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2章 知名度広がる
22話 やっと見つけた
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魔王と相打ちしたと噂された、勇者リュウが生きているとアタシと仲間の3人は信じていた。
「アタシたちにはない力を持っている魔族が相手だったが、あのリュウが簡単に死ぬとは思ってなかった・・・本当に良かった」
感知は出来るがどんな力なのか分からず、アタシたちはあの時苦戦していて、それがあったからリュウは相談もなく一人で出て行ったんだ。
気と言う力を相手が持っていると言っていたが、あの時のアタシたちはそれを信じていなかった。
「あの時に戻れるのなら、旅を一度中断し訓練を勧めたいよ」
苦戦はしていたが、魔族に勝てない程ではなかった。
だから、旅を急いでしまいリュウの意見を聞かなかったんだ。
「結婚の約束もした仲なのに、どうしてあの時のアタシたちは拒絶したんだろうな」
焦っていたのもあったが、リュウが怒って一人で行ってしまうほどとは思ってなかったんだ。
だからかなり悔やんでいたが、罪悪感を忘れる為アタシは探す事を止めなかったんだ。
「死んだなんて信じたくなかったし、自分たちのせいにしたくなかったのかもな」
そんなアタシだから、リュウも結婚を嫌がったんだろうが、それでも生きていて嬉しかったしもう離れたくなかった。
身軽な副ギルドマスターの任に付き、ギルドマスターにならずにずっと探して来たが、ついにその努力が実を結んだ。
「あのケーオン様、本当にあの拠点に住むんですか」
「ブレイス、何かおかしいかな?」
「だって、ギルド職員がPTに入るなんて、前例がありませんよ」
「前例なんて問題じゃない、最初がアタシだっただけさ」
ブレイスだけでなく、一緒にいたメリッソも驚いていて、問題になる事を心配していた。
タダでさえ、ギルドマスターが失踪してしまったから、本部から指示があっても問題だらけと二人が言ってきたよ。
「だから何だ」
「ですから、これ以上問題は起こさない方が良いと思うんです」
「そうですよケーオン様、幸いリューブさんはここを離れる気はないですし、しばらく時間を置きましょうよ」
「十分置いたんだよ、アタシはこれ以上待てない」
やっと見つけたんだ、ここで更に時間を置くなんてありえなかった。
3人に知らせはするが、待つ事無くアタシは先に結婚すると決めていた。
「そう、もう決めていたんだよ」
「そんな、本部の人に言われたらどうするんですか」
「その時は、アタシがギルドを辞めるだけだ」
「ケーオン様がいなくなったら、ギルドはどうなるんですか」
そんな事は知らないっと、アタシは即答したよ。
それだけリュウへの想いは大きくて、すべてを捨ててもあいつと一緒になりたかったんだ。
「まぁそうはならないだろう、本部の奴も面倒が増えるからな」
「ケーオン様、ちょっと無責任じゃありませんか、副ギルドマスターですよね」
「ブレイス、アタシはリュウを探す為にギルド職員になり、リュウの情報を集める為に副ギルドマスターにまで上がったんだ、他の奴なんてどうでも良い」
「そんなだから、リューブさんは一人で新人の為に投稿を始めたんですよ」
新人を育てる為に頑張っていると聞き、あいつらしいと思ったよ。
それと同時に、アタシは魔王を倒す旅をしている間、リュウがいなくなる前夜まで提案していた内容を思い出したんだ。
「リュウはいつもそうだった、強くなる為に導いてくれたよ」
「それは違いますケーオン様、リューブさんは生きる為に指導しているんです」
「同じことだろう、強くなくては生きていけない」
「違います、リューブさんは生きる術を教えているんです」
同じことだろうと思ったんだが、ギルドが説明しているだけの事柄を挙げられ、理解してもらうのは大切と言われた。
死亡率も下がっていると報告してきて、リュウが冒険者全体の事を思っているのが良く分かったよ。
「アタシが拠点で暮らしたら、みんなの為に頑張ってるリューブの邪魔とでも言いたいのか?」
「このままではそうなりますし、リューブさんの気持ちを理解してあげてください」
「リューブの気持ち?」
あいつの気持ちもアタシと一緒だと思っていたんだが、今思えば拒絶されている感じだったかもしれない。
だから魔王に一人で戦いを挑み、それ以降帰って来なかったのだと、アタシはやっと気づいたんだ。
「ワタシも、投稿映像を見てくれと言われ分かったんです、だからお願いしますケーオン様」
「そうか、このままでは嫌われるんだな」
「そうです、ギルドを落ち着かせてからの方が絶対に良いです」
「ギルドか・・・仲間が来るのも時間は掛かるし、考えを纏めるには丁度良いか」
同じ過ちを犯すところだったが、失う事は防げたようで、アタシはブレイスとメリッソにお礼を伝えた。
ふたりがいなければ、きっとアタシはリュウを怒らせてしまい、それは二度と修復できない程の事態になっていただろう。
「ワタシも前回間違いましたから、それで分かったんですよ」
