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3章爆売れ

46話 開拓団

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マコッチでーす、私は今とても嬉しいです、なぜなら。




「バンヨウ・ラビー・ポチーノ、アイアンランク合格おめでとー」


「ありがとうございますお姉さま」


「嬉しいですー」


「やったワン」


バンヨウたちが試験に合格し、夜にみんなを転移して今、お祝いをしているんです。

ちなみに合格ラインは15階以上に降りて探索し、ガラングランに認めてもらう、だったそうです。

でもバンヨウたち受験者には20階のボスを倒す事、と通達されていたそうなのよ。

試験に合格したくて無理をして奥に行ったり、他の冒険者に迷惑をかけていると落ちるんだ、と最後に言われたんだって。


今回不合格だったのはあの5人組らしいわ、まあ当然ね。


「ここにあの子も入れてあげたいなぁー」


「そうですねー」


「キュリー」


『今は無理だよ、テミルがバンヨウたちともっと親密にならないとね、そうだ!誰か結婚でもすればいいよ、そうすれば事情も話し易くなるもん』


私はその言葉に驚きました、みんなもそうみたい、スイちゃんを見ています。



「スイちゃん、バンヨウたちって繁殖できるの?」


『ん?出来ないよ』


あら!?なんだ形式的にか、ラクロナイトに渡した指輪なら可能かもだけど、あれはそもそも人族になることのできるアイテムだしね。

ちなみに強さは変わりませんよ。



「バンヨウたちがどうしてもってことなら作るけど、その時は言ってね」


「お、お姉さまそれは」


「主様それはないです、あの子は可愛いけど・・・無いです」


あらら、みんなから否定されてますよテミル君。

おかしいな、私の見立てではラビーはテミル君の事を弟って感じで、バンヨウはミャク有りって思ってたんだけど。

指導者の顔をしてない時があったんだけどなぁ・・・まあいいか。



「まぁ気が変わったら言ってね、歓迎するからさ、ラクロナイトとセントバにも言っとかないとね」


『あれ!セントバも入ってるの?』


スイちゃんはセントバが入っていることに驚いていますね。

あっちは確実よ、勇気のある子はそろそろアタックするんじゃないかしら?


「むふふ、そうなのよあの子結構モテるのよ」


映像ハチドリで見たのですが、街で結構人気者よウサミもそうなの、他の子はそうでもないのになんでかしらね?やっぱり顔かしら。


ラクロナイトの方は自分の気持ちの変化に気が付いてないようだけど、指輪を装備してからですかね。



「指輪を製作するとき、もう少し調整すればよかったかなー」


「すごいのです主様」


「キュリー」


みんながキラキラした目で見てきました、そんなにみんな見てないの?気付きそうなものだけど、おかしいな?



「まあいいわ、それでバンヨウ、あの話は順調なの?」


「はい、私たちも明日の会議に参加します」


今話ている事は、あの26階にある村の事です。

ガラングランがヴェルンに戻った際、アレイラたちに話して遠征をするそうなんですよ。


「そう、アレイラたちも随分早かったわね」


『そうかな?こんなもんじゃない』


「違うのよスイちゃん、ぜんぜん早いわ、アレイラたちだけなら普通なんだけどね、商人たちの説得が大変なのよ、これは何処かから圧力が来てるかもね」


私はラットたちを呼んでそこら辺の情報を集中的に集めました。




《それから数日が過ぎて》


「来たわねー」


「すごい人数です、あ!バンヨウたちです主様」


「キュルキュリー」


お祝いをしてから3日後、開拓団と呼ばれたメンバーがダンジョンに入ってきました。


「やっぱりあのフェアリーちゃんが見えないわ、バッグに入っちゃってるのね、大人数の時はそうだからやっぱり怖いのかしら?」


早くあれを完成させないとね、もう少しなんだけど、量産されないようにしないといけないのよね。

すでに案はあるんだけど、やっぱり動力は変えようかしらね。


『マコッチ平気かな?』


私がフェアリーちゃんの事情を予測しているとスイちゃんが聞いてきました、これはきっと今来てる商人の事ね。


「集めた情報だと商人なのは確定してるし、何処から来ても商人として来たならいいわ、それ以外だったら・・・まあ注意するけど」


ラットたちの情報で、今回来ている商人は南と東からきた者たちだそうよ、その商人たちはアレイラたちが拒んでいた者たちなんだって。

何でもコルル村に店を出させてくれと、結構前からしつこく来ていたそうよ、でも村に交易に来たこともない人じゃ店を任せられないから、交易からにして下さいって言ってるのに引かなかったそうなのよ。


そんな話し合いが続いてた時にダンジョンの中に村があったって話しが来たから、中に店を作る事になったそうよ。

交易も出来て店も持てるから、直ぐ了承したんだって、アレイラたちは嫌がっていたけどね、きっとなにか良からぬ事をするんでしょうね。



「まあこっちはずっと監視できるから、それほど注目はしてないわ、問題は向こうの領地の方ね」


『そうだねー、そろそろあそこの人たち死んじゃうかも』


東の街がそろそろ危険です、餓死者が出てもおかしくない状態なのよ。



「助けてあげたいですね主様」


「キュキュ」


みんなもそう思ってくれてるみたい、でも街はどうしても手を出せないの、まあ方法はあるにはあるんだけど、危険が高いのよ。



「兵士通路に来た人は村に入れたんだけどね」


『誰かを送るしかないもんねー』


「そうなのよ、でもそうするとその子たちが大変な目に合うわ、それならいっそ・・・」


私はそう言ってあることを思いつきました。



『マコッチ?』


「主様?」


「キュキュ?」


「うん!覚悟を決めたわ、これをやりましょう、名付けてハーメルンの笛吹き作戦よ」


私は開拓団を確認した後モンスターの製作に移りました。



【所持DP】
211億2510万315P


【D P収入】
冒険者
170万P

吸収率2倍効果
170万P⇒340万P

6日分
2040万P

DP収入
兵士1億8000万P
村人6100万P

6日分
計14億4600万P

吸収率2倍効果
14億4600万P⇒28億9200万P


【DP使用】
指輪1万P×100個
100万P

レアガチャ
900万P

モンスター製作
100万P

あれ製作
1000万P

ダンジョン通路
100万P



【残りDP】
240億1550万315P
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