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1章 異世界生活
18話 情報が集まって来た
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スラムの中心は、アタシも知ってる広場のはずだった。
しかし、そこには人ではない動くゴーレムだらけだったんだ。
「知らないゴーレムだらけだ」
「丸くて平たいのやタルみたいなのもいるわね」
「リース様、離れないでくださいよ」
平たくて丸い石板の様なゴーレムは、地面を掃除しているようで、大きなタルの様なゴーレムたちはその後を追い、地面を磨いて浄化をしてた。
それで地面が綺麗だったのかと納得だが、ゴーレムがどうして?っと疑問が直ぐに頭の中を埋め尽くしたぞ。
「操ってる者がいるんじゃない?」
「リース様、これだけの数使役できる者はいません、頭が焼ききれますよ」
「そうなの?でも現に動いてるわよ」
だから悩んでいて、人影も見えないから悪さが増して来る。
何処かにいないかと辺りを見回すが、こちらを監視する視線もない。
「普通なら、スラムに入って直ぐにそんな視線が集まる、それなのにこれだ」
どうしたモノかと思うんだが、何かを知ってそうな者が横道から出て来たよ。
ナイスタイミングとは思ったが、同時に危険だとリース様を守ったぞ。
「あんたら、ここに何の用だ?」
「丁度良かったわ、フォーンネさん、その人に事情を話しましょう」
「しかしリース様」
「平気よフォーンネさん」
どうしてそう言い切れるのか、職員共々アタシも思ってしまったが、よく考えればここにいる時点で、当事者かその関係者だ。
そうでなくても、ここスラムに住む者だから何か知っていると、アタシはリース様の考えに乗る事にした。
「スラムが綺麗になった原因を突き止めに来た」
「あんたら、原因を見つけてどうするんだ?」
「領主は、街全体を綺麗にしたいそうなんだ、だからこれを行った者を見つけたい」
「そう言う事か」
女は考え込んでいて、いかにも知ってる風だった。
簡単に分かりそうだと安堵していたら、女からその者は不在と言われてしまったよ。
「何処に行ったのかしら?」
「それは言えないんだ、待ってて貰う事は可能か?それかあたいが案内しても良いぞ」
スラムに長時間滞在は不安だったが、リース様は案内をしてもらう方を選択した。
それを聞いた女性は、名を名乗ってゴーレム数体を呼んだよ。
「アイーダさん?」
「このゴーレムたちは変形も出来て、椅子の様に腰掛ける事も出来るんです」
「アタシたちに座れというのか?」
「立ち話もなんですし、現場を見た方が早いでしょ」
移動も出来るのかと、アタシは叫んでしまったが、その間にリース様が座ってしまい注意したよ。
しかし、座り心地が良いとやめる気がない返事を貰い、アタシたち職員側は歩いて回る事にしたんだ。
「ワタシも座ってみたい」
「しっ!ギルマスに聞こえるぞ」
「聞こえてるぞお前ら」
漆黒のライメイの数名がそんな事を言ってしまうほど、風が心地よく穏やかに感じた。
しかし、ここはスラムと言う事を忘れない様に注意し、アタシは川の浄化装置が設置されてる場所に着いたんだ。
「あの板がそうなのか?」
「ええ、ゴミが溜まるとゴーレムが回収してくれて、廃棄物も加工してくれるんだ」
「凄いな」
「ええまったく・・・でも、それだけではなく、貴族の庭みたいに花が植えてあるわよ」
道の端に土が敷き詰められた段があり、そこには花が咲き乱れている。
カダンと言うらしいが、それがあるだけで和やかになる。
「すごい事を考える方なのですねアイーダさん」
「ええ、マル・・・エムゼロはほんとにすごいんです」
名前を言い間違えたのか、アイーダは言い直していたが、明らかに偽名で気になってしまった。
しかし、その者が今どこに行っているのかをリース様が聞き、アタシたちはビックリだ。
「医術許可証を取りに行っただと!?」
「ええ、とても難しいから無理だとあたいも言ったんだが、どうやらそれを得るだけが目的じゃないみたいだったな」
「どういうことだ?」
「さぁ?エムゼロが考えてる事はあたいには難しくてわからん」
本人に会ったら聞いてくれとアイーダは言ってきて、アタシはとても困ったな。
街の整備もお願いする形になりそうなのに、何でもかんでも聞いてしまう事になるから、かなり忍びない。
「とはいえ、川の整備だけでもアタシたちには無理な事だ」
「エムゼロ・・・とても変わったお名前ね」
呑気なリース様がいつの間にか飲み物を貰って飲んでいて、アタシは直ぐに止めたんだ。
毒でも入っていたらどうすると言いたいが、出したのはアイーダだから失礼に当たるし、正直エムゼロとか言う者の機嫌を損ねたくない。
「とても美味しいわよフォーンネさん」
「しかしですねリース様」
「飲まなくても良いが、その水も案内に入っていてな、そこの水道ゴーレムから湧き出る水を使っている」
はいっ!?っと、アタシたちはアイーダの指し示す方向に目を向けた。
そこには、タルのゴーレムが配置してあったんだが、掃除をしていた白い物とは違い、青い色をしていた。
「水が湧き出るとか、魔道具なのか?」
「魔道具ではないよ、湧き出ると言ったのもそちらに分かりやすくする為で、実はあの川の水をくみ上げている」
「「「「「なっ!?」」」」」
スラムに流れる川の水を飲むなんて!?っと、リース様の体調が不安になったが、ゴーレムの頭に付いているジャグチと言う部分を捻ると、川の水を更に浄化した清潔な水が出て来るらしい。
「害はないんだな」
「ええ、あたいたちは毎日飲んでいますし・・・それにそれだけじゃないのよ」
「ま、まだ何かあるの?」
「ええ、エムゼロはあたいたちの健康を考えてくれてて、無償で治療してくれるんだ」
医者を目指している者なのは先ほど聞いたが、無償と言うのが気になり、スラムを改善したのも気になった。
何か裏があると思い、領主様との接触が狙いなんじゃないかと、そいつには注意しようと考えた。
「医術許可証を取ろうとしてるやつだ、これは気合を入れないとだな」
リース様たちには聞こえない様に準備を始めたんだが、アタシと漆黒のライメイだけでどれだけ抵抗できるのか心配になったな。
ダンジョンを更新したPT【アサルトブレード】が来れる日にすれば良かったと後悔したんだが、問題の奴が現れたその横にそのPTがいてゾッとしたよ。
「も、もしかして」
「ええ、彼がエムゼロで冒険者をしています」
アサルトブレードが更新できた理由が分かり、ほんとに逃げたくなったよ。
しかし、そんなタイミングがあるわけもなく、リース様は知らないから自己紹介を始めたんだ。
「領主様の娘様ですか?」
「ええ、スラムをここまで完璧に綺麗にしたあなたの力、それをお借りしたいのです」
「なるほどな」
報酬はいくらでも出すとリース様は提案したが、エムゼロは要らないとか言って来た。
報酬は他で貰っていて、スラムの者たちからもそこから貰っていて、これ以上は貰い過ぎと言って来たが、何を渡したのか見当がつかなかったよ。
しかし、そこには人ではない動くゴーレムだらけだったんだ。
「知らないゴーレムだらけだ」
「丸くて平たいのやタルみたいなのもいるわね」
「リース様、離れないでくださいよ」
平たくて丸い石板の様なゴーレムは、地面を掃除しているようで、大きなタルの様なゴーレムたちはその後を追い、地面を磨いて浄化をしてた。
それで地面が綺麗だったのかと納得だが、ゴーレムがどうして?っと疑問が直ぐに頭の中を埋め尽くしたぞ。
「操ってる者がいるんじゃない?」
「リース様、これだけの数使役できる者はいません、頭が焼ききれますよ」
「そうなの?でも現に動いてるわよ」
だから悩んでいて、人影も見えないから悪さが増して来る。
何処かにいないかと辺りを見回すが、こちらを監視する視線もない。
「普通なら、スラムに入って直ぐにそんな視線が集まる、それなのにこれだ」
どうしたモノかと思うんだが、何かを知ってそうな者が横道から出て来たよ。
ナイスタイミングとは思ったが、同時に危険だとリース様を守ったぞ。
「あんたら、ここに何の用だ?」
「丁度良かったわ、フォーンネさん、その人に事情を話しましょう」
「しかしリース様」
「平気よフォーンネさん」
どうしてそう言い切れるのか、職員共々アタシも思ってしまったが、よく考えればここにいる時点で、当事者かその関係者だ。
そうでなくても、ここスラムに住む者だから何か知っていると、アタシはリース様の考えに乗る事にした。
「スラムが綺麗になった原因を突き止めに来た」
「あんたら、原因を見つけてどうするんだ?」
「領主は、街全体を綺麗にしたいそうなんだ、だからこれを行った者を見つけたい」
「そう言う事か」
女は考え込んでいて、いかにも知ってる風だった。
簡単に分かりそうだと安堵していたら、女からその者は不在と言われてしまったよ。
「何処に行ったのかしら?」
「それは言えないんだ、待ってて貰う事は可能か?それかあたいが案内しても良いぞ」
スラムに長時間滞在は不安だったが、リース様は案内をしてもらう方を選択した。
それを聞いた女性は、名を名乗ってゴーレム数体を呼んだよ。
「アイーダさん?」
「このゴーレムたちは変形も出来て、椅子の様に腰掛ける事も出来るんです」
「アタシたちに座れというのか?」
「立ち話もなんですし、現場を見た方が早いでしょ」
移動も出来るのかと、アタシは叫んでしまったが、その間にリース様が座ってしまい注意したよ。
しかし、座り心地が良いとやめる気がない返事を貰い、アタシたち職員側は歩いて回る事にしたんだ。
「ワタシも座ってみたい」
「しっ!ギルマスに聞こえるぞ」
「聞こえてるぞお前ら」
漆黒のライメイの数名がそんな事を言ってしまうほど、風が心地よく穏やかに感じた。
しかし、ここはスラムと言う事を忘れない様に注意し、アタシは川の浄化装置が設置されてる場所に着いたんだ。
「あの板がそうなのか?」
「ええ、ゴミが溜まるとゴーレムが回収してくれて、廃棄物も加工してくれるんだ」
「凄いな」
「ええまったく・・・でも、それだけではなく、貴族の庭みたいに花が植えてあるわよ」
道の端に土が敷き詰められた段があり、そこには花が咲き乱れている。
カダンと言うらしいが、それがあるだけで和やかになる。
「すごい事を考える方なのですねアイーダさん」
「ええ、マル・・・エムゼロはほんとにすごいんです」
名前を言い間違えたのか、アイーダは言い直していたが、明らかに偽名で気になってしまった。
しかし、その者が今どこに行っているのかをリース様が聞き、アタシたちはビックリだ。
「医術許可証を取りに行っただと!?」
「ええ、とても難しいから無理だとあたいも言ったんだが、どうやらそれを得るだけが目的じゃないみたいだったな」
「どういうことだ?」
「さぁ?エムゼロが考えてる事はあたいには難しくてわからん」
本人に会ったら聞いてくれとアイーダは言ってきて、アタシはとても困ったな。
街の整備もお願いする形になりそうなのに、何でもかんでも聞いてしまう事になるから、かなり忍びない。
「とはいえ、川の整備だけでもアタシたちには無理な事だ」
「エムゼロ・・・とても変わったお名前ね」
呑気なリース様がいつの間にか飲み物を貰って飲んでいて、アタシは直ぐに止めたんだ。
毒でも入っていたらどうすると言いたいが、出したのはアイーダだから失礼に当たるし、正直エムゼロとか言う者の機嫌を損ねたくない。
「とても美味しいわよフォーンネさん」
「しかしですねリース様」
「飲まなくても良いが、その水も案内に入っていてな、そこの水道ゴーレムから湧き出る水を使っている」
はいっ!?っと、アタシたちはアイーダの指し示す方向に目を向けた。
そこには、タルのゴーレムが配置してあったんだが、掃除をしていた白い物とは違い、青い色をしていた。
「水が湧き出るとか、魔道具なのか?」
「魔道具ではないよ、湧き出ると言ったのもそちらに分かりやすくする為で、実はあの川の水をくみ上げている」
「「「「「なっ!?」」」」」
スラムに流れる川の水を飲むなんて!?っと、リース様の体調が不安になったが、ゴーレムの頭に付いているジャグチと言う部分を捻ると、川の水を更に浄化した清潔な水が出て来るらしい。
「害はないんだな」
「ええ、あたいたちは毎日飲んでいますし・・・それにそれだけじゃないのよ」
「ま、まだ何かあるの?」
「ええ、エムゼロはあたいたちの健康を考えてくれてて、無償で治療してくれるんだ」
医者を目指している者なのは先ほど聞いたが、無償と言うのが気になり、スラムを改善したのも気になった。
何か裏があると思い、領主様との接触が狙いなんじゃないかと、そいつには注意しようと考えた。
「医術許可証を取ろうとしてるやつだ、これは気合を入れないとだな」
リース様たちには聞こえない様に準備を始めたんだが、アタシと漆黒のライメイだけでどれだけ抵抗できるのか心配になったな。
ダンジョンを更新したPT【アサルトブレード】が来れる日にすれば良かったと後悔したんだが、問題の奴が現れたその横にそのPTがいてゾッとしたよ。
「も、もしかして」
「ええ、彼がエムゼロで冒険者をしています」
アサルトブレードが更新できた理由が分かり、ほんとに逃げたくなったよ。
しかし、そんなタイミングがあるわけもなく、リース様は知らないから自己紹介を始めたんだ。
「領主様の娘様ですか?」
「ええ、スラムをここまで完璧に綺麗にしたあなたの力、それをお借りしたいのです」
「なるほどな」
報酬はいくらでも出すとリース様は提案したが、エムゼロは要らないとか言って来た。
報酬は他で貰っていて、スラムの者たちからもそこから貰っていて、これ以上は貰い過ぎと言って来たが、何を渡したのか見当がつかなかったよ。
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