「そう言えば、ライジングランサーの件で色々あったらしいな」
「はい、ランクダウンは規則だったんですが、PTの中核者ならばテコ入れも出来たんです」
何も調査しないで承認してしまい、もっと調べれば良かったとブレイスが反省していた。
しかし、あいつならどちらでも同じ道を進んでいただろうし、次を間違わなければ良いと慰めの言葉を伝えたんだ。
「そうか、だからアタシたちの前からいなくなったんだな」
「ケーオン様、分かりましたか?」
「ああ、あのまま魔王と戦っていたら、間違いなくアタシたちは死んでいたからな」
旅の最中だったから、訓練を最小限にして困っている人を助ける方を優先し、リュウの意見はいつも却下していたんだ。
それがいけなかったんだと分かり、アタシはみんなに出す手紙にその事を書き記そうと決めた。
「生きていた事が嬉しくて気づかなかったが、あいつは嬉しくなかったんだな」
「そう言えば、ギルドで青い顔をしていましたね」
「メリッソ、そういう事は早く言ってくれ」
「言ったと思いますけど、すみません」
見つからなかった原因もそこにあり、アタシたちを避けていたのが分かってショックだったよ。
だが、本人の気持ちを想えば当然と考える事が出来、これでは結婚なんてまず無理と納得してしまった。
「そうだよな、気持ちが伝わってない者と結婚なんて、貴族や王族でもうまく行かない程だからな」
「分かっている様でそうじゃなかったなんて良くありますが、王族の場合、国が滅んだ事もありますからねぇ」
「そうだなメリッソ・・・アタシもそうなる所だったんだな」
結婚の約束までしたのにかなり嫌われてしまって、今後努力は惜しまないがかなり大変なのが想像できたよ。
嫌われてしまっているんだからそれは仕方ないのだが、愛している人にそう思われていると想像するだけでヘコんでしまう。
「愛してくれるだろうか」
「そこはなんとも」
「良いじゃないですか、これ以上悪くはならないですよケーオン様」
「そ、それもそうだが・・・そこまで言われると傷つくぞメリッソ」
メリッソが謝って来るが、現実問題として悪いのはアタシたちであり、メリッソをそれ以上攻める事も出来なかった。
改めるにしても、まず誠意を見せなくてはいけないから、ギルドを纏める事に力を注ごうと歩く速度を上げたんだ。
「やる気が出て何よりですケーオン様」
「これ以上ない鞭を打たれたからな、アタシは死ぬ気で頑張るぞ」
「そこまでしなくても、ワタシたちも協力しますよ」
「頼むぞブレイス」
もう間違う事の出来ない者同士、アタシたちはお互いを支え合い突き進む事を約束したんだ。
結婚は少し遠のいてしまったが、若い頃の様にやる気に満ちていていたんだ。
「アタシたちにはない力を持っている魔族が相手だったが、あのリュウが簡単に死ぬとは思ってなかった・・・本当に良かった」
感知は出来るがどんな力なのか分からず、アタシたちはあの時苦戦していて、それがあったからリュウは相談もなく一人で出て行ったんだ。
気と言う力を相手が持っていると言っていたが、あの時のアタシたちはそれを信じていなかった。
「あの時に戻れるのなら、旅を一度中断し訓練を勧めたいよ」
苦戦はしていたが、魔族に勝てない程ではなかった。
だから、旅を急いでしまいリュウの意見を聞かなかったんだ。
「結婚の約束もした仲なのに、どうしてあの時のアタシたちは拒絶したんだろうな」
焦っていたのもあったが、リュウが怒って一人で行ってしまうほどとは思ってなかったんだ。
だからかなり悔やんでいたが、罪悪感を忘れる為アタシは探す事を止めなかったんだ。
「死んだなんて信じたくなかったし、自分たちのせいにしたくなかったのかもな」
そんなアタシだから、リュウも結婚を嫌がったんだろうが、それでも生きていて嬉しかったしもう離れたくなかった。
身軽な副ギルドマスターの任に付き、ギルドマスターにならずにずっと探して来たが、ついにその努力が実を結んだ。
「あのケーオン様、本当にあの拠点に住むんですか」
「ブレイス、何かおかしいかな?」
「だって、ギルド職員がPTに入るなんて、前例がありませんよ」
「前例なんて問題じゃない、最初がアタシだっただけさ」
ブレイスだけでなく、一緒にいたメリッソも驚いていて、問題になる事を心配していた。
タダでさえ、ギルドマスターが失踪してしまったから、本部から指示があっても問題だらけと二人が言ってきたよ。
「だから何だ」
「ですから、これ以上問題は起こさない方が良いと思うんです」
「そうですよケーオン様、幸いリューブさんはここを離れる気はないですし、しばらく時間を置きましょうよ」
「十分置いたんだよ、アタシはこれ以上待てない」
やっと見つけたんだ、ここで更に時間を置くなんてありえなかった。
3人に知らせはするが、待つ事無くアタシは先に結婚すると決めていた。
「そう、もう決めていたんだよ」
「そんな、本部の人に言われたらどうするんですか」
「その時は、アタシがギルドを辞めるだけだ」
「ケーオン様がいなくなったら、ギルドはどうなるんですか」
そんな事は知らないっと、アタシは即答したよ。
それだけリュウへの想いは大きくて、すべてを捨ててもあいつと一緒になりたかったんだ。
「まぁそうはならないだろう、本部の奴も面倒が増えるからな」
「ケーオン様、ちょっと無責任じゃありませんか、副ギルドマスターですよね」
「ブレイス、アタシはリュウを探す為にギルド職員になり、リュウの情報を集める為に副ギルドマスターにまで上がったんだ、他の奴なんてどうでも良い」
「そんなだから、リューブさんは一人で新人の為に投稿を始めたんですよ」
新人を育てる為に頑張っていると聞き、あいつらしいと思ったよ。
それと同時に、アタシは魔王を倒す旅をしている間、リュウがいなくなる前夜まで提案していた内容を思い出したんだ。
「リュウはいつもそうだった、強くなる為に導いてくれたよ」
「それは違いますケーオン様、リューブさんは生きる為に指導しているんです」
「同じことだろう、強くなくては生きていけない」
「違います、リューブさんは生きる術を教えているんです」
同じことだろうと思ったんだが、ギルドが説明しているだけの事柄を挙げられ、理解してもらうのは大切と言われた。
死亡率も下がっていると報告してきて、リュウが冒険者全体の事を思っているのが良く分かったよ。
「アタシが拠点で暮らしたら、みんなの為に頑張ってるリューブの邪魔とでも言いたいのか?」
「このままではそうなりますし、リューブさんの気持ちを理解してあげてください」
「リューブの気持ち?」
あいつの気持ちもアタシと一緒だと思っていたんだが、今思えば拒絶されている感じだったかもしれない。
だから魔王に一人で戦いを挑み、それ以降帰って来なかったのだと、アタシはやっと気づいたんだ。
「ワタシも、投稿映像を見てくれと言われ分かったんです、だからお願いしますケーオン様」
「そうか、このままでは嫌われるんだな」
「そうです、ギルドを落ち着かせてからの方が絶対に良いです」
「ギルドか・・・仲間が来るのも時間は掛かるし、考えを纏めるには丁度良いか」
同じ過ちを犯すところだったが、失う事は防げたようで、アタシはブレイスとメリッソにお礼を伝えた。
ふたりがいなければ、きっとアタシはリュウを怒らせてしまい、それは二度と修復できない程の事態になっていただろう。
「ワタシも前回間違いましたから、それで分かったんですよ」
「そう言えば、ライジングランサーの件で色々あったらしいな」
「はい、ランクダウンは規則だったんですが、PTの中核者ならばテコ入れも出来たんです」
何も調査しないで承認してしまい、もっと調べれば良かったとブレイスが反省していた。
しかし、あいつならどちらでも同じ道を進んでいただろうし、次を間違わなければ良いと慰めの言葉を伝えたんだ。
「そうか、だからアタシたちの前からいなくなったんだな」
「ケーオン様、分かりましたか?」
「ああ、あのまま魔王と戦っていたら、間違いなくアタシたちは死んでいたからな」
旅の最中だったから、訓練を最小限にして困っている人を助ける方を優先し、リュウの意見はいつも却下していたんだ。
それがいけなかったんだと分かり、アタシはみんなに出す手紙にその事を書き記そうと決めた。
「生きていた事が嬉しくて気づかなかったが、あいつは嬉しくなかったんだな」
「そう言えば、ギルドで青い顔をしていましたね」
「メリッソ、そういう事は早く言ってくれ」
「言ったと思いますけど、すみません」
見つからなかった原因もそこにあり、アタシたちを避けていたのが分かってショックだったよ。
だが、本人の気持ちを想えば当然と考える事が出来、これでは結婚なんてまず無理と納得してしまった。
「そうだよな、気持ちが伝わってない者と結婚なんて、貴族や王族でもうまく行かない程だからな」
「分かっている様でそうじゃなかったなんて良くありますが、王族の場合、国が滅んだ事もありますからねぇ」
「そうだなメリッソ・・・アタシもそうなる所だったんだな」
結婚の約束までしたのにかなり嫌われてしまって、今後努力は惜しまないがかなり大変なのが想像できたよ。
嫌われてしまっているんだからそれは仕方ないのだが、愛している人にそう思われていると想像するだけでヘコんでしまう。
「愛してくれるだろうか」
「そこはなんとも」
「良いじゃないですか、これ以上悪くはならないですよケーオン様」
「そ、それもそうだが・・・そこまで言われると傷つくぞメリッソ」
メリッソが謝って来るが、現実問題として悪いのはアタシたちであり、メリッソをそれ以上攻める事も出来なかった。
改めるにしても、まず誠意を見せなくてはいけないから、ギルドを纏める事に力を注ごうと歩く速度を上げたんだ。
「やる気が出て何よりですケーオン様」
「これ以上ない鞭を打たれたからな、アタシは死ぬ気で頑張るぞ」
「そこまでしなくても、ワタシたちも協力しますよ」
「頼むぞブレイス」
もう間違う事の出来ない者同士、アタシたちはお互いを支え合い突き進む事を約束したんだ。
結婚は少し遠のいてしまったが、若い頃の様にやる気に満ちていていたんだ。
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