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勉学のファイブステップ
91歩目 発表会
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学園の講堂にある会議室で僕とアマンダとイーシャは並んで座っています、生徒の作ったゴーレムを見て採点しているんです、2学期が始まって休みの間に何処まで進んだかを見る為ですね、これが終わったら魔族領に行こうと思っているんだ、生徒たちは2学期早々で驚いていたけどマージョルでも噂になってるから分かっているみたいだよ。
パートナーゴーレムを見て行くと、みんなとてもよく動くようになっていて頑張ってるのが分かったんだ。
「今の所、アンドが一番動きが良かったなアユム」
「そうだねアマンダ、アンドは実家にも犬を飼ってるって言ってたからね、きっと改良したんじゃない?それかゴーレム自身も見て覚えるから、隣でじっくり見てたとかね」
他の子たちも家で飼っている動物を作っていると動きは良かったです、でもアンドはそれ以上に良くなっていました、アマンダは後で褒めてやるかって嬉しそうに言っています。
「ふたりとも、最後のサーラが来るわよ、話はやめて見てあげなさい」
イーシャに注意され僕たちは扉が開かれるのを待ちます、とはいってもサーラたちはしょっちゅう会っていたので少しチェックするだけです。
部屋に入ってきたサーラのゴーレムを見て採点を付けます。
「あ、アユム先生・・・どうですか?」
「サーラもアンドと同じで上手く出来てるよ、よく頑張ったね」
当然って感じの答えを出すとサーラは嬉しそうです、僕たちは準備が出来たと席を立ちます。
「先生たち、やっぱり行くんですか」
「そうだぞサーラ、お前たちが平和に暮らせるように行って来る、心配しないで待っているんだぞ」
サーラを撫でながらアマンダがカッコいい事を言っています、何処となくサーラは赤くなってる気もしますね、僕とイーシャはいい物が見れたって嬉しく思っています、僕たちの視線に気づいて二人が真っ赤になったのを見てから移動を始めたんだ、今は馬車の前でサーラたちが見送ってくれてます。
「先生たちの事だから心配ないと思いますけど、どうかお気を付けください」
「ありがとなサーラ、みんなも見送りありがとな」
僕の代わりにアマンダが伝えてくれます、僕も当然言いましたよ、でもちょっとインパクトが足りなかったようです、アマンダの装備が問題かもですね、今みんなは完全装備で勇者装備だから余計だよ、それを見たサモンとウモンがかなりビビっていました。
「ワタシも結構目立つ装備だけど、アマンダには勝てないわね」
「まぁ赤勇者を除くと青勇者に次いで人気の装備だからね、軽装備でラインが強調されてカッコいいよね」
アマンダは旅の間で慣れましたけど、最初は恥ずかしそうにしていましたからね、村で最初に会った時の装備とどう違うのか、僕には良く分かりません、どっちも同じ位おへそは見えるしスタイルも強調します。
アマンダがもう限界っぽいので、僕は出発を宣言しようと馬車に乗ります、でもそこで王都の西側から爆発が起きたんです、アマンダは咄嗟に生徒たちを守っていますよ。
「アユム!状況は分かるか」
「マップで見たけど、どうやら何者かが