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2章 開口
22話 歯医者が来ない
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「ま、まだ来ないのか」
また騒いでる、そう思ったワタクシは、第一王女の名の元に、医者を呼ぶよう大臣に伝えます。
ですが、お父様とお母様の苦しみは取り除く事は出来ません。
「なぜなら、あの痛みは歯を抜かなければ無くならないからで、だからこそ早く来てくれないかしらね」
ある街で話題の医者が、歯を抜かずに治療が出来ると分かり呼んでいるのですが、まだ出発すらしていません。
明後日には出ると、緊急の輸送便で届いた手紙で分かり、早くしてほしいと手紙を送り返したのです。
「治療を待つ人がいるからと言われたのだけど、国王と王妃を優先しないなんて、普通なら不敬罪ですわ」
ですが、相手は資格を持たない闇医者と言う事なので、捕まえて処刑するくらいしか出来ませんし、そもそも治療してほしいのに、その医者の命をとっても意味がないのです。
だからこそ、急いできてほしいとお願いしましたが、痛みが収まらないお二人は辛そうです。
「何とかしてあげたいのだけど、無理なのですわよね」
王都のどんな医者もサジを投げてしまっていて、命を代償にとか言われたわ。
少しでも痛みを和らげたくて、呼んだ医者を待ったけど、ワタクシのメイドが来訪した者の名を伝えて来て、焦ってしまったわね。
「ど、どうして医者ではなく、冒険者ギルドのマスターが来ているのです、説明しなさいエレーナ」
「それがですね姫様、例の医者が冒険者ギルドにクスリを送って来たそうです」
「噂の医者が先に手を打ってきた訳ですか?」
「そう思います、どうされますかシュシュ様」
試してみる価値はあると、ワタクシは直ぐにギルドマスターを呼ぶ様にエレーナに指示したわ。
しばらくして現れたのは、ワタクシも良く知ってるエルフの女性で、黙っていれば美しくて良い女と言われるギルドマスターだったわよ。
「これがイタミドメと言う薬ですか?」
「はい・・・正直、鑑定を掛けた自分でも信じられない」
「ギルドマスターのあなたがですか?」
「だって、歯の痛みを止めるんだぞ、それがほんとなら秘薬中の秘薬だ」
確かにっと、ワタクシも疑ってしまったけど、鑑定を疑っても仕方なかったのです。
「おやめ下さい姫様、そんな薬は危険です」
「なら、医者であるあなたが、おふたりを何とか出来ますの?」
「そ、それは」
城に召集した医者と移動中にたまたま会えたのですが、イタミドメの服用を反対してきて、止める様に言ってきたのよ。
何も出来ないのだからこれに賭けるしかないと、ワタクシは医者を振り切りましたのよ。
「責任を負いたくないんだろうな」
「ええ、今までのポーションとは違いますし、米粒くらいのクスリで治るわけないと思っているのですわ」
「確かにな」
付いて来てるギルドマスターも頷いていて、おふたりに服用してもらうしかなかったのです。
この薬が効こうがそうでなかろうが、今の医者は即刻処罰してやろうと考えたわ。
「まぁ、資格を持たない医者と言う話だからな」
「そうなのです、そんな者に助けを求めるのも問題ですが、他が使えませんから仕方なかったのです」
それだけの噂がこちらに流れて来て、痛みに苦しむお二人が周りの反対を押し切り呼びました。
最初は処罰しようと大臣たちが報告したのですが、王自ら試してやると言ったから反対できませんでしたわね。
「国王が決めた事だからな」
「そうなのです、だからこの薬もその意思に任せるべきだし、これでダメだったらお怒りになるでしょうね」
そうなれば、恐らくワタクシに次期国王の声が掛かり、最初の仕事がその医者の処刑でしょう。
そうならないことを願いつつ、ワタクシは薬をお二人に持って行ったのです。
「例の医者からの献上品です」
「そ、そうなのか」
「シュシュ、早くワタシに頂戴」
おふたりがせがむので、ワタクシは説明を後にして水と一緒に渡します。
お二人は、同時に勢いよく薬を口に放り込み、水を飲んで流し込みました。
しばらくして、ほんとに痛みが消えたのか、ベッドから起き上がって来ましたわね。
「お、お加減はいかがですか?」
「し、信じられん」
「ほんとに・・・痛みがなくなったわ」
こんなに早く効くとは思わず、ワタクシは焦ってしまいました。
それと同時に、処罰の方向になった場合の話をする機会は無くなりましたわ。
「こんなにすごいと、早く会ってみたいわねあなた」
「そうだなシャール、シュシュよ、出迎える準備をしておけよ」
「分かりましたわお父様」
「しっかりお願いねシュシュ」
「はいお母さま」
おふたりに頭を下げ、ワタクシは退出しましたが、痛みが無くなったお二人を久しぶりに見れて、部屋に戻ったワタクシは何だがホッとしました。
これはほんとに期待できると、邪魔をして来る大臣の処罰に力を入れる事にしたの。
「治療が正確ならば、間違っているのはこちらなのよ、死ぬほどの痛みから解放される方が良いに決まっているわ」
おふたりが済んだら、ワタクシも診て貰っても良いかもしれないと思うほどで、治療の革命が起きそうでワクワクしてきました。
そんな政策も、その者が資格を取れるかによりますが、その試験内容も問題があるのかもしれません。
「これは、根本から見直すべきなのでしょうね」
問題の彼は、前回の試験で不合格を貰ったらしく、その理由がこちらの治療の仕方の誤りだったかもしれないのです。
そうなれば、悪いのがこちらになり、それこそ問題になってしまうと、ワタクシは頭が痛くなってきましたわ。
「そうなると、資格を取る前にこちらで話を詰めた方が良いかもしれませんね」
一気に仕事が増え、ほんとに頭が痛くなってきました。
その医者に頭痛に効く薬も貰いたいと、彼の来訪を楽しみにしました。
「とはいえ、彼が来るのはまだまだ先、仕事が山積みになってしまいましたね」
おふたりの体調が良くなったことで、ワタクシに聞くことが増えた者たちがいて、それの対処が大変なのが予想されたのです。
明日からそれが訪れる為、先に頭の薬を貰いたいと、ギルドマスターに手紙を書いて渡しました。
「頭痛の薬か」
「ええ、どうしても欲しいの」
「分かった、聞いてみるよ」
「頼みましたわ」
ギルドマスターが部屋を退出し、ワタクシはどんな方なのかを想像したわ。
きっと、とても賢そうな顔立ちなのでしょうね。
「もし好みだったら、ワタクシの夫にしても良いかしら?処罰するよりは良いわよね」
大臣たちの処罰も考える中、ワタクシは早く薬が欲しいと思ったわ。
だけど、その薬が来るのは相当先で、まずは大臣たちの対処が先になりました。
「試験の問題が異常に難しいの?」
数日を掛け、ワタクシはそれを突き止めて頭を押さえたわ。
彼の合格を阻止しようと考えた新たな問題だったらしく、今資格を持ってる者でも、その半数以上が落ちるような内容だったわ。
「ワタシも調べて驚きました」
「あなたが受けた時もすごく難しかったと聞いたけど、そんなになのね」
「はい、妨害にも程があると思います姫様」
「じゃあ、処罰できそうね」
資格は、国からの支援を与える為にあり、治療の発展を考えたものです。
邪魔をするモノではなく、これでは意味がないと即刻見直す様、友人で医者をしてるラーミに指示を出し、やっとの事で彼が来たのよ。
また騒いでる、そう思ったワタクシは、第一王女の名の元に、医者を呼ぶよう大臣に伝えます。
ですが、お父様とお母様の苦しみは取り除く事は出来ません。
「なぜなら、あの痛みは歯を抜かなければ無くならないからで、だからこそ早く来てくれないかしらね」
ある街で話題の医者が、歯を抜かずに治療が出来ると分かり呼んでいるのですが、まだ出発すらしていません。
明後日には出ると、緊急の輸送便で届いた手紙で分かり、早くしてほしいと手紙を送り返したのです。
「治療を待つ人がいるからと言われたのだけど、国王と王妃を優先しないなんて、普通なら不敬罪ですわ」
ですが、相手は資格を持たない闇医者と言う事なので、捕まえて処刑するくらいしか出来ませんし、そもそも治療してほしいのに、その医者の命をとっても意味がないのです。
だからこそ、急いできてほしいとお願いしましたが、痛みが収まらないお二人は辛そうです。
「何とかしてあげたいのだけど、無理なのですわよね」
王都のどんな医者もサジを投げてしまっていて、命を代償にとか言われたわ。
少しでも痛みを和らげたくて、呼んだ医者を待ったけど、ワタクシのメイドが来訪した者の名を伝えて来て、焦ってしまったわね。
「ど、どうして医者ではなく、冒険者ギルドのマスターが来ているのです、説明しなさいエレーナ」
「それがですね姫様、例の医者が冒険者ギルドにクスリを送って来たそうです」
「噂の医者が先に手を打ってきた訳ですか?」
「そう思います、どうされますかシュシュ様」
試してみる価値はあると、ワタクシは直ぐにギルドマスターを呼ぶ様にエレーナに指示したわ。
しばらくして現れたのは、ワタクシも良く知ってるエルフの女性で、黙っていれば美しくて良い女と言われるギルドマスターだったわよ。
「これがイタミドメと言う薬ですか?」
「はい・・・正直、鑑定を掛けた自分でも信じられない」
「ギルドマスターのあなたがですか?」
「だって、歯の痛みを止めるんだぞ、それがほんとなら秘薬中の秘薬だ」
確かにっと、ワタクシも疑ってしまったけど、鑑定を疑っても仕方なかったのです。
「おやめ下さい姫様、そんな薬は危険です」
「なら、医者であるあなたが、おふたりを何とか出来ますの?」
「そ、それは」
城に召集した医者と移動中にたまたま会えたのですが、イタミドメの服用を反対してきて、止める様に言ってきたのよ。
