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本編
肉球で押印!?(1)
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とりあえず杖は王宮の落とし物係に預けたけれども、あれから無事総帥に届けられただろうか。
しかし、あのおじいさんが総帥とは思わなかった。式典なんかでは髪をきっちり整えて、総帥だけに許される濃紫に金糸の、ゴージャスな刺繍入りのローブを着ているから、別人にしか見えなかったわよ……。
私はそんなことをつらつらと考えながら、ついにアトス様の王都のお屋敷の前に立った。ゴクリと息を呑んでその建物を見上げる。
「で、でかい……。斉藤さんちよりでかい……」
ここは王宮への通勤にも便利な王都の一等地だ。アトス様のお屋敷は鉄の柵で守られていて、その広さは郊外の離宮くらいはあるだろう。横広がりの四階建ての洒落たお屋敷で、クリーム色の壁にいつくも並ぶアーチ型の窓、ブルートパーズを思わせる屋根が素敵だ。部屋なんていくつあるんだろうか。
アトス様はまだ独身で一人暮らしだから、ワンルームで済むはずなんだけど……これが格差ってやつですかそうですか。宮廷魔術師の福利厚生って充実しまくっているのね。それに比べてメイドってやつぁ……。
いやいや、今は自分の待遇を嘆いている場合ではない。アトス様に誠心誠意謝罪せねばならないのだ。自首をしに出頭する犯罪者ってこんな気分なのだろうか。
私は頭上に雨の降る暗雲を漂わせながら、警備のお兄さんに挨拶をして門を通り抜けた。お屋敷の扉は大きくそびえ立っていて、それだけでもビクビクとしてしまう。私は心の中で帰りたいようと泣きながら、ノッカーを何度か叩きつけた。
「……?」
ノッカーのデザインがなんだか変だ。この世界のノッカーもライオンのモチーフが多いのに、どうしてアトス様のお屋敷は猫仕様!?
私が驚いている間に扉がゆっくりと開けられる。向こう側には執事なのか、黒服のおじさんが立っていた。
「あ、アイラ・アーリラと申します。アトス様との約束があり参りました」
早速名乗るとおじさんの顔がぱっと輝く。
「ああ、あなたが! いらっしゃいませ! お待ちしておりました!」
なんだか歓迎されているみたいで戸惑う。玄関の広間は王宮並みに広くて、調度品も一点一点が立派だった。だがしかし、やっぱり何かが変なのだ。
そう、壁に掛けられた肖像画のモデルは猫だし、真ん中に設置された彫刻も巨大な猫、片隅に置かれたお高そうな飾り壺にも猫の絵付けが……!!
「では、こちらへどうぞ。ご主人様がお待ちです」
おじさんについて廊下を歩いていて、また奇妙なところに気付く。外からはわからなかったけれども、どの窓にも鉄格子が掛けられていたのだ。牢獄のように見えて落ち着かない。
「あ、あの~、すいません。この鉄格子ってなんのためですか? 防犯ですか?」
「いえいえ、違いますよ」
おじさんはにっこり笑って立ち止まる。
「逃げられたら困るからと、先日ご主人様の命令で取り付けました」
「……? 逃げるって何がですか?」
おじさんはニコニコ笑うばかりで答えてくれない。私はきっとペットを飼うのだろうなと見当をつけた。
「こちらです」
書斎らしき扉の前でおじさんが立ち止まる。軽くノックをすると「入れ」と返事があった。
口から心臓が飛び出しそうになりながら、「失礼しま~す」と恐る恐る足を踏み入れる。すると、突然頭がぐらりとなった。乗り物酔いをしたみたいに気持ちが悪い。体調は万全だったはずなのにどうしたんだろう。我慢できないほどではないのでまだよかった。
部屋はやっぱり書斎のようだった。左右の壁は本棚に占拠されていて、書物が所狭しと並べられている。奧には天球儀の置かれた大きな机が、その向こうの椅子にはアトス様が腰掛けていた。今日は魔術師のローブではなく、濃紺の上着とシャツの私服だった。
アトス様は机の上に手を組みにっこりと笑う。
「アイラ、よく来ましたね」
その笑顔になぜか背筋がぞくぞくとなった。
「私服姿もなかなか可愛いですよ。君には緑のワンピースがよく似合いますね」
アトス様はにこやかに見えるけれども、長年上司のご機嫌伺いをし続けた、社畜としてのカンが私に告げる……!
怒っている。やっぱり怒っているよね。ここは前世の得意技で切り抜けるしかない……!
私はその場でガバと華麗な土下座を披露する。
「もっ、もっ、もっ、申し訳ございませんっ!! 出来心だったんですぅ!!」
「……アイラ?」
「ですが、日記は最後までは読んでいませんんん!! だから、アトス様の婚約者の方のお名前は知りませんし、マリカ様にもそうお伝えしているので、ご迷惑をかけることはないかと……!!」
「……」
アトス様はきっちり三分間無言だった。やがて、眼鏡を外してどこからか取り出した布で拭う。
おお、こんな時になんだけどやっぱりイケメンだわ……。
アトス様は裸眼で私をじっと見つめる。
「……義父からも話を聞きましたが、どうやらお互い何かを勘違いしているようですね。アイラ、私が求婚したことは覚えていますか?」
「へっ?」
アトス様が恋人にいつプロポーズしたかなんて、私が立ち入っていい話ではないから知るはずがない。
ポカンとする私の顔に答えを悟ったのだろう。アトス様はどこか引きった笑みを浮かべた。
「……では、マタタビに酔った後のことは?」
「? マタタビってなんのことですか?」
「……」
アトス様はなぜか頭を抱えて絶句している。
どうしたんだろう。急な頭痛だろうか。
「あ、あの~、大丈夫ですか?」
私はアトス様の具合を見ようと立ち上がる。ところが、その途端にいきなり、本当にいきなりストンと体が落ちたのだ。
「ニャ?」
バランスを崩して転んでしまったんだろうかと驚く。それにしては辺りが暗いのはどうしてだろう。私は視界を遮る闇から抜け出しぎょっとした。
こ、これって私のワンピースとブラジャーとパンツとシュミーズじゃあ……。どうして服と下着が床に転がってるの!? それに、アトス様がやけに大きく見えるのはなぜなの!?
「……!?」
私は大きく見開かれたアトス様の目の、タンザナイト色の瞳を見て言葉を無くした。なぜなら、そこに映っていたのは、紛れもない白黒ハチワレの靴下猫だったからだ……!!
しかし、あのおじいさんが総帥とは思わなかった。式典なんかでは髪をきっちり整えて、総帥だけに許される濃紫に金糸の、ゴージャスな刺繍入りのローブを着ているから、別人にしか見えなかったわよ……。
私はそんなことをつらつらと考えながら、ついにアトス様の王都のお屋敷の前に立った。ゴクリと息を呑んでその建物を見上げる。
「で、でかい……。斉藤さんちよりでかい……」
ここは王宮への通勤にも便利な王都の一等地だ。アトス様のお屋敷は鉄の柵で守られていて、その広さは郊外の離宮くらいはあるだろう。横広がりの四階建ての洒落たお屋敷で、クリーム色の壁にいつくも並ぶアーチ型の窓、ブルートパーズを思わせる屋根が素敵だ。部屋なんていくつあるんだろうか。
アトス様はまだ独身で一人暮らしだから、ワンルームで済むはずなんだけど……これが格差ってやつですかそうですか。宮廷魔術師の福利厚生って充実しまくっているのね。それに比べてメイドってやつぁ……。
いやいや、今は自分の待遇を嘆いている場合ではない。アトス様に誠心誠意謝罪せねばならないのだ。自首をしに出頭する犯罪者ってこんな気分なのだろうか。
私は頭上に雨の降る暗雲を漂わせながら、警備のお兄さんに挨拶をして門を通り抜けた。お屋敷の扉は大きくそびえ立っていて、それだけでもビクビクとしてしまう。私は心の中で帰りたいようと泣きながら、ノッカーを何度か叩きつけた。
「……?」
ノッカーのデザインがなんだか変だ。この世界のノッカーもライオンのモチーフが多いのに、どうしてアトス様のお屋敷は猫仕様!?
私が驚いている間に扉がゆっくりと開けられる。向こう側には執事なのか、黒服のおじさんが立っていた。
「あ、アイラ・アーリラと申します。アトス様との約束があり参りました」
早速名乗るとおじさんの顔がぱっと輝く。
「ああ、あなたが! いらっしゃいませ! お待ちしておりました!」
なんだか歓迎されているみたいで戸惑う。玄関の広間は王宮並みに広くて、調度品も一点一点が立派だった。だがしかし、やっぱり何かが変なのだ。
そう、壁に掛けられた肖像画のモデルは猫だし、真ん中に設置された彫刻も巨大な猫、片隅に置かれたお高そうな飾り壺にも猫の絵付けが……!!
「では、こちらへどうぞ。ご主人様がお待ちです」
おじさんについて廊下を歩いていて、また奇妙なところに気付く。外からはわからなかったけれども、どの窓にも鉄格子が掛けられていたのだ。牢獄のように見えて落ち着かない。
「あ、あの~、すいません。この鉄格子ってなんのためですか? 防犯ですか?」
「いえいえ、違いますよ」
おじさんはにっこり笑って立ち止まる。
「逃げられたら困るからと、先日ご主人様の命令で取り付けました」
「……? 逃げるって何がですか?」
おじさんはニコニコ笑うばかりで答えてくれない。私はきっとペットを飼うのだろうなと見当をつけた。
「こちらです」
書斎らしき扉の前でおじさんが立ち止まる。軽くノックをすると「入れ」と返事があった。
口から心臓が飛び出しそうになりながら、「失礼しま~す」と恐る恐る足を踏み入れる。すると、突然頭がぐらりとなった。乗り物酔いをしたみたいに気持ちが悪い。体調は万全だったはずなのにどうしたんだろう。我慢できないほどではないのでまだよかった。
部屋はやっぱり書斎のようだった。左右の壁は本棚に占拠されていて、書物が所狭しと並べられている。奧には天球儀の置かれた大きな机が、その向こうの椅子にはアトス様が腰掛けていた。今日は魔術師のローブではなく、濃紺の上着とシャツの私服だった。
アトス様は机の上に手を組みにっこりと笑う。
「アイラ、よく来ましたね」
その笑顔になぜか背筋がぞくぞくとなった。
「私服姿もなかなか可愛いですよ。君には緑のワンピースがよく似合いますね」
アトス様はにこやかに見えるけれども、長年上司のご機嫌伺いをし続けた、社畜としてのカンが私に告げる……!
怒っている。やっぱり怒っているよね。ここは前世の得意技で切り抜けるしかない……!
私はその場でガバと華麗な土下座を披露する。
「もっ、もっ、もっ、申し訳ございませんっ!! 出来心だったんですぅ!!」
「……アイラ?」
「ですが、日記は最後までは読んでいませんんん!! だから、アトス様の婚約者の方のお名前は知りませんし、マリカ様にもそうお伝えしているので、ご迷惑をかけることはないかと……!!」
「……」
アトス様はきっちり三分間無言だった。やがて、眼鏡を外してどこからか取り出した布で拭う。
おお、こんな時になんだけどやっぱりイケメンだわ……。
アトス様は裸眼で私をじっと見つめる。
「……義父からも話を聞きましたが、どうやらお互い何かを勘違いしているようですね。アイラ、私が求婚したことは覚えていますか?」
「へっ?」
アトス様が恋人にいつプロポーズしたかなんて、私が立ち入っていい話ではないから知るはずがない。
ポカンとする私の顔に答えを悟ったのだろう。アトス様はどこか引きった笑みを浮かべた。
「……では、マタタビに酔った後のことは?」
「? マタタビってなんのことですか?」
「……」
アトス様はなぜか頭を抱えて絶句している。
どうしたんだろう。急な頭痛だろうか。
「あ、あの~、大丈夫ですか?」
私はアトス様の具合を見ようと立ち上がる。ところが、その途端にいきなり、本当にいきなりストンと体が落ちたのだ。
「ニャ?」
バランスを崩して転んでしまったんだろうかと驚く。それにしては辺りが暗いのはどうしてだろう。私は視界を遮る闇から抜け出しぎょっとした。
こ、これって私のワンピースとブラジャーとパンツとシュミーズじゃあ……。どうして服と下着が床に転がってるの!? それに、アトス様がやけに大きく見えるのはなぜなの!?
「……!?」
私は大きく見開かれたアトス様の目の、タンザナイト色の瞳を見て言葉を無くした。なぜなら、そこに映っていたのは、紛れもない白黒ハチワレの靴下猫だったからだ……!!
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