328 / 372
12章最終決戦
閑話 異例の対面
しおりを挟む
「じゃあ行くわよみんな、準備はいいかしら」
私は結界の張ってある隣の大陸に向け小型のマジックシップ、ゼラチンを飛ばしました、乗組員は私、スイちゃんマリンにキュリーです、もちろんみんな人形よ。
「いいけどさ、マジックバトラーも必要なの?」
向こうで使う予定ではないの、恐らくこの結界越えで必要になるのよ、みんなには機体に乗って待機してもらってるわ。
「説明したでしょスイちゃん、出力アップをするのにみんなには押してもらうって、さぁいくわよぉ!」
ゼラチンの操縦は私よ、不測の事態に対処するには私がやらないとね。
「くぅ~舵が持ってかれる、シオンちゃんのステータスにしておいて良かったわ、私のだったらもう振り回されてるわね」
風と言うか何かに押し戻されてるの、どうしてそんな状態なのか解らないけど何かとてつもない力が作用しているわね。
「ダメだわ、やっぱり出力が足りない、衛星君の情報があって助かったわね、スイちゃんマリンキュリー出番よ!」
みんなに指示を出してみんなの機体がゼラチンを押し始めました、これで何とかなるはずよ。
「すごいねここ、マグの力も使わないと進めないよ」
「スイ様もう少しこちらにマグをください、そちらに傾き始めています」
外はかなり大変みたいね、まぁ3機だからバランスが少し悪いのかも、でも他の誰かを呼ぶわけにはいかないからしょうがないのよ。
「マスター抜けます!」
キュリーの声を聞いてるけど、私は正面を見ているのよ直ぐに分かったわ。
「良かったわ、みんなもう戻ってきていいわよ、ここからは聞き込みよ」
こうして私たちは隣の大陸に来ました、適当な街に行き聞き込みをしたんですが、どうやらこちら側はかなり平和みたい。
「すごいねここの宿、料理がマコッチのと大差ないよ」
「ほんとです、少し悔しいです」
「まったくですね、これはマスターの予想が当たってそうです」
みんな料理の感想を言ってるわ、でも私は他に事に注目しているのよ、ここで聞き込みをして分かったんだけど、どうやらこっちには有名は人が1人しかいないわ。
そしてその国にすごいダンジョンがあるんだってさ、ここから東に3つ目の国よ、これはかなり注意しないとね。
「ここがフェルトって街?」
私たちは門で列に並んでいます、かなりの人ですごいんです、そして外壁が尋常ではない高さですよ。
「王都でもないのにこれって、みんな気を引き締めていくわよ、これは相手は相当よ」
みんなが頷いてくれたわ、ほんとにこれを一人のチーターがしたのなら相当よね、噂では悪い人ではないの、だから問題はないけど注意はしないとね。
「ようこそフェルトへお嬢さんたち」
門番の人がそう言ってくれたけど、審査とかないの?
「あのぉ~身分証とか要らないのですか?」
「なんだお嬢ちゃん、もしかしてクロイツは初めてか?この国ではどこでも要らないぞ」
そう言って笑っていたわ、もしかしてその人がいるからとか言わないわよね。
「どういう事でしょうか主様」
「マリン、これは恐らくこの国がずば抜けて凄い国なのよ」
この国がないと他の国が成り立たないとか、戦ったら絶対勝てないとかそう言った事よ、そうじゃないと少しは対抗する奴はいるはずなのよ、それがいないって相当よ。
「分かる気がします、あの壁もこの街の建物も最初の国と比べて差があり過ぎます」
キュリーが見渡しながら言ってるわ、確かにかなりの建物が建ってるわ、東京とまでは言わないけど10階建てはあるわ、城があれば王都と間違うわね、どうしてここが王都じゃないのってね。
「これなら最初の街で冒険者になってなくても良かったねマコッチ」
「そうねスイちゃん、でも情報も欲しかったから良いわよ、それでここからが噂の孤児院区なのね」
私の知ってる孤児院ではないです、どちらかと言うと大型の大学?それとも学園都市?それ位の建物がここから建ち始めているんです。
「ここからまた別世界ですね主様」
「そうねマリン、この街の中心が全部こうなってるって事は区分けをしてるのかしら?」
歩いているともう異世界ではないです、向こうの街を歩いていると錯覚しますよ。
「服はこっちの何だけど、あそこの人に聞いてみましょ」
「マスター自分がいきます」
そう言ってキュリーが掃除をしている人に聞きに行ってくれたわ、広すぎるのよ。
「分かりましたよ、マスターこっちです」
キュリーの案内で進み白い建物が見えてきました、ここだけまた異世界になったわね。
「あら!?ここに人が来るなんて珍しいわね、どなたかしら?」
エルフの人がホウキを持ってそう言ってきたわ、そんなに珍しいの?
