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第四章 王都での出会い
43童貞ですか?※
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エヴァンさん、はじめてだったんですか?
と言うことを、オブラートに包んで聞いた。
エヴァンさんは端正な顔を真っ赤に染めて、なんならちょっと泣きそうになりながら、うなずいた。
そう、うなずいたのだ。
なんてこった。嘘でしょう? ええっ、嘘だ、嘘をついてるっ。あんな百戦錬磨のえっちしといて、童貞とか絶対嘘!
いや、でもそう言えば、やけに下手だったかと気にしてたな。ええっ? いやでも、まさか、うそぉっ?
ええ、じゃあ私、童貞のエヴァンさんを奪っておいて、ポイしたのっ? それ心の傷ヤバくない? そりゃ自分が下手すぎたから捨てられたのかと思っちゃうね。そりゃそうだ。うわぁ、エヴァンさんごめんなさいっ。
心の中で平謝りするしかない。
「俺、ミツキさんより全然経験ないんですよ。だから──」
エヴァンさんが切なげに眉を寄せたちょっとえっちな顔をして唇を近づけてくる。
「もっとたくさん、教えて」
心臓がギュンっとした。
かわいい。エヴァンさんイケメンなのにかわいいですね!?
エヴァンさんが触れそうな位置まで唇を寄せてピタリと止まる。待てをする大型犬のようだ。紫の目がチラッと私を見る。
目だけでキスしてもいいのかの伺いを立てていた。かわいい。かわいあなぁ、もう。
私はぎゅっとエヴァンさんの手を握って、自分から唇を合わせた。
「……っ!」
エヴァンさんの体がとっさに身を引いて、でも我慢の鎖が切れたみたいに私の頭の後ろに片腕を回して貪るようにキスしてくる。
右手の指先は絡めるように触れ合っている。そこが、ぞくんっとした。いや、ほんとに。指先から快感が走った感じがした。
「……っん、う、エヴァ、ン」
童貞とか絶対嘘じゃん。だって、こんな濃厚なキスを平然とするなんて、おかしいよ。
甘えるように何度も唇を吸われた。気持ちくて、口が開くと滑り込んでくる舌。
こんなの、どこで教わるの。経験ないのに。おかしいじゃん。
ううっとちょっと仰け反ると、唇が解放される。
エヴァンさんが、目をとろけさせて息を乱す。興奮しているのか眉が切なげに寄っていた。イケメンにセクシーさが加わってドキドキする。
「エヴァンさん」
「ミツキ」
「どこで覚えてくるんですか、こんなこと」
エヴァンさんの体がギクリと強ばった。
「童貞とか、絶対うそ」
「そんな恥ずかしい嘘ついてどうするんですか……」
エヴァンさんが顔を真っ赤に染める。
いやー、うーん、身の潔白証明?
疑われているのがわかったのか、エヴァンさんはキュッと唇を引き結んで、やがてのろのろと口を開く。
「……俺を心配した友人が、あれこれ世話を焼いたりとか、いろいろ……」
「えっちな本とかですか?」
「な、な、ミツキさんっ」
えっちな本見てたのか、なるほど。
「あとは、体験談、とか……」
ああ、男の人同士だとそういうのありそうだね。世話焼きのおじさんとかとくにね。
エヴァンさんが、いたたまれなそうにソワソワしてる。百戦錬磨のえっちの裏にあったのは、体験談とえっちな本って、すごい。
「ほんとに俺、下手じゃなかったですか?」
「いやいや、それはないです」
「……でも逃げましたよね」
エヴァンさんがじっとりした目で見て来た。やっぱりトラウマになってたか……。
「いや、あれはむしろ逆と言いますか。エッチが上手すぎてエヴァンさん無しの体に戻れなくなりそうだったからで」
エヴァンさんが目を丸くして、ポカンと私を見た。やがて、嬉しそうにはにかむ。
かわいいな。私の恥ずかしい話を暴露することになったけど、エヴァンさんが嬉しそうにしてるならいいよ。
「たぶん俺、そういう欲は薄いんだと思います。でも、ミツキさんが気持ちよさそうにしてる顔見るのは、めちゃくちゃ好きなんですよね。だからミツキさんが気持ちよさそうにしたところを触りたくなると言いますか」
わ、お。あのねちっこいえっちの謎が解けた気がした。やたらと私をイかせたがるもんね、エヴァンさん。
「ミツキさん顔真っ赤ですね、かわい」
「っ、エヴァンさんがっ」
「ははっ、そういう顔も、好きですよ。でも、気持ちよくて泣きそうになってる顔が、めちゃくちゃツボです。もっと泣かせたくなる。俺から離れられないように、快感でぐずぐずに溺れさせたくなるんですよね」
なんかちょっと、その思考は危なくない?
