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2章 知名度広がる
23話 王族に会いに行こう
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「こ、これが飛空艇ですか」
メメルたちは、初めて見る島渡りの唯一の移動手段【飛空艇】を見上げて動かない。
この空に浮かぶダンジョン島は、ここら辺でも大きな島なので初めてなのは当然だが、空の旅が始まったらさらに喜ぶだろうと予想したよ。
「なにせ、王族が使う高速艇だからな・・・しかし、これに乗る目的が問題なんだよな」
船に乗り込む時、原因となった商人のキンブルに聞いた理由は、言わなくても分かるが姫様の説得であり、1週間で策を考えなくてはいけない。
ケーオンも付いてくると思ったんだが、残ってギルドを支えると言われ謝罪まで貰ってしまった。
「まさか一人で戦いに挑んだ事を分かってもらえるとはな」
驚きもしたが、理解してもらえたのが何よりも嬉しくて、逃げるほどの事が無くなって安心していたんだ。
他の3人【エルフのサーヤとニィザ・猫獣人のナリュミャ】がいるからまだ分からないが、あの様子だと説得してくれそうだから、旅の事だけに集中する事にしたんだ。
「それでキンブル、俺はどう説得すれば良いんだ?」
「その前に、10階のボス討伐、おめでとうございます」
「ああ、投稿映像を見たんだな・・・って事は、皇女様も見ているよな?」
「はい、ですので商品を出してもらえれば良いと思います」
それなら、皇女様には特別な品を贈らないわけにはいかず、何か用意するとしてもう一つの問題を聞く事にした。
キンブルは気づいてない様だが、俺たちはずっと殺気を受けているから、楽しんでいたメメルたちが船に入って警戒して離れない。
「そんな、僕たち以外でこの船に乗ってるのって」
「そうだよ、あの人たちしかいないわ」
「うん」
「間違いない」
全員でそいつらに視線を向けたが、相手はそんな事も知らずに笑顔でこちらに手を振っていた。
そいつらは、王都から護衛についている王都の冒険者であり、ランクは8つ星だった。
「どうして、何で彼ら【光の剣】がそんな事を」
「答えは色々考えられるが、このままでは楽しい旅が出来ない」
「確かにそうですね・・・では、僕から注意してきます」
注意だけで済むならあんな殺気をぶつけてこないだろうし、キンブルが近くに行って説明したら、笑って誤魔化されて戻って来た。
そんな事はしてないと言うのが相手の意見で、今も殺気を向けて来ているのに良く言えたなっと、一番大人しいメメルが怒ってきたよ。
「ですが、相手はそう言っていますよ」
「仕方ない、ちょっと俺から言って来るよ」
「リューブさん、あまり手荒な真似は止めてくださいね」
「それは相手次第だが、正直手荒になるぞ」
キンブルも知っているが、冒険者は舐められたらおしまいの職業であり、今がまさに舐められている状態だ。
気づいているのに、自分たちと実力差があって依頼者に頼みこんだと思ってるのか、俺が笑顔で傍に行くと更に殺気をぶつけてきたよ。
「おい、それ以上殺気を飛ばすなら、こちらもそれなりの対処をするぞ」
「ほう、実力もない冒険者が言うじゃないか」
「おじさん、あたいたちの事知らないんでしょ」
「ああ知らないな、映像板でも見た事無い」
見た事はあったんだが、わざと煽って見せたら薄ら笑いが消え、本気の殺気をぶつけて来た。
離れた場所でメメルたちが鉄扇を構えたが、俺は手を後ろでひらひらとさせて止めたんだ。
「おじさん、怪我したいのかな?」
「それはこちらのセリフだが、その前に聞きたい」
王都では、護衛対象に殺気を向けるのが礼儀なのかと文句を言って、俺なりの最終警告をしたんだ。
リーダーである片手剣を背中に背負っていた男は、俺たちはその対象ではないとか言ってきたよ。
「君は8つ星だよな、本気で言ってるのか?」
「当然だろう、冒険者を何年やってると思ってるんだ」
「だったら改めた方が良い、君の考えは間違いだらけだ」
「な、なんだとっ!」
光の剣が受けたクエストは【飛空艇の護衛】と言う事で、船は元より依頼者のキンブルが連れて来た俺たちもその対象だった。
そんな事、護衛クエストを受けるようになる3つ星冒険者でも知っていて、こいつらはそれすらできてなかった。
「更に言うと、対象者を不快にさせた、これは良い冒険者とは呼べないんだよ」
「ま、まさかギルドに報告する気か」
「ここで謝罪するなら報告はしないでも良いが、その時は旅の間俺たちの前に出て来るな」
「「「「「なっ!」」」」」
護衛のクエストは出来なくなり失敗扱いになるが、それでも報告されるよりはるかに軽かった。
しかし、相手は納得しなかっただけでなく、謝りもしないで怒ってきたよ。
「ふざけないでよ、そんなの不当よ」
「そうね、わたくしたちが何をしたというのよ」
「そうだそうだ、少し映像板で人気者になって調子に乗ってる同業者を注意してやっただけだぜ」
「そうか、それなら冒険者らしく、実力で教えてやるよ」
結局戦う事になり、飛空艇の中にある広間に移動した。
しかし、光の剣を相手するのは俺ではなく、俺の弟子たちだから相手は文句を言ってきたよ。
「俺が相手したら一瞬で終わってしまうし、8つ星としてのプライドをズタズタにしないと収まらない」
「い、言うじゃねぇかじじぃ」
「それはお互い様だ、俺も怒っているが弟子たちも相当なんだ・・・それに俺はまだじじぃなんて呼ばれる歳じゃない」
冒険者として教えているみんなは、会う上位者がダメな奴らばかりでガッカリしてしまっている。
ここで鬱憤を晴らす相手として使わせてもらい、戻った時の遠征を楽しく出来る様にしたかったんだ。
「さて、5体5で戦うか?それとも1人ずつの方が良いかな」
「そんなの決まってるぜじじぃ、PT戦だっ!」
「そうか、それでは直ぐに終わってしまうな、こちらは5分間反撃を禁止する、いいなみんな」
「「「「「はいリューブ師匠」」」」」
みんなの良い返事を聞き、光の剣のメンバーは信じられないって顔をして来たが、気功術を覚えたみんなはそれだけの力を持っていた。
鉄扇をユラユラとさせる仕草は、優雅に見えて余裕を表し、相手はそれを見て怒りが頂点に昇った様だったよ。
「後悔しやがれ、行くぞみんな」
「「「「はいリーダー」」」」
前衛の3人は武器を持って突撃して来て、後方の魔法士2人は詠唱を始めた。
メメルたちは前衛が2人ではあるが、マリューナの強化魔法で3人の攻撃を受けても余裕だったよ。
「こいつらなかなかやるぞ」
「リーダーさん、もう少し頑張ってください、じゃないとつまらないですよ」
「そうよそうよ、こっちは5分間も受けないといけないんだからね」
「ほざけガキどもっ!」
ブラヌの簡単な挑発に乗り、リーダーの男はブラヌを追いかけて陣形を崩してしまった。
それを残った前衛の2人が教える事が出来れば良いのだが、その二人もメメルを相手に苦戦していたよ。
「すごい、映像に残せないのが勿体ないですよリューブさん」
「何を言ってるんだキンブル、映像なら撮っているぞ」
「え?・・・だって、魔法玉を持ってないじゃないですか」
「よく見ろよキンブル、空にいくつも飛んでるだろう」
折り鶴は手の平サイズで移動していて、そんなに早くも無いから見えたんだ。
キンブルがそれはまずいと言って来るが、反省しなかった相手が悪いと断言したよ。
「2つ星に負けたとなれば、あいつらはもうおしまいだろうな」
「そんな、彼らはあれでも優秀なんですよ」
「魔族が大人しいからと甘やかしすぎだ、だからあの程度でテングになるんだよキンブル」
キンブルは、俺の正論に何も言い返せなかったが、彼らが心機一転出来る様に力添えをするとか言ってきた。
それだけ実力があるんだろうが、5分して息を切らしているから、基礎訓練が不足だとキンブルに知らたよ。
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「それでキンブル、俺はどう説得すれば良いんだ?」
「その前に、10階のボス討伐、おめでとうございます」
「ああ、投稿映像を見たんだな・・・って事は、皇女様も見ているよな?」
「はい、ですので商品を出してもらえれば良いと思います」
それなら、皇女様には特別な品を贈らないわけにはいかず、何か用意するとしてもう一つの問題を聞く事にした。
キンブルは気づいてない様だが、俺たちはずっと殺気を受けているから、楽しんでいたメメルたちが船に入って警戒して離れない。
「そんな、僕たち以外でこの船に乗ってるのって」
「そうだよ、あの人たちしかいないわ」
「うん」
「間違いない」
全員でそいつらに視線を向けたが、相手はそんな事も知らずに笑顔でこちらに手を振っていた。
そいつらは、王都から護衛についている王都の冒険者であり、ランクは8つ星だった。
「どうして、何で彼ら【光の剣】がそんな事を」
「答えは色々考えられるが、このままでは楽しい旅が出来ない」
「確かにそうですね・・・では、僕から注意してきます」
注意だけで済むならあんな殺気をぶつけてこないだろうし、キンブルが近くに行って説明したら、笑って誤魔化されて戻って来た。
そんな事はしてないと言うのが相手の意見で、今も殺気を向けて来ているのに良く言えたなっと、一番大人しいメメルが怒ってきたよ。
「ですが、相手はそう言っていますよ」
「仕方ない、ちょっと俺から言って来るよ」
「リューブさん、あまり手荒な真似は止めてくださいね」
「それは相手次第だが、正直手荒になるぞ」
キンブルも知っているが、冒険者は舐められたらおしまいの職業であり、今がまさに舐められている状態だ。
気づいているのに、自分たちと実力差があって依頼者に頼みこんだと思ってるのか、俺が笑顔で傍に行くと更に殺気をぶつけてきたよ。
「おい、それ以上殺気を飛ばすなら、こちらもそれなりの対処をするぞ」
「ほう、実力もない冒険者が言うじゃないか」
「おじさん、あたいたちの事知らないんでしょ」
「ああ知らないな、映像板でも見た事無い」
見た事はあったんだが、わざと煽って見せたら薄ら笑いが消え、本気の殺気をぶつけて来た。
離れた場所でメメルたちが鉄扇を構えたが、俺は手を後ろでひらひらとさせて止めたんだ。
「おじさん、怪我したいのかな?」
「それはこちらのセリフだが、その前に聞きたい」
王都では、護衛対象に殺気を向けるのが礼儀なのかと文句を言って、俺なりの最終警告をしたんだ。
リーダーである片手剣を背中に背負っていた男は、俺たちはその対象ではないとか言ってきたよ。
「君は8つ星だよな、本気で言ってるのか?」
「当然だろう、冒険者を何年やってると思ってるんだ」
「だったら改めた方が良い、君の考えは間違いだらけだ」
「な、なんだとっ!」
光の剣が受けたクエストは【飛空艇の護衛】と言う事で、船は元より依頼者のキンブルが連れて来た俺たちもその対象だった。
そんな事、護衛クエストを受けるようになる3つ星冒険者でも知っていて、こいつらはそれすらできてなかった。
「更に言うと、対象者を不快にさせた、これは良い冒険者とは呼べないんだよ」
「ま、まさかギルドに報告する気か」
「ここで謝罪するなら報告はしないでも良いが、その時は旅の間俺たちの前に出て来るな」
「「「「「なっ!」」」」」
護衛のクエストは出来なくなり失敗扱いになるが、それでも報告されるよりはるかに軽かった。
しかし、相手は納得しなかっただけでなく、謝りもしないで怒ってきたよ。
「ふざけないでよ、そんなの不当よ」
「そうね、わたくしたちが何をしたというのよ」
「そうだそうだ、少し映像板で人気者になって調子に乗ってる同業者を注意してやっただけだぜ」
「そうか、それなら冒険者らしく、実力で教えてやるよ」
結局戦う事になり、飛空艇の中にある広間に移動した。
しかし、光の剣を相手するのは俺ではなく、俺の弟子たちだから相手は文句を言ってきたよ。
「俺が相手したら一瞬で終わってしまうし、8つ星としてのプライドをズタズタにしないと収まらない」
「い、言うじゃねぇかじじぃ」
「それはお互い様だ、俺も怒っているが弟子たちも相当なんだ・・・それに俺はまだじじぃなんて呼ばれる歳じゃない」
冒険者として教えているみんなは、会う上位者がダメな奴らばかりでガッカリしてしまっている。
ここで鬱憤を晴らす相手として使わせてもらい、戻った時の遠征を楽しく出来る様にしたかったんだ。
「さて、5体5で戦うか?それとも1人ずつの方が良いかな」
「そんなの決まってるぜじじぃ、PT戦だっ!」
「そうか、それでは直ぐに終わってしまうな、こちらは5分間反撃を禁止する、いいなみんな」
「「「「「はいリューブ師匠」」」」」
みんなの良い返事を聞き、光の剣のメンバーは信じられないって顔をして来たが、気功術を覚えたみんなはそれだけの力を持っていた。
鉄扇をユラユラとさせる仕草は、優雅に見えて余裕を表し、相手はそれを見て怒りが頂点に昇った様だったよ。
「後悔しやがれ、行くぞみんな」
「「「「はいリーダー」」」」
前衛の3人は武器を持って突撃して来て、後方の魔法士2人は詠唱を始めた。
メメルたちは前衛が2人ではあるが、マリューナの強化魔法で3人の攻撃を受けても余裕だったよ。
「こいつらなかなかやるぞ」
「リーダーさん、もう少し頑張ってください、じゃないとつまらないですよ」
「そうよそうよ、こっちは5分間も受けないといけないんだからね」
「ほざけガキどもっ!」
ブラヌの簡単な挑発に乗り、リーダーの男はブラヌを追いかけて陣形を崩してしまった。
それを残った前衛の2人が教える事が出来れば良いのだが、その二人もメメルを相手に苦戦していたよ。
「すごい、映像に残せないのが勿体ないですよリューブさん」
「何を言ってるんだキンブル、映像なら撮っているぞ」
「え?・・・だって、魔法玉を持ってないじゃないですか」
「よく見ろよキンブル、空にいくつも飛んでるだろう」
折り鶴は手の平サイズで移動していて、そんなに早くも無いから見えたんだ。
キンブルがそれはまずいと言って来るが、反省しなかった相手が悪いと断言したよ。
「2つ星に負けたとなれば、あいつらはもうおしまいだろうな」
「そんな、彼らはあれでも優秀なんですよ」
「魔族が大人しいからと甘やかしすぎだ、だからあの程度でテングになるんだよキンブル」
キンブルは、俺の正論に何も言い返せなかったが、彼らが心機一転出来る様に力添えをするとか言ってきた。
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