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2章 知名度広がる
40話 王族の緊急会議
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王都に戻り、ワタクシは急いで国王であるお父様に謁見の申請をしようとしたのだけど、どういう訳は既に大臣たちを集めた会議を開いていて、ワタクシはその内容を聞いて焦って参加する為に部屋に急いだである。
「まさか、教会本部の大聖堂が何者かによって破壊されたなんて、異常事態である」
完全に破壊されていて、王都は今大騒ぎである。
会議室に入り、ワタクシは教会の件で対策を考えているのかを聞いたのである。
「教会からの要請がないのだ、だからまず瓦礫の除去だけを手伝っている」
「そうでしたか・・・それでお父様、本当に大変な理由の方はどうなっているであるか?」
「何の事だサリーヌ」
知られたくない事だからか、集まっていた一番上のお兄様や2番目のお兄様、それと大臣たちまで焦った顔をしていたである。
それもそのはず、国もあの様な研究に協力していたであるから、それは獣人に対しての敵対行動にもなっていたである。
「あくまでも知らないと言うのであれば、それこそ獣人たちは黙ってないであるが、お父様はそれで良いのであるか?」
「あくまでも寄付と言う形で資金を渡していただけなのだ、成功例も教会が囲んでいて、いよいよ戦場で使う所だったんだが、それもナシになった」
「そうであるか・・・じゃあ、今後は止めていただけるのであるな」
「勿論だ、我々は今後、魔剣研究に力を注ぐ」
会議室にいた全員が頷いていたのであるが、ワタクシがここに来た理由がまさにそれで、魔族には対抗できない事を伝えると、青い顔をし始めたである。
魔剣では魔族には勝てず、もうおしまいと言う空気が会議室を満たしたであるが、ワタクシがその中で唯一の光を示したである。
「そ、それは誠かサリーヌ」
「ええ、既に製造体制は整えているである」
「それは朗報だ」
「そこで提案であるお父様、飛空艇に魔力花の蜜を固体化した燃料を積み、魔剣の大砲を設置したく思うである」
ワタクシの提案に、誰もが驚き希望を生んだであるが、魔族にそれだけでは勝てないから次の提案もしたである。
魔族が生まれもって習得している謎の力を教え、その力をワタクシたちも習得しようと提案したである。
「サリーヌよ、それが出来れば苦労はないんだよ」
「ガオン兄様の言う通りだぞサリーヌ、謎だから困っているんだ」
「二人の言う通り、魔族を捕らえて聞いても、習得方法は分かってないんだぞ」
「お父様、それが解明されたとしたらどうするである」
それなら、希望以上に大きな進展と言ってくれて、なんとしてでも習得したいと言ってくれたである。
しかし、誰かれ構わず覚えさせるわけにはいかず、ここで線引きをする為にワタクシの許可を得ている者だけと限定させたである。
「サリーヌ、お前オレたちを信用してないのか?」
「今まで黙って教会と組んでいたのであるよガオンお兄様、信用があると思っているであるか?」
「そ、それは、国として魔族に対抗する為、仕方なくだろう」
「それを獣人に伝えて、許してもらえると思っているであるか?」
そうじゃないから、先ほどお父様は教会を切り捨てる寄付金としたのである。
何も言い返せないガオンお兄様に対し、ワタクシは更に攻める為、魔剣を使って化け物に変化した事をこの場で伝えたである。
「超化人種並みに強くなったであるが、魔剣には欠陥があるであるよお兄様」
「そ、それは少数の事例だ、オレはそんな事聞いてないぞ」
「しかも悪い事に、そんな変身を遂げても魔族には勝てないである」
「ど、どうしてそんな事が分かる、何を知っているんだサリーヌ」
焦ってガオンお兄様は声を荒げたであるが、それを言うのは信用が必要で、ここにいる者たちはお父様も含めて信用できなかったである。
知りたければ、ワタクシの派閥に入る事を条件にして、お父様には国王の座から降りる様に要求したである。
「サリーヌ、お前」
「勘違いしないでほしいであるよお父様、ワタクシは国王の座を得たいのではなく、超化人種の件で責任を取ってほしいのである」
「確かに、そうしないと獣人たちは納得しないだろうな」
このままでは、獣人と戦争になってしまうとワタクシの代わりにお父様が皆に伝えてくれたである。
でも、ワタクシはその前に起きるであろう教会と獣人の戦争について話したである。
「どちらに付くのか、それによってワタクシたちの存亡がかかっているである」
「そ、そこまで大きくなるのかよ」
「フェルダ兄様、大聖堂が破壊された直後、獣人たちが飛空艇を使って飛び立ったのを知らないであるか?」
「し、知らない、どういう事だ」
捕らえた獣人を救うために動いていて、既に獣人たちは集結し始めていると予想したである。
戦いは起きるし、それに巻き込まれるのは教会のある街であり、それは人種の国全部だったである。
「教会を追放し、今後関わらない方が良いである」
「そ、そんな事が出来る訳がない」
「その為の国王退任であるよお父様」
「そういう事か・・・だが、後任は誰になる」
ここにいるどちらかで良いであるが、どちらも教会を排除するのは反対の様で、顔を背けてきたである。
それなら、第3後継者のミローナお姉さまが適任であり、今までの事を話して協力を求めるべきと伝えたである。
「それか、教会と共に戦う選択もあるが、それはお勧めしないである」
「なんでだサリーヌ、教会は超化人種を持っているんだぞ、魔剣と合わせれば強力な力になる」
「ガオンお兄様、それをするとワタクシの協力が無くなるからである、その場合、獣人に勝っても魔族には勝てないである」
次の戦いを見ているワタクシに視線が集まると、この人達は未来が見えていないと納得してしまったである。
ここにいる者たちが国を支えていたのだから、変な道に行ってしまうのは当然とガッカリである。
「命は大切にするべきなのであるよお兄様」
「ふんっ!まだまだ青いなサリーヌ、世界はそんなに綺麗じゃないんだよ」
「そう思うなら、国から出て行き教会に入るであるフェルダお兄様、他の方もそうするであるよ」
そして、次に会う時は敵同士と宣言し、ワタクシは会議室から退出したのである。
お父様が退任しなかった場合、国は教会と協力することになり、ワタクシは逆賊となるから逃げる必要が出て来て、困りながら廊下を歩いたである。
「サリーヌ様、全然困った顔をしてませんよ」
「分かっているでしょうマリネル、あんな人たちよりもリューブ殿を取るのは最善なのである」
「その場合、何処かの国に亡命しなくてはいけませんね」
それも良いだろうと思い、その為の準備を始めたであるが、身支度をしているワタクシの部屋にお父様が入ってきて、教会と敵対する事を決めてくれたである。
それを聞いて安心したであるが、同時に半数の者が国から出る事を知らされたである。
「そうであるか、フェルダお兄様も」
「ああ、ガオンは国に残るが、大臣たちも半数が教会に付いた」
「これは、国が荒れるであるな」
「内乱の始まりだ・・・そして、それは既に動き始めているんだよサリーヌ」
お父様は、ナイフを抜きワタクシの腹部に突き刺してきたである。
急な事でマリネルとピューミは動けず、お父様も教会に付く事を選んだのが分かったである。
「ど、どうして」
「どうしてだと?ワシを退任させようとしてる者を排除するのは当然だろう」
「そうであるか、それならもう諦めるである」
ナイフは、確かにワタクシの腹部に刺さったであるが、ワタクシは無傷でナイフを掴んでお父様を突き飛ばしたである。
そのままマリネルに拘束を命じて、お父様を確保したである。
「な、何故平気なのだ、それは魔剣だぞ」
「ワタクシの着ている着物は特別なのである、こんな魔剣なんて通さないである」
「なるほど、ワシはまんまと罠に嵌ったのだな」
「敵が誰なのか分かってないのに、あんな場所で手札を教える訳がないである」
会議室で教えたのは、どちらに付くかを選んでもらう為ではなく、反乱に動いてもらう為であったである。
まさかお父様まで動くとは思わなかったであるが、これで動きやすくなったとお礼を伝えたである。
「最初からそのつもりと言う事は、既にミローナにも」
「そういう事であるが、その回転の速さをこちらで使ってほしかったであるな」
「そうか、ワシはもうおしまいなのだな」
「世界に知らせる時、お父様たちは処刑するである」
これは絶対条件で、教会に対して宣戦布告する事を意味していたである。
お父様は、そんな事はさせないと抵抗する気満々で、騎士たちが動いていると喋ったであるが、そんな事予想の範疇だったである。
「お父様、会議室で話していた内容もここでの出来事も、全てこの折り鶴がワタクシ側の者たちに見せているであるよ」
「な、何だそれは」
「情報は何ものにも勝る武器なのである、それをワタクシは持っているのであるよ」
「くっくっく、そうか、全てお見通しだったのだな」
自分たちが先に動いていると思っていたお父様は、もう勝てないと悟ったのか力なくその場に倒れてしまった。
リューブ殿に頼み込み、こちらに協力してくれる者たちに折り鶴を飛ばし、先に動いてもらったであるが、こうも上手く行くとは思わなかったである。
「さて、これから忙しくなるである」
「それが終われば、リューブ殿と婚姻できますからね」
「そうである、国の制度で出来ないのなら、国を変えてしまえば良いである」
たまたまが重なった結果であるが、とても都合が良く笑いが止まらなかったである。
国としてかなり力が低下するであるが、それもリューブ殿がいれは復活するであるし、やりがいはあったである。
ほとんどの者を拘束し、一夜にして反乱は収まったであるが、ここからが見せ所と力が入ったであるよ。
「まさか、教会本部の大聖堂が何者かによって破壊されたなんて、異常事態である」
完全に破壊されていて、王都は今大騒ぎである。
会議室に入り、ワタクシは教会の件で対策を考えているのかを聞いたのである。
「教会からの要請がないのだ、だからまず瓦礫の除去だけを手伝っている」
「そうでしたか・・・それでお父様、本当に大変な理由の方はどうなっているであるか?」
「何の事だサリーヌ」
知られたくない事だからか、集まっていた一番上のお兄様や2番目のお兄様、それと大臣たちまで焦った顔をしていたである。
それもそのはず、国もあの様な研究に協力していたであるから、それは獣人に対しての敵対行動にもなっていたである。
「あくまでも知らないと言うのであれば、それこそ獣人たちは黙ってないであるが、お父様はそれで良いのであるか?」
「あくまでも寄付と言う形で資金を渡していただけなのだ、成功例も教会が囲んでいて、いよいよ戦場で使う所だったんだが、それもナシになった」
「そうであるか・・・じゃあ、今後は止めていただけるのであるな」
「勿論だ、我々は今後、魔剣研究に力を注ぐ」
会議室にいた全員が頷いていたのであるが、ワタクシがここに来た理由がまさにそれで、魔族には対抗できない事を伝えると、青い顔をし始めたである。
魔剣では魔族には勝てず、もうおしまいと言う空気が会議室を満たしたであるが、ワタクシがその中で唯一の光を示したである。
「そ、それは誠かサリーヌ」
「ええ、既に製造体制は整えているである」
「それは朗報だ」
「そこで提案であるお父様、飛空艇に魔力花の蜜を固体化した燃料を積み、魔剣の大砲を設置したく思うである」
ワタクシの提案に、誰もが驚き希望を生んだであるが、魔族にそれだけでは勝てないから次の提案もしたである。
魔族が生まれもって習得している謎の力を教え、その力をワタクシたちも習得しようと提案したである。
「サリーヌよ、それが出来れば苦労はないんだよ」
「ガオン兄様の言う通りだぞサリーヌ、謎だから困っているんだ」
「二人の言う通り、魔族を捕らえて聞いても、習得方法は分かってないんだぞ」
「お父様、それが解明されたとしたらどうするである」
それなら、希望以上に大きな進展と言ってくれて、なんとしてでも習得したいと言ってくれたである。
しかし、誰かれ構わず覚えさせるわけにはいかず、ここで線引きをする為にワタクシの許可を得ている者だけと限定させたである。
「サリーヌ、お前オレたちを信用してないのか?」
「今まで黙って教会と組んでいたのであるよガオンお兄様、信用があると思っているであるか?」
「そ、それは、国として魔族に対抗する為、仕方なくだろう」
「それを獣人に伝えて、許してもらえると思っているであるか?」
そうじゃないから、先ほどお父様は教会を切り捨てる寄付金としたのである。
何も言い返せないガオンお兄様に対し、ワタクシは更に攻める為、魔剣を使って化け物に変化した事をこの場で伝えたである。
「超化人種並みに強くなったであるが、魔剣には欠陥があるであるよお兄様」
「そ、それは少数の事例だ、オレはそんな事聞いてないぞ」
「しかも悪い事に、そんな変身を遂げても魔族には勝てないである」
「ど、どうしてそんな事が分かる、何を知っているんだサリーヌ」
焦ってガオンお兄様は声を荒げたであるが、それを言うのは信用が必要で、ここにいる者たちはお父様も含めて信用できなかったである。
知りたければ、ワタクシの派閥に入る事を条件にして、お父様には国王の座から降りる様に要求したである。
「サリーヌ、お前」
「勘違いしないでほしいであるよお父様、ワタクシは国王の座を得たいのではなく、超化人種の件で責任を取ってほしいのである」
「確かに、そうしないと獣人たちは納得しないだろうな」
このままでは、獣人と戦争になってしまうとワタクシの代わりにお父様が皆に伝えてくれたである。
でも、ワタクシはその前に起きるであろう教会と獣人の戦争について話したである。
「どちらに付くのか、それによってワタクシたちの存亡がかかっているである」
「そ、そこまで大きくなるのかよ」
「フェルダ兄様、大聖堂が破壊された直後、獣人たちが飛空艇を使って飛び立ったのを知らないであるか?」
「し、知らない、どういう事だ」
捕らえた獣人を救うために動いていて、既に獣人たちは集結し始めていると予想したである。
戦いは起きるし、それに巻き込まれるのは教会のある街であり、それは人種の国全部だったである。
「教会を追放し、今後関わらない方が良いである」
「そ、そんな事が出来る訳がない」
「その為の国王退任であるよお父様」
「そういう事か・・・だが、後任は誰になる」
ここにいるどちらかで良いであるが、どちらも教会を排除するのは反対の様で、顔を背けてきたである。
それなら、第3後継者のミローナお姉さまが適任であり、今までの事を話して協力を求めるべきと伝えたである。
「それか、教会と共に戦う選択もあるが、それはお勧めしないである」
「なんでだサリーヌ、教会は超化人種を持っているんだぞ、魔剣と合わせれば強力な力になる」
「ガオンお兄様、それをするとワタクシの協力が無くなるからである、その場合、獣人に勝っても魔族には勝てないである」
次の戦いを見ているワタクシに視線が集まると、この人達は未来が見えていないと納得してしまったである。
ここにいる者たちが国を支えていたのだから、変な道に行ってしまうのは当然とガッカリである。
「命は大切にするべきなのであるよお兄様」
「ふんっ!まだまだ青いなサリーヌ、世界はそんなに綺麗じゃないんだよ」
「そう思うなら、国から出て行き教会に入るであるフェルダお兄様、他の方もそうするであるよ」
そして、次に会う時は敵同士と宣言し、ワタクシは会議室から退出したのである。
お父様が退任しなかった場合、国は教会と協力することになり、ワタクシは逆賊となるから逃げる必要が出て来て、困りながら廊下を歩いたである。
「サリーヌ様、全然困った顔をしてませんよ」
「分かっているでしょうマリネル、あんな人たちよりもリューブ殿を取るのは最善なのである」
「その場合、何処かの国に亡命しなくてはいけませんね」
それも良いだろうと思い、その為の準備を始めたであるが、身支度をしているワタクシの部屋にお父様が入ってきて、教会と敵対する事を決めてくれたである。
それを聞いて安心したであるが、同時に半数の者が国から出る事を知らされたである。
「そうであるか、フェルダお兄様も」
「ああ、ガオンは国に残るが、大臣たちも半数が教会に付いた」
「これは、国が荒れるであるな」
「内乱の始まりだ・・・そして、それは既に動き始めているんだよサリーヌ」
お父様は、ナイフを抜きワタクシの腹部に突き刺してきたである。
急な事でマリネルとピューミは動けず、お父様も教会に付く事を選んだのが分かったである。
「ど、どうして」
「どうしてだと?ワシを退任させようとしてる者を排除するのは当然だろう」
「そうであるか、それならもう諦めるである」
ナイフは、確かにワタクシの腹部に刺さったであるが、ワタクシは無傷でナイフを掴んでお父様を突き飛ばしたである。
そのままマリネルに拘束を命じて、お父様を確保したである。
「な、何故平気なのだ、それは魔剣だぞ」
「ワタクシの着ている着物は特別なのである、こんな魔剣なんて通さないである」
「なるほど、ワシはまんまと罠に嵌ったのだな」
「敵が誰なのか分かってないのに、あんな場所で手札を教える訳がないである」
会議室で教えたのは、どちらに付くかを選んでもらう為ではなく、反乱に動いてもらう為であったである。
まさかお父様まで動くとは思わなかったであるが、これで動きやすくなったとお礼を伝えたである。
「最初からそのつもりと言う事は、既にミローナにも」
「そういう事であるが、その回転の速さをこちらで使ってほしかったであるな」
「そうか、ワシはもうおしまいなのだな」
「世界に知らせる時、お父様たちは処刑するである」
これは絶対条件で、教会に対して宣戦布告する事を意味していたである。
お父様は、そんな事はさせないと抵抗する気満々で、騎士たちが動いていると喋ったであるが、そんな事予想の範疇だったである。
「お父様、会議室で話していた内容もここでの出来事も、全てこの折り鶴がワタクシ側の者たちに見せているであるよ」
「な、何だそれは」
「情報は何ものにも勝る武器なのである、それをワタクシは持っているのであるよ」
「くっくっく、そうか、全てお見通しだったのだな」
自分たちが先に動いていると思っていたお父様は、もう勝てないと悟ったのか力なくその場に倒れてしまった。
リューブ殿に頼み込み、こちらに協力してくれる者たちに折り鶴を飛ばし、先に動いてもらったであるが、こうも上手く行くとは思わなかったである。
「さて、これから忙しくなるである」
「それが終われば、リューブ殿と婚姻できますからね」
「そうである、国の制度で出来ないのなら、国を変えてしまえば良いである」
たまたまが重なった結果であるが、とても都合が良く笑いが止まらなかったである。
国としてかなり力が低下するであるが、それもリューブ殿がいれは復活するであるし、やりがいはあったである。
ほとんどの者を拘束し、一夜にして反乱は収まったであるが、ここからが見せ所と力が入ったであるよ。
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