「ね、だからミツキさん。もっと俺に、溺れて」
紫の瞳が煌めいた。
なだれ込むようにリビングのソファに倒れて、頭が回らなくなるほど口づけられる。
酸素、酸素ほしい。苦しい。ぎゅっと首にしがみつくと、エヴァンさんの手が私の背中に回ってきて、ワンピースを脱がせようとしてくる。
キスに溺れていると、するりとワンピースがはだけて、お腹辺りまで落ちていった。
手際よく下着も脱がされて、なにもなくなった胸にエヴァンさんの手が伸びる。ふにふにと優しく触られる。
遊んでる? ちょっとかわいくて、キスしながら笑うと、エヴァンさんがじっと私を見た。
そのまま胸の先端を擦るように触られて、ググッと喉がのけぞる。今度はエヴァンさんがふっと笑った。
むっとして、エヴァンさんの唇を啄む。何度も、何度も啄んで、ググッと深く口づけると、エヴァンさんの腰が引けたのがわかった。
うわ、ちょっとかわいい。いじめたくなっちゃう。
こっそり笑って、エヴァンさんの首筋を撫でる。そのまま手を滑らせて、耳を遊ぶように触った。
「は、あっ、ミツキ」
唇が離れたすきに、今度は首筋に吸い付く。ちゅうちゅうと軽く吸うと、ふるりとエヴァンさんの体が震えた。
「ちょ、ちょっと待ってください」
そんなエロい顔でハァハァされるとさぁ、精根吸い尽くしたくなっちゃうでしょう?
小さく笑って、首筋に吸い付いたまま、エヴァンさんの服を脱がそうと、シャツのボタンを外していく。最後のひとつを外すとなんともエロく白いシャツがはだけた。
う、わ。これはなんというか、目に毒だ。
というか、綺麗な体してるな。
つつっと、指先で体のラインをなぞる。術式ばかり作ってるって言ってたけど、実は体鍛えてるのか? エロい体だ、けしからん。
筋肉と筋肉の隙間を通って、腹筋をなぞるようにくすぐって、その下のギリギリのラインを指先でなぞる。
「ぅ、あっ……は、あっ、ミツキっ」
期待してるのか、紫のお目目がうるうると潤んでいた。
「エヴァンさん、触って欲しいの?」
エヴァンさんが小さくうなずく。かわいいな。クスリと笑いながら唇を耳元に寄せる。
「そういう欲、薄いんじゃ?」
「……っ、ミツキさんになら、触られたい」
なにその殺し文句。こわい。この人こわいっ。
乱れた呼吸と、懇願するような眼差し。エヴァンさんのベルトに手をかけると、エヴァンさんが少しだけ腰を浮かした。グッとズボンとパンツを押し下げる。飛び出してきたものに一瞬、思考が止まる。
「ミツキさん?」
ええ、でかくないっ? 嘘でしょ。私こんなの入れてたの。そりゃあぐずぐずになってダメ人間にもなっちゃうよ。エヴァンさんなにもかも完璧ですね、恐ろしい。
ゴクリと唾を飲んで、手を伸ばす。少しだけ触れると、ビクリと反応した。
エヴァンさんは、キュッと堪えるように眉を寄せて、深くて熱い吐息を漏らした。
エロい。めちゃくちゃえろい。悩ましげな顔が、ちょっとエス心を刺激してくる。エヴァンさんの泣かせたくなる、という言葉に今さらながら同意した。
唇を近づけて、キスを交わしながらエヴァンさんの肉棒の先端を手で撫でると、エヴァンさんの顔が苦しそうに歪む。触るたび、いやらしく息を詰める。めちゃくちゃえろい。
ぎゅっと握り込むと、エヴァンさんの腰が跳ねた。
「……っ、う、ミツキ、ごめん、したい、ミツキ」
エヴァンさんの手が私の足に伸びてきた。
下着の上からぬるぬると撫でられる。うう、やっぱり気持ちいい、反則。
「ん、んっ、エヴァン、さんっ」
「は、っ、ミツキっ……」
ググッと指が入った。掻き回すように中を揺さぶられる。気持ちいい。でも、ちょっといつもより性急というか、余裕がない?
快感に溺れながらも、ぎゅっとエヴァンさんのを握り込むと、エヴァンさんが息を詰めた。
「待って、ミツキ」
「ん、入れたい?」
エヴァンさんがちょっと怯えたように私を見た。
「ミツキ、まだダメですよ。痛い思いさせたくありません」
「大丈夫ですよ、ほら、エヴァンさんだって、気持ちよくなりたいでしょう?」
膝立ちになって、エヴァンさんのを支えたまま入り口に押し当てる。エヴァンさんの喉仏が、ゴクリと上下した。
エヴァンさんの指が抜かれる。それ合図に、私はググッと腰を落とした。
と言うことを、オブラートに包んで聞いた。
エヴァンさんは端正な顔を真っ赤に染めて、なんならちょっと泣きそうになりながら、うなずいた。
そう、うなずいたのだ。
なんてこった。嘘でしょう? ええっ、嘘だ、嘘をついてるっ。あんな百戦錬磨のえっちしといて、童貞とか絶対嘘!
いや、でもそう言えば、やけに下手だったかと気にしてたな。ええっ? いやでも、まさか、うそぉっ?
ええ、じゃあ私、童貞のエヴァンさんを奪っておいて、ポイしたのっ? それ心の傷ヤバくない? そりゃ自分が下手すぎたから捨てられたのかと思っちゃうね。そりゃそうだ。うわぁ、エヴァンさんごめんなさいっ。
心の中で平謝りするしかない。
「俺、ミツキさんより全然経験ないんですよ。だから──」
エヴァンさんが切なげに眉を寄せたちょっとえっちな顔をして唇を近づけてくる。
「もっとたくさん、教えて」
心臓がギュンっとした。
かわいい。エヴァンさんイケメンなのにかわいいですね!?
エヴァンさんが触れそうな位置まで唇を寄せてピタリと止まる。待てをする大型犬のようだ。紫の目がチラッと私を見る。
目だけでキスしてもいいのかの伺いを立てていた。かわいい。かわいあなぁ、もう。
私はぎゅっとエヴァンさんの手を握って、自分から唇を合わせた。
「……っ!」
エヴァンさんの体がとっさに身を引いて、でも我慢の鎖が切れたみたいに私の頭の後ろに片腕を回して貪るようにキスしてくる。
右手の指先は絡めるように触れ合っている。そこが、ぞくんっとした。いや、ほんとに。指先から快感が走った感じがした。
「……っん、う、エヴァ、ン」
童貞とか絶対嘘じゃん。だって、こんな濃厚なキスを平然とするなんて、おかしいよ。
甘えるように何度も唇を吸われた。気持ちくて、口が開くと滑り込んでくる舌。
こんなの、どこで教わるの。経験ないのに。おかしいじゃん。
ううっとちょっと仰け反ると、唇が解放される。
エヴァンさんが、目をとろけさせて息を乱す。興奮しているのか眉が切なげに寄っていた。イケメンにセクシーさが加わってドキドキする。
「エヴァンさん」
「ミツキ」
「どこで覚えてくるんですか、こんなこと」
エヴァンさんの体がギクリと強ばった。
「童貞とか、絶対うそ」
「そんな恥ずかしい嘘ついてどうするんですか……」
エヴァンさんが顔を真っ赤に染める。
いやー、うーん、身の潔白証明?
疑われているのがわかったのか、エヴァンさんはキュッと唇を引き結んで、やがてのろのろと口を開く。
「……俺を心配した友人が、あれこれ世話を焼いたりとか、いろいろ……」
「えっちな本とかですか?」
「な、な、ミツキさんっ」
えっちな本見てたのか、なるほど。
「あとは、体験談、とか……」
ああ、男の人同士だとそういうのありそうだね。世話焼きのおじさんとかとくにね。
エヴァンさんが、いたたまれなそうにソワソワしてる。百戦錬磨のえっちの裏にあったのは、体験談とえっちな本って、すごい。
「ほんとに俺、下手じゃなかったですか?」
「いやいや、それはないです」
「……でも逃げましたよね」
エヴァンさんがじっとりした目で見て来た。やっぱりトラウマになってたか……。
「いや、あれはむしろ逆と言いますか。エッチが上手すぎてエヴァンさん無しの体に戻れなくなりそうだったからで」
エヴァンさんが目を丸くして、ポカンと私を見た。やがて、嬉しそうにはにかむ。
かわいいな。私の恥ずかしい話を暴露することになったけど、エヴァンさんが嬉しそうにしてるならいいよ。
「たぶん俺、そういう欲は薄いんだと思います。でも、ミツキさんが気持ちよさそうにしてる顔見るのは、めちゃくちゃ好きなんですよね。だからミツキさんが気持ちよさそうにしたところを触りたくなると言いますか」
わ、お。あのねちっこいえっちの謎が解けた気がした。やたらと私をイかせたがるもんね、エヴァンさん。
「ミツキさん顔真っ赤ですね、かわい」
「っ、エヴァンさんがっ」
「ははっ、そういう顔も、好きですよ。でも、気持ちよくて泣きそうになってる顔が、めちゃくちゃツボです。もっと泣かせたくなる。俺から離れられないように、快感でぐずぐずに溺れさせたくなるんですよね」
なんかちょっと、その思考は危なくない?
「ね、だからミツキさん。もっと俺に、溺れて」
紫の瞳が煌めいた。
なだれ込むようにリビングのソファに倒れて、頭が回らなくなるほど口づけられる。
酸素、酸素ほしい。苦しい。ぎゅっと首にしがみつくと、エヴァンさんの手が私の背中に回ってきて、ワンピースを脱がせようとしてくる。
キスに溺れていると、するりとワンピースがはだけて、お腹辺りまで落ちていった。
手際よく下着も脱がされて、なにもなくなった胸にエヴァンさんの手が伸びる。ふにふにと優しく触られる。
遊んでる? ちょっとかわいくて、キスしながら笑うと、エヴァンさんがじっと私を見た。
そのまま胸の先端を擦るように触られて、ググッと喉がのけぞる。今度はエヴァンさんがふっと笑った。
むっとして、エヴァンさんの唇を啄む。何度も、何度も啄んで、ググッと深く口づけると、エヴァンさんの腰が引けたのがわかった。
うわ、ちょっとかわいい。いじめたくなっちゃう。
こっそり笑って、エヴァンさんの首筋を撫でる。そのまま手を滑らせて、耳を遊ぶように触った。
「は、あっ、ミツキ」
唇が離れたすきに、今度は首筋に吸い付く。ちゅうちゅうと軽く吸うと、ふるりとエヴァンさんの体が震えた。
「ちょ、ちょっと待ってください」
そんなエロい顔でハァハァされるとさぁ、精根吸い尽くしたくなっちゃうでしょう?
小さく笑って、首筋に吸い付いたまま、エヴァンさんの服を脱がそうと、シャツのボタンを外していく。最後のひとつを外すとなんともエロく白いシャツがはだけた。
う、わ。これはなんというか、目に毒だ。
というか、綺麗な体してるな。
つつっと、指先で体のラインをなぞる。術式ばかり作ってるって言ってたけど、実は体鍛えてるのか? エロい体だ、けしからん。
筋肉と筋肉の隙間を通って、腹筋をなぞるようにくすぐって、その下のギリギリのラインを指先でなぞる。
「ぅ、あっ……は、あっ、ミツキっ」
期待してるのか、紫のお目目がうるうると潤んでいた。
「エヴァンさん、触って欲しいの?」
エヴァンさんが小さくうなずく。かわいいな。クスリと笑いながら唇を耳元に寄せる。
「そういう欲、薄いんじゃ?」
「……っ、ミツキさんになら、触られたい」
なにその殺し文句。こわい。この人こわいっ。
乱れた呼吸と、懇願するような眼差し。エヴァンさんのベルトに手をかけると、エヴァンさんが少しだけ腰を浮かした。グッとズボンとパンツを押し下げる。飛び出してきたものに一瞬、思考が止まる。
「ミツキさん?」
ええ、でかくないっ? 嘘でしょ。私こんなの入れてたの。そりゃあぐずぐずになってダメ人間にもなっちゃうよ。エヴァンさんなにもかも完璧ですね、恐ろしい。
ゴクリと唾を飲んで、手を伸ばす。少しだけ触れると、ビクリと反応した。
エヴァンさんは、キュッと堪えるように眉を寄せて、深くて熱い吐息を漏らした。
エロい。めちゃくちゃえろい。悩ましげな顔が、ちょっとエス心を刺激してくる。エヴァンさんの泣かせたくなる、という言葉に今さらながら同意した。
唇を近づけて、キスを交わしながらエヴァンさんの肉棒の先端を手で撫でると、エヴァンさんの顔が苦しそうに歪む。触るたび、いやらしく息を詰める。めちゃくちゃえろい。
ぎゅっと握り込むと、エヴァンさんの腰が跳ねた。
「……っ、う、ミツキ、ごめん、したい、ミツキ」
エヴァンさんの手が私の足に伸びてきた。
下着の上からぬるぬると撫でられる。うう、やっぱり気持ちいい、反則。
「ん、んっ、エヴァン、さんっ」
「は、っ、ミツキっ……」
ググッと指が入った。掻き回すように中を揺さぶられる。気持ちいい。でも、ちょっといつもより性急というか、余裕がない?
快感に溺れながらも、ぎゅっとエヴァンさんのを握り込むと、エヴァンさんが息を詰めた。
「待って、ミツキ」
「ん、入れたい?」
エヴァンさんがちょっと怯えたように私を見た。
「ミツキ、まだダメですよ。痛い思いさせたくありません」
「大丈夫ですよ、ほら、エヴァンさんだって、気持ちよくなりたいでしょう?」
膝立ちになって、エヴァンさんのを支えたまま入り口に押し当てる。エヴァンさんの喉仏が、ゴクリと上下した。
エヴァンさんの指が抜かれる。それ合図に、私はググッと腰を落とした。
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