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1章始まり
閑話 もう一人のダンジョンマスター
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「あれ?ここは何処?」
僕の名前は斑鳩シオン、僕って呼んでますが男の子ではないですよ女の子です、このへんな場所に来るまでは僕、日課であるランニングをしていたはずなんですが、その途中で確か・・・。
「そうだ⁉︎車に引かれそうになったんだ、それから」
その後の記憶がありませんね、もしかしたら僕その車にって思ったんだけど、今ここにいるんだよねぇ、何処なのかわかんないけど。
僕はそう思いながら辺りを確認しました。
「出口はないね、それにしても何もない、あるのは・・・あれだね」
そうなんだよね、あるのは部屋の真ん中にあるあの台座と水晶です、あからさますぎて触る気にならないんだよね。
「疲れないしお腹が空かない・・・それに眠くもならないっか」
あれから結構時間が経ちました、恐らく2日位かな?暇なので筋トレをしたり身体を動かして時間を潰したんですよ。
僕身体を動かしていないと落ち着かないんです。
「やっぱりあれに何かしないとダメかな」
そう思っていると声がしてきました。
『ちょっといい加減こっちに来てくれるかな』
「やっぱりあれに何かしないといけなかったんだね」
僕は声のする方、そう水晶に近づきました。
『全く、まさか2日も何もしないとは思わなかったよ、まだマスター登録もしてないのにさ、ほんとはいけないんだよ、これは異例の事なんだよ』
「ご、ごめんなさい」
僕は取り敢えず謝っておきました、僕が悪いわけではないとは思いましたけど、反射的にだね、日本人のサガかな。
『それじゃ私に触ってくれるかな、登録するからさ』
水晶に言われた通りに水晶部分に触ると光りだしましたよ、ちょっと綺麗だね。
『マスター認証確認しました、名前をどうぞ』
「何だか機械的だね、まあいいか僕はシオンだよ」
『マスター登録シオン確認しました、次に水晶名をどうぞ』
そう言われても水晶は水晶だよね。
「う~ん・・・じゃあウラヌスでお願い」
『水晶名ウラヌス登録しました』
また光出したね、登録は終わったのかな。
ちなみにウラヌスは僕が昔実家で飼ってた猫の名前です。
『登録終わったから説明するけどいいかな?』
「うんお願い、ここは何処なのかな?」
『ここはダンジョンの中なんだ』
僕はそれを聞いて訳が分からなくなりました。
「ダンジョン?」
『うんそうだよ、シオンは向こうの世界で死んじゃったんだ、それは知ってるかな?』
「う、やっぱりそうなの?記憶にあるのはそんなとこだからそうじゃないかなぁって思ったんだけど」
それから色々聞きました、この世界の事や私以外にもダンジョンマスターとして19人いてダンジョンを作り始めたこと、そして現実を見ないで出入り口を作りダンジョンの外に出て消滅した人がいたことをです。
『シオンはお願いだから外に出ないでね』
「まあ死んじゃうのは嫌だね、それで他の人達には連絡は取れないのかな?僕ダンジョンなんてよく分からないよ」
『それは無理だね、私は水晶同士で話せるんだけど会う事は出来ないもん』
そうか!外に出れないんじゃ待ち合わせも出来ないしね。
それから自分のステータスを見てウラヌスに聞きながらダンジョンを作り始め、数日が経った時あることが起きました。
「なんか急に画面が出てきたんだけど、ねぇウラヌスこれ何かな?」
『ん~それはイベントが始まったんでしょ、文字が点滅してるもん、やったね!DPを稼ぐチャンスだよ』
早速イベントを選択して見ました。
【イベント】
ブロック崩しゲーム
期間1週間
ゲーム中の得点の100分の1がDPとしてもらえます。
またエリアクリアでも報酬を獲得。
1エリア報酬
レベルアップ券
以降5の倍数時抽選でDP1万P・ガチャ券・レベルアップ券が貰えます。
皆さまふるってご参加下さい。
「ゲームかぁ、僕それほど得意じゃないんだよね、体を動かす方が好きなんだ」
『そうなんだ、でもやっただけポイントがDPになるしエリアをクリアすれば報酬も貰えるから頑張って』
そうだね、持ってたDPで作れたのって2階までだし、これで増設したら出入り口を作ってもいいかもしれないね。
「じゃあ早速やって見るよ」
『頑張ってシオン』
僕はゲームイベントを始めましたがやっぱり得意じゃなかったので初級までしかクリアできなかったよ、まあDPはもらったから増設をしたけどさ、他の券はまだ使ってないんだよね、良く解らないからさ。
それにしても僕、向こうで死んじゃったのはショックだなぁ、もう少しでソフトボールの大会だったんだけど、でもこの世界に来てしまったんだしどうしようもないよね。
はぁ~それにやることもないんだし、ダンジョンマスターとしてやっていかないといけないんだね。
僕の名前は斑鳩シオン、僕って呼んでますが男の子ではないですよ女の子です、このへんな場所に来るまでは僕、日課であるランニングをしていたはずなんですが、その途中で確か・・・。
「そうだ⁉︎車に引かれそうになったんだ、それから」
その後の記憶がありませんね、もしかしたら僕その車にって思ったんだけど、今ここにいるんだよねぇ、何処なのかわかんないけど。
僕はそう思いながら辺りを確認しました。
「出口はないね、それにしても何もない、あるのは・・・あれだね」
そうなんだよね、あるのは部屋の真ん中にあるあの台座と水晶です、あからさますぎて触る気にならないんだよね。
「疲れないしお腹が空かない・・・それに眠くもならないっか」
あれから結構時間が経ちました、恐らく2日位かな?暇なので筋トレをしたり身体を動かして時間を潰したんですよ。
僕身体を動かしていないと落ち着かないんです。
「やっぱりあれに何かしないとダメかな」
そう思っていると声がしてきました。
『ちょっといい加減こっちに来てくれるかな』
「やっぱりあれに何かしないといけなかったんだね」
僕は声のする方、そう水晶に近づきました。
『全く、まさか2日も何もしないとは思わなかったよ、まだマスター登録もしてないのにさ、ほんとはいけないんだよ、これは異例の事なんだよ』
「ご、ごめんなさい」
僕は取り敢えず謝っておきました、僕が悪いわけではないとは思いましたけど、反射的にだね、日本人のサガかな。
『それじゃ私に触ってくれるかな、登録するからさ』
水晶に言われた通りに水晶部分に触ると光りだしましたよ、ちょっと綺麗だね。
『マスター認証確認しました、名前をどうぞ』
「何だか機械的だね、まあいいか僕はシオンだよ」
『マスター登録シオン確認しました、次に水晶名をどうぞ』
そう言われても水晶は水晶だよね。
「う~ん・・・じゃあウラヌスでお願い」
『水晶名ウラヌス登録しました』
また光出したね、登録は終わったのかな。
ちなみにウラヌスは僕が昔実家で飼ってた猫の名前です。
『登録終わったから説明するけどいいかな?』
「うんお願い、ここは何処なのかな?」
『ここはダンジョンの中なんだ』
僕はそれを聞いて訳が分からなくなりました。
「ダンジョン?」
『うんそうだよ、シオンは向こうの世界で死んじゃったんだ、それは知ってるかな?』
「う、やっぱりそうなの?記憶にあるのはそんなとこだからそうじゃないかなぁって思ったんだけど」
それから色々聞きました、この世界の事や私以外にもダンジョンマスターとして19人いてダンジョンを作り始めたこと、そして現実を見ないで出入り口を作りダンジョンの外に出て消滅した人がいたことをです。
『シオンはお願いだから外に出ないでね』
「まあ死んじゃうのは嫌だね、それで他の人達には連絡は取れないのかな?僕ダンジョンなんてよく分からないよ」
『それは無理だね、私は水晶同士で話せるんだけど会う事は出来ないもん』
そうか!外に出れないんじゃ待ち合わせも出来ないしね。
それから自分のステータスを見てウラヌスに聞きながらダンジョンを作り始め、数日が経った時あることが起きました。
「なんか急に画面が出てきたんだけど、ねぇウラヌスこれ何かな?」
『ん~それはイベントが始まったんでしょ、文字が点滅してるもん、やったね!DPを稼ぐチャンスだよ』
早速イベントを選択して見ました。
【イベント】
ブロック崩しゲーム
期間1週間
ゲーム中の得点の100分の1がDPとしてもらえます。
またエリアクリアでも報酬を獲得。
1エリア報酬
レベルアップ券
以降5の倍数時抽選でDP1万P・ガチャ券・レベルアップ券が貰えます。
皆さまふるってご参加下さい。
「ゲームかぁ、僕それほど得意じゃないんだよね、体を動かす方が好きなんだ」
『そうなんだ、でもやっただけポイントがDPになるしエリアをクリアすれば報酬も貰えるから頑張って』
そうだね、持ってたDPで作れたのって2階までだし、これで増設したら出入り口を作ってもいいかもしれないね。
「じゃあ早速やって見るよ」
『頑張ってシオン』
僕はゲームイベントを始めましたがやっぱり得意じゃなかったので初級までしかクリアできなかったよ、まあDPはもらったから増設をしたけどさ、他の券はまだ使ってないんだよね、良く解らないからさ。
それにしても僕、向こうで死んじゃったのはショックだなぁ、もう少しでソフトボールの大会だったんだけど、でもこの世界に来てしまったんだしどうしようもないよね。
はぁ~それにやることもないんだし、ダンジョンマスターとしてやっていかないといけないんだね。
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