12 / 83
3章 生きていたのでまた頑張ります
4.
しおりを挟む
「ねぇカシル、昔みたいに毎日お前と剣の稽古をしたいんだ。そろそろ、素振りとかできないかな?」
呟いた僕に
「そうですね。ですが剣は重たいのでしばらく無理かと存じます。何か他の武器を検討いたしませんか? あまり筋力がなくても鍛錬できそうな軽いものを、私も考えておきます」
と答えてくれた。
カシルは覚えているだろうか、4歳のとき、10年後には僕に守られると約束したことを。
きっと今のカシルに問えば、10年延ばしましょうと言いそうだから絶対聞けない。
でもあの約束だけは守りたい。
そんなことを考えていたら、庭までたどり着いてしまった。
カタンと音を立てて車いすがドアの敷居を乗り越える。木漏れ日が優しく降り注いだ。
僕は思わずカシルを振り返る。
白髪交じりの銀髪がきらきらと光っている。めちゃくちゃ綺麗。
「まぶしくは、ございませんか?」
低い甘い声で緑の瞳を細める。
大丈夫、と答えたかったけれどカシルがイケオジィ過ぎて無理だった。まぶしいのはカシルだよ。
息ができずにウンウンとうなずくだけの僕。
おじいさんにドキドキしすぎて質問できない僕の頭に大きな掌が乗った。そうっと僕のごわつく赤髪を何度も撫でる。
「ハルトライア様、少しでも体調が悪ければおっしゃってください。殿下の前で声に出せないときは、右手で左の肘を握ってください。私がすぐ駆けつけますから。絶対にご無理なさらないでくださいね」
お前に見とれて心臓バクバクで体調崩しましたとか言えるわけない。
コクンとうなずいて、目を庭の草木にそらした。
そしてふと思った。
なんでカシルは僕に仕えてるんだろう。
こんなに優しくてかっこいい執事なんだ。
引く手あまたのはず。
僕は侯爵の子供と言っても家を継ぐ力もない庶子、全身呪われて自力で歩くことも出来ない、なんならいつ死んでもおかしくない。
こんな僕に、有能なカシルがついているなんておかしくないか?
てか、さっきカシルは10年伸ばすって言いそうと考えたけど、そんなの自分の願望でしかない。
なに呑気に考えていたんだ、カシルに残り5年ほども守られようとか思い上がりも甚だしい。
思えばこの半年、甘やかされて励まされるだけの日々だった。
駄々をこねて暴れて……それでも慰めてくれると確信してた。
だってカシルだからと、僕の執事だからと、そんな理由で。
しかしカシルは僕の父親に雇われた身。父の一声でいなくなってしまう。
……ユアだって。
僕は体が動かないことに胡座をかいてたんだ。
想像したただけで、ブルと恐怖で体が震えた。
このままでは、僕の家族がいなくなってしまうかもしれない。
そんなのダメだ。
「お部屋にお戻りなさいますか?」
震えておられます、と心配そうな声を出されてしまった。
車椅子を止め、回って前に来てかがむ。緑のきれいな瞳が同じ高さになった。
そんな気遣いも嬉しくて、でも苦しい。
カシルがいなくなったら僕は……
思わず腕を伸ばして抱き寄せた。
「ハルトライア様?」
優しい声にふるふると首を振り、帰らないと意思表示する。
「では、後ほどブランケットも持ってきますね」
何もせず放っといたら僕は16歳を待たずに魔王化するだろう。首まで【つる】に侵されてるのだから。
【つる】を体から引き離す方法を早くみつけて、魔王化を阻止しないと僕に未来はない。
だが、僕の知恵だけじゃきっと何も変わらず零が転移してくる日を迎えてしまうのは明白。
誰かに協力を仰がなければならない。
口が固く、誠実で、そして魔法研究をしている人がいい。
そんな人間、どうやって探そう……
「ハルトライア!」
大きな声が聞こえて、悶々と考えていた思考が断ち切れた。
カシルから腕を離し、声のする方へ目を移す。
僕の姿を見つけて、殿下が駆けてくるのが見えた。
おとなしく座ってたらいいのにこれだからお子様は、って僕も見た目はお子様だけど。
「殿下、昨日ぶりでございますね」
ちく、と嫌味を言ってやったが、殿下は苦笑するのみ。
「ハルトライア、昨日言ってた魔法の話だが、今日先生が新しいことを教えてくれたのだ。これは絶対ハルトライアに話さないと! と思って急ぎ来たのだよ」
子供らしく両手をグーに握って嬉しそうに話す彼を見ると、まあいいかと思ってしまう。婚約以外はね。
「殿下、本日は歴史の授業だから嫌だと昨日おっしゃっていましたよね? 魔法がいいのにって。それに昨日の僕らの話題は僕の【つる】についてでしたが」
【つる】と声に出して断ち切れた思考に繋がった。
殿下にお願いしてみるか。
僕の【つる】に興味のある殿下なら、有能な魔法研究者を知っているかもしれない。
紹介の引き換えに婚約を迫られる可能性はないだろう。
殿下は誠実なのだ、ゼロエンと同じで。
カシルにゆっくり後ろを押されてようやくテーブルに来た僕は、近くに控えていたユアをチラと見た。
うなずいたユアは紅茶を入れ始める。
カシルは僕の椅子を固定してすっとその場に立った。殿下はそれを見てはっと気づき、ようやく座る。
お子様は興奮するとなぜか立ち上がってしまうものだから。ピョンピョンジャンプするのもデフォルトだろう。
しかしさすがの殿下はジャンピングはしない。王子教育の賜物かな?
