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7章学校
124話 凄すぎますわ
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「どうでしたカルミラ様」
「ええ確かに覚えていました、それも2レベルですわ」
わたくしがそう言ったらミルミネが笑顔で言ってきましたわ。
「やっぱり!私もなんですよ」
どうやら魔法が得意な子がレベル2になっていて、他の子は1レベルらしいですわ。
他にも剣術を覚えていましたわね、でも一番の驚きはこれですわ。
「どうしてレベルが5から10になっているんですのよ!」
「え!?」
わたくしの言葉にミルミネもビックリしていますわ。
「す、『ステータスオープン』・・・私も4から9になっています、昨日まで4レベルだったのにどうして?」
考えられるとしたら今倒したオークですわ、ですがオークを倒したくらいでは1レベル上がるかどうかですわよ。
「ティアール、サイサル!その粉々のオークは普通のオークかしら?」
わたくしは二人に聞いてみましたわ、見た限り普通のオークにしか見えませんでした、確認なのですわ。
「私は鑑定のスキルは持っていません、サイサルお願いします」
「わかっている『鑑定』・・・どうやら普通のオークですね、変異種でも希少種でもありません」
「そうですか」
考えられるとしたらもうこれしかないですけど、でもそんな物存在しませんし、たとえあったとしてもクラスの生徒全員に渡すことなんて可能なのでしょうか?
「カルミラ様?」
「サイサル、この指輪を鑑定して見てくださいまし」
わたくしたちはこの森に入る前、ケティー先生からある指輪を貰っています、恐らくわたくしたちの安全の為の物と思っていたので確認していませんでした。
もしわたくしの思っている物であったのなら、これは国宝クラスですわ。
「ダメですカルミラ様、鑑定ができません」
「まさか!阻害付与がされているのですかこれには」
「その様ねティアール、これは確定かしら」
鑑定をさせないって事はこれは余程の物なのでしょう。
「カルミラ様はこの指輪がレベルアップに影響してるとお考えなのですね」
「ええミルミネ、きっとこれは経験値10倍の指輪ですわ」
「「「え!?」」」
みんなが驚いていますわ、まぁ当然ですわね。
ですがオークを1体倒して5レベルアップとなると、10倍で丁度くらいですわよ。
「勇者が装備していたっていう、あの指輪ですか・・・そんなまさか」
「ではそれ以外にどうしたら5レベルだったわたくしが、オークを1体倒しただけで10レベルに上がるのですかサイサル」
「「え!?」」
ティアールも驚いていますわ、無理もないですさっきの会話を聞いていたのはミルミネだけですものね。
「そ、そんなバカな!『ステータスオープン』・・・ほんとにレベルが上がってる」
「私もです、じゃあほんとにこれは」
「ええそうですわ、それ以外に考えられませんわよ」
きっとケティー先生はこの実技試験を利用して、わたくしたちのレベルを上げようとしているのですわ。
「こ、言葉になりませんね」
「こ、こんなことってあるのか?確かこの指輪って物語の中でしかないはずだぞ・・・俺夢でも見てるのか?」
サイサルが頬っぺを抓っていますわ、まぁ気持ちは分かりますわね、勇者と言ってもこれを付けていた勇者は実在しない方です、そう架空の物語の品なのですわ。
ほんとに実在した勇者様の物語では、能力が倍になる指輪をしていますわ、それは有名で知らない人はいませんわね。
「これならこの試験中に相当レベルが上がりますねカルミラ様」
「そうねミルミネ・・・大変ですわ!急いでオークを探しますわよ」
他のモンスターでも良いですわ、でもここで一番強いのはオークです、出来るだけ倒したいですわ。
「どうしたんですかカルミラ様?」
サイサルが顔を抓ったままで聞いてきましたわ。
「サイサル分かりませんの!他の子たちは気づいていないかもしれませんが、わたくしたちはこれに気付いたのです、この期間を有効に使わなくてはいけませんわ」
「確かにそうですね、他の子もきっと今日の夜はステータスを確認します、そして明日はみんな急いでモンスターを狩るでしょう、ですが私たちは始まって早々にこれを知ることが出来ました、これは他の子たちよりも経験値を稼ぐチャンスです」
ティアールがわたくしが思っていることを言ってくれましたわ、みんなも頷いています。
「行きますわよ皆さん」
「「「はいカルミラ様」」」
わたくしたちはその後急いでオークや他のモンスターを見つけては狩って行きましたわ。
その時わたくしたちは知らなかったのです、この後にもっと驚くことがあることをです。
「ええ確かに覚えていました、それも2レベルですわ」
わたくしがそう言ったらミルミネが笑顔で言ってきましたわ。
「やっぱり!私もなんですよ」
どうやら魔法が得意な子がレベル2になっていて、他の子は1レベルらしいですわ。
他にも剣術を覚えていましたわね、でも一番の驚きはこれですわ。
「どうしてレベルが5から10になっているんですのよ!」
「え!?」
わたくしの言葉にミルミネもビックリしていますわ。
「す、『ステータスオープン』・・・私も4から9になっています、昨日まで4レベルだったのにどうして?」
考えられるとしたら今倒したオークですわ、ですがオークを倒したくらいでは1レベル上がるかどうかですわよ。
「ティアール、サイサル!その粉々のオークは普通のオークかしら?」
わたくしは二人に聞いてみましたわ、見た限り普通のオークにしか見えませんでした、確認なのですわ。
「私は鑑定のスキルは持っていません、サイサルお願いします」
「わかっている『鑑定』・・・どうやら普通のオークですね、変異種でも希少種でもありません」
「そうですか」
考えられるとしたらもうこれしかないですけど、でもそんな物存在しませんし、たとえあったとしてもクラスの生徒全員に渡すことなんて可能なのでしょうか?
「カルミラ様?」
「サイサル、この指輪を鑑定して見てくださいまし」
わたくしたちはこの森に入る前、ケティー先生からある指輪を貰っています、恐らくわたくしたちの安全の為の物と思っていたので確認していませんでした。
もしわたくしの思っている物であったのなら、これは国宝クラスですわ。
「ダメですカルミラ様、鑑定ができません」
「まさか!阻害付与がされているのですかこれには」
「その様ねティアール、これは確定かしら」
鑑定をさせないって事はこれは余程の物なのでしょう。
「カルミラ様はこの指輪がレベルアップに影響してるとお考えなのですね」
「ええミルミネ、きっとこれは経験値10倍の指輪ですわ」
「「「え!?」」」
みんなが驚いていますわ、まぁ当然ですわね。
ですがオークを1体倒して5レベルアップとなると、10倍で丁度くらいですわよ。
「勇者が装備していたっていう、あの指輪ですか・・・そんなまさか」
「ではそれ以外にどうしたら5レベルだったわたくしが、オークを1体倒しただけで10レベルに上がるのですかサイサル」
「「え!?」」
ティアールも驚いていますわ、無理もないですさっきの会話を聞いていたのはミルミネだけですものね。
「そ、そんなバカな!『ステータスオープン』・・・ほんとにレベルが上がってる」
「私もです、じゃあほんとにこれは」
「ええそうですわ、それ以外に考えられませんわよ」
きっとケティー先生はこの実技試験を利用して、わたくしたちのレベルを上げようとしているのですわ。
「こ、言葉になりませんね」
「こ、こんなことってあるのか?確かこの指輪って物語の中でしかないはずだぞ・・・俺夢でも見てるのか?」
サイサルが頬っぺを抓っていますわ、まぁ気持ちは分かりますわね、勇者と言ってもこれを付けていた勇者は実在しない方です、そう架空の物語の品なのですわ。
ほんとに実在した勇者様の物語では、能力が倍になる指輪をしていますわ、それは有名で知らない人はいませんわね。
「これならこの試験中に相当レベルが上がりますねカルミラ様」
「そうねミルミネ・・・大変ですわ!急いでオークを探しますわよ」
他のモンスターでも良いですわ、でもここで一番強いのはオークです、出来るだけ倒したいですわ。
「どうしたんですかカルミラ様?」
サイサルが顔を抓ったままで聞いてきましたわ。
「サイサル分かりませんの!他の子たちは気づいていないかもしれませんが、わたくしたちはこれに気付いたのです、この期間を有効に使わなくてはいけませんわ」
「確かにそうですね、他の子もきっと今日の夜はステータスを確認します、そして明日はみんな急いでモンスターを狩るでしょう、ですが私たちは始まって早々にこれを知ることが出来ました、これは他の子たちよりも経験値を稼ぐチャンスです」
ティアールがわたくしが思っていることを言ってくれましたわ、みんなも頷いています。
「行きますわよ皆さん」
「「「はいカルミラ様」」」
わたくしたちはその後急いでオークや他のモンスターを見つけては狩って行きましたわ。
その時わたくしたちは知らなかったのです、この後にもっと驚くことがあることをです。
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