何も出来ないのだからこれに賭けるしかないと、ワタクシは医者を振り切りましたのよ。
「責任を負いたくないんだろうな」
「ええ、今までのポーションとは違いますし、米粒くらいのクスリで治るわけないと思っているのですわ」
「確かにな」
付いて来てるギルドマスターも頷いていて、おふたりに服用してもらうしかなかったのです。
この薬が効こうがそうでなかろうが、今の医者は即刻処罰してやろうと考えたわ。
「まぁ、資格を持たない医者と言う話だからな」
「そうなのです、そんな者に助けを求めるのも問題ですが、他が使えませんから仕方なかったのです」
それだけの噂がこちらに流れて来て、痛みに苦しむお二人が周りの反対を押し切り呼びました。
最初は処罰しようと大臣たちが報告したのですが、王自ら試してやると言ったから反対できませんでしたわね。
「国王が決めた事だからな」
「そうなのです、だからこの薬もその意思に任せるべきだし、これでダメだったらお怒りになるでしょうね」
そうなれば、恐らくワタクシに次期国王の声が掛かり、最初の仕事がその医者の処刑でしょう。
そうならないことを願いつつ、ワタクシは薬をお二人に持って行ったのです。
「例の医者からの献上品です」
「そ、そうなのか」
「シュシュ、早くワタシに頂戴」
おふたりがせがむので、ワタクシは説明を後にして水と一緒に渡します。
お二人は、同時に勢いよく薬を口に放り込み、水を飲んで流し込みました。
しばらくして、ほんとに痛みが消えたのか、ベッドから起き上がって来ましたわね。
「お、お加減はいかがですか?」
「し、信じられん」
「ほんとに・・・痛みがなくなったわ」
こんなに早く効くとは思わず、ワタクシは焦ってしまいました。
それと同時に、処罰の方向になった場合の話をする機会は無くなりましたわ。
「こんなにすごいと、早く会ってみたいわねあなた」
「そうだなシャール、シュシュよ、出迎える準備をしておけよ」
「分かりましたわお父様」
「しっかりお願いねシュシュ」
「はいお母さま」
おふたりに頭を下げ、ワタクシは退出しましたが、痛みが無くなったお二人を久しぶりに見れて、部屋に戻ったワタクシは何だがホッとしました。
これはほんとに期待できると、邪魔をして来る大臣の処罰に力を入れる事にしたの。
「治療が正確ならば、間違っているのはこちらなのよ、死ぬほどの痛みから解放される方が良いに決まっているわ」
おふたりが済んだら、ワタクシも診て貰っても良いかもしれないと思うほどで、治療の革命が起きそうでワクワクしてきました。
そんな政策も、その者が資格を取れるかによりますが、その試験内容も問題があるのかもしれません。
「これは、根本から見直すべきなのでしょうね」
問題の彼は、前回の試験で不合格を貰ったらしく、その理由がこちらの治療の仕方の誤りだったかもしれないのです。
そうなれば、悪いのがこちらになり、それこそ問題になってしまうと、ワタクシは頭が痛くなってきましたわ。
「そうなると、資格を取る前にこちらで話を詰めた方が良いかもしれませんね」
一気に仕事が増え、ほんとに頭が痛くなってきました。
その医者に頭痛に効く薬も貰いたいと、彼の来訪を楽しみにしました。
「とはいえ、彼が来るのはまだまだ先、仕事が山積みになってしまいましたね」
おふたりの体調が良くなったことで、ワタクシに聞くことが増えた者たちがいて、それの対処が大変なのが予想されたのです。
明日からそれが訪れる為、先に頭の薬を貰いたいと、ギルドマスターに手紙を書いて渡しました。
「頭痛の薬か」
「ええ、どうしても欲しいの」
「分かった、聞いてみるよ」
「頼みましたわ」
ギルドマスターが部屋を退出し、ワタクシはどんな方なのかを想像したわ。
きっと、とても賢そうな顔立ちなのでしょうね。
「もし好みだったら、ワタクシの夫にしても良いかしら?処罰するよりは良いわよね」
大臣たちの処罰も考える中、ワタクシは早く薬が欲しいと思ったわ。
だけど、その薬が来るのは相当先で、まずは大臣たちの対処が先になりました。
「試験の問題が異常に難しいの?」
数日を掛け、ワタクシはそれを突き止めて頭を押さえたわ。
彼の合格を阻止しようと考えた新たな問題だったらしく、今資格を持ってる者でも、その半数以上が落ちるような内容だったわ。
「ワタシも調べて驚きました」
「あなたが受けた時もすごく難しかったと聞いたけど、そんなになのね」
「はい、妨害にも程があると思います姫様」
「じゃあ、処罰できそうね」
資格は、国からの支援を与える為にあり、治療の発展を考えたものです。
邪魔をするモノではなく、これでは意味がないと即刻見直す様、友人で医者をしてるラーミに指示を出し、やっとの事で彼が来たのよ。
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