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1章 誕生
18話 領域
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「ここは武技を使わないと無理かな、みんないつもの連携行くよ」
モンスターたちの返事を聞き、僕たちは大部屋に突入した。だけどそれが失敗だった、僕は入ってモンスターを確認しないまま、闘気を溜め大きな一撃を準備したんだ。その間にスライム騎士たち前衛は突撃して行って、いつもなら彼らが揺動とダメージを与え、僕の大きな一撃で倒すんだけど、今回相手はそんなに簡単じゃなかった。
「クルシュシュシューー」
変な音と共に、前衛の位置にいたみんなが一瞬にして倒され消えて行った。これはダンジョンの死に戻り機能で、今頃前衛のみんなはダンジョンの外に転移してる。
「な、なにがって!?みんな散開っ!!」
「シュルーシュシュー」
僕は危険を感じて、すかさず距離を取る様に叫んだけど、そのドラゴンは次の攻撃動作をしていて、体毛を逆立たせ針の様にして飛ばして来た。僕たちはそれをまともに受け大ダメージを貰ってしまう。
「な、なんだよこれ・・・毛?こんなのを飛ばして」
針と言っても良い相手の体毛は、とても大きくスピアくらいあった。僕の肩とお腹にスピアの様な針が刺さり、後衛のみんなにも刺さってるのが見えた。
「み、みんな、返事出来るかい?」
倒れるみんなに声を掛けると、いつものニャ~ンと言う返事が小さく返ってきます。だけど明らかに弱々しくて、この後戦える力は感じなかった。
「クシュ、クシュ」
「つ、次がもう来る」
僕の油断がこれを招いてしまったと、お腹に刺さる針を抜き、痛みに耐えながら相手を観察した。そいつは針龍のスレイプドラゴン、ロックドラゴンよりも格上で、20億の強さを持ってる。
「急げ、何とかしないと」
ポーションをお腹にぶっ掛けて、僕は後衛のみんなの前に陣取り、右手1本で刀を抜きます。
今僕がするべきは、時間を掛け肩のスピアを抜きポーションで全快するよりも、魔法を放てる後衛のニャンコを守る事です。
「クルシュシュー」
「な、なんの~くぉっ!!」
片手で刀を持ち、飛んで来るスレイプドラゴンの針の軌道を変え、皆を守りながら逆転までの時間を稼ごうと必死で、後少し遅ければなんて考えていられません。
「威力が強くて、軌道を変えるだけで精一杯かよ」
針は重く、刀を持つ手が痺れる程の衝撃が何度も繰り返された。肩の傷に響き、両手が使えればと考えるけど、あの時それをしていたらポーションを使う暇がなくなり、僕は出血のせいで動く事が出来なくなってた。
「でも、軌道を変えるだけなら」
「クエェェーーー!!」
このまま耐えればニャンコが間に合って逆転勝利。そう思ってたけど、相手は三大ドラゴンの上の存在で甘くはなかった。身体を丸めハリネズミの様に球になって転がって来たんだよ。
「ヤバっ!!みんなは」
振り向いたけど、当然ニャンコたちは動けない。ダメージもあるけど、みんなは僕の指示通り詠唱をしてる。それを見て僕は避ける選択を捨て、左腕を無理やり動かし鞘に添えた。物凄い痛みが走ったけど、僕が止めるしか勝つ方法は無いんだ。
「ぐっ動いただけ良いかな、一撃もってよ僕の身体」
ニャンコたちが攻撃を受ければ、魔法は中断するしダメージの残るみんなは死に戻りをしてしまう。相手を倒すには、僕が食い止めないといけない。
「シュシュシュー」
「はあぁーーー!!武技【パワードストライク】」
刀に闘気を送り僕は武技を放った。だけど、短時間で貯めた程度の闘気では奴は倒せない、だからニャンコたちのいる後方に行かせない為に放ったんだ。
その武技は相手ではなく床に向けてはなった、床から衝撃破が発生しそれを受けて転がって来るスレイプドラゴンの勢いが弱まったんだ。
「それだけじゃないよ、これでも食らえ!!」
弱まった回転なら、僕の蹴りも当てられる。そう思って渾身の蹴りを入れスレイプドラゴンの方向を変えようとした。だけど体の小さい僕の蹴りだけじゃ勢いが弱まるだけでまだ方向は変わらなかった。
「くっ!分かってたよ、だから体を犠牲にしてやる、僕の左足持ってけっ!!」
僕程度の蹴り1発じゃ弱かったのはは予想出来ていたんだ。その為に僕は無理やり左手を動かし鞘を掴んでいた。
蹴りを入れた自分のカカトに向け、鞘を力一杯振り抜き蹴りの威力と重ねたんだ。足は砕け凄く痛かったけど、スレイプドラゴンは方向を変える事が出来た。明後日の方向に転がって壁にぶつかったよ。
「ぐぅぅ~痛すぎる~」
左腕も限界を迎え動かないし、左足ももうダメだけど、その結果はちゃんと出たんだ。
後はニャンコを待つだけとなって、その期待は直ぐに訪れた。
「ニャンッ!?ニャンニャンッ!!」
「ニャニャニャン!!」
「みんな、いけぇーー!!」
ニャンコたちが騒ぎ出し、スレイプドラゴンに魔法が数発さく裂した。それは上級魔法の上に存在する超級魔法で、世間では物語で知られてるモノです。
「あれだけの爆発を受ければって、これはフラグかな」
立ち上がれない僕は、横目で大爆発を見て確信したけど、フラグの様な想いが脳裏をよぎったんだ。
そしてそのフラグは立ってしまった。爆炎の中からボロボロになりながらも姿を現して針を飛ばして来た。
「み、みんな伏せて!?」
その針は、僕ではなく喜んでいたニャンコたちを襲い、ニャンコたちはまともに受け死に戻ってしまったんだ。
「く、くそっ!あれだけの威力でも倒せないのかよ」
僕はとても悔しかった。あれだけ訓練して万全な状態でダンジョンに挑戦していたのに、少しの油断でダメージを受けボロボロになって負けそうなんだ。
「僕がもっと慎重にしていれば、クソっクソォォーー!」
後悔ばかりが押し寄せて来る中、僕はダンジョンで死ぬのかと覚悟をします。恐らく僕が死んでも戻る事はなく、ここで僕は終わりだと思った瞬間、僕の昔の記憶が沢山浮かんできました。
これが死ぬ時に見るあれなんだと諦めようとした。だけどね、それを止めたのが母さんの悲しそうな表情だった。
「あのままにしてたまるかっ!!僕は取り戻すんだっ!!」
肩に刺さった針を抜き、僕はそれに闘気を注ぎます。その量はとても一瞬とは思えない量で、凄い速さで溜める事が出来た。僕はその時、時間がとてもゆっくりに感じる空間にいて、それは達人が入る事の出来る領域な事を後で知った。それは、死ぬ寸前に引き起こした僕の奇跡だった。
「ク、クエェェーーー!!」
スレイプドラゴンがボロボロながらも、とどめとばかりに回転して突撃してくる。それもゆっくりに見えて、僕はとても落ち着いて相手を待ったんだ。
針を右手に持ち、スレイプドラゴンが攻撃の届く距離に来るのを待った。
「何でだろう?あそこを突けば倒せる気がする」
回転するスレイプドラゴンの体毛が無くなっている一部分、それを突けば倒せる気がしたんだ。さっきまでは、回転がとても早くて弱っている部分なんて見る事も出来なかった。
「でも僕には分かる、あそこが弱点だ」
タイミングを合わせ、針をその一点に突き刺すと、その威力にスレイプドラゴンは吹き飛んで行き、僕は自分でやったのにビックリです。
「さっきは左腕と左足を犠牲にして軌道をずらす程度だったのに、それが一突きで20mはあるスレイプドラゴンを吹き飛ばしちゃったよ」
膝を付いた状態で放った一撃、全然力が入ってないのは言うまでも無かった。だけど今までで一番強く見えたよ。
「力を入れた感じはなかった・・・だけど、何だろうあの感じ」
何かがかみ合った不思議な感覚で、全身の力をその一瞬に爆発させた様な感じだった。今まで感じた事がない感覚に、僕の体は震えてきます。
そして、あれを習得したいと強く思って意識は薄れていった、僕もダメージが大きく限界が近かったんだ。ギリギリ門は出せたけど、歩くことは出来ずにその場に倒れてしまった。
「げ、限界だったんだね・・・でも、倒せた」
「ニャニャー!」
死に戻ったみんなが門から入って来てくれたから助かったけど、僕はそこで死んでいても不思議じゃなかった。
仲間って良いものだねっと、意識を取り戻した時にみんなを見て思ったよ。その時のみんなは、泣きそうな顔をしてとても心配してて、僕に抱き着いて来たんだよ。
それからの僕は、あの領域に入れる訓練に没頭しました。勿論レベルも上げてダンジョンを深くして行ったけど、それ以上の何かをあの領域に感じた。そして、習得した時には、ここでの暮らしが終わってしまったんだよ。
モンスターたちの返事を聞き、僕たちは大部屋に突入した。だけどそれが失敗だった、僕は入ってモンスターを確認しないまま、闘気を溜め大きな一撃を準備したんだ。その間にスライム騎士たち前衛は突撃して行って、いつもなら彼らが揺動とダメージを与え、僕の大きな一撃で倒すんだけど、今回相手はそんなに簡単じゃなかった。
「クルシュシュシューー」
変な音と共に、前衛の位置にいたみんなが一瞬にして倒され消えて行った。これはダンジョンの死に戻り機能で、今頃前衛のみんなはダンジョンの外に転移してる。
「な、なにがって!?みんな散開っ!!」
「シュルーシュシュー」
僕は危険を感じて、すかさず距離を取る様に叫んだけど、そのドラゴンは次の攻撃動作をしていて、体毛を逆立たせ針の様にして飛ばして来た。僕たちはそれをまともに受け大ダメージを貰ってしまう。
「な、なんだよこれ・・・毛?こんなのを飛ばして」
針と言っても良い相手の体毛は、とても大きくスピアくらいあった。僕の肩とお腹にスピアの様な針が刺さり、後衛のみんなにも刺さってるのが見えた。
「み、みんな、返事出来るかい?」
倒れるみんなに声を掛けると、いつものニャ~ンと言う返事が小さく返ってきます。だけど明らかに弱々しくて、この後戦える力は感じなかった。
「クシュ、クシュ」
「つ、次がもう来る」
僕の油断がこれを招いてしまったと、お腹に刺さる針を抜き、痛みに耐えながら相手を観察した。そいつは針龍のスレイプドラゴン、ロックドラゴンよりも格上で、20億の強さを持ってる。
「急げ、何とかしないと」
ポーションをお腹にぶっ掛けて、僕は後衛のみんなの前に陣取り、右手1本で刀を抜きます。
今僕がするべきは、時間を掛け肩のスピアを抜きポーションで全快するよりも、魔法を放てる後衛のニャンコを守る事です。
「クルシュシュー」
「な、なんの~くぉっ!!」
片手で刀を持ち、飛んで来るスレイプドラゴンの針の軌道を変え、皆を守りながら逆転までの時間を稼ごうと必死で、後少し遅ければなんて考えていられません。
「威力が強くて、軌道を変えるだけで精一杯かよ」
針は重く、刀を持つ手が痺れる程の衝撃が何度も繰り返された。肩の傷に響き、両手が使えればと考えるけど、あの時それをしていたらポーションを使う暇がなくなり、僕は出血のせいで動く事が出来なくなってた。
「でも、軌道を変えるだけなら」
「クエェェーーー!!」
このまま耐えればニャンコが間に合って逆転勝利。そう思ってたけど、相手は三大ドラゴンの上の存在で甘くはなかった。身体を丸めハリネズミの様に球になって転がって来たんだよ。
「ヤバっ!!みんなは」
振り向いたけど、当然ニャンコたちは動けない。ダメージもあるけど、みんなは僕の指示通り詠唱をしてる。それを見て僕は避ける選択を捨て、左腕を無理やり動かし鞘に添えた。物凄い痛みが走ったけど、僕が止めるしか勝つ方法は無いんだ。
「ぐっ動いただけ良いかな、一撃もってよ僕の身体」
ニャンコたちが攻撃を受ければ、魔法は中断するしダメージの残るみんなは死に戻りをしてしまう。相手を倒すには、僕が食い止めないといけない。
「シュシュシュー」
「はあぁーーー!!武技【パワードストライク】」
刀に闘気を送り僕は武技を放った。だけど、短時間で貯めた程度の闘気では奴は倒せない、だからニャンコたちのいる後方に行かせない為に放ったんだ。
その武技は相手ではなく床に向けてはなった、床から衝撃破が発生しそれを受けて転がって来るスレイプドラゴンの勢いが弱まったんだ。
「それだけじゃないよ、これでも食らえ!!」
弱まった回転なら、僕の蹴りも当てられる。そう思って渾身の蹴りを入れスレイプドラゴンの方向を変えようとした。だけど体の小さい僕の蹴りだけじゃ勢いが弱まるだけでまだ方向は変わらなかった。
「くっ!分かってたよ、だから体を犠牲にしてやる、僕の左足持ってけっ!!」
僕程度の蹴り1発じゃ弱かったのはは予想出来ていたんだ。その為に僕は無理やり左手を動かし鞘を掴んでいた。
蹴りを入れた自分のカカトに向け、鞘を力一杯振り抜き蹴りの威力と重ねたんだ。足は砕け凄く痛かったけど、スレイプドラゴンは方向を変える事が出来た。明後日の方向に転がって壁にぶつかったよ。
「ぐぅぅ~痛すぎる~」
左腕も限界を迎え動かないし、左足ももうダメだけど、その結果はちゃんと出たんだ。
後はニャンコを待つだけとなって、その期待は直ぐに訪れた。
「ニャンッ!?ニャンニャンッ!!」
「ニャニャニャン!!」
「みんな、いけぇーー!!」
ニャンコたちが騒ぎ出し、スレイプドラゴンに魔法が数発さく裂した。それは上級魔法の上に存在する超級魔法で、世間では物語で知られてるモノです。
「あれだけの爆発を受ければって、これはフラグかな」
立ち上がれない僕は、横目で大爆発を見て確信したけど、フラグの様な想いが脳裏をよぎったんだ。
そしてそのフラグは立ってしまった。爆炎の中からボロボロになりながらも姿を現して針を飛ばして来た。
「み、みんな伏せて!?」
その針は、僕ではなく喜んでいたニャンコたちを襲い、ニャンコたちはまともに受け死に戻ってしまったんだ。
「く、くそっ!あれだけの威力でも倒せないのかよ」
僕はとても悔しかった。あれだけ訓練して万全な状態でダンジョンに挑戦していたのに、少しの油断でダメージを受けボロボロになって負けそうなんだ。
「僕がもっと慎重にしていれば、クソっクソォォーー!」
後悔ばかりが押し寄せて来る中、僕はダンジョンで死ぬのかと覚悟をします。恐らく僕が死んでも戻る事はなく、ここで僕は終わりだと思った瞬間、僕の昔の記憶が沢山浮かんできました。
これが死ぬ時に見るあれなんだと諦めようとした。だけどね、それを止めたのが母さんの悲しそうな表情だった。
「あのままにしてたまるかっ!!僕は取り戻すんだっ!!」
肩に刺さった針を抜き、僕はそれに闘気を注ぎます。その量はとても一瞬とは思えない量で、凄い速さで溜める事が出来た。僕はその時、時間がとてもゆっくりに感じる空間にいて、それは達人が入る事の出来る領域な事を後で知った。それは、死ぬ寸前に引き起こした僕の奇跡だった。
「ク、クエェェーーー!!」
スレイプドラゴンがボロボロながらも、とどめとばかりに回転して突撃してくる。それもゆっくりに見えて、僕はとても落ち着いて相手を待ったんだ。
針を右手に持ち、スレイプドラゴンが攻撃の届く距離に来るのを待った。
「何でだろう?あそこを突けば倒せる気がする」
回転するスレイプドラゴンの体毛が無くなっている一部分、それを突けば倒せる気がしたんだ。さっきまでは、回転がとても早くて弱っている部分なんて見る事も出来なかった。
「でも僕には分かる、あそこが弱点だ」
タイミングを合わせ、針をその一点に突き刺すと、その威力にスレイプドラゴンは吹き飛んで行き、僕は自分でやったのにビックリです。
「さっきは左腕と左足を犠牲にして軌道をずらす程度だったのに、それが一突きで20mはあるスレイプドラゴンを吹き飛ばしちゃったよ」
膝を付いた状態で放った一撃、全然力が入ってないのは言うまでも無かった。だけど今までで一番強く見えたよ。
「力を入れた感じはなかった・・・だけど、何だろうあの感じ」
何かがかみ合った不思議な感覚で、全身の力をその一瞬に爆発させた様な感じだった。今まで感じた事がない感覚に、僕の体は震えてきます。
そして、あれを習得したいと強く思って意識は薄れていった、僕もダメージが大きく限界が近かったんだ。ギリギリ門は出せたけど、歩くことは出来ずにその場に倒れてしまった。
「げ、限界だったんだね・・・でも、倒せた」
「ニャニャー!」
死に戻ったみんなが門から入って来てくれたから助かったけど、僕はそこで死んでいても不思議じゃなかった。
仲間って良いものだねっと、意識を取り戻した時にみんなを見て思ったよ。その時のみんなは、泣きそうな顔をしてとても心配してて、僕に抱き着いて来たんだよ。
それからの僕は、あの領域に入れる訓練に没頭しました。勿論レベルも上げてダンジョンを深くして行ったけど、それ以上の何かをあの領域に感じた。そして、習得した時には、ここでの暮らしが終わってしまったんだよ。
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