62 / 83
12章 万能も過ぎれば不便です
2.
しおりを挟む
この男、見たことがある。
2年半前にヒキガエルの呪いの時、聖剣を陛下に手渡した40歳くらいのおじさん神官だ。
ていうことは、ここは神殿の半地下の牢?
驚いてぱちと瞬きをしたらまたポロリと目薬がこぼれた。
「そのように可憐ぶっていても、私にはお見通しですよ、魔王。でもそうやって神聖なるジークフリクト殿下にも取り入ったのですね。2年半前に事件を起こして自分が殿下を救うことで信頼させ、その後魔王になるまで身を潜め力を溜めていたのでしょう。でもね、あなたは墓穴を掘ったのですよ。ジークフリクト王子殿下こそ、魔王を滅する尊いお方なのだから」
くつくつと笑う神官の顔は僕を心からさげすんでいる。
いや、これ涙じゃないけど。それにヒキガエル事件の犯人は僕じゃない。あと僕は可憐なんて言葉は似合わない三白眼だ、やめてくれ。
とりあえず人間が来たから聞けることは聞こう。
頬を流れる目薬を袖でぐっとぬぐった僕はおじさん神官に問うた。
「あなたは……神官ですよね。ここは神殿ですか? 僕はなぜ牢屋にいるのですか?」
「ハハハっ。魔王だからですよっ。そんなこともわからないのですか? ああ、そうですよね。あなたはあまり賢くないようですからねぇ。あなたの傍にいるジークフリクト王子殿下があなたを殺す力を養っていたことに気付かなかったくらいですから。明日あなたはあの方の振るう聖剣の糧になる運命。ようやくこの日を迎えられる。5年もかかりましたが、これで妻も息子も報われるでしょう。ふたりはその為の尊い贄だったのですから」
フハッ、ハハハハハハッ、と笑い始めた神官の周りがどす黒くくすんでいく。瘴気だ。でもおじさん神官は見えていないようだ。
おじさん神官の瞳は灰色、そして髪の毛も灰色。魔力がほとんどない人なのだろう。
ていうか妻と息子って何のこと? 5年前?
気になる発言ばかりだったが、一番聞きたいことは一つだ。
「ここには、僕の執事もいるの?」
「あははっ、魔王に仕えていた執事など神殿に入れるわけがないでしょうっ。あの野蛮な執事は屋敷に幽閉されていますよっ。スピアディアに立ち向かっていくなど信じられない。あなたに惑わされてかわいそうに、あのとき角に刺されて死んだ方が幸せだったでしょうにねぇ」
なんと、賊の仕業と思っていたけれどあれも神殿だったのか。いや、この男の単独犯かもしれない。もしかしたらフォレストベアも。
とりあえずカシルは屋敷にいることが分かって僕は心からホッとした。そしてここは神殿だ。
おじさん神官は「殿下に取り入り執事を惑わし、そしてあの辺境伯まで、魅了の魔法でも使ったのでしょうかねぇ、ああおぞましい」と僕をさらに卑下してくる。
その度におじさんの周りの瘴気がより濃くなっていく。
それに喜んだ【つる】がうぞぞぞと動いて飛び出してしまった。僕は瘴気を吸いこませないことだけに集中した。
おじさん神官は僕の【つる】を見ても驚きもせず不敵に笑う。僕をさっきから魔王としか呼ばないし、スピアディアのときに見られていたのかもしれない。
「ふふ、あの壁画とほぼ同じ姿にまで禍々しく健やかに成長されましたねぇ。そのつるで私を殺そうとするのですか? 5年前のように。でも、あれは女神の啓示だったのですよ。女神は私に魔王の存在を教えるために、盗賊に妻と子供を殺させたのでしょう。それはこの世界を救う尊い犠牲だった。そして私も悟ったのです。町の小さな商店の前で、魔王として力を蓄え始めたばかりのあなたを見たときに」
ちょっと待て……盛大な勘違いじゃないか?
このおじさん神官、僕が前世を思い出したきっかけ。パン屋の前で瘴気まみれな体で僕にぶつかってきた人ってことだ。僕の【つる】を見たのもその時か。
記憶を思い出させてくれたことには感謝するけど、おじさんと同じく魔王化阻止が僕の当初の目標だったんだけどな。今はカシルとユアを守ることが一番だけど。
それに、あの時正気を無くしていたおじさんを元に戻したのはその瘴気を吸った僕なわけで、マジ逆恨みじゃない? こっちは5日も寝込んだんだ。
なんか腹が立ってきて、僕はおじさんをギッと睨んだ。
「フフ、あなたはここから逃げられませんよ。この牢屋は魔力のある人間を閉じ込めるためのものだからです。私のように魔力のほとんどない人間ならいくらでも出入りできますがねぇ。では、明日までどうぞごゆるりとお過ごしください、魔王」
おじさん神官は一礼をした。そうして「ああ、余計な話をしてしまったおかげで忘れるところでした」と僕に瘴気まみれで近付く。
あんたの方が禍々しいよ! ほんと来ないでっ! と思ったけれど、ひ弱な僕は固い石床の上で自分の体を支えて【つる】を抑えるだけで精いっぱいで動けない。
くっくっくと笑いながら僕に手を伸ばして首に金属でできた何かを巻き付けた。
カシャン、と音がしてそれがはまる。その一瞬あとに僕の手首と足首にカシャン! と同じようなものが出現した。
とたん僕はなぜか体が支えられなくなり、ゴンッ! と体が地面に激突してしまった。
「!……!」
強烈な痛みにうめき声が出たと思ったがどうしてか何も音が出なかった。その理由はすぐに犯人からもたらされた。
「ハハッ、重くて動けなくて苦しいでしょう。それは暴れる罪人を抑えるために作られた魔道具です。付けた対象の重量を2倍にするもの。人間は自分の倍の体重を訓練なしに支えることはできませんから。では、明日までそのまま地面に突っ伏してお過ごしくださいね」
アハハハハと笑い声を残しおじさん神官は出ていった。
扉が閉まった瞬間僕の【つる】は落ち着きを取り戻し、戻っていく。
はぁああああ、と深いため息をつきたかったが、浅く息を繰り返すだけでしんどい。
体が重すぎて本当に動かない。ていうか目も開けられない。開けようと思っても瞼の筋肉がプルプルしている。
僕は体の左側面を下にして横向きで石の床の上に転がっていた。うつ伏せじゃなくてよかった。息がとりあえずできる。
でもこれはもう明日までこの体勢だ。トイレどうしよう。
昼食以降水分はとってないから大丈夫かもしれないけど。
ほんと恐ろしいな人間は。こんな拘束具まで考え付くのか。
それにけっこう用心深い、あの神官。僕は元から体がまともに動かないってのに。
明日の浄化祭まで何が何でも僕を逃がさないつもりだろう。
あの神官が言うには、浄化祭で僕は殿下に殺されるらしい。
メインイベントである浄化の儀で殿下の剣に切られる役なのだろうな。
僕はいいけど、殿下が心配だ。
さっき僕に剣を向けたとき、殿下は手も声も震えていた。明日殿下が魔王化していない僕を殺すことを躊躇してしまうのは想像に難くない。躊躇して殺した後、殿下は王太子候補としてやっていけるだろうか。
零がくるまで7年もある。その空白の7年、誰が殿下を支えて癒してくれる? コンラートやガロディア辺境伯のような荒っぽい方では無理だろう。あの方はこの国を、カシルとユアの生きるこの国を支えていくお方なのに。幼い殿下の心が僕を殺すことで取り返しのつかないほど病むことになったらどうしよう。
ああ、やばい。こんなことになるなら、さっきのおじさん神官の瘴気を吸って魔王化しておけばよかった。
魔王になって悪行三昧の僕なら、心置きなく殿下も殺すことができるだろうに。
明日までにどうやって魔王化するか、というこれまでの真逆な超難問に僕は頭を抱えてうめきたい気分だった。
2年半前にヒキガエルの呪いの時、聖剣を陛下に手渡した40歳くらいのおじさん神官だ。
ていうことは、ここは神殿の半地下の牢?
驚いてぱちと瞬きをしたらまたポロリと目薬がこぼれた。
「そのように可憐ぶっていても、私にはお見通しですよ、魔王。でもそうやって神聖なるジークフリクト殿下にも取り入ったのですね。2年半前に事件を起こして自分が殿下を救うことで信頼させ、その後魔王になるまで身を潜め力を溜めていたのでしょう。でもね、あなたは墓穴を掘ったのですよ。ジークフリクト王子殿下こそ、魔王を滅する尊いお方なのだから」
くつくつと笑う神官の顔は僕を心からさげすんでいる。
いや、これ涙じゃないけど。それにヒキガエル事件の犯人は僕じゃない。あと僕は可憐なんて言葉は似合わない三白眼だ、やめてくれ。
とりあえず人間が来たから聞けることは聞こう。
頬を流れる目薬を袖でぐっとぬぐった僕はおじさん神官に問うた。
「あなたは……神官ですよね。ここは神殿ですか? 僕はなぜ牢屋にいるのですか?」
「ハハハっ。魔王だからですよっ。そんなこともわからないのですか? ああ、そうですよね。あなたはあまり賢くないようですからねぇ。あなたの傍にいるジークフリクト王子殿下があなたを殺す力を養っていたことに気付かなかったくらいですから。明日あなたはあの方の振るう聖剣の糧になる運命。ようやくこの日を迎えられる。5年もかかりましたが、これで妻も息子も報われるでしょう。ふたりはその為の尊い贄だったのですから」
フハッ、ハハハハハハッ、と笑い始めた神官の周りがどす黒くくすんでいく。瘴気だ。でもおじさん神官は見えていないようだ。
おじさん神官の瞳は灰色、そして髪の毛も灰色。魔力がほとんどない人なのだろう。
ていうか妻と息子って何のこと? 5年前?
気になる発言ばかりだったが、一番聞きたいことは一つだ。
「ここには、僕の執事もいるの?」
「あははっ、魔王に仕えていた執事など神殿に入れるわけがないでしょうっ。あの野蛮な執事は屋敷に幽閉されていますよっ。スピアディアに立ち向かっていくなど信じられない。あなたに惑わされてかわいそうに、あのとき角に刺されて死んだ方が幸せだったでしょうにねぇ」
なんと、賊の仕業と思っていたけれどあれも神殿だったのか。いや、この男の単独犯かもしれない。もしかしたらフォレストベアも。
とりあえずカシルは屋敷にいることが分かって僕は心からホッとした。そしてここは神殿だ。
おじさん神官は「殿下に取り入り執事を惑わし、そしてあの辺境伯まで、魅了の魔法でも使ったのでしょうかねぇ、ああおぞましい」と僕をさらに卑下してくる。
その度におじさんの周りの瘴気がより濃くなっていく。
それに喜んだ【つる】がうぞぞぞと動いて飛び出してしまった。僕は瘴気を吸いこませないことだけに集中した。
おじさん神官は僕の【つる】を見ても驚きもせず不敵に笑う。僕をさっきから魔王としか呼ばないし、スピアディアのときに見られていたのかもしれない。
「ふふ、あの壁画とほぼ同じ姿にまで禍々しく健やかに成長されましたねぇ。そのつるで私を殺そうとするのですか? 5年前のように。でも、あれは女神の啓示だったのですよ。女神は私に魔王の存在を教えるために、盗賊に妻と子供を殺させたのでしょう。それはこの世界を救う尊い犠牲だった。そして私も悟ったのです。町の小さな商店の前で、魔王として力を蓄え始めたばかりのあなたを見たときに」
ちょっと待て……盛大な勘違いじゃないか?
このおじさん神官、僕が前世を思い出したきっかけ。パン屋の前で瘴気まみれな体で僕にぶつかってきた人ってことだ。僕の【つる】を見たのもその時か。
記憶を思い出させてくれたことには感謝するけど、おじさんと同じく魔王化阻止が僕の当初の目標だったんだけどな。今はカシルとユアを守ることが一番だけど。
それに、あの時正気を無くしていたおじさんを元に戻したのはその瘴気を吸った僕なわけで、マジ逆恨みじゃない? こっちは5日も寝込んだんだ。
なんか腹が立ってきて、僕はおじさんをギッと睨んだ。
「フフ、あなたはここから逃げられませんよ。この牢屋は魔力のある人間を閉じ込めるためのものだからです。私のように魔力のほとんどない人間ならいくらでも出入りできますがねぇ。では、明日までどうぞごゆるりとお過ごしください、魔王」
おじさん神官は一礼をした。そうして「ああ、余計な話をしてしまったおかげで忘れるところでした」と僕に瘴気まみれで近付く。
あんたの方が禍々しいよ! ほんと来ないでっ! と思ったけれど、ひ弱な僕は固い石床の上で自分の体を支えて【つる】を抑えるだけで精いっぱいで動けない。
くっくっくと笑いながら僕に手を伸ばして首に金属でできた何かを巻き付けた。
カシャン、と音がしてそれがはまる。その一瞬あとに僕の手首と足首にカシャン! と同じようなものが出現した。
とたん僕はなぜか体が支えられなくなり、ゴンッ! と体が地面に激突してしまった。
「!……!」
強烈な痛みにうめき声が出たと思ったがどうしてか何も音が出なかった。その理由はすぐに犯人からもたらされた。
「ハハッ、重くて動けなくて苦しいでしょう。それは暴れる罪人を抑えるために作られた魔道具です。付けた対象の重量を2倍にするもの。人間は自分の倍の体重を訓練なしに支えることはできませんから。では、明日までそのまま地面に突っ伏してお過ごしくださいね」
アハハハハと笑い声を残しおじさん神官は出ていった。
扉が閉まった瞬間僕の【つる】は落ち着きを取り戻し、戻っていく。
はぁああああ、と深いため息をつきたかったが、浅く息を繰り返すだけでしんどい。
体が重すぎて本当に動かない。ていうか目も開けられない。開けようと思っても瞼の筋肉がプルプルしている。
僕は体の左側面を下にして横向きで石の床の上に転がっていた。うつ伏せじゃなくてよかった。息がとりあえずできる。
でもこれはもう明日までこの体勢だ。トイレどうしよう。
昼食以降水分はとってないから大丈夫かもしれないけど。
ほんと恐ろしいな人間は。こんな拘束具まで考え付くのか。
それにけっこう用心深い、あの神官。僕は元から体がまともに動かないってのに。
明日の浄化祭まで何が何でも僕を逃がさないつもりだろう。
あの神官が言うには、浄化祭で僕は殿下に殺されるらしい。
メインイベントである浄化の儀で殿下の剣に切られる役なのだろうな。
僕はいいけど、殿下が心配だ。
さっき僕に剣を向けたとき、殿下は手も声も震えていた。明日殿下が魔王化していない僕を殺すことを躊躇してしまうのは想像に難くない。躊躇して殺した後、殿下は王太子候補としてやっていけるだろうか。
零がくるまで7年もある。その空白の7年、誰が殿下を支えて癒してくれる? コンラートやガロディア辺境伯のような荒っぽい方では無理だろう。あの方はこの国を、カシルとユアの生きるこの国を支えていくお方なのに。幼い殿下の心が僕を殺すことで取り返しのつかないほど病むことになったらどうしよう。
ああ、やばい。こんなことになるなら、さっきのおじさん神官の瘴気を吸って魔王化しておけばよかった。
魔王になって悪行三昧の僕なら、心置きなく殿下も殺すことができるだろうに。
明日までにどうやって魔王化するか、というこれまでの真逆な超難問に僕は頭を抱えてうめきたい気分だった。
50
お気に入りに追加
348
あなたにおすすめの小説
巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく
藍沢真啓/庚あき
BL
婚約者ユリウスから断罪をされたアリステルは、ボロボロになった状態で廃教会で命を終えた……はずだった。
目覚めた時はユリウスと婚約したばかりの頃で、それならばとアリステルは自らユリウスと距離を置くことに決める。だが、なぜかユリウスはアリステルに構うようになり……
巻き戻りから人生をやり直す悪役令息の物語。
【感想のお返事について】
感想をくださりありがとうございます。
執筆を最優先させていただきますので、お返事についてはご容赦願います。
大切に読ませていただいてます。執筆の活力になっていますので、今後も感想いただければ幸いです。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
その愛は契約に含まれますか?[本編終了]
谷絵 ちぐり
BL
『私と契約結婚しませんか?』
『期限は三年』
『三年後、君は自由になる』
※77話で第一部[完]
※二部はリュカの兄弟メインで話が進みます
苦手な方はご注意ください→135話で兄弟編[完]
※136話から第三部温泉旅行珍道中編(ホラー風味ですので苦手な方はご注意ください)
※153話から温泉旅行内運命の番編→165話タイトル回収しました→168話で温泉編[完]
※170話から脇カプ番編苦手な方はご注意ください→187話で本編[完]
※n番煎じになるかわからない話です
※オメガバースです(世界観は割愛)
※ゆる設定ですので苦手な方はご注意ください
結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、転生特典(執事)と旅に出たい
オオトリ
BL
とある教会で、今日一組の若い男女が結婚式を挙げようとしていた。
今、まさに新郎新婦が手を取り合おうとしたその時―――
「ちょっと待ったー!」
乱入者の声が響き渡った。
これは、とある事情で異世界転生した主人公が、結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、
白米を求めて 俺TUEEEEせずに、執事TUEEEEな旅に出たい
そんなお話
※主人公は当初女性と婚約しています(タイトルの通り)
※主人公ではない部分で、男女の恋愛がお話に絡んでくることがあります
※BLは読むことも初心者の作者の初作品なので、タグ付けなど必要があれば教えてください
※完結しておりますが、今後番外編及び小話、続編をいずれ追加して参りたいと思っています
※小説家になろうさんでも同時公開中
実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…
彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜??
ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。
みんなから嫌われるはずの悪役。
そ・れ・な・の・に…
どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?!
もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣)
そんなオレの物語が今始まる___。
ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️
第12回BL小説大賞に参加中!
よろしくお願いします🙇♀️
人気アイドルになった美形幼馴染みに溺愛されています
ミヅハ
BL
主人公の陽向(ひなた)には現在、アイドルとして活躍している二つ年上の幼馴染みがいる。
生まれた時から一緒にいる彼―真那(まな)はまるで王子様のような見た目をしているが、その実無気力無表情で陽向以外のほとんどの人は彼の笑顔を見た事がない。
デビューして一気に人気が出た真那といきなり疎遠になり、寂しさを感じた陽向は思わずその気持ちを吐露してしまったのだが、優しい真那は陽向の為に時間さえあれば会いに来てくれるようになった。
そんなある日、いつものように家に来てくれた真那からキスをされ「俺だけのヒナでいてよ」と言われてしまい───。
ダウナー系美形アイドル幼馴染み(攻)×しっかり者の一般人(受)
基本受視点でたまに攻や他キャラ視点あり。
※印は性的描写ありです。
異世界に召喚され生活してるのだが、仕事のたびに元カレと会うのツラい
だいず
BL
平凡な生活を送っていた主人公、宇久田冬晴は、ある日異世界に召喚される。「転移者」となった冬晴の仕事は、魔女の予言を授かることだった。慣れない生活に戸惑う冬晴だったが、そんな冬晴を支える人物が現れる。グレンノルト・シルヴェスター、国の騎士団で団長を務める彼は、何も知らない冬晴に、世界のこと、国のこと、様々なことを教えてくれた。そんなグレンノルトに冬晴は次第に惹かれていき___
1度は愛し合った2人が過去のしがらみを断ち切り、再び結ばれるまでの話。
※設定上2人が仲良くなるまで時間がかかります…でもちゃんとハッピーエンドです!
実はαだった俺、逃げることにした。
るるらら
BL
俺はアルディウス。とある貴族の生まれだが今は冒険者として悠々自適に暮らす26歳!
実は俺には秘密があって、前世の記憶があるんだ。日本という島国で暮らす一般人(サラリーマン)だったよな。事故で死んでしまったけど、今は転生して自由気ままに生きている。
一人で生きるようになって数十年。過去の人間達とはすっかり縁も切れてこのまま独身を貫いて生きていくんだろうなと思っていた矢先、事件が起きたんだ!
前世持ち特級Sランク冒険者(α)とヤンデレストーカー化した幼馴染(α→Ω)の追いかけっ子ラブ?ストーリー。
!注意!
初のオメガバース作品。
ゆるゆる設定です。運命の番はおとぎ話のようなもので主人公が暮らす時代には存在しないとされています。
バースが突然変異した設定ですので、無理だと思われたらスッとページを閉じましょう。
!ごめんなさい!
幼馴染だった王子様の嘆き3 の前に
復活した俺に不穏な影1 を更新してしまいました!申し訳ありません。新たに更新しましたので確認してみてください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる