
空気操作で、少しずつ酸素を減らす。
ウルフの意識を狩る事に成功する。
トドメを刺して、次の群れを探す。
迷子にならないように、街道に戻る。
サーチ魔法や地図スキルが欲しい。
本屋があるらしいので、今度寄ってみよう。
「欲しい能力が増えるなぁ」
ウルフを解体して、移動する。
血の臭いにつられたのか?
ウルフの気配が集まってきた。
「音威圧」
ウルフたちの動きを止める。
ひるんだ隙をついて、ナイフで攻撃。
すると、他のウルフが、徒党を組んで詰め寄ってきた。
空気操作で、水素を集める。
マッチの火をばら撒き、水素爆発を起こさせる。
パンパンと弾ける水素。
ウルフには、ダメージが少なそうだが、群れがバラけた。
1匹ずつ、仕留めていく。
「こんなもんかなぁ?」
計23匹のウルフを狩った。
村には戻って、素材カウンターに行く。
解体してきたので、すぐに紙を受け取る。
「すごい量ですね。骨が100ギン×23、皮が200ギン×23、牙500ギン×23、肉100ギン×23で、合計20,700ギンですね。お確かめください」
因みに、ギンには小銀貨=1ギン、中銀貨=10ギン、大銀貨=100ギン、小金貨=1000ギン、中金貨=10000ギン、大金貨=100000ギンになっているようだ。
だから数えやすい。
中金貨二枚と大銀貨七枚だ。
大金だね。
まあ、昨日の衝動買いの分にもならないですが…
この楽器ですが…盾として使用しています。
音が鳴ると、魔獣が警戒してくれるので、大変重宝しております。
新たなお金を手に、雑貨屋に行く。
「あら~!来てくれたの!嬉しいわ」
ミュートさんは、嬉しそうに雑貨屋を案内してくれた。
「これ、スキルと魔法のスクロールよ。これを読むと、自然と魔法を覚えるわ。お金持ちは、お金に物を言わせて、才能を買うのよ。スクロールは、時々、魔獣が落とすわ。まず、見つからない珍しい物をなんだから!」
それはすごい!雑貨屋にあって良いものかはわからないですが…そこは、ミュートさんが商売上手だということで、カタをつけよう。
「ここにあるのは、隠密スキルと空間把握スキルと世界知識スキル…超音波魔法と魅了魔法と浄化魔法と発火魔法よ」
欲しい!浄化と発火は属性が違うので、使えても効果はなさそうだが…他は、俺にあったものだろう。
「一ついくらしますか?」
「そうね~!スキルが良いものなので、一つ200,000ギンで、魔法は一つ100,000ギンかしら?普通初心者には、見せないけどね。マツリくんには自慢したくなっちゃった」
最高~ですよミュートさんは!
「買っていいですか?俺の属性の物だけですが……お金のあるうちに…スキル全部と超音波と魅力…合わせて800,000ギンですよね」
「わー!お金持ち!買ってくれるならいいよ!まとめ買いしてくれたから、おまけにこれをつけてあげる。エルフのお守りよ。私が作った思いがこもった身代わり道具なんだから!」
身代わり道具…凄いものオマケにもらってしまった。
「エルフって…ミュートさんはエルフですか?」
「あら?わからない?耳が少しとがっているでしょう?」
……ほんの少しとがった耳が髪をかきあげると出てきた。
わからないよー!見えないんだよ!?
多種族発見の興奮もなく、スクロールを手にして、中身を開ける。
中を見ると、スクロールは自然と消えた。
「おお~!ファンタジック」
有用スキルと、魔法を手に入れた。
隠密スキルは、欲しかった気配を消すスキルだ。
空間把握は、自分のいる場所を把握する。
迷子にはならない。
集団戦では、仲間の位置もわかるだろう。
世界知識は、地図機能が付いていた。
スゲ~!博識と鑑定と観察を併用すると、事細かい情報を知ることが出来た。
これで、調合も出来るようになりそうだ。
超音波は、攻撃魔法だ。
やっとで攻撃魔法をゲットする。
魅了は、色属性で戦闘有用な魔法だ。
敵を寝返らせる。
もしかしたら、テイムも出来るかもしれない。
興奮しながら、外に出る。
地図機能があるって、素晴らしいです!
空間把握して、現在地もわかる。
サクサクと周辺のゴブリンを倒す。
魔石をとって、また倒す。
薬草など、多くの自然素材をゲットして、魔物を倒した。
レットベアー
キャットフォックス
ギン獅子
吸血蝙蝠
黒蜘蛛
弱点や特徴が解るって、凄く便利。
サクサクと倒せました。
素材カウンターで全てを出したら、ランクが上がる。
計1,034,187ギン手に入りました。
魔物素材…美味しすぎます。
「うわ~!ウルフウマ~!塩だけでこんなに美味しいの??蝙蝠も、全く嫌悪感ありませんね。茹でただけですか?パンに挟んで食べると格別ですね!」
「うふふ、美味しそうで何よりだわ」
「そうだなぁ~!この村はギルドがある分、魔獣素材が手に入る。辺境の村では、売って生活するだけで、キツキツだもんなぁ」
ドガが、人々の生活をさりげなく教えてくれました。
「売れれば、高いのでは?」
「旅の行商人が、時々しか来ないから、素材が痛む。それにかこつけて、安値で買い叩かれるから…やってらんないぜ!」
成る程、それは生活がキツキツそうだなぁ。
「加工して売れればいいのに…」
「!?え!?…加工…確かに…そっちの方が高そうだな…どんな田舎でも…皮をなめすぐらい出来るだろう…うん、いい考えだな。少年!」
バシバシ背中を叩かれる。
地味に痛い。
重みがある。
「君の名前を教えてくれない?」
「あっ!すみません。俺は、西門 祭と言います。マツリと呼んでください」
「マツリくんね。君、気に入ったわ。しばらくこの村に居るの?」
「まだ、今日着いたばかりなので、右も左もわからない状態です。慣れたら、大きな街に行きたいですね」
「なら、しばらく居るのね。雑貨屋で私働いているから…よかったら来てね。サービスするわ~!」
オネエなお兄さんに気に入られて、明日は、雑貨屋に行こうと決心する。
「俺は、この村のギルド長をしてる。よろしくな新人」
だ~!ドガさんギルドマスターでした!
「ビックリした顔が、可愛い!」
「おいおい!女装好きとは思っていたが…男好きなのか?勘弁してくれ」
「あら?可愛いものが好きなだけよ?恋愛対象は女の子なんだから!」
やっぱ、オネエでした。
「マツリも嫌だったらきっちり言えよ?」
ドガさんが心配してくれました。
「大丈夫ですよ。俺は、素直なタイプです。嫌だったら、顔に出ます」
「ぷっ!笑わせるなよ!」
「あははは!マツリくん面白い!」
きっと、二人は年下と話しをしているつもりは何だろう。
45のおっさんなのに…
楽しく話しをして、宿に帰る。
「明日は、ギルドで討伐依頼を受けて、雑貨屋に行こう」
宿の布団が硬かったので、その上に自前の布団をひいて寝ました。
「今日の分も払うので、同じ部屋をお願いします」
朝、宿を出る時に、今日の宿をとっておく。
遠出するつもりはない。
地図もないので、周辺のことはまだわからないからだ。
ギルドで、ウルフの討伐依頼を受ける。
そう言えば、まだ、人間しか会っていないように思う。
他の種族はこの村には居ないのかな?
実は、ミュートさんはエルフで、ギルドマスターのドガさんは鬼人らしいのだが…それを知るのは、後々だったりする。
昨日ウルフが出た所に行く。
ウルフは、群れで行動しているようだ。
鷹の目で、ウルフを確認する。
気がついていない。
無音魔法や、匂いを消すスキルがあると便利そうだ。
気配を消すように近ずく。
風を呼んで、匂いがばれないように回り込んだ。
空気操作で、少しずつ酸素を減らす。
ウルフの意識を狩る事に成功する。
トドメを刺して、次の群れを探す。
迷子にならないように、街道に戻る。
サーチ魔法や地図スキルが欲しい。
本屋があるらしいので、今度寄ってみよう。
「欲しい能力が増えるなぁ」
ウルフを解体して、移動する。
血の臭いにつられたのか?
ウルフの気配が集まってきた。
「音威圧」
ウルフたちの動きを止める。
ひるんだ隙をついて、ナイフで攻撃。
すると、他のウルフが、徒党を組んで詰め寄ってきた。
空気操作で、水素を集める。
マッチの火をばら撒き、水素爆発を起こさせる。
パンパンと弾ける水素。
ウルフには、ダメージが少なそうだが、群れがバラけた。
1匹ずつ、仕留めていく。
「こんなもんかなぁ?」
計23匹のウルフを狩った。
村には戻って、素材カウンターに行く。
解体してきたので、すぐに紙を受け取る。
「すごい量ですね。骨が100ギン×23、皮が200ギン×23、牙500ギン×23、肉100ギン×23で、合計20,700ギンですね。お確かめください」
因みに、ギンには小銀貨=1ギン、中銀貨=10ギン、大銀貨=100ギン、小金貨=1000ギン、中金貨=10000ギン、大金貨=100000ギンになっているようだ。
だから数えやすい。
中金貨二枚と大銀貨七枚だ。
大金だね。
まあ、昨日の衝動買いの分にもならないですが…
この楽器ですが…盾として使用しています。
音が鳴ると、魔獣が警戒してくれるので、大変重宝しております。
新たなお金を手に、雑貨屋に行く。
「あら~!来てくれたの!嬉しいわ」
ミュートさんは、嬉しそうに雑貨屋を案内してくれた。
「これ、スキルと魔法のスクロールよ。これを読むと、自然と魔法を覚えるわ。お金持ちは、お金に物を言わせて、才能を買うのよ。スクロールは、時々、魔獣が落とすわ。まず、見つからない珍しい物をなんだから!」
それはすごい!雑貨屋にあって良いものかはわからないですが…そこは、ミュートさんが商売上手だということで、カタをつけよう。
「ここにあるのは、隠密スキルと空間把握スキルと世界知識スキル…超音波魔法と魅了魔法と浄化魔法と発火魔法よ」
欲しい!浄化と発火は属性が違うので、使えても効果はなさそうだが…他は、俺にあったものだろう。
「一ついくらしますか?」
「そうね~!スキルが良いものなので、一つ200,000ギンで、魔法は一つ100,000ギンかしら?普通初心者には、見せないけどね。マツリくんには自慢したくなっちゃった」
最高~ですよミュートさんは!
「買っていいですか?俺の属性の物だけですが……お金のあるうちに…スキル全部と超音波と魅力…合わせて800,000ギンですよね」
「わー!お金持ち!買ってくれるならいいよ!まとめ買いしてくれたから、おまけにこれをつけてあげる。エルフのお守りよ。私が作った思いがこもった身代わり道具なんだから!」
身代わり道具…凄いものオマケにもらってしまった。
「エルフって…ミュートさんはエルフですか?」
「あら?わからない?耳が少しとがっているでしょう?」
……ほんの少しとがった耳が髪をかきあげると出てきた。
わからないよー!見えないんだよ!?
多種族発見の興奮もなく、スクロールを手にして、中身を開ける。
中を見ると、スクロールは自然と消えた。
「おお~!ファンタジック」
有用スキルと、魔法を手に入れた。
隠密スキルは、欲しかった気配を消すスキルだ。
空間把握は、自分のいる場所を把握する。
迷子にはならない。
集団戦では、仲間の位置もわかるだろう。
世界知識は、地図機能が付いていた。
スゲ~!博識と鑑定と観察を併用すると、事細かい情報を知ることが出来た。
これで、調合も出来るようになりそうだ。
超音波は、攻撃魔法だ。
やっとで攻撃魔法をゲットする。
魅了は、色属性で戦闘有用な魔法だ。
敵を寝返らせる。
もしかしたら、テイムも出来るかもしれない。
興奮しながら、外に出る。
地図機能があるって、素晴らしいです!
空間把握して、現在地もわかる。
サクサクと周辺のゴブリンを倒す。
魔石をとって、また倒す。
薬草など、多くの自然素材をゲットして、魔物を倒した。
レットベアー
キャットフォックス
ギン獅子
吸血蝙蝠
黒蜘蛛
弱点や特徴が解るって、凄く便利。
サクサクと倒せました。
素材カウンターで全てを出したら、ランクが上がる。
計1,034,187ギン手に入りました。
魔物素材…美味しすぎます。
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