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第二章「容疑者ですが、侍女に昇格しました。」
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☆☆☆
レジスが密かに部屋にやって来たのは、与えられた本を読んでいた夕暮れ時のこと。
扉が音もなく開いたと思ったら、注意深く辺りを見回しながら人差し指を唇に当てた。
「お嬢さん、読書中に失礼します。お話したいことがあるのですがよろしいですか」
「は、はい……」
てっきりアルフレッドの命令でまた何か聞かれるのかと思いきや、レジスは「いいえ、違います」と肩を竦めた。
「ここから先の話は陛下にも内密にしていただきたいのです」
「……?」
自分のような小娘になんの用だろう。
戸惑いながらもベッドの縁から立ち上がろうとすると、「ああ、いいですよそのままで」と手で制された。
レジスは扉近くで杖を床にコツンと突くと、神秘的な紫の目でソランジュを見つめた。その色は濃く深く何を考えているのかが読み取れない。
「陛下はこのまま王宮にあなたを留め置くようです。というよりは、手放すつもりがないと申しますか……」
「えっ」
「お嬢さんは陛下の極秘事項を知っているだけではない。頼れる身内もおらず一人にしておくのは危険だからとの判断です」
「ほ、本当ですか?」
今後どんな立場になるのかはわからないが、まだアルフレッドのそばにいられる――ソランジュの胸が喜びに満たされた。
だが、続く質問に驚きのあまり息を呑む。
「ところでお嬢さん、“黒狼戦記”をいつ、どこで目にしましたか」
なぜレジスが「黒狼戦記」のタイトルを知っているのか。
「どうやらあの預言書には陛下について書かれていたようですね。まだ現存しているようならエイエール王国にとってあまりにも危険です。他国の手に渡れば取り返しのつかない事態になる」
「……」
しかし、どうも何やら話がややこしくなっている。
「あ、あの、預言書って……?」
「おや、ということは、ゼナイドについては何も知らないと言うことですか」
レジスはこの世界での「黒狼戦記」について教えてくれた。
「――とまあ、少々変わった女魔術師だったそうです。それもあって伝説になったのでしょうね」
話を聞けば聞くほどソランジュの背筋に次々と冷や汗が流れ落ちる。
恐らくそのゼナイドも転生者だ。しかも、「黒狼戦記」を書き留めていたとは。恐らくこちらの世界でも読みたい一心で再現したに違いない。
いずれにせよ、ゼナイドのおかげで多少話しやすくなったのも確かだった。
「その、私は実際に“黒狼戦記”を読んだわけではなくて、頭の中に初めから“黒狼戦記”を読んだという記憶があるんです」
それでも前世の概念のないこの世界での説明には苦心する。話せば話すほど我ながらわけがわからなくなっていった。
「……なるほど」
レジスが両手で杖を突き直す。
「お嬢さん、どうやらあなたには預言者の才能もあるようですね」
「そうではないんですけど……」
やはり話が通じていないらしい。
「ゼナイドもほぼ同じことを言っていたそうです。初めからこの世界がどう動いていくのか知っていたと」
暗紫色の双眸が探るような、値踏みするような目付きになる。
「どうやらあなたは特殊な血筋のようです。その容姿といい、魔に侵されない肉体といい……」
レジスは語る。
「すでにご存知でしょうが、陛下は呪いを発動させぬよう、女性を抱かなければなりません」
そして、その女はすでに男を知っていなければならないと。
小説にはなかった未知の情報を、ソランジュは息を呑んで聞いていた。
「恐らく純潔の女性では陛下の魔の強さに侵されて一夜で死んでしまう。……魔とはより清らかな者により強力に作用するからです」
娼婦の場合、すでに男を何人も知っているので比較的影響が薄い。
しかし、それでも同じ女を二度、三度と続けて抱くと、次第に子宮が魔を散らせなくなり、逆にいずれ侵されてしまう。なんの対策も取らなければ魂ごと黒い闇の塵と化し、散って消滅してしまう可能性が高い。
だから、必然的に一夜限りの女を買うしかなくなる。
「……っ」
ソランジュは思わず口を押さえた。
黒狼戦記で最後まで明かされなかった謎がある。
アルフレッドが権力者でありあれほどの美丈夫でありながら、最終巻まで妃どころか愛妾すら迎えなかった理由だ。
特定の相手がいなかったからこそ女性ファンの人気を獲得したのだが、それでも皆どんな美女でも賢女でも望めるのになぜと首を傾げていた。
迎えなかったのではない。迎えられなかったのだ。この世で初めて触れる女である母の呪いを受け、最後の女となるはずの伴侶の愛に触れることができなかった。
アルフレッドの母は愛し愛される幸福を我が子に許さず、憎しみを込めて破滅に追いやりその血を絶とうとした。
レジスの声のトーンが一段下がる。
「ところが、お嬢さんは純潔でありながら魔に侵されなかった」
重い沈黙が室内に落ちた。
「あなたの御母堂は行き場のない流民だったとは思えません。恐らく魔術師か、聖職者か、あるいは……いずれにせよ魔を操れる血を引いている」
レジス曰く、そうした血筋は稀少であるがゆえに特定しやすいという。
「お嬢さん、ご親族に会いたくはありませんか」
「親……族?」
「ええ。あなたの御母堂が失踪したのだとすれば、それほどの血筋の家なら行方を捜しているはず」
思い掛けず血縁がいるかもしれないと教えられ、ソランジュは目を瞬かせた。
もしいるならもちろん会ってみたい。
レジスがソランジュの表情を見て薄く笑う。
「……代わりに協力してほしいのですよ。すべては陛下のためです」
レジスが密かに部屋にやって来たのは、与えられた本を読んでいた夕暮れ時のこと。
扉が音もなく開いたと思ったら、注意深く辺りを見回しながら人差し指を唇に当てた。
「お嬢さん、読書中に失礼します。お話したいことがあるのですがよろしいですか」
「は、はい……」
てっきりアルフレッドの命令でまた何か聞かれるのかと思いきや、レジスは「いいえ、違います」と肩を竦めた。
「ここから先の話は陛下にも内密にしていただきたいのです」
「……?」
自分のような小娘になんの用だろう。
戸惑いながらもベッドの縁から立ち上がろうとすると、「ああ、いいですよそのままで」と手で制された。
レジスは扉近くで杖を床にコツンと突くと、神秘的な紫の目でソランジュを見つめた。その色は濃く深く何を考えているのかが読み取れない。
「陛下はこのまま王宮にあなたを留め置くようです。というよりは、手放すつもりがないと申しますか……」
「えっ」
「お嬢さんは陛下の極秘事項を知っているだけではない。頼れる身内もおらず一人にしておくのは危険だからとの判断です」
「ほ、本当ですか?」
今後どんな立場になるのかはわからないが、まだアルフレッドのそばにいられる――ソランジュの胸が喜びに満たされた。
だが、続く質問に驚きのあまり息を呑む。
「ところでお嬢さん、“黒狼戦記”をいつ、どこで目にしましたか」
なぜレジスが「黒狼戦記」のタイトルを知っているのか。
「どうやらあの預言書には陛下について書かれていたようですね。まだ現存しているようならエイエール王国にとってあまりにも危険です。他国の手に渡れば取り返しのつかない事態になる」
「……」
しかし、どうも何やら話がややこしくなっている。
「あ、あの、預言書って……?」
「おや、ということは、ゼナイドについては何も知らないと言うことですか」
レジスはこの世界での「黒狼戦記」について教えてくれた。
「――とまあ、少々変わった女魔術師だったそうです。それもあって伝説になったのでしょうね」
話を聞けば聞くほどソランジュの背筋に次々と冷や汗が流れ落ちる。
恐らくそのゼナイドも転生者だ。しかも、「黒狼戦記」を書き留めていたとは。恐らくこちらの世界でも読みたい一心で再現したに違いない。
いずれにせよ、ゼナイドのおかげで多少話しやすくなったのも確かだった。
「その、私は実際に“黒狼戦記”を読んだわけではなくて、頭の中に初めから“黒狼戦記”を読んだという記憶があるんです」
それでも前世の概念のないこの世界での説明には苦心する。話せば話すほど我ながらわけがわからなくなっていった。
「……なるほど」
レジスが両手で杖を突き直す。
「お嬢さん、どうやらあなたには預言者の才能もあるようですね」
「そうではないんですけど……」
やはり話が通じていないらしい。
「ゼナイドもほぼ同じことを言っていたそうです。初めからこの世界がどう動いていくのか知っていたと」
暗紫色の双眸が探るような、値踏みするような目付きになる。
「どうやらあなたは特殊な血筋のようです。その容姿といい、魔に侵されない肉体といい……」
レジスは語る。
「すでにご存知でしょうが、陛下は呪いを発動させぬよう、女性を抱かなければなりません」
そして、その女はすでに男を知っていなければならないと。
小説にはなかった未知の情報を、ソランジュは息を呑んで聞いていた。
「恐らく純潔の女性では陛下の魔の強さに侵されて一夜で死んでしまう。……魔とはより清らかな者により強力に作用するからです」
娼婦の場合、すでに男を何人も知っているので比較的影響が薄い。
しかし、それでも同じ女を二度、三度と続けて抱くと、次第に子宮が魔を散らせなくなり、逆にいずれ侵されてしまう。なんの対策も取らなければ魂ごと黒い闇の塵と化し、散って消滅してしまう可能性が高い。
だから、必然的に一夜限りの女を買うしかなくなる。
「……っ」
ソランジュは思わず口を押さえた。
黒狼戦記で最後まで明かされなかった謎がある。
アルフレッドが権力者でありあれほどの美丈夫でありながら、最終巻まで妃どころか愛妾すら迎えなかった理由だ。
特定の相手がいなかったからこそ女性ファンの人気を獲得したのだが、それでも皆どんな美女でも賢女でも望めるのになぜと首を傾げていた。
迎えなかったのではない。迎えられなかったのだ。この世で初めて触れる女である母の呪いを受け、最後の女となるはずの伴侶の愛に触れることができなかった。
アルフレッドの母は愛し愛される幸福を我が子に許さず、憎しみを込めて破滅に追いやりその血を絶とうとした。
レジスの声のトーンが一段下がる。
「ところが、お嬢さんは純潔でありながら魔に侵されなかった」
重い沈黙が室内に落ちた。
「あなたの御母堂は行き場のない流民だったとは思えません。恐らく魔術師か、聖職者か、あるいは……いずれにせよ魔を操れる血を引いている」
レジス曰く、そうした血筋は稀少であるがゆえに特定しやすいという。
「お嬢さん、ご親族に会いたくはありませんか」
「親……族?」
「ええ。あなたの御母堂が失踪したのだとすれば、それほどの血筋の家なら行方を捜しているはず」
思い掛けず血縁がいるかもしれないと教えられ、ソランジュは目を瞬かせた。
もしいるならもちろん会ってみたい。
レジスがソランジュの表情を見て薄く笑う。
「……代わりに協力してほしいのですよ。すべては陛下のためです」
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