283 / 372
11章大会
214話 体調管理
しおりを挟む
「う~んこっちでも体調が悪い人が出てきてるわね」
どうもマコッチです、私が競技参加者の体調管理をしている時に、シルキーたちからの通信で冒険者たちも見てほしいと言われ、そっちにもハリネズミを送りました。
調べたら寝不足とか腹痛や風邪、後は精神的なストレスとかが報告されたわ、マーコト商会のお抱えって事をプレッシャーに感じてるのかしらね。
まぁサボってる冒険者も出てきたって報告もあったけど、商会の名前を悪い方に使えなくしておいてよかったわ。
「どうして冒険者が体調悪くなるの?マコッチ」
「そうです!あんなに待遇が良いのに、鍛え方が足りないのです」
「自分もそう思います、マスターの手を煩わせることは無いかと思われます」
みんなが辛口ですね、でも人ってそう言う物よ、環境が変わるとそう言った事が起きやすいわ、向こうじゃ命を捨てる人が出るくらいだもんね。
「ベッドが良くてもその人に合わなかったり、寝るのが遅くなったりすると食欲が無くなったりって色々大変なのよ」
PTを組んでいると話し合いとかあったりして遅くなったり、食事が偏ったりほんと大変よね。
「じゃあシルキーたちにそう言った事を言うんだねマコッチ」
「まぁそうね、コルルに来て急いでダンジョンを進みたいのは分かるけど、休むことも重要だよって言って休ませるわ」
この世界の冒険者ってそこら辺も適当なのよね、食事も食べないことがあるし、もう少しそこら辺も考えて冒険してほしいわ。
「だから主様は教育場でそこら辺も授業に入れているのですね、さすがです」
「自分たちには分からないことがまだまだあるのですねマスター、自分も精進いたします」
マリンとキュリーが目を輝かせています、そこまでじゃないのよ少し教えているだけ、今回の事でもう少し重点的に教えないといけないのが分かったからそこら辺も改善ね。
《ケティーに戻って》
「ハイトメルちゃんは少し寝不足ね、どうしてかしら?」
「実はディラルと夜遅くまで話していて、楽しくてつい」
王都では一緒にいるのは学園だけだからか、どうしても話に夢中になってしまうと言っています。
まぁ気持ちは分かるんだけど、限度があるわよね。
「ダメよ男女が夜遅くまで話してちゃ、今後は昼間に時間を作るようにね」
「は、はい!」
少し顔を赤くして返事をしてきたわ、自覚がなかったのねハイトメルちゃん、可愛いわねぇ。
「じゃあ次はアルブレイト君、あなたは・・・お腹が痛いのね」
「ど、どうしてそれを!?」
顔が少し細くなってるし、ハリネズミに聞いたのよ。
どうやら緊張から来ているみたい無理もないわ、アルブレイト君はエントロス学園の主力だもんね。
「顔を見れば分かるわよ、取り合えずこれを飲んで体調を治して、寝るときにこれを部屋に置いてちょうだい、リラックスして寝れるわ」
「あ、ありがとうございますケティー先生」
アルブレイト君もやっと私の渡す物を警戒しなくなったわね、今渡したのは状態異常回復薬の上級に見せたあれです、それを聞かれたらまた驚かれるところよ。
そして寝る時に置くように言った物は香油が入った瓶です、凄く効果があるんですよ、もうほんとチートじゃない?って程です。
こうやって数名の生徒の体調を治して、次の日の魔法競技第2回目です、今度は他の国も本気を出してくるわ、ここが踏ん張りどころね。
「えへへぇ~ケティーちゃ~ん」
そして私は自分の部屋を使ってません、イビルディア先生の部屋で抱き枕状態です、まあこっちに来てずっとですから慣れましたけど。
「明日が終わればきっと注目を集めるわ、そうなったらちょっと注意しないとね」
注目を集めているフェアリーと魔族以外がトップになったらもう誤魔化せないわ、普通に競技をしてくれればいいんだけど、こういったことってよくあるわよね。
もうすでにラットたちを行かせていて、フェアリーや魔族にちょっかいを掛けようとしている国があるの、そこが私たちの方に来ると見てるんだけど、技術が欲しいなら言ってくれればいいのに止めてほしいよね。
どうもマコッチです、私が競技参加者の体調管理をしている時に、シルキーたちからの通信で冒険者たちも見てほしいと言われ、そっちにもハリネズミを送りました。
調べたら寝不足とか腹痛や風邪、後は精神的なストレスとかが報告されたわ、マーコト商会のお抱えって事をプレッシャーに感じてるのかしらね。
まぁサボってる冒険者も出てきたって報告もあったけど、商会の名前を悪い方に使えなくしておいてよかったわ。
「どうして冒険者が体調悪くなるの?マコッチ」
「そうです!あんなに待遇が良いのに、鍛え方が足りないのです」
「自分もそう思います、マスターの手を煩わせることは無いかと思われます」
みんなが辛口ですね、でも人ってそう言う物よ、環境が変わるとそう言った事が起きやすいわ、向こうじゃ命を捨てる人が出るくらいだもんね。
「ベッドが良くてもその人に合わなかったり、寝るのが遅くなったりすると食欲が無くなったりって色々大変なのよ」
PTを組んでいると話し合いとかあったりして遅くなったり、食事が偏ったりほんと大変よね。
「じゃあシルキーたちにそう言った事を言うんだねマコッチ」
「まぁそうね、コルルに来て急いでダンジョンを進みたいのは分かるけど、休むことも重要だよって言って休ませるわ」
この世界の冒険者ってそこら辺も適当なのよね、食事も食べないことがあるし、もう少しそこら辺も考えて冒険してほしいわ。
「だから主様は教育場でそこら辺も授業に入れているのですね、さすがです」
