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5章戦
93話 不渡り
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「「「マコッチ様申し訳ありません!!」」」
「マコッチすみません!わたくしたちの力不足のせいです」
「師匠すみません」
どうもマコッチです、私は今王都の地下の部屋にいます、そしてベルティーナとテンサル、それと護衛騎士3人に頭を下げられています。
「頭を上げてください皆さん、別に私は怒ってませんし、それはしょうがないでしょう、トルト国が悪いんです」
東のジェミルゴス王国に装備を格安で準備してもらい、魔族に勝ったらそのまま進軍し領地を拡大する予定だったみたい、そしてそこの資源とかを半分ジェミルゴス王国に渡す約束まで書面でしていたの。
「負けることを考えないでそんな約束をするからよ、それも約束を守れなかった場合の賠償金も払わないしさ」
だから公になってる費用の支払いを渋ってたのね、こっちの方が多額だもんね。
「そうなのですわ、こうなったのはしょうがない事です」
「ですが姫様、我々も参加しないといけなくなっているんです、他人事ではないですよ」
ジェミルゴス王国が金を払えないなら領地を貰うと言って、攻めてきているのですがトルト国が反撃しているんです、それにエントロス国も参加しないといけない状態になっています。
あの使えない王子二人のせいなのよ、横流しなんかするから、トルト国にそれをチラつかせて話し合いをされたの、まったく。
それさえなければエントロス国は軍を動かさずお金で解決出来たわ、それが出来なかったから二人はその謝罪をしにここに来てくれたの、別に来なくてもよかったのに律儀ね、そんな子達だから手を貸したくなるんだけどね。
「それでテンサル、もう作戦は決めてるんでしょ?」
「はいもちろんです師匠、私たちは準備を遅らせ、ジェミルゴス王国がある程度トルト国領を占領したら、攻撃に参加して撤退させます」
よしよし、解っているわねテンサル、この戦いはトルト国が悪いわもう確実にね、だからジェミルゴス王国になるべくうまみを与えて引かせるのがいいのよ。
問題はそれ以上を求めてきた場合ね、一応向こうの国王様に言っておこうかな。
あの人は上に立ってるだけで、あまりそこら辺に関わってないみたいなんだよね、だから前回の戦いも今回も変な作戦をしてきてるんだけどさ。
あの人、言えばちゃんとやってくれるんだけど、それ以外は知らぬ存ぜぬなのよねぇ、まぁ指示は私が出すけど、ああいう人、私嫌いなのよ。
「どれくらいが妥当かしらテンサル」
私がそんなことを考えているとベルティーナが話しを進めてきました。
「はいベルティーナ様、ここらへんが妥当かと、丁度3分の1くらいです、これなら軍縮小をした影響も低くなり、丁度いいです」
「・・・なるほど、いいわねそうしましょう」
二人が話合っています、私はその後の事を考えていますが、相槌を打っておきました。
だって領地を渡すのは確実なのよ、それなら使える領主を送って貰わないと困るもんね。
最悪私の言う事を聞いてくれるだけの人でもいいわ、今あそこは貴族が少ないからね。
それにそこを明け渡すとあの国とつながるの、出来ればそうなりたくなかったけどしょうがないわ。
「では師匠すみませんでした」
「いいのよ、頑張ってねテンサルあなたの手腕にかかってるわ」
「はい?わかりました」
テンサルが疑問を持ちながら部屋を出て行きました、私だから情報を持っていますけど、テンサルでも分かりませんか。
相手は戦争で勝とうとしていないの、利益優先なのよテンサル。
「マコッチ様、この度はわたくしの兄弟が失礼をして、申し訳ありませんでした」
「それはさっきしたでしょベルティーナ、ほら顔を上げて」
深々と頭を下げていたベルティーナを支えて無理やり起こしました、あなたのせいじゃないわ、私利私欲に走った者が兄弟に居たってだけよ。
「あなたは出来ることをしたわ、私に謝罪もしてくれた、それでいいのよそれにこれから大変よ」
「はい、父上は兄たちを処罰しました、きっとそれで何か起きます」
まあそれもあるんだけど、他にも結構大変なのよね。
「マコッチ?」
「ううん何でもないわ、元気出してね、あなたが頼りなのよこの国は」
「そ、そうですか?わたくしは王位には付きませんし、お父様がいますわ」
「そうかもしれないけど、支えるってことも大切よ」
ベルティーナはきっと王位にはつかないわ、父親が付いてそれを支える事になるはず、まあどこかの王子に嫁いだらまた違うけど。
今の状況じゃそのお父様も手放さないわ、だから目立って危険なのよね。
「そうですわね、がんばりますわ」
「そう、その意気よ!それとこれを持っていて、私のお守り」
私は致死性の攻撃をもらっても復活出来る指輪を渡しました、きっと必要になるわ。
「ありがとうございます、これはどういった効果があるのですか?」
「それはね、死んでも一度生き返る事が出来るの、あなたはきっと命を狙われるわ、気を付けてね」
そう言って見送りました、そうピエロもいるしフルプレート・ミニたちも護衛をしてるけど、それをかいくぐって来る者が来るかもしれない、それの対策よ。
まあ私がそんなことさせないけど、対策は十分にしておかないとね。
それから20日後、エントロス国から兵士が出発しました。
【所持DP】
1兆9064億1170万315P
【D P収入】
冒険者
700万P
吸収率5倍効果
700万P⇒3500万P
25日分
8億7500万P
ベルズの村
4500万P
吸収率5倍効果
4500万P⇒2億2500万P
25日
56億2500万P
兵士
8億P
村
8500万P
街
4億P
仮街1
7億P
吸収率5倍効果
19億8500万P⇒99億2500万P
25日分
2481億2500万P
【DP使用】
レアガチャ
4億P
ガチャ
5000万P
その他
5億P
【残りDP】
2兆1555億8670万315P
「マコッチすみません!わたくしたちの力不足のせいです」
「師匠すみません」
どうもマコッチです、私は今王都の地下の部屋にいます、そしてベルティーナとテンサル、それと護衛騎士3人に頭を下げられています。
「頭を上げてください皆さん、別に私は怒ってませんし、それはしょうがないでしょう、トルト国が悪いんです」
東のジェミルゴス王国に装備を格安で準備してもらい、魔族に勝ったらそのまま進軍し領地を拡大する予定だったみたい、そしてそこの資源とかを半分ジェミルゴス王国に渡す約束まで書面でしていたの。
「負けることを考えないでそんな約束をするからよ、それも約束を守れなかった場合の賠償金も払わないしさ」
だから公になってる費用の支払いを渋ってたのね、こっちの方が多額だもんね。
「そうなのですわ、こうなったのはしょうがない事です」
「ですが姫様、我々も参加しないといけなくなっているんです、他人事ではないですよ」
ジェミルゴス王国が金を払えないなら領地を貰うと言って、攻めてきているのですがトルト国が反撃しているんです、それにエントロス国も参加しないといけない状態になっています。
あの使えない王子二人のせいなのよ、横流しなんかするから、トルト国にそれをチラつかせて話し合いをされたの、まったく。
それさえなければエントロス国は軍を動かさずお金で解決出来たわ、それが出来なかったから二人はその謝罪をしにここに来てくれたの、別に来なくてもよかったのに律儀ね、そんな子達だから手を貸したくなるんだけどね。
「それでテンサル、もう作戦は決めてるんでしょ?」
「はいもちろんです師匠、私たちは準備を遅らせ、ジェミルゴス王国がある程度トルト国領を占領したら、攻撃に参加して撤退させます」
よしよし、解っているわねテンサル、この戦いはトルト国が悪いわもう確実にね、だからジェミルゴス王国になるべくうまみを与えて引かせるのがいいのよ。
問題はそれ以上を求めてきた場合ね、一応向こうの国王様に言っておこうかな。
あの人は上に立ってるだけで、あまりそこら辺に関わってないみたいなんだよね、だから前回の戦いも今回も変な作戦をしてきてるんだけどさ。
あの人、言えばちゃんとやってくれるんだけど、それ以外は知らぬ存ぜぬなのよねぇ、まぁ指示は私が出すけど、ああいう人、私嫌いなのよ。
「どれくらいが妥当かしらテンサル」
私がそんなことを考えているとベルティーナが話しを進めてきました。
「はいベルティーナ様、ここらへんが妥当かと、丁度3分の1くらいです、これなら軍縮小をした影響も低くなり、丁度いいです」
「・・・なるほど、いいわねそうしましょう」
二人が話合っています、私はその後の事を考えていますが、相槌を打っておきました。
だって領地を渡すのは確実なのよ、それなら使える領主を送って貰わないと困るもんね。
最悪私の言う事を聞いてくれるだけの人でもいいわ、今あそこは貴族が少ないからね。
それにそこを明け渡すとあの国とつながるの、出来ればそうなりたくなかったけどしょうがないわ。
「では師匠すみませんでした」
「いいのよ、頑張ってねテンサルあなたの手腕にかかってるわ」
「はい?わかりました」
テンサルが疑問を持ちながら部屋を出て行きました、私だから情報を持っていますけど、テンサルでも分かりませんか。
相手は戦争で勝とうとしていないの、利益優先なのよテンサル。
「マコッチ様、この度はわたくしの兄弟が失礼をして、申し訳ありませんでした」
「それはさっきしたでしょベルティーナ、ほら顔を上げて」
深々と頭を下げていたベルティーナを支えて無理やり起こしました、あなたのせいじゃないわ、私利私欲に走った者が兄弟に居たってだけよ。
「あなたは出来ることをしたわ、私に謝罪もしてくれた、それでいいのよそれにこれから大変よ」
「はい、父上は兄たちを処罰しました、きっとそれで何か起きます」
まあそれもあるんだけど、他にも結構大変なのよね。
「マコッチ?」
「ううん何でもないわ、元気出してね、あなたが頼りなのよこの国は」
「そ、そうですか?わたくしは王位には付きませんし、お父様がいますわ」
「そうかもしれないけど、支えるってことも大切よ」
ベルティーナはきっと王位にはつかないわ、父親が付いてそれを支える事になるはず、まあどこかの王子に嫁いだらまた違うけど。
今の状況じゃそのお父様も手放さないわ、だから目立って危険なのよね。
「そうですわね、がんばりますわ」
「そう、その意気よ!それとこれを持っていて、私のお守り」
私は致死性の攻撃をもらっても復活出来る指輪を渡しました、きっと必要になるわ。
「ありがとうございます、これはどういった効果があるのですか?」
「それはね、死んでも一度生き返る事が出来るの、あなたはきっと命を狙われるわ、気を付けてね」
そう言って見送りました、そうピエロもいるしフルプレート・ミニたちも護衛をしてるけど、それをかいくぐって来る者が来るかもしれない、それの対策よ。
まあ私がそんなことさせないけど、対策は十分にしておかないとね。
それから20日後、エントロス国から兵士が出発しました。
【所持DP】
1兆9064億1170万315P
【D P収入】
冒険者
700万P
吸収率5倍効果
700万P⇒3500万P
25日分
8億7500万P
ベルズの村
4500万P
吸収率5倍効果
4500万P⇒2億2500万P
25日
56億2500万P
兵士
8億P
村
8500万P
街
4億P
仮街1
7億P
吸収率5倍効果
19億8500万P⇒99億2500万P
25日分
2481億2500万P
【DP使用】
レアガチャ
4億P
ガチャ
5000万P
その他
5億P
【残りDP】
2兆1555億8670万315P
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