39 / 132
2章 1年1学期前半
39話 バトルに向けて
しおりを挟む
「あの・・・アレシャス樣」
食堂でのんびりと食事を取っていた僕に、孤児院から返って来たシャンティが後ろから声を掛けて来ました。
振り向くとちょっと困っている感じで、シャンティも今の空気を感じてるんだ。
「立派になったねシャンティ、僕は嬉しいよ」
「誤魔化しないで下さいアレシャスさま。いったいなにをしたんですか」
その理由は、さっきのテストだと、僕は素直に白状します。
周りが僕の方を持てヒソヒソと話していて、どう見ても変なんです。
「内容はここでは言えないよシャンティ」
僕は後でと返事をして食事を進めます。
シャンティも素直に引いてくれたけど、周りを気にしているのは変わらず、僕は急いで食事を済ませ部屋に向かったんだ。
「さて、じゃあ話すけど、落ち着いて聞いてねシャンティ」
部屋のテーブルで向かい合って座った僕たちは、紅茶とお菓子を挟んでテストで起きた事を話したんだ。
良い点を取りすぎてみんなに疎まれちゃって、僕はテヘって感じに言いましたよ。
「はぁ~何やってるんですかアレシャス様」
ため息までつかれてしまったけど、ちょっと違う彼女を見た気がしました。
シャンティは段々とそう言った感じになっていて、僕としては距離感が近くなって良いと思っています。
「アレシャス樣、あれほど目立ちたくないと言っていたのに・・・どうするのですか?」
「どうするって言われても、しばらくはこのままだよ」
僕からは何もしません、ジャケン君たちに頑張ってもらわないといけない事です。
ダンジョンに入る選手だって僕は知らないんだ。ダンジョンを弱くしたら怪しまれるし、僕はダンジョンを変える気はありません。
「このままって・・・良いんですか?」
「うん、ここの基準はテストで分かったからね、次は平均を目指すから、今回だけだよ」
なにもしないと疑われるけど、そもそも僕が頑張る必要はなくて、ジャケン君たちが勝てばいいんだ。
失敗したと思わせられる秘策を見つけないといけないけど、そこは学園側を知らないといけない。
「ダンジョンの事は分かってるから、そこを突く予定でいるよ」
「アレシャス様がそう言うのでしたら、私は何も言いませんけど、本当に平気ですか?」
問題は、冒険者と違って騎士たちは弱いんだよねっと、ため息が出ます。
「勝てないモンスターを出すと言う手もあるけど、その場合点数が上がりそうで怖いんだよね」
「確かに心配ですね」
学園で僕の味方なのはシャンティだけなので、こうして相談できるのはとても頼もしいです。
食堂のおばちゃんたちも笑顔はしてくれるけど、公では応援は出来ない。
「僕の為に無理はしてほしくない」
「そこは考え過ぎですよ、あの人たちはそこまで考えでません」
「まぁそうだね、問題はジャケン君たちの実力だよ」
どうしたものかと思っていたら、部屋の扉がノックされシャンティが出ると、手紙を持って帰ってきました。
騎士たちがもう決まったのかと内容を読んで、やっぱり問題だねっとため息です。
「メンバーは5人か、騎士2人に魔法士3人・・・良くある選定だね」
ゲームでも良くあるバランス型のメンバーと予測出来るんだけど、結局騎士の職種が書いてないから分からない。
「おまけに魔法士も支援タイプか全員攻撃タイプかも分からない」
「そうですね」
ここにきて妨害的な問題が出て来て、ちょっとイラっとしてきます。
僕は負けたいのに、これでは対策が取れないじゃないかと、手紙を握りしめてしまったね。
「アレシャス樣、どう見ても嫌がらせですよね?」
「そうだねシャンティ。きっと学園側も僕が勝ってはまずいと判断してるんだ、だから詳細を書かずに有利なモンスターとかを配置させないようにしてる。元から期待してないけど、ちょっと困ったね」
ここに来て何もしてくれないのはいつもの事だけど、今回は更に妨害を受けてしまった。
それは逆の意味で対策できず問題だと、シャンティと悩んで対策を考えたんだ。
「これは授業に参加して騎士たちの傾向を確認するしかないかな」
「そう思います。流石に情報がなさ過ぎますよ」
「でも嫌なんだよね」
僕とシャンティは困った顔をして答えを合わせます。
元から授業には出てる予定だし、孤児院はシャンティに任せてるから問題はない。
「でもねシャンティ、僕の担当がいないんだよ。行っても見てるだけだから、意味がないと思ったんだ」
「それなら、どうして孤児院には週一何ですか?」
そこに気付くとは、シャンティも出来るようになったと褒めたけど、誤魔化す事には失敗です。
仕方ないので教えましたけど、何をしているんですかって怒られてしまったね。
「僕はね、冒険がしたいんだよシャンティ」
「だ、たからって今まで1人でだに入ってたなんて」
僕が授業をさぼってしていたのは、ダンジョン探索です。
使役したモンスターと共に強敵と戦い強くなっていたんだよ。
「やり過ぎです!何ですかエンシェントクラスって、聞いた事ないですよ」
「まぁ僕たちの強さだと、それ位じゃないと歯ごたえが無いんだよ」
そこは仕方ないとダンジョン探索は後にして、授業に参加が決定しました。
シャンティが僕の心配をしてくれますが、命大事にを心掛けているので問題ないんだよ。
「そんなにお強いのですか?」
「まあね、危険がない訳じゃないけど、それくらいじゃないと楽しくない」
あれからエンシェントにも、余裕で勝てる様になりほんとは強敵とは言えない、それほどの強さを僕たちは手に入れていて、正直最近面白くない。
「アレシャス様がそれで良いのでしたら、私からはなにも言いませんけど、本当に平気なんですか?」
「心配しすぎだよシャンティ、それよりも孤児院でしょ、他の区に話は付けてくれた?」
この街には、冒険者ギルドと同じで孤児院も東西南北に1つずつあります。
シャンティ達は南だったけど、他の子達もかなり悲惨な生活をしてるそうなんだ。
「寄付は順調ですよ」
「それはよかった」
ティアたちに寄付する様伝えてあったんだけど、そろそろ次の段階に行こうと、専用のダンジョンを作っていたんだよ。
仕事の出来るシャンティだから心配はしてない、僕が聞いたのは最終確認で、笑顔のシャンティが待ってましたと答えてきました。
「じゃあ明日の昼に設置しに行こう」
「アレシャス様?」
僕の言葉を聞いてシャンティがクビを傾げます。
明日の朝からじゃないのって聞きたそうなので僕は説明したよ。
「今日の事があったから、きっと明日は授業に出ろと向こうから言われる。僕のダンジョンに生徒を用意して調査したいはずなんだ」
「なるほど、それを拒まず敵情視察をさせると言うことですね」
「そうそう、同時にこちらも調べる事が出来るんだ。だから午前はそれでつぶれて、午後は予定通りって訳だね」
バルサハル先生側も午後は情報整理したいだろうと、シャンティに説明して僕は所詮1年生だと宣言です。
先生に驚かれても、それほど複雑なダンジョンじゃない。
「なるほど、調査はそれほど掛からないと言う事ですね」
「うん、だから午前中だけで済むと見てる」
シャンティとのやり取りをしつつ、僕は孤児院用ダンジョンを3つ、ちゃちゃっと作っていきました。
「畑ダンジョンの出来上がりっと」
「最初の私たちと同じですね、では今後は肉も穫れるようになるのですか?」
シャンティの質問には肯定したけど、みんなとは少し対応が変わる。
正体は見せないし、ワタガシも出現させない作りにする。
「アレシャス様、それはなんでですか?」
「分かるでしょシャンティ」
「なるほど、裏切りを警戒しているのですね」
「まあそうだね、嫌々でも権力には逆らえない時もあるし、知らない方が良いって事もあるんだよ」
頷いてくるシャンティを見て、君たちも危ない事を伝えました。
でも、シャンティは僕の事情を死んでも話さないと言った顔をして来た。
「それは嬉しいけどさシャンティ、そこまでしなくて良いんだよ」
僕よりも自分を大切にして欲しい。
僕の秘密なんてその程度の事なんだ、知られたってどうとでもなる。
「ダメですよアレシャス様、私たちはあなたに命を救われましたから、その命はアレシャス様の為に使わせて下さい」
重いなぁ~っと、頭では考えつつ僕は頼りにしてるっと返事をします。
シャンティはとても良い笑顔を見せてきますが、そんな時が来たら僕は、その時出せる全力を持って立ち向かう。
その前に色々しますけどねっと、僕も笑顔を作ったんだ。きっとその笑顔は黒くて怖いモノだったかもしれないね。
食堂でのんびりと食事を取っていた僕に、孤児院から返って来たシャンティが後ろから声を掛けて来ました。
振り向くとちょっと困っている感じで、シャンティも今の空気を感じてるんだ。
「立派になったねシャンティ、僕は嬉しいよ」
「誤魔化しないで下さいアレシャスさま。いったいなにをしたんですか」
その理由は、さっきのテストだと、僕は素直に白状します。
周りが僕の方を持てヒソヒソと話していて、どう見ても変なんです。
「内容はここでは言えないよシャンティ」
僕は後でと返事をして食事を進めます。
シャンティも素直に引いてくれたけど、周りを気にしているのは変わらず、僕は急いで食事を済ませ部屋に向かったんだ。
「さて、じゃあ話すけど、落ち着いて聞いてねシャンティ」
部屋のテーブルで向かい合って座った僕たちは、紅茶とお菓子を挟んでテストで起きた事を話したんだ。
良い点を取りすぎてみんなに疎まれちゃって、僕はテヘって感じに言いましたよ。
「はぁ~何やってるんですかアレシャス様」
ため息までつかれてしまったけど、ちょっと違う彼女を見た気がしました。
シャンティは段々とそう言った感じになっていて、僕としては距離感が近くなって良いと思っています。
「アレシャス樣、あれほど目立ちたくないと言っていたのに・・・どうするのですか?」
「どうするって言われても、しばらくはこのままだよ」
僕からは何もしません、ジャケン君たちに頑張ってもらわないといけない事です。
ダンジョンに入る選手だって僕は知らないんだ。ダンジョンを弱くしたら怪しまれるし、僕はダンジョンを変える気はありません。
「このままって・・・良いんですか?」
「うん、ここの基準はテストで分かったからね、次は平均を目指すから、今回だけだよ」
なにもしないと疑われるけど、そもそも僕が頑張る必要はなくて、ジャケン君たちが勝てばいいんだ。
失敗したと思わせられる秘策を見つけないといけないけど、そこは学園側を知らないといけない。
「ダンジョンの事は分かってるから、そこを突く予定でいるよ」
「アレシャス様がそう言うのでしたら、私は何も言いませんけど、本当に平気ですか?」
問題は、冒険者と違って騎士たちは弱いんだよねっと、ため息が出ます。
「勝てないモンスターを出すと言う手もあるけど、その場合点数が上がりそうで怖いんだよね」
「確かに心配ですね」
学園で僕の味方なのはシャンティだけなので、こうして相談できるのはとても頼もしいです。
食堂のおばちゃんたちも笑顔はしてくれるけど、公では応援は出来ない。
「僕の為に無理はしてほしくない」
「そこは考え過ぎですよ、あの人たちはそこまで考えでません」
「まぁそうだね、問題はジャケン君たちの実力だよ」
どうしたものかと思っていたら、部屋の扉がノックされシャンティが出ると、手紙を持って帰ってきました。
騎士たちがもう決まったのかと内容を読んで、やっぱり問題だねっとため息です。
「メンバーは5人か、騎士2人に魔法士3人・・・良くある選定だね」
ゲームでも良くあるバランス型のメンバーと予測出来るんだけど、結局騎士の職種が書いてないから分からない。
「おまけに魔法士も支援タイプか全員攻撃タイプかも分からない」
「そうですね」
ここにきて妨害的な問題が出て来て、ちょっとイラっとしてきます。
僕は負けたいのに、これでは対策が取れないじゃないかと、手紙を握りしめてしまったね。
「アレシャス樣、どう見ても嫌がらせですよね?」
「そうだねシャンティ。きっと学園側も僕が勝ってはまずいと判断してるんだ、だから詳細を書かずに有利なモンスターとかを配置させないようにしてる。元から期待してないけど、ちょっと困ったね」
ここに来て何もしてくれないのはいつもの事だけど、今回は更に妨害を受けてしまった。
それは逆の意味で対策できず問題だと、シャンティと悩んで対策を考えたんだ。
「これは授業に参加して騎士たちの傾向を確認するしかないかな」
「そう思います。流石に情報がなさ過ぎますよ」
「でも嫌なんだよね」
僕とシャンティは困った顔をして答えを合わせます。
元から授業には出てる予定だし、孤児院はシャンティに任せてるから問題はない。
「でもねシャンティ、僕の担当がいないんだよ。行っても見てるだけだから、意味がないと思ったんだ」
「それなら、どうして孤児院には週一何ですか?」
そこに気付くとは、シャンティも出来るようになったと褒めたけど、誤魔化す事には失敗です。
仕方ないので教えましたけど、何をしているんですかって怒られてしまったね。
「僕はね、冒険がしたいんだよシャンティ」
「だ、たからって今まで1人でだに入ってたなんて」
僕が授業をさぼってしていたのは、ダンジョン探索です。
使役したモンスターと共に強敵と戦い強くなっていたんだよ。
「やり過ぎです!何ですかエンシェントクラスって、聞いた事ないですよ」
「まぁ僕たちの強さだと、それ位じゃないと歯ごたえが無いんだよ」
そこは仕方ないとダンジョン探索は後にして、授業に参加が決定しました。
シャンティが僕の心配をしてくれますが、命大事にを心掛けているので問題ないんだよ。
「そんなにお強いのですか?」
「まあね、危険がない訳じゃないけど、それくらいじゃないと楽しくない」
あれからエンシェントにも、余裕で勝てる様になりほんとは強敵とは言えない、それほどの強さを僕たちは手に入れていて、正直最近面白くない。
「アレシャス様がそれで良いのでしたら、私からはなにも言いませんけど、本当に平気なんですか?」
「心配しすぎだよシャンティ、それよりも孤児院でしょ、他の区に話は付けてくれた?」
この街には、冒険者ギルドと同じで孤児院も東西南北に1つずつあります。
シャンティ達は南だったけど、他の子達もかなり悲惨な生活をしてるそうなんだ。
「寄付は順調ですよ」
「それはよかった」
ティアたちに寄付する様伝えてあったんだけど、そろそろ次の段階に行こうと、専用のダンジョンを作っていたんだよ。
仕事の出来るシャンティだから心配はしてない、僕が聞いたのは最終確認で、笑顔のシャンティが待ってましたと答えてきました。
「じゃあ明日の昼に設置しに行こう」
「アレシャス様?」
僕の言葉を聞いてシャンティがクビを傾げます。
明日の朝からじゃないのって聞きたそうなので僕は説明したよ。
「今日の事があったから、きっと明日は授業に出ろと向こうから言われる。僕のダンジョンに生徒を用意して調査したいはずなんだ」
「なるほど、それを拒まず敵情視察をさせると言うことですね」
「そうそう、同時にこちらも調べる事が出来るんだ。だから午前はそれでつぶれて、午後は予定通りって訳だね」
バルサハル先生側も午後は情報整理したいだろうと、シャンティに説明して僕は所詮1年生だと宣言です。
先生に驚かれても、それほど複雑なダンジョンじゃない。
「なるほど、調査はそれほど掛からないと言う事ですね」
「うん、だから午前中だけで済むと見てる」
シャンティとのやり取りをしつつ、僕は孤児院用ダンジョンを3つ、ちゃちゃっと作っていきました。
「畑ダンジョンの出来上がりっと」
「最初の私たちと同じですね、では今後は肉も穫れるようになるのですか?」
シャンティの質問には肯定したけど、みんなとは少し対応が変わる。
正体は見せないし、ワタガシも出現させない作りにする。
「アレシャス様、それはなんでですか?」
「分かるでしょシャンティ」
「なるほど、裏切りを警戒しているのですね」
「まあそうだね、嫌々でも権力には逆らえない時もあるし、知らない方が良いって事もあるんだよ」
頷いてくるシャンティを見て、君たちも危ない事を伝えました。
でも、シャンティは僕の事情を死んでも話さないと言った顔をして来た。
「それは嬉しいけどさシャンティ、そこまでしなくて良いんだよ」
僕よりも自分を大切にして欲しい。
僕の秘密なんてその程度の事なんだ、知られたってどうとでもなる。
「ダメですよアレシャス様、私たちはあなたに命を救われましたから、その命はアレシャス様の為に使わせて下さい」
重いなぁ~っと、頭では考えつつ僕は頼りにしてるっと返事をします。
シャンティはとても良い笑顔を見せてきますが、そんな時が来たら僕は、その時出せる全力を持って立ち向かう。
その前に色々しますけどねっと、僕も笑顔を作ったんだ。きっとその笑顔は黒くて怖いモノだったかもしれないね。
0
お気に入りに追加
125
あなたにおすすめの小説
幻想美男子蒐集鑑~夢幻月華の書~
紗吽猫
ファンタジー
ーー さぁ、世界を繋ぐ旅を綴ろう ーー
自称美男子愛好家の主人公オルメカと共に旅する好青年のソロモン。旅の目的はオルメカコレクションー夢幻月下の書に美男子達との召喚契約をすること。美男子の噂を聞きつけてはどんな街でも、時には異世界だって旅して回っている。でもどうやらこの旅、ただの逆ハーレムな旅とはいかないようでー…?
美男子を見付けることのみに特化した心眼を持つ自称美男子愛好家は出逢う美男子達を取り巻く事件を解決し、無事に魔導書を完成させることは出来るのか…!?
時に出逢い、時に闘い、時に事件を解決し…
旅の中で出逢う様々な美男子と取り巻く仲間達との複数世界を旅する物語。
※この作品はエブリスタでも連載中です。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。
町島航太
ファンタジー
かつて日本最強投手と持て囃され、MLBでも大活躍した佐久間隼人。
しかし、老化による衰えと3度の靭帯損傷により、引退を余儀なくされてしまう。
失意の中、歩いていると球団の熱狂的ファンからポストシーズンに行けなかった理由と決めつけられ、刺し殺されてしまう。
だが、目を再び開くと、魔法が存在する世界『異世界』に転生していた。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。
しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。
『ハズレスキルだ!』
同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。
そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる