未定

餡脳(unknow)

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第一話 追放パーティーと5人の勇者

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夏が終わり徐々に涼しくなり始めた頃の放課後。僕ら5人は一緒に下校していた。

「ホント涼しくなりましたよね、紅牙くが先輩」

「あ?そうか?俺はあんまり変わらないと思うが?霜原しもはらはどうだ?」

「んー、私は泰夏たいかくんに賛成ね」

紅牙くが 畔思はんし先輩はとても体格が良くて包容力があって頼りがいのある先輩だ。
それに対して、霜原しもはら 詩香うたか先輩は見た目は良く、アイドルも顔負けな抜群のスタイルの黒髪ロングの美女だ。でも

「誰かに褒められている気がするわ」

と言って霜原先輩はこちらを振り返った。

こんな感じで何故か人の心を3割程読み取れるのだ......怖い。

と、まぁこんな感じのメンバーで下校しているのだ。

因みに僕は、って......え?4人じゃないのかって?

......あっ!一人忘れてた!

僕の同級生の納玖李なくり 紫希しき
一応いつも一緒に帰っているのだが、何せ気配が薄すぎて僕が紹介を忘れる程度には存在感がないのだ。

「紫希はどう思う?」

ビクッと彼女の肩が震えた。

「ん?どうした?」

「いや......泰夏から話しかけてくるなんて殆ど無かったから少し驚いただけ...... 何か今日悪いことあるかも......」

「なんでだよっ!......はぁ。確かに僕から話しかけたのは久しぶりだけども、それでも悪いことはないだろ!」

「ふふっ......ごめん冗談。」

まぁ良いか。
さっき言い欠けたけど僕の名前は水落みつる 泰夏たいかだ。
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