「自分たちには分からないことがまだまだあるのですねマスター、自分も精進いたします」
マリンとキュリーが目を輝かせています、そこまでじゃないのよ少し教えているだけ、今回の事でもう少し重点的に教えないといけないのが分かったからそこら辺も改善ね。
《ケティーに戻って》
「ハイトメルちゃんは少し寝不足ね、どうしてかしら?」
「実はディラルと夜遅くまで話していて、楽しくてつい」
王都では一緒にいるのは学園だけだからか、どうしても話に夢中になってしまうと言っています。
まぁ気持ちは分かるんだけど、限度があるわよね。
「ダメよ男女が夜遅くまで話してちゃ、今後は昼間に時間を作るようにね」
「は、はい!」
少し顔を赤くして返事をしてきたわ、自覚がなかったのねハイトメルちゃん、可愛いわねぇ。
「じゃあ次はアルブレイト君、あなたは・・・お腹が痛いのね」
「ど、どうしてそれを!?」
顔が少し細くなってるし、ハリネズミに聞いたのよ。
どうやら緊張から来ているみたい無理もないわ、アルブレイト君はエントロス学園の主力だもんね。
「顔を見れば分かるわよ、取り合えずこれを飲んで体調を治して、寝るときにこれを部屋に置いてちょうだい、リラックスして寝れるわ」
「あ、ありがとうございますケティー先生」
アルブレイト君もやっと私の渡す物を警戒しなくなったわね、今渡したのは状態異常回復薬の上級に見せたあれです、それを聞かれたらまた驚かれるところよ。
そして寝る時に置くように言った物は香油が入った瓶です、凄く効果があるんですよ、もうほんとチートじゃない?って程です。
こうやって数名の生徒の体調を治して、次の日の魔法競技第2回目です、今度は他の国も本気を出してくるわ、ここが踏ん張りどころね。
「えへへぇ~ケティーちゃ~ん」
そして私は自分の部屋を使ってません、イビルディア先生の部屋で抱き枕状態です、まあこっちに来てずっとですから慣れましたけど。
「明日が終わればきっと注目を集めるわ、そうなったらちょっと注意しないとね」
注目を集めているフェアリーと魔族以外がトップになったらもう誤魔化せないわ、普通に競技をしてくれればいいんだけど、こういったことってよくあるわよね。
もうすでにラットたちを行かせていて、フェアリーや魔族にちょっかいを掛けようとしている国があるの、そこが私たちの方に来ると見てるんだけど、技術が欲しいなら言ってくれればいいのに止めてほしいよね。
21
お気に入りに追加
3,176
あなたにおすすめの小説
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~
平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。
三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。
そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。
アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。
襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。
果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。
いつもの電車を降りたら異世界でした 身ぐるみはがされたので【異世界商店】で何とか生きていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
電車をおりたら普通はホームでしょ、だけど僕はいつもの電車を降りたら異世界に来ていました
第一村人は僕に不親切で持っているものを全部奪われちゃった
服も全部奪われて路地で暮らすしかなくなってしまったけど、親切な人もいて何とか生きていけるようです
レベルのある世界で優遇されたスキルがあることに気づいた僕は何とか生きていきます
スキル『日常動作』は最強です ゴミスキルとバカにされましたが、実は超万能でした
メイ(旧名:Mei)
ファンタジー
この度、書籍化が決定しました!
1巻 2020年9月20日〜
2巻 2021年10月20日〜
3巻 2022年6月22日〜
これもご愛読くださっている皆様のお蔭です! ありがとうございます!
発売日に関しましては9月下旬頃になります。
題名も多少変わりましたのでここに旧題を書いておきます。
旧題:スキル『日常動作』は最強です~ゴミスキルだと思ったら、実は超万能スキルでした~
なお、書籍の方ではweb版の設定を変更したところもありますので詳しくは設定資料の章をご覧ください(※こちらについては、まだあげていませんので、のちほどあげます)。
────────────────────────────
主人公レクスは、12歳の誕生日を迎えた。12歳の誕生日を迎えた子供は適正検査を受けることになっていた。ステータスとは、自分の一生を左右するほど大切であり、それによって将来がほとんど決められてしまうのだ。
とうとうレクスの順番が来て、適正検査を受けたが、ステータスは子供の中で一番最弱、職業は無職、スキルは『日常動作』たった一つのみ。挙げ句、レクスははした金を持たされ、村から追放されてしまう。
これは、貧弱と蔑まれた少年が最強へと成り上がる物語。
※カクヨム、なろうでも投稿しています。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる