遠距離でイこう!

柄木

文字の大きさ
上 下
6 / 7

僕の彼氏が家畜になった夜⑥

しおりを挟む
 外資系企業に勤める圭樹けいじゅは、同僚と一緒にジムに行って体をそれなりに鍛えている。なにしろ肥満はセルフコントロールができていないと出世に響くようなところだ。
 日本人にしては長身であり、均整が取れた圭樹の肉体からだはるが見ても端正で綺麗だった。
 その綺麗なが体が、こんな惨めな姿を見せるなんて。

「ほら、その恰好で腰を横に振って。早く! のろまな圭樹さん、イきたくないの?」

 床に膝をついて大きく広げ、のけ反るように上半身を仰向けに倒す格好は、まるで晴に股間を捧げているかのようだ。
 限界まで広げた股間の奥からアナルプラグに付いた豚の尻尾が覗き、勃起した陰茎は我慢汁に濡れながら天を向く。それらが左右に揺れるさまは玩具のようで、晴は嘲笑する形でその姿を褒めてやる。

「豚の尻尾も無駄精子袋も、メスと交尾できないチンポもよぉーく見えるよ。圭樹さんの種付けできない無駄精子袋、パンパンじゃない。踏んだらぶしゅって無駄打ち精子が出ちゃいそう」

 前に踏んでやった時の刺激を思い出したのか、圭樹の尻がビクンと持ち上がる。

『……ひ、ぅぅ……はぁァ……ぁッ…もぅ……もぉ……ッ!』

 上がり切った睾丸が射精が近いのだと知れた。本当のそろそろ限界なのだろう。
 でも、まだダメダメと晴は唇を舐める。

「ほら、次は上下に腰を振って。いやらしければ、いやらしいほど、僕の気持ちが動くかもね?」
『……は、い……ッ』

 早くと急かして画面を見れば、何でも言う事を聞いてイきたい圭樹がゆっくりと腰を上下させ始める。鍛えているせいか無理な姿勢でも体は動き、それが不幸にも淫らな状況を加速させてしまう。
 左右では亀頭が揺れるだけだった陰茎が、上下では回転するように蠢いて、おまけにアナルプラグの豚の尻尾まで物欲しげに動くのだ。

「あはは! なにこれ、えっろ! 圭樹さん、すっごく変態的。それって僕のチンポに物乞いなの?」
『ひ、ッ……ひ、ィ……ッ……は、はい……ッ』
「チンポ欲しさにそんな格好して、尻を振ってチンポ乞いとか本当にプライドないね。男としての矜持はないの? それでも人間なの? ほら、お前は人間なのか? チンポ好きの変態野郎!」

 ワザとらしく罵りながら、晴の手は再び自分の竿を扱き始める。だってあんなに愛らしい姿を見て興奮するなとか言う方が無理だ。

「ほら、僕のチンポが好きなのかよ!」
『……す、好き……で、す……ぅ!』
「認めたよ、この淫乱野郎! オスのチンポ欲しがるとか、それでも男かよ!」
『……い、いい、え……あ、あぁッ……も、イく……』
「罵倒されてイくなよ、ド変態! それでも人間か!?」
『……ひ、ひ……ぐ……う、ぅぅ……い、い、いぃえぇ……ッ』

 どこまでも追い込んで、追い詰めて、圭樹が晴しか縋れなくなるように。
 再び固くなった自分のものを擦りながら晴は最後のとどめを刺す。
 お互いに分かっている。
 どんな言葉が欲しいのか、なにが言いたいのか、どういう結果を望んでいるのか。

「……ん、んッ……じ、じゃあ……お前は、なに? 僕のチンポ、で……オスでも、人間でもなくなって……何になった!?」

 ほら圭樹、早く言って? 早くイッて?
 僕に堕ちる圭樹を丸ごと愛するから。

『……わ、……わた、し……はぁ……ッ、ぶ、ぶた……で、す……ッ! はる、ざ、ま゛の……ッ、お、おぢんぼッメス……ッ豚、で、すッッッ』

 本当に、誰より愛してる。

「――イけ! メス豚……ッ! 僕のチンポ……想像して……イけよ! 情けないチンポ乞いしてさぁっ! イけ! チンポ狂いのッメス豚ッッ圭樹ィッッッ!!」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

高校生の僕は、大学生のお兄さんに捕まって責められる

天災
BL
 高校生の僕は、大学生のお兄さんに捕まって責められる。

3人の弟に逆らえない

ポメ
BL
優秀な3つ子に調教される兄の話です。 主人公:高校2年生の瑠璃 長男の嵐は活発な性格で運動神経抜群のワイルド男子。 次男の健二は大人しい性格で勉学が得意の清楚系王子。 三男の翔斗は無口だが機械に強く、研究オタクっぽい。黒髪で少し地味だがメガネを取ると意外とかっこいい? 3人とも高身長でルックスが良いと学校ではモテまくっている。 しかし、同時に超がつくブラコンとも言われているとか? そんな3つ子に溺愛される瑠璃の話。 調教・お仕置き・近親相姦が苦手な方はご注意くださいm(_ _)m

ご飯中トイレに行ってはいけないと厳しく躾けられた中学生

こじらせた処女
BL
 志之(しの)は小さい頃、同じ園の友達の家でお漏らしをしてしまった。その出来事をきっかけに元々神経質な母の教育が常軌を逸して厳しくなってしまった。  特に、トイレに関するルールの中に、「ご飯中はトイレに行ってはいけない」というものがあった。端から見るとその異常さにはすぐに気づくのだが、その教育を半ば洗脳のような形で受けていた志之は、その異常さには気づかないまま、中学生になってしまった。  そんなある日、母方の祖母が病気をしてしまい、母は介護に向かわなくてはならなくなってしまう。父は単身赴任でおらず、その間未成年1人にするのは良くない。そう思った母親は就活も済ませ、暇になった大学生の兄、志貴(しき)を下宿先から呼び戻し、一緒に同居させる運びとなった。 志貴は高校生の時から寮生活を送っていたため、志之と兄弟関係にありながらも、長く一緒には居ない。そのため、2人の間にはどこかよそよそしさがあった。 同居生活が始まった、とある夕食中、志之はトイレを済ませるのを忘れたことに気がついて…?

青年の儀式

いぬぬ
BL
村のしきたり

食われノンケの野球部員

熊次郎
BL
大学野球部の副主将の荒木は人望も厚く、部内で頼りにされている存在だ。 しかし、荒木には人には言えない秘密があった。

ドSな義兄ちゃんは、ドMな僕を調教する

天災
BL
 ドSな義兄ちゃんは僕を調教する。

不良レイプ~ドS風紀委員長のおしおき~

粒豆
BL
ドS風紀委員長が不良男子にエッチなおしおき…!? 不良男子・真中 宗次郎(まなか そうじろう)は教師から呼び出しを受け、生徒指導室を訪れた。 しかし、そこで待っていたのは教師ではなく、風紀委員長の久本寺 唯(きゅうほんじ ゆい)だった。

男色官能小説短編集

明治通りの民
BL
男色官能小説の短編集です。

処理中です...