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1章 知名度アゲアゲ
20話 昔の約束
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みんなの背中を押して、俺は表情を殺してかなり困っていた。
「あの、リューブ師匠・・・どうしたんですか?」
「そうよ、背中を押すのは止めてよ」
「ああ、すまないな2人とも、ちょっと急ぎで宿に戻りたくなってな」
俺がこの世界に来たばかりの頃、若かったから色々やっていて、昔の仲間に会う事は避けていたんだ。
アイツが今だに探しているのは知っていて、いつもは100キロまで気の索敵をして避けていた。
「仲間の一人の近くにいれば、探知を使えない事態でも何とかなると思ったんだが、少し考えが甘かったかもしれない」
独り言をつぶやき、みんなを押すのを止めてゆっくり歩き始め、俺は昔の事を思い出していた。
みんなも聞きたそうにして来たから、少し恥ずかしいとは思ったが、話す機会と思って部屋で話し始めたんだ。
「俺はな、こことは違う世界から来たんだ」
「そ、それって」
「リューブ師匠」
「光の英雄?」
「世間ではそう言われてるな」
異世界から召喚された者は、こちらではそんな風に呼ばれていて、必ず何か大きな事を成し遂げていた。
俺の場合は魔王の討伐で、色々とやり過ぎてしまったから、名を変えて普通の冒険者をしていたと告白した。
「本当のお名前ってなんて言うんですか?」
「森澤龍って言うんだ、ここではリュウって呼ばれてた」
「リュウって・・・もしかして、神人リュウですか?」
マリューナの問いに頷き、魔王を倒して世界を救った英雄だった事を話した。
だが、魔王を倒す時、俺は仲間と別れて単騎で向かい討伐していて、その時の仲間の一人がさっき見てしまった女性の大剣使いケーオンだった。
「あの時の仲間は弱くてな、訓練する時間もなかったから、俺は単騎で向かったんだ」
「でも、世間では魔王と相打ちだったって」
「世間体を守る為だろう、PTで倒した事にした方が世界の反応が良かったし、俺も隠れるつもりだったから都合が良かった」
あの時の俺は、気を最大限に上げていて髪の色や瞳の色も違ったから、それを解除すれば見つからなかった。
それでも、問題の仲間が探しているのを知っていたから、名前も変えてずっと隠れていたんだ。
「魔王を倒してから18年経つから、油断もあったな」
「どうして隠れていたんですか?英雄ならそんな事をしなくても」
「メメル、俺は仲間を裏切って単騎で魔王に向かって行ったんだ、信じていた仲間は怒ってるだろう」
あの時、四天王が俺たちの滞在していた街に進軍していて、説得する時間もなかったから、俺は夜遅くに抜け出しそのまますべてを終わらせた。
ケーオンが今も探しているのは知っていたし、申し訳ないとは思っていたが、世界は平和だし俺の様な存在はひっそりとしているのが良いと思っていたんだ。
「昨日少し張り切り過ぎて気の調整が出来てなかったから、急に目の前に仲間がいて驚いたんだ」
「そうだったんですね、無理をしていたんですね」
「無理と言うかな、覚醒させるのはそれだけ大変なんだ」
「無理をしていたんですよね?」
メメルがかなり怒っていたので、俺はこれもみんなの為だからと強調させた。
だが、メメルだけでなく全員に詰め寄られ、どうして言わないのだと問い詰められてしまったから、俺は素直に謝ったよ。
「今日拠点探しをするのも、リューブ師匠は体調が良くないからね」
「そこまでではないぞブラヌ、11階からなら問題はない」
「でもそうしなかった・・・それって、ワタシたち全員を守れると確信を持てなかったんですよね、そういう事ですよねリューブ師匠?」
「うっ!確かに守るだけなら無理だがなメメル、みんなは訓練の為にダンジョンに行くんだ、それなら話は変わってくるんだぞ」
それを入れれば全然余裕だが、それでもダンジョンに行かなかったのは安全の為で、無理をしていた事を俺はまた謝ったよ。
師匠として情けないところを見せてしまったが、この後はそうならない様にするつもりだった。
「悪い事をしたなら謝らないといけない、俺も良い加減過去と向き合わないといけないな」
「リューブ師匠は悪くないじゃないですか、きっと平気ですよ」
「そうだと良いが、ケーオンは探すのを止めなかった最後の一人だからな」
それだけ怒っているんだろうと思っていて、だから俺は再会してビビったんだ。
そして、気の探知を今も使ってないのは、ケーオンと戦いになるかもしれない事を危惧して、出来るだけ気を残しておきたかったんだ。
「きっと、拠点探しに同行するだろうから、その時が来たらマリューナがみんなを守ってくれ」
「そんなに激しい戦いになるんですか?」
「可能性の話だ、今の俺にはそれだけ余裕がない」
他人の気を覚醒させると言うのはそれだけ大変で、あの人数はかなり無理があった。
休めば良いと思っていた俺の失策であり、責任もあるから気が済むまでケーオンの攻撃を受ける気でいた。
「し、死なないでよねリューブ師匠」
「それは無いと言いたいが、ケーオンがどれだけ怒っているかによるよブラヌ」
「ダメよ、リューブ師匠はアタシの旦那様になるのよ」
「それは先が長いな」
はははっと笑う俺だが、宿で待機していても気が気ではなく、ブレイスが迎えに来て一緒にいたのが同僚のメリッソだったからとても安堵した。
しかし、最初の物件の前に来て、その気持ちが一気に冷めてしまったよ。
「リュウ、久しぶりだな」
「ははは、随分おばさんになったなケーオン」
「ほう、誤魔化すと思ったが、開き直ったか?」
「まぁ、一目見てリュウと呼ばれたからな、もう誤魔化せないと思った」
髪も目も黒く、おまけに歳も取ってるのにダメだったと、俺は笑って返したんだが、ケーオンは背中の大剣を抜き闘気を溜めて来た。
その一撃を受けたら、今の俺でも1週間は寝込むだろうと覚悟する程で、横のみんなはかなり引きつった顔をしていた。
「ケーオン、みんなは関係ないから離れるまで待ってくれるか」
「勝手にしろ、アタシはまだ準備が出来てない」
更に闘気を溜め、昔の数倍は強いと思いながらみんなと距離を取った。
離れる俺を見てみんなは祈り始めてしまい、俺もいよいよとなったから覚悟が出来たよ。
「喋れなくなりそうだから今言う、ケーオンすまなかった」
「その謝罪、何に対してだ」
「一人で討伐に行った事と、今までずっと逃げていた事すべてだ」
俺の言葉が終わると、ケーオンの準備も終わった様で、闘気を最大に上げたままで俺に突撃して来た。
まともに受ければしばらく意識はないだろうと、目を閉じて衝撃を受けて倒れたんだが、俺の意識は刈り取られる事は無く、ダメージもそれほどではなかったんだ。
「どうなってるんだ?」
どういう訳か、倒された俺の腰にはケーオンが抱き着いていて、顔を胸にぎゅうぎゅう押し付けてきていたよ。
ケーオンの突撃は、最初に見ただけで目を閉じていたから気づかなかったが、大剣は最初の場所に捨てられていたよ。
「おいおい、ケーオンどういう事だよ」
「どうもこうもないっ!もう離さないからなリュウ」
「それは分かったが、怒ってたんじゃないのか?」
「怒っているさ、だが剣で斬り付ける様な感情があるわけじゃない、どうしてあの時一人で行ったんだ、アタシたちはそんなに頼りなかったのか?」
仲間だと思っていたのは自分たちだけかっと、絞めつけていた手を離し俺の胸を叩いて来た。
そして、ずっと探していたのはそのことを聞いた後、好きだと告白する為と言われたよ。
「俺だって好きだったよ、だからケーオンたちには死んでほしくなかった」
「確かに、あの時魔王と戦っていたら死んでいたし、四天王にすら敵わなかったよ、でも一人で行かなくても良かったじゃないか、約束しただろう」
「いいや、あの時一人で行かなければ誰かが犠牲になっていた、俺もあの時はまだまだだったからな」
仲間の4人を守りながらとか絶対に無理だったと伝えたら、頼りなくてごめんとか謝られてしまった。
魔王を倒したら結婚しようと約束したが、それを守らず勝手に出て行くような男に謝る必要はないし、済んだ事だからもういいっと、ケーオンの頭を撫でたんだ。
「相変わらずだなリュウ、もうアタシはおばさんだぞ」
「頭を撫でるのに歳は関係ないさ、撫でたいから撫でたんだ・・・それに、俺はリューブだ」
「そうだったか・・・それで、アタシの告白の答えは貰えないのか?」
「ああ~それは考えさせてくれ」
ケーオンは魅力的だし、大人でもあるから俺もかなりドキドキだが、ケーオンを受け入れない理由は他にもあって、それは俺の心の奥深くに刺さっていた。
ケーオン以外の昔の仲間も同じで、刺さっている気持ちと結婚の約束は、天秤に掛けても刺さっているモノの方が重かった。
「とはいえ、約束を守らない大人をみんなに見せるのはよく無いんだよなぁ~」
「答えは今欲しいなリューブ、拠点の選択がそれで変わるだろう」
「それはそうかもしれないがなケーオン、さすがに直ぐには決められない」
「だったら、大きめの拠点を見るぞ、アタシはもう離れないんだからな」
やれやれと思いながら、拠点は中規模のモノの中でも、施設のすっごく整った物件に決まった。
しかし、その間ずっとケーオンが俺の腕にしがみ付いて来て、マリューナたちからジッと見られていたよ。
「あの、リューブ師匠・・・どうしたんですか?」
「そうよ、背中を押すのは止めてよ」
「ああ、すまないな2人とも、ちょっと急ぎで宿に戻りたくなってな」
俺がこの世界に来たばかりの頃、若かったから色々やっていて、昔の仲間に会う事は避けていたんだ。
アイツが今だに探しているのは知っていて、いつもは100キロまで気の索敵をして避けていた。
「仲間の一人の近くにいれば、探知を使えない事態でも何とかなると思ったんだが、少し考えが甘かったかもしれない」
独り言をつぶやき、みんなを押すのを止めてゆっくり歩き始め、俺は昔の事を思い出していた。
みんなも聞きたそうにして来たから、少し恥ずかしいとは思ったが、話す機会と思って部屋で話し始めたんだ。
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「光の英雄?」
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俺の場合は魔王の討伐で、色々とやり過ぎてしまったから、名を変えて普通の冒険者をしていたと告白した。
「本当のお名前ってなんて言うんですか?」
「森澤龍って言うんだ、ここではリュウって呼ばれてた」
「リュウって・・・もしかして、神人リュウですか?」
マリューナの問いに頷き、魔王を倒して世界を救った英雄だった事を話した。
だが、魔王を倒す時、俺は仲間と別れて単騎で向かい討伐していて、その時の仲間の一人がさっき見てしまった女性の大剣使いケーオンだった。
「あの時の仲間は弱くてな、訓練する時間もなかったから、俺は単騎で向かったんだ」
「でも、世間では魔王と相打ちだったって」
「世間体を守る為だろう、PTで倒した事にした方が世界の反応が良かったし、俺も隠れるつもりだったから都合が良かった」
あの時の俺は、気を最大限に上げていて髪の色や瞳の色も違ったから、それを解除すれば見つからなかった。
それでも、問題の仲間が探しているのを知っていたから、名前も変えてずっと隠れていたんだ。
「魔王を倒してから18年経つから、油断もあったな」
「どうして隠れていたんですか?英雄ならそんな事をしなくても」
「メメル、俺は仲間を裏切って単騎で魔王に向かって行ったんだ、信じていた仲間は怒ってるだろう」
あの時、四天王が俺たちの滞在していた街に進軍していて、説得する時間もなかったから、俺は夜遅くに抜け出しそのまますべてを終わらせた。
ケーオンが今も探しているのは知っていたし、申し訳ないとは思っていたが、世界は平和だし俺の様な存在はひっそりとしているのが良いと思っていたんだ。
「昨日少し張り切り過ぎて気の調整が出来てなかったから、急に目の前に仲間がいて驚いたんだ」
「そうだったんですね、無理をしていたんですね」
「無理と言うかな、覚醒させるのはそれだけ大変なんだ」
「無理をしていたんですよね?」
メメルがかなり怒っていたので、俺はこれもみんなの為だからと強調させた。
だが、メメルだけでなく全員に詰め寄られ、どうして言わないのだと問い詰められてしまったから、俺は素直に謝ったよ。
「今日拠点探しをするのも、リューブ師匠は体調が良くないからね」
「そこまでではないぞブラヌ、11階からなら問題はない」
「でもそうしなかった・・・それって、ワタシたち全員を守れると確信を持てなかったんですよね、そういう事ですよねリューブ師匠?」
「うっ!確かに守るだけなら無理だがなメメル、みんなは訓練の為にダンジョンに行くんだ、それなら話は変わってくるんだぞ」
それを入れれば全然余裕だが、それでもダンジョンに行かなかったのは安全の為で、無理をしていた事を俺はまた謝ったよ。
師匠として情けないところを見せてしまったが、この後はそうならない様にするつもりだった。
「悪い事をしたなら謝らないといけない、俺も良い加減過去と向き合わないといけないな」
「リューブ師匠は悪くないじゃないですか、きっと平気ですよ」
「そうだと良いが、ケーオンは探すのを止めなかった最後の一人だからな」
それだけ怒っているんだろうと思っていて、だから俺は再会してビビったんだ。
そして、気の探知を今も使ってないのは、ケーオンと戦いになるかもしれない事を危惧して、出来るだけ気を残しておきたかったんだ。
「きっと、拠点探しに同行するだろうから、その時が来たらマリューナがみんなを守ってくれ」
「そんなに激しい戦いになるんですか?」
「可能性の話だ、今の俺にはそれだけ余裕がない」
他人の気を覚醒させると言うのはそれだけ大変で、あの人数はかなり無理があった。
休めば良いと思っていた俺の失策であり、責任もあるから気が済むまでケーオンの攻撃を受ける気でいた。
「し、死なないでよねリューブ師匠」
「それは無いと言いたいが、ケーオンがどれだけ怒っているかによるよブラヌ」
「ダメよ、リューブ師匠はアタシの旦那様になるのよ」
「それは先が長いな」
はははっと笑う俺だが、宿で待機していても気が気ではなく、ブレイスが迎えに来て一緒にいたのが同僚のメリッソだったからとても安堵した。
しかし、最初の物件の前に来て、その気持ちが一気に冷めてしまったよ。
「リュウ、久しぶりだな」
「ははは、随分おばさんになったなケーオン」
「ほう、誤魔化すと思ったが、開き直ったか?」
「まぁ、一目見てリュウと呼ばれたからな、もう誤魔化せないと思った」
髪も目も黒く、おまけに歳も取ってるのにダメだったと、俺は笑って返したんだが、ケーオンは背中の大剣を抜き闘気を溜めて来た。
その一撃を受けたら、今の俺でも1週間は寝込むだろうと覚悟する程で、横のみんなはかなり引きつった顔をしていた。
「ケーオン、みんなは関係ないから離れるまで待ってくれるか」
「勝手にしろ、アタシはまだ準備が出来てない」
更に闘気を溜め、昔の数倍は強いと思いながらみんなと距離を取った。
離れる俺を見てみんなは祈り始めてしまい、俺もいよいよとなったから覚悟が出来たよ。
「喋れなくなりそうだから今言う、ケーオンすまなかった」
「その謝罪、何に対してだ」
「一人で討伐に行った事と、今までずっと逃げていた事すべてだ」
俺の言葉が終わると、ケーオンの準備も終わった様で、闘気を最大に上げたままで俺に突撃して来た。
まともに受ければしばらく意識はないだろうと、目を閉じて衝撃を受けて倒れたんだが、俺の意識は刈り取られる事は無く、ダメージもそれほどではなかったんだ。
「どうなってるんだ?」
どういう訳か、倒された俺の腰にはケーオンが抱き着いていて、顔を胸にぎゅうぎゅう押し付けてきていたよ。
ケーオンの突撃は、最初に見ただけで目を閉じていたから気づかなかったが、大剣は最初の場所に捨てられていたよ。
「おいおい、ケーオンどういう事だよ」
「どうもこうもないっ!もう離さないからなリュウ」
「それは分かったが、怒ってたんじゃないのか?」
「怒っているさ、だが剣で斬り付ける様な感情があるわけじゃない、どうしてあの時一人で行ったんだ、アタシたちはそんなに頼りなかったのか?」
仲間だと思っていたのは自分たちだけかっと、絞めつけていた手を離し俺の胸を叩いて来た。
そして、ずっと探していたのはそのことを聞いた後、好きだと告白する為と言われたよ。
「俺だって好きだったよ、だからケーオンたちには死んでほしくなかった」
「確かに、あの時魔王と戦っていたら死んでいたし、四天王にすら敵わなかったよ、でも一人で行かなくても良かったじゃないか、約束しただろう」
「いいや、あの時一人で行かなければ誰かが犠牲になっていた、俺もあの時はまだまだだったからな」
仲間の4人を守りながらとか絶対に無理だったと伝えたら、頼りなくてごめんとか謝られてしまった。
魔王を倒したら結婚しようと約束したが、それを守らず勝手に出て行くような男に謝る必要はないし、済んだ事だからもういいっと、ケーオンの頭を撫でたんだ。
「相変わらずだなリュウ、もうアタシはおばさんだぞ」
「頭を撫でるのに歳は関係ないさ、撫でたいから撫でたんだ・・・それに、俺はリューブだ」
「そうだったか・・・それで、アタシの告白の答えは貰えないのか?」
「ああ~それは考えさせてくれ」
ケーオンは魅力的だし、大人でもあるから俺もかなりドキドキだが、ケーオンを受け入れない理由は他にもあって、それは俺の心の奥深くに刺さっていた。
ケーオン以外の昔の仲間も同じで、刺さっている気持ちと結婚の約束は、天秤に掛けても刺さっているモノの方が重かった。
「とはいえ、約束を守らない大人をみんなに見せるのはよく無いんだよなぁ~」
「答えは今欲しいなリューブ、拠点の選択がそれで変わるだろう」
「それはそうかもしれないがなケーオン、さすがに直ぐには決められない」
「だったら、大きめの拠点を見るぞ、アタシはもう離れないんだからな」
やれやれと思いながら、拠点は中規模のモノの中でも、施設のすっごく整った物件に決まった。
しかし、その間ずっとケーオンが俺の腕にしがみ付いて来て、マリューナたちからジッと見られていたよ。
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※カクヨムにも投稿しています
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