「どうも私はマコッチって言います、こっちの子がスイって言って」
私がみんなを紹介しているとエルフさんは嬉しそうにニコニコしています、何がそんなに嬉しいのかな。
「ご丁寧どうも、私はここの主の4番目の妻フルーティアよ、それでここにどんな用かしら?」
「ここにケイイチと言う人がいると思うんだけど会えるかな?」
私が4番目の妻ってとこで驚いているとスイちゃんが先に言ってしまったわ、みんなもう少し驚こうよ。
「ケイイチに会いに来たのね、じゃあこっちよ」
そう言って建物の方に歩いて行きました、あそこにいるんだよねその人。
「情報では100年経ってるのに、普通に案内してくれてるわ、これは可能性として3つに絞られたわね」
独り言を言っているうちにソファーが並んでいる部屋に通されました、客間かしらね。
「さて鬼が出るか蛇が出るか」
「主様は私とキュリーが守ります」
「そうです、たとえ人形であっても指一本触れさせませんよ」
二人がやる気です、向こうがどう来るかによるわよ、それに戦いに来たわけじゃないわ、色々聞きたいことがあるだけよ。
「どうもお待たせしました」
しばらくしてやっと入ってきた男性はかなり若い人でした。
私は結界の張ってある隣の大陸に向け小型のマジックシップ、ゼラチンを飛ばしました、乗組員は私、スイちゃんマリンにキュリーです、もちろんみんな人形よ。
「いいけどさ、マジックバトラーも必要なの?」
向こうで使う予定ではないの、恐らくこの結界越えで必要になるのよ、みんなには機体に乗って待機してもらってるわ。
「説明したでしょスイちゃん、出力アップをするのにみんなには押してもらうって、さぁいくわよぉ!」
ゼラチンの操縦は私よ、不測の事態に対処するには私がやらないとね。
「くぅ~舵が持ってかれる、シオンちゃんのステータスにしておいて良かったわ、私のだったらもう振り回されてるわね」
風と言うか何かに押し戻されてるの、どうしてそんな状態なのか解らないけど何かとてつもない力が作用しているわね。
「ダメだわ、やっぱり出力が足りない、衛星君の情報があって助かったわね、スイちゃんマリンキュリー出番よ!」
みんなに指示を出してみんなの機体がゼラチンを押し始めました、これで何とかなるはずよ。
「すごいねここ、マグの力も使わないと進めないよ」
「スイ様もう少しこちらにマグをください、そちらに傾き始めています」
外はかなり大変みたいね、まぁ3機だからバランスが少し悪いのかも、でも他の誰かを呼ぶわけにはいかないからしょうがないのよ。
「マスター抜けます!」
キュリーの声を聞いてるけど、私は正面を見ているのよ直ぐに分かったわ。
「良かったわ、みんなもう戻ってきていいわよ、ここからは聞き込みよ」
こうして私たちは隣の大陸に来ました、適当な街に行き聞き込みをしたんですが、どうやらこちら側はかなり平和みたい。
「すごいねここの宿、料理がマコッチのと大差ないよ」
「ほんとです、少し悔しいです」
「まったくですね、これはマスターの予想が当たってそうです」
みんな料理の感想を言ってるわ、でも私は他に事に注目しているのよ、ここで聞き込みをして分かったんだけど、どうやらこっちには有名は人が1人しかいないわ。
そしてその国にすごいダンジョンがあるんだってさ、ここから東に3つ目の国よ、これはかなり注意しないとね。
「ここがフェルトって街?」
私たちは門で列に並んでいます、かなりの人ですごいんです、そして外壁が尋常ではない高さですよ。
「王都でもないのにこれって、みんな気を引き締めていくわよ、これは相手は相当よ」
みんなが頷いてくれたわ、ほんとにこれを一人のチーターがしたのなら相当よね、噂では悪い人ではないの、だから問題はないけど注意はしないとね。
「ようこそフェルトへお嬢さんたち」
門番の人がそう言ってくれたけど、審査とかないの?
「あのぉ~身分証とか要らないのですか?」
「なんだお嬢ちゃん、もしかしてクロイツは初めてか?この国ではどこでも要らないぞ」
そう言って笑っていたわ、もしかしてその人がいるからとか言わないわよね。
「どういう事でしょうか主様」
「マリン、これは恐らくこの国がずば抜けて凄い国なのよ」
この国がないと他の国が成り立たないとか、戦ったら絶対勝てないとかそう言った事よ、そうじゃないと少しは対抗する奴はいるはずなのよ、それがいないって相当よ。
「分かる気がします、あの壁もこの街の建物も最初の国と比べて差があり過ぎます」
キュリーが見渡しながら言ってるわ、確かにかなりの建物が建ってるわ、東京とまでは言わないけど10階建てはあるわ、城があれば王都と間違うわね、どうしてここが王都じゃないのってね。
「これなら最初の街で冒険者になってなくても良かったねマコッチ」
「そうねスイちゃん、でも情報も欲しかったから良いわよ、それでここからが噂の孤児院区なのね」
私の知ってる孤児院ではないです、どちらかと言うと大型の大学?それとも学園都市?それ位の建物がここから建ち始めているんです。
「ここからまた別世界ですね主様」
「そうねマリン、この街の中心が全部こうなってるって事は区分けをしてるのかしら?」
歩いているともう異世界ではないです、向こうの街を歩いていると錯覚しますよ。
「服はこっちの何だけど、あそこの人に聞いてみましょ」
「マスター自分がいきます」
そう言ってキュリーが掃除をしている人に聞きに行ってくれたわ、広すぎるのよ。
「分かりましたよ、マスターこっちです」
キュリーの案内で進み白い建物が見えてきました、ここだけまた異世界になったわね。
「あら!?ここに人が来るなんて珍しいわね、どなたかしら?」
エルフの人がホウキを持ってそう言ってきたわ、そんなに珍しいの?
「どうも私はマコッチって言います、こっちの子がスイって言って」
私がみんなを紹介しているとエルフさんは嬉しそうにニコニコしています、何がそんなに嬉しいのかな。
「ご丁寧どうも、私はここの主の4番目の妻フルーティアよ、それでここにどんな用かしら?」
「ここにケイイチと言う人がいると思うんだけど会えるかな?」
私が4番目の妻ってとこで驚いているとスイちゃんが先に言ってしまったわ、みんなもう少し驚こうよ。
「ケイイチに会いに来たのね、じゃあこっちよ」
そう言って建物の方に歩いて行きました、あそこにいるんだよねその人。
「情報では100年経ってるのに、普通に案内してくれてるわ、これは可能性として3つに絞られたわね」
独り言を言っているうちにソファーが並んでいる部屋に通されました、客間かしらね。
「さて鬼が出るか蛇が出るか」
「主様は私とキュリーが守ります」
「そうです、たとえ人形であっても指一本触れさせませんよ」
二人がやる気です、向こうがどう来るかによるわよ、それに戦いに来たわけじゃないわ、色々聞きたいことがあるだけよ。
「どうもお待たせしました」
しばらくしてやっと入ってきた男性はかなり若い人でした。
21
お気に入りに追加
3,161
あなたにおすすめの小説
【完結】彼女を妃にした理由
つくも茄子
恋愛
ファブラ王国の若き王が結婚する。
相手はカルーニャ王国のエルビラ王女。
そのエルビラ王女(王妃)付きの侍女「ニラ」は、実は王女の異母姉。本当の名前は「ペトロニラ」。庶子の王女でありながら母親の出自が低いこと、またペトロニラの容貌が他の姉妹に比べて劣っていたことで自国では蔑ろにされてきた。今回も何らかの意図があって異母妹に侍女として付き従ってきていた。
王妃付きの侍女長が彼女に告げる。
「幼い王女様に代わって、王の夜伽をせよ」と。
拒むことは許されない。
かくして「ニラ」は、ファブラ王国で王の夜伽をすることとなった。
single tear drop
ななもりあや
BL
兄だと信じていたひとに裏切られた未知。
それから3年後。
たった一人で息子の一太を育てている未知は、ある日、ヤクザの卯月遥琉と出会う。
素敵な表紙絵は絵師の佐藤さとさ様に描いていただきました。
一度はチャレンジしたかったBL大賞に思いきって挑戦してみようと思います。
よろしくお願いします
[本編完結]彼氏がハーレムで困ってます
はな
BL
佐藤雪には恋人がいる。だが、その恋人はどうやら周りに女の子がたくさんいるハーレム状態らしい…どうにか、自分だけを見てくれるように頑張る雪。
果たして恋人とはどうなるのか?
主人公 佐藤雪…高校2年生
攻め1 西山慎二…高校2年生
攻め2 七瀬亮…高校2年生
攻め3 西山健斗…中学2年生
初めて書いた作品です!誤字脱字も沢山あるので教えてくれると助かります!
愛された事のない男は異世界で溺愛される~嫌われからの愛され生活は想像以上に激甘でした~
宮沢ましゅまろ
BL
異世界ミスリルメイズ。
魔物とヒトの戦いが激化して、300年。
この世界では、無理矢理に召喚された異世界人が、まるで使い捨てのように駒として使われている。
30歳になる、御厨斗真(トーマ)は、22歳の頃に異世界へと召喚されたものの、異世界人が有する特殊な力がとても弱かった事。色々あり、ローレンス辺境伯の召使として他の異世界人たちと共に召し抱えられてることになったトーマは時間をかけてゆっくりと異世界に馴染んでいった。
しかし、ローレンスが寿命で亡くなったことで、長年トーマを狙っていた孫のリードから危害を加えられ、リードから逃げる事を決意。リードの妻の助けもあって、皆で逃げ出すことに成功する。
トーマの唯一の望みは「一度で良いから誰かの一番になってみたい」という事。
天涯孤独であり、過去の恋人にも騙されていただけで本当の愛を知らないトーマにとっては、その愛がたとえ一瞬の過ぎたる望みだったとしても、どうしても欲しかった。
「お前みたいな地味な男、抱けるわけがないだろう」
逃げだした先。初対面でそう言い切った美丈夫は、トーマの容姿をそう落とした。
好きになれるわけがない相手――本当ならそう思ってもおかしくないのに。
トーマはその美丈夫を愛しく思った。
どこかやさぐれた雰囲気の美丈夫の名前は、フリードリヒという。
この出会いが、誰にも愛されなかったトーマの人生を変える事になるとは、この時はまだ知らなかった。
辺境の国の王太子×内気平凡異世界人
※二章から二人の恋愛に入ります。一章最後当て馬(?)がちらりと出るあたりでちょっとムカつくかもしれませんので、気になる方は二章始まるまで待機をお勧めします。◆平日は1回更新、休日は2回更新を目指しています。
イラスト:モルト様
完結 お飾り正妃も都合よい側妃もお断りします!
音爽(ネソウ)
恋愛
正妃サハンナと側妃アルメス、互いに支え合い国の為に働く……なんて言うのは幻想だ。
頭の緩い正妃は遊び惚け、側妃にばかりしわ寄せがくる。
都合良く働くだけの側妃は疑問をもちはじめた、だがやがて心労が重なり不慮の事故で儚くなった。
「ああどうして私は幸せになれなかったのだろう」
断末魔に涙した彼女は……
巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~
桜華 剛爛
ファンタジー
主人公である鳳(おおとり) ユウマは、いつもと違う帰宅コースを通り帰宅中に従姉妹達が交通事故に会いそうになるところに遭遇、奇跡的に助けることに成功した。
それと同時ぐらいに何か普通では考えられない事がおきて、その子達と共に見知らぬ部屋の中にいた。そこはどうやら神の部屋らしくそこで重大な話を聞きユウマ以外は確実的に異世界へ転移する事になる。
しかしユウマ自身は、この場所に巻き込まれてやったて来ていたので、元の場所に戻る事もできたが、知り合いの子達を見捨てる事ができず共に異世界に行く事にしたのだ。
そして、ユウマに関わった人や生物?の運命を変えることになり、そして自重を知らない転移者達は、周りを巻き込みハチャメチャな事を行うことになっていくのであった。
邪悪な魔術師の成れの果て
きりか
BL
邪悪な魔術師を倒し、歓喜に打ち震える人々のなか、サシャの足元には戦地に似つかわしくない赤子が…。その赤子は、倒したハズの魔術師と同じ瞳。邪悪な魔術師(攻)と、育ての親となったサシャ(受)のお話。
すみません!エチシーンが苦手で逃げてしまいました。
それでもよかったら、お暇つぶしに読んでくださいませ。
悩ましき騎士団長のひとりごと
きりか
BL
アシュリー王国、最強と云われる騎士団長イザーク・ケリーが、文官リュカを伴侶として得て、幸せな日々を過ごしていた。ある日、仕事の為に、騎士団に詰めることとなったリュカ。最愛の傍に居たいがため、団長の仮眠室で、副団長アルマン・マルーンを相手に飲み比べを始め…。
ヤマもタニもない、単に、イザークがやたらとアルマンに絡んで、最後は、リュカに怒られるだけの話しです。
『悩める文官のひとりごと』の攻視点です。
ムーンライト様にも掲載しております。
よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる