異世界でDP稼いでたら女神って呼ばれちゃった

12章最終決戦

閑話 頑張ります

「お前が神龍か、なるほどマスターが自分を行かせるわけだな『装具』」


自分はキュリー、マスターの為にダンジョンの最下層であるボスと戦っている、しかし自分一人ではないんだ、マスターのお作りになったマジックバトラー10機が一緒だ。


「ギャワー」


「神龍と言っても知性がないな、お前たちは遠くで援護だ、行くぞ！」


「「「「「はい！キュリー様」」」」」


ズワッスという機体に指示を出し自分は突っ込んだ、この鎧の魔装(オリハルコン)という装備はすごいのだ、魔法を弾くし物理攻撃も弱ければ効かない。


「グギャー！！」


「そんな単調な攻撃」


神龍が吠えながら爪で攻撃してきた、やはり知性がないせいかフェイントなどの類がない、これならズワッスたちの援護は要らなかったかもな。


「はぁっ！どうだ、今のは効いただろ」


自分は攻撃してきた爪を躱しその腕を両断した、だが神龍はどうしてか雄叫びを上げなかった。


「グルル～」


「な！？」


相手が神龍だというのに自分は油断していた、腕を斬られてもそのままの腕で攻撃してきた、それをまともにくらってしまったんだ。


「ぐっまさか短くなった腕で攻撃してくるとは」


「グルルル～～」


神龍の口が光出している、だが自分は今攻撃を食らって動けない。


「「「「「キュリー様」」」」」


ズワッスに乗っているフェアリーたちの声が聞こえ神龍の顔に狙撃が入った、かなりの威力だったのか神龍が倒れたよ。


「すまない助かったぞ」


「「「「「いえ、それが使命です」」」」」


フェアリーたちがそれだけ言ってまた狙撃の体制になっている、そうか自分が先頭で戦いたいという願いを聞いてくれている、その時そう思った。


「自分一人で戦ってはダメなんだな、分かりましたよマスター！」


きっと部屋で見てくれているマスターにそう言って自分は攻撃を再開した、だが今回は少し違う。


「いまだ狙撃を入れろ！」


「「「「「はいキュリー様」」」」」


ズワッスたちと連携して戦う事にしたんだ、援護だけでも問題ないとは思う、だがきっとマスターはこれを願っている、そう感じたんだ。


「グルル～」


「む！光炎を吐くな、だがこちらも武技『炎龍槍』」


槍で武技を使った、炎を貫き神龍の腹に見事に刺さった、だがまだ奴は倒せない。


「グッグルルゥ～」


「まだまだ行くぞ、ズワッスたち俺の後に続け」


「「「「「はいキュリー様」」」」」


ズワッスたちがびいむという光の剣を出して自分の後に続き攻撃した、かなりの切れ味だったな、そして自分たちの戦いは3時間続いた。


「「「「「キュリー様とどめを」」」」」


「ああ分かっている、さらばだ神龍お前のおかげでマスターの気持ちが少しわかった、先を読むのではなく作るって事がな、武技『龍槍一閃』」


とどめを放ち自分たちは神龍を倒すことが出来た、自分一人ではあぶない場面がいくつかあった、マジックバトラーの援護がなかったらと少し思うな、だがマスターの読みの深さの訳を知れた、自分ももっと精進しなくてはダメだな。


「よし奥に行き一度戻るぞ」


「「「「「了解！」」」」」


ズワッスたちにそう言って素材を回収して宝物庫に入った、マスターの言われた素材優先で取って戻るとすごく喜んでもらえた、マリン姉さんが羨ましそうにしていたから次は姉さんかもな。



《そしてマリンの番》


「マリンさま！さすがに無理があります、少し休みましょう」


「まだです！まだ1週間しか経ってません、もっと訓練をしなくては」


私はキュリーに負けたくないんです、あれだけの功績を持って帰ってきて主様に褒めてもらっていました、私だってやれば出来るんですよ。


「マリン様ここは時間が凝縮された空間です、休むことも必要ですよ、それにマコッチ様もマリンさまが怪我をされたら悲しみます」


天使のモンスターにそう言われてしまったです、主様の悲しむ顔は見たくないです、あのダンマスと関わってからそう言った事が増えました、せっかく外の戦争が落ち着いて笑顔が増えたのに。


「あのダンマスのせいで・・・分かりました休憩をします、でも次はレベルを上げるです、モンスターを用意しておいてください」


「はい、早速準備してきます」


天使が隣の部屋に入って行ったです、その間に私は主様から頂いたおやつを食べるです。


「はぁ～落ち着きます、これで主様のお役に立てるのですね、褒めて貰うのが楽しみです」


1時間の休憩の後訓練を再開したです、レベルもスキルもかなり上がり神龍の討伐をキュリーと交代で行いました、主様がすごく喜んで撫でてくれました、後はアイツだけです。