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2章 成果
28話 ネコが離してくれない
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「にゅふふ~」
エメラが俺の膝の上に乗り、嬉しそうにスリスリと顔を胸に付けてくるが、食事の準備が出来なくて困っていた。
まだ時間的には余裕があるから指摘はしないが、ジャケルたちが戻ってくる前には伝えたいんで、ここは言う事にしたよ。
「あのなエメラ、懐いてくれるのは嬉しいんだが、そろそろ昼食の準備をしたいんだ」
「そうやな、なら行こか」
「行くって、エメラは料理できないだろう」
「いいやベルトロン、後ろで抱き着いていたいんや」
すっごく邪魔になるが、それを伝えるとものすっごく面倒になるのがスキルで伝わってくるので、笑顔で賛成して台所に向かった。
普通手を繋いで歩くモノなのに、エメラは俺を後ろから抱き着いて歩いて来て、歩きにくい事このうえない。
「しかし、本人は嬉しそうなんだよなぁ~」
にゅふふ~っと、ずっとスリスリとしてきて、ネコが足元でくっ付いてきているかの様だ。
ネコは嫌いじゃないので問題はないが、サニャニャたちがいないからと緩み過ぎと思ったな。
「戻ってきたら、シャキッとしないと問題じゃないのか?」
どうなんだろうと思いつつ、俺は調理を始めたんだが、やはりやりにくいのは言うまでもなかった。
しかし、俺のユニークスキルはこれしきでは問題はなく、ちゃちゃっと作る事が出来た。
「さすがやなベルトロン、良い夫を持てて幸せや」
「そう言ってくれるのは嬉しいが、自分の手で食べた方が良くないか?」
テーブルに料理を運び、みんなが戻るのを待たずエメラと食べ始めたが、エメラは口を開けて俺に食べさせてほしいとねだってきた。
拒否はしないで食べさせているんだが、こういった事は毎回やるモノではなく、少ないからこそ幸せを感じるのだと俺は思っていたんだ。
「いいや、サニャニャたちが戻ってきたら、こないにイチャつけないんや」
「それもそうだが、一緒に寝るのだって問題なんだろ?」
「そうやなぁ~」
分かってない返事と言うよりも、ひそかに忍び込んでくる気でいる感じで、サニャニャがマネをしないか心配になってきた。
リーシアたちの教育上良くないので、ここはしっかりと指摘したが、それなら最初から一緒に寝たいとか言われ、俺はどうしようと悩んでしまった。
「今も一緒やし」
「サニャニャたちが戻ってきたらダメだろう」
「ダメなんか?」
上目遣いでお願いの様に言われ、俺にサニャニャたちを説得してほしそうだった。
言い訳は思いつくが、それこそ教育上良くない気がしてならない。
「お願いやぁ~」
「しかしなぁ~」
「ウチはベルトロンが好きなんよぉ~」
食事中なのにも関わらずお願いしてきたので、これは本当に懇願されてて、そこまでなのかとツッコんだ。
こんな気持ちは初めてと自分の思いを伝えて来て、俺が好きと言ったのは建前や本当は嫌いなのかと言われ、涙目のエメラを引きはがすことが出来ず、俺はサニャニャたちを説得する事にしたんだ。
「うえぇぇん、ありがとうなベルトロン」
「仕方ないだろう、結婚するならそれくらいは当然だ」
「じゃあ、ウチからも」
エメラは、フォークに肉を刺して俺に【あ~ん】を求めて来た。
仕方ないので俺はそれに答えたが、そのタイミングでジャケルたちが戻ってきて、口に入れる瞬間を見られてしまった。
「「「「「せんせ~い」」」」」
「んぐっ!みんなおかえり、訓練はどうだった?」
「「「「「いやいや、そっちじゃないでしょ」」」」」
ジャケルたちにツッコまれてしまうが、エメラとの事は言われてもどうしようもないし、俺が気になるのは本当に訓練の方だ。
それと言うのも、今回の依頼は俺だけでは無理だったので、ジャケルたちが適任と勧めたから、とても気になっていたんだ。
「心配したんだぞ」
「ベルトロン先生、イチャついてるのを見た後じゃ、心配されてない気がしてくるよ」
「そう言うなよジャケル、回復も必要な訓練だから、リーシアたちとの連携が大変だっただろう?」
「そうだけどさ、さすがにさぁ」
だから俺は嫌だったんだが、心配しないはずがないので、訓練の大変さを語って心が籠っている事を知らせたよ。
ジト目がやっとされなくなった時には、ジャケルたちが食事を始めてしまい、はぐらかされた感じを受けた。
「だが、成功したなら良かったよ」
「そうなんですけど、6つ星の冒険者が文句を言ってきたんですよ」
「6つ星?」
「相手はベルトロン先生の事知ってましたけど?」
リーシアがとてもイヤな奴だったと付け加えてきたが、現役の頃にそんな奴らは沢山いて覚えていなかった。
訓練に無理やり協力させて分からせたらしく、それなら良かったとジャケルたちの成長を喜んだんだ。
「もう、俺の教える事はないかな」
「「「「「えっ!!」」」」」
食事の手を止め、ジャケルたちが一斉に俺を見てきたが、自分たちで考え答えを導き出しているのが良く分かったんだ。
教え始めて2か月くらいだが、みんなは良くできた生徒と褒めたんだ。
「いなくなっちゃうの?」
「アケミ、別にいなくならないぞ」
「そうなの?」
「最初はそのつもりだったが、俺の居場所はここだと思ってるんだ」
幸せを感じられるのがみんなのいる所で、故郷に戻っても誰も待ってないから、ちょっと暗い話になってしまった。
結婚を約束したエメラもここの方が良いだろうし、生まれてくる子供を育てる楽しみもあるんだ。
「だからな、みんなが良ければここにいても良いかな?」
「そんなの、良いに決まってるじゃないですか」
「そうですよ、ワタシは賛成です」
みんなが許してくれたので、俺はちょっと泣きそうになってしまった。
これからも指導をしてほしいとまで言われ、俺はもう我慢できなくて泣いてしまった。
「なんで泣くんだよ先生」
「俺の指導は厳しかっただろ、だからこれからもなんて言われるとは思わなくてな」
「そりゃ~大変だったけどさ、それが無かったら今の俺たちじゃいられなかったし、まだまだ教えてほしい事はあるんだぜ」
ジャケルの気持ちはみんなも同じみたいで、本当にうれしくて涙が止まらない。
これからは、壁にぶつかったら指導することを約束し、今後は別行動をすることになったんだが、その最初の指導がジャケルの悩みだった。
「サニャニャとの仲をもっと深めたい?」
「はい・・・俺たちがいない間に先生がイチャついてたんで、聞きたいんだけど」
「ああ~それはな・・・その場の流れだったんだがなぁ」
ごめんなさいと素直に謝り、戻ってきたサニャニャを素直に迎えるのが良いと提案した。
エメラもそれが良いと、今指摘されたのに抱き着いて来たぞ。
「こんな風にすれば良いんよ」
「でもですね、サニャニャはそんな風にスリスリしてきませんよ」
「ああ~」
そうだよなぁ~っとエメラに視線が集まるが、認めた男にはこんなモノとか答えが返ってきた。
つまり、サニャニャに認められているのだから、強く抱きしめて迎えれば良いという話だった。
「そうなんですかね?」
「そうやよ、言葉はいらんのや」
「そうですね・・・分かりました」
模擬戦も喜ばれるだろうと俺も提案し、楽しみが増えたとみんなも見学する事が決まったが、そこでエメラが【あっ!】と声を上げ注目が再度集まった。
その声の理由は、俺の試練がある事を思い出した様で、結婚する為には各族長と戦う試練があるらしい。
「認めて貰わないといけないわけか?」
「そうなんや・・・やから、サニャニャたちはきっと連れて来るんよ」
「そんな話は聞いてないぞエメラ」
自信がない訳じゃないが、心の準備と言うのがあるし、ここでそんな激闘が予想される戦いは出来ないと思ったんだ。
しかし、聞いてしまったからには準備をしなくてはならず、絶対に勝つことをエメラに約束した。
「さすがウチの認めた男や、もう大好き」
エメラがキスをしてきて、リーシアたち女性陣がうっとりしていた。
ジャケルは、これが必要なのかって感じで見てきたが、俺も男として覚悟は決まったよ。
エメラが俺の膝の上に乗り、嬉しそうにスリスリと顔を胸に付けてくるが、食事の準備が出来なくて困っていた。
まだ時間的には余裕があるから指摘はしないが、ジャケルたちが戻ってくる前には伝えたいんで、ここは言う事にしたよ。
「あのなエメラ、懐いてくれるのは嬉しいんだが、そろそろ昼食の準備をしたいんだ」
「そうやな、なら行こか」
「行くって、エメラは料理できないだろう」
「いいやベルトロン、後ろで抱き着いていたいんや」
すっごく邪魔になるが、それを伝えるとものすっごく面倒になるのがスキルで伝わってくるので、笑顔で賛成して台所に向かった。
普通手を繋いで歩くモノなのに、エメラは俺を後ろから抱き着いて歩いて来て、歩きにくい事このうえない。
「しかし、本人は嬉しそうなんだよなぁ~」
にゅふふ~っと、ずっとスリスリとしてきて、ネコが足元でくっ付いてきているかの様だ。
ネコは嫌いじゃないので問題はないが、サニャニャたちがいないからと緩み過ぎと思ったな。
「戻ってきたら、シャキッとしないと問題じゃないのか?」
どうなんだろうと思いつつ、俺は調理を始めたんだが、やはりやりにくいのは言うまでもなかった。
しかし、俺のユニークスキルはこれしきでは問題はなく、ちゃちゃっと作る事が出来た。
「さすがやなベルトロン、良い夫を持てて幸せや」
「そう言ってくれるのは嬉しいが、自分の手で食べた方が良くないか?」
テーブルに料理を運び、みんなが戻るのを待たずエメラと食べ始めたが、エメラは口を開けて俺に食べさせてほしいとねだってきた。
拒否はしないで食べさせているんだが、こういった事は毎回やるモノではなく、少ないからこそ幸せを感じるのだと俺は思っていたんだ。
「いいや、サニャニャたちが戻ってきたら、こないにイチャつけないんや」
「それもそうだが、一緒に寝るのだって問題なんだろ?」
「そうやなぁ~」
分かってない返事と言うよりも、ひそかに忍び込んでくる気でいる感じで、サニャニャがマネをしないか心配になってきた。
リーシアたちの教育上良くないので、ここはしっかりと指摘したが、それなら最初から一緒に寝たいとか言われ、俺はどうしようと悩んでしまった。
「今も一緒やし」
「サニャニャたちが戻ってきたらダメだろう」
「ダメなんか?」
上目遣いでお願いの様に言われ、俺にサニャニャたちを説得してほしそうだった。
言い訳は思いつくが、それこそ教育上良くない気がしてならない。
「お願いやぁ~」
「しかしなぁ~」
「ウチはベルトロンが好きなんよぉ~」
食事中なのにも関わらずお願いしてきたので、これは本当に懇願されてて、そこまでなのかとツッコんだ。
こんな気持ちは初めてと自分の思いを伝えて来て、俺が好きと言ったのは建前や本当は嫌いなのかと言われ、涙目のエメラを引きはがすことが出来ず、俺はサニャニャたちを説得する事にしたんだ。
「うえぇぇん、ありがとうなベルトロン」
「仕方ないだろう、結婚するならそれくらいは当然だ」
「じゃあ、ウチからも」
エメラは、フォークに肉を刺して俺に【あ~ん】を求めて来た。
仕方ないので俺はそれに答えたが、そのタイミングでジャケルたちが戻ってきて、口に入れる瞬間を見られてしまった。
「「「「「せんせ~い」」」」」
「んぐっ!みんなおかえり、訓練はどうだった?」
「「「「「いやいや、そっちじゃないでしょ」」」」」
ジャケルたちにツッコまれてしまうが、エメラとの事は言われてもどうしようもないし、俺が気になるのは本当に訓練の方だ。
それと言うのも、今回の依頼は俺だけでは無理だったので、ジャケルたちが適任と勧めたから、とても気になっていたんだ。
「心配したんだぞ」
「ベルトロン先生、イチャついてるのを見た後じゃ、心配されてない気がしてくるよ」
「そう言うなよジャケル、回復も必要な訓練だから、リーシアたちとの連携が大変だっただろう?」
「そうだけどさ、さすがにさぁ」
だから俺は嫌だったんだが、心配しないはずがないので、訓練の大変さを語って心が籠っている事を知らせたよ。
ジト目がやっとされなくなった時には、ジャケルたちが食事を始めてしまい、はぐらかされた感じを受けた。
「だが、成功したなら良かったよ」
「そうなんですけど、6つ星の冒険者が文句を言ってきたんですよ」
「6つ星?」
「相手はベルトロン先生の事知ってましたけど?」
リーシアがとてもイヤな奴だったと付け加えてきたが、現役の頃にそんな奴らは沢山いて覚えていなかった。
訓練に無理やり協力させて分からせたらしく、それなら良かったとジャケルたちの成長を喜んだんだ。
「もう、俺の教える事はないかな」
「「「「「えっ!!」」」」」
食事の手を止め、ジャケルたちが一斉に俺を見てきたが、自分たちで考え答えを導き出しているのが良く分かったんだ。
教え始めて2か月くらいだが、みんなは良くできた生徒と褒めたんだ。
「いなくなっちゃうの?」
「アケミ、別にいなくならないぞ」
「そうなの?」
「最初はそのつもりだったが、俺の居場所はここだと思ってるんだ」
幸せを感じられるのがみんなのいる所で、故郷に戻っても誰も待ってないから、ちょっと暗い話になってしまった。
結婚を約束したエメラもここの方が良いだろうし、生まれてくる子供を育てる楽しみもあるんだ。
「だからな、みんなが良ければここにいても良いかな?」
「そんなの、良いに決まってるじゃないですか」
「そうですよ、ワタシは賛成です」
みんなが許してくれたので、俺はちょっと泣きそうになってしまった。
これからも指導をしてほしいとまで言われ、俺はもう我慢できなくて泣いてしまった。
「なんで泣くんだよ先生」
「俺の指導は厳しかっただろ、だからこれからもなんて言われるとは思わなくてな」
「そりゃ~大変だったけどさ、それが無かったら今の俺たちじゃいられなかったし、まだまだ教えてほしい事はあるんだぜ」
ジャケルの気持ちはみんなも同じみたいで、本当にうれしくて涙が止まらない。
これからは、壁にぶつかったら指導することを約束し、今後は別行動をすることになったんだが、その最初の指導がジャケルの悩みだった。
「サニャニャとの仲をもっと深めたい?」
「はい・・・俺たちがいない間に先生がイチャついてたんで、聞きたいんだけど」
「ああ~それはな・・・その場の流れだったんだがなぁ」
ごめんなさいと素直に謝り、戻ってきたサニャニャを素直に迎えるのが良いと提案した。
エメラもそれが良いと、今指摘されたのに抱き着いて来たぞ。
「こんな風にすれば良いんよ」
「でもですね、サニャニャはそんな風にスリスリしてきませんよ」
「ああ~」
そうだよなぁ~っとエメラに視線が集まるが、認めた男にはこんなモノとか答えが返ってきた。
つまり、サニャニャに認められているのだから、強く抱きしめて迎えれば良いという話だった。
「そうなんですかね?」
「そうやよ、言葉はいらんのや」
「そうですね・・・分かりました」
模擬戦も喜ばれるだろうと俺も提案し、楽しみが増えたとみんなも見学する事が決まったが、そこでエメラが【あっ!】と声を上げ注目が再度集まった。
その声の理由は、俺の試練がある事を思い出した様で、結婚する為には各族長と戦う試練があるらしい。
「認めて貰わないといけないわけか?」
「そうなんや・・・やから、サニャニャたちはきっと連れて来るんよ」
「そんな話は聞いてないぞエメラ」
自信がない訳じゃないが、心の準備と言うのがあるし、ここでそんな激闘が予想される戦いは出来ないと思ったんだ。
しかし、聞いてしまったからには準備をしなくてはならず、絶対に勝つことをエメラに約束した。
「さすがウチの認めた男や、もう大好き」
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