「そうなのだっ、魔法の先生にはつるの話を聞きたかったのだけれど、でも今日気付いたことがあったのだっ」
興奮気味の声はそのままに、殿下は手を挙げた。庭の隅に立っていた殿下の付き人がしずしずと歩み寄り、本を差し出してくる。殿下はそれを素早くめくり始め、あるページで止まった。
「ほら、ここ!」
それはどこかの壁画を模写した絵だった。弓を構えようとする人間と、全身黒くて背中からつるを延ばしている【ゼロエンの僕】のような。
もしかして僕と零の対峙する絵? 未来の絵がなんでここに?
それを凝視する僕に殿下は説明を始めた。
「これは今から1000年ほど前の壁画らしい。弓を持っているのは聖者で、こちらが魔王と言われている。王族は昔から瘴気を浄化するだけでなく瘴気に侵された魔物を倒してきた、その姿を残した壁画の一つだと言っていた」
1000年前ということは、ちがうのか。それでもやっぱり僕は……
「殿下……僕は魔王、ですか」
呟いた僕に
「そうですね。ですが剣は重たいのでしばらく無理かと存じます。何か他の武器を検討いたしませんか? あまり筋力がなくても鍛錬できそうな軽いものを、私も考えておきます」
と答えてくれた。
カシルは覚えているだろうか、4歳のとき、10年後には僕に守られると約束したことを。
きっと今のカシルに問えば、10年延ばしましょうと言いそうだから絶対聞けない。
でもあの約束だけは守りたい。
そんなことを考えていたら、庭までたどり着いてしまった。
カタンと音を立てて車いすがドアの敷居を乗り越える。木漏れ日が優しく降り注いだ。
僕は思わずカシルを振り返る。
白髪交じりの銀髪がきらきらと光っている。めちゃくちゃ綺麗。
「まぶしくは、ございませんか?」
低い甘い声で緑の瞳を細める。
大丈夫、と答えたかったけれどカシルがイケオジィ過ぎて無理だった。まぶしいのはカシルだよ。
息ができずにウンウンとうなずくだけの僕。
おじいさんにドキドキしすぎて質問できない僕の頭に大きな掌が乗った。そうっと僕のごわつく赤髪を何度も撫でる。
「ハルトライア様、少しでも体調が悪ければおっしゃってください。殿下の前で声に出せないときは、右手で左の肘を握ってください。私がすぐ駆けつけますから。絶対にご無理なさらないでくださいね」
お前に見とれて心臓バクバクで体調崩しましたとか言えるわけない。
コクンとうなずいて、目を庭の草木にそらした。
そしてふと思った。
なんでカシルは僕に仕えてるんだろう。
こんなに優しくてかっこいい執事なんだ。
引く手あまたのはず。
僕は侯爵の子供と言っても家を継ぐ力もない庶子、全身呪われて自力で歩くことも出来ない、なんならいつ死んでもおかしくない。
こんな僕に、有能なカシルがついているなんておかしくないか?
てか、さっきカシルは10年伸ばすって言いそうと考えたけど、そんなの自分の願望でしかない。
なに呑気に考えていたんだ、カシルに残り5年ほども守られようとか思い上がりも甚だしい。
思えばこの半年、甘やかされて励まされるだけの日々だった。
駄々をこねて暴れて……それでも慰めてくれると確信してた。
だってカシルだからと、僕の執事だからと、そんな理由で。
しかしカシルは僕の父親に雇われた身。父の一声でいなくなってしまう。
……ユアだって。
僕は体が動かないことに胡座をかいてたんだ。
想像したただけで、ブルと恐怖で体が震えた。
このままでは、僕の家族がいなくなってしまうかもしれない。
そんなのダメだ。
「お部屋にお戻りなさいますか?」
震えておられます、と心配そうな声を出されてしまった。
車椅子を止め、回って前に来てかがむ。緑のきれいな瞳が同じ高さになった。
そんな気遣いも嬉しくて、でも苦しい。
カシルがいなくなったら僕は……
思わず腕を伸ばして抱き寄せた。
「ハルトライア様?」
優しい声にふるふると首を振り、帰らないと意思表示する。
「では、後ほどブランケットも持ってきますね」
何もせず放っといたら僕は16歳を待たずに魔王化するだろう。首まで【つる】に侵されてるのだから。
【つる】を体から引き離す方法を早くみつけて、魔王化を阻止しないと僕に未来はない。
だが、僕の知恵だけじゃきっと何も変わらず零が転移してくる日を迎えてしまうのは明白。
誰かに協力を仰がなければならない。
口が固く、誠実で、そして魔法研究をしている人がいい。
そんな人間、どうやって探そう……
「ハルトライア!」
大きな声が聞こえて、悶々と考えていた思考が断ち切れた。
カシルから腕を離し、声のする方へ目を移す。
僕の姿を見つけて、殿下が駆けてくるのが見えた。
おとなしく座ってたらいいのにこれだからお子様は、って僕も見た目はお子様だけど。
「殿下、昨日ぶりでございますね」
ちく、と嫌味を言ってやったが、殿下は苦笑するのみ。
「ハルトライア、昨日言ってた魔法の話だが、今日先生が新しいことを教えてくれたのだ。これは絶対ハルトライアに話さないと! と思って急ぎ来たのだよ」
子供らしく両手をグーに握って嬉しそうに話す彼を見ると、まあいいかと思ってしまう。婚約以外はね。
「殿下、本日は歴史の授業だから嫌だと昨日おっしゃっていましたよね? 魔法がいいのにって。それに昨日の僕らの話題は僕の【つる】についてでしたが」
【つる】と声に出して断ち切れた思考に繋がった。
殿下にお願いしてみるか。
僕の【つる】に興味のある殿下なら、有能な魔法研究者を知っているかもしれない。
紹介の引き換えに婚約を迫られる可能性はないだろう。
殿下は誠実なのだ、ゼロエンと同じで。
カシルにゆっくり後ろを押されてようやくテーブルに来た僕は、近くに控えていたユアをチラと見た。
うなずいたユアは紅茶を入れ始める。
カシルは僕の椅子を固定してすっとその場に立った。殿下はそれを見てはっと気づき、ようやく座る。
お子様は興奮するとなぜか立ち上がってしまうものだから。ピョンピョンジャンプするのもデフォルトだろう。
しかしさすがの殿下はジャンピングはしない。王子教育の賜物かな?
「そうなのだっ、魔法の先生にはつるの話を聞きたかったのだけれど、でも今日気付いたことがあったのだっ」
興奮気味の声はそのままに、殿下は手を挙げた。庭の隅に立っていた殿下の付き人がしずしずと歩み寄り、本を差し出してくる。殿下はそれを素早くめくり始め、あるページで止まった。
「ほら、ここ!」
それはどこかの壁画を模写した絵だった。弓を構えようとする人間と、全身黒くて背中からつるを延ばしている【ゼロエンの僕】のような。
もしかして僕と零の対峙する絵? 未来の絵がなんでここに?
それを凝視する僕に殿下は説明を始めた。
「これは今から1000年ほど前の壁画らしい。弓を持っているのは聖者で、こちらが魔王と言われている。王族は昔から瘴気を浄化するだけでなく瘴気に侵された魔物を倒してきた、その姿を残した壁画の一つだと言っていた」
1000年前ということは、ちがうのか。それでもやっぱり僕は……
「殿下……僕は魔王、ですか」
51
お気に入りに追加
348
あなたにおすすめの小説
巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく
藍沢真啓/庚あき
BL
婚約者ユリウスから断罪をされたアリステルは、ボロボロになった状態で廃教会で命を終えた……はずだった。
目覚めた時はユリウスと婚約したばかりの頃で、それならばとアリステルは自らユリウスと距離を置くことに決める。だが、なぜかユリウスはアリステルに構うようになり……
巻き戻りから人生をやり直す悪役令息の物語。
【感想のお返事について】
感想をくださりありがとうございます。
執筆を最優先させていただきますので、お返事についてはご容赦願います。
大切に読ませていただいてます。執筆の活力になっていますので、今後も感想いただければ幸いです。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
その愛は契約に含まれますか?[本編終了]
谷絵 ちぐり
BL
『私と契約結婚しませんか?』
『期限は三年』
『三年後、君は自由になる』
※77話で第一部[完]
※二部はリュカの兄弟メインで話が進みます
苦手な方はご注意ください→135話で兄弟編[完]
※136話から第三部温泉旅行珍道中編(ホラー風味ですので苦手な方はご注意ください)
※153話から温泉旅行内運命の番編→165話タイトル回収しました→168話で温泉編[完]
※170話から脇カプ番編苦手な方はご注意ください→187話で本編[完]
※n番煎じになるかわからない話です
※オメガバースです(世界観は割愛)
※ゆる設定ですので苦手な方はご注意ください
結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、転生特典(執事)と旅に出たい
オオトリ
BL
とある教会で、今日一組の若い男女が結婚式を挙げようとしていた。
今、まさに新郎新婦が手を取り合おうとしたその時―――
「ちょっと待ったー!」
乱入者の声が響き渡った。
これは、とある事情で異世界転生した主人公が、結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、
白米を求めて 俺TUEEEEせずに、執事TUEEEEな旅に出たい
そんなお話
※主人公は当初女性と婚約しています(タイトルの通り)
※主人公ではない部分で、男女の恋愛がお話に絡んでくることがあります
※BLは読むことも初心者の作者の初作品なので、タグ付けなど必要があれば教えてください
※完結しておりますが、今後番外編及び小話、続編をいずれ追加して参りたいと思っています
※小説家になろうさんでも同時公開中
実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…
彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜??
ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。
みんなから嫌われるはずの悪役。
そ・れ・な・の・に…
どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?!
もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣)
そんなオレの物語が今始まる___。
ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️
第12回BL小説大賞に参加中!
よろしくお願いします🙇♀️
人気アイドルになった美形幼馴染みに溺愛されています
ミヅハ
BL
主人公の陽向(ひなた)には現在、アイドルとして活躍している二つ年上の幼馴染みがいる。
生まれた時から一緒にいる彼―真那(まな)はまるで王子様のような見た目をしているが、その実無気力無表情で陽向以外のほとんどの人は彼の笑顔を見た事がない。
デビューして一気に人気が出た真那といきなり疎遠になり、寂しさを感じた陽向は思わずその気持ちを吐露してしまったのだが、優しい真那は陽向の為に時間さえあれば会いに来てくれるようになった。
そんなある日、いつものように家に来てくれた真那からキスをされ「俺だけのヒナでいてよ」と言われてしまい───。
ダウナー系美形アイドル幼馴染み(攻)×しっかり者の一般人(受)
基本受視点でたまに攻や他キャラ視点あり。
※印は性的描写ありです。
異世界に召喚され生活してるのだが、仕事のたびに元カレと会うのツラい
だいず
BL
平凡な生活を送っていた主人公、宇久田冬晴は、ある日異世界に召喚される。「転移者」となった冬晴の仕事は、魔女の予言を授かることだった。慣れない生活に戸惑う冬晴だったが、そんな冬晴を支える人物が現れる。グレンノルト・シルヴェスター、国の騎士団で団長を務める彼は、何も知らない冬晴に、世界のこと、国のこと、様々なことを教えてくれた。そんなグレンノルトに冬晴は次第に惹かれていき___
1度は愛し合った2人が過去のしがらみを断ち切り、再び結ばれるまでの話。
※設定上2人が仲良くなるまで時間がかかります…でもちゃんとハッピーエンドです!
実はαだった俺、逃げることにした。
るるらら
BL
俺はアルディウス。とある貴族の生まれだが今は冒険者として悠々自適に暮らす26歳!
実は俺には秘密があって、前世の記憶があるんだ。日本という島国で暮らす一般人(サラリーマン)だったよな。事故で死んでしまったけど、今は転生して自由気ままに生きている。
一人で生きるようになって数十年。過去の人間達とはすっかり縁も切れてこのまま独身を貫いて生きていくんだろうなと思っていた矢先、事件が起きたんだ!
前世持ち特級Sランク冒険者(α)とヤンデレストーカー化した幼馴染(α→Ω)の追いかけっ子ラブ?ストーリー。
!注意!
初のオメガバース作品。
ゆるゆる設定です。運命の番はおとぎ話のようなもので主人公が暮らす時代には存在しないとされています。
バースが突然変異した設定ですので、無理だと思われたらスッとページを閉じましょう。
!ごめんなさい!
幼馴染だった王子様の嘆き3 の前に
復活した俺に不穏な影1 を更新してしまいました!申し訳ありません。新たに更新しましたので確認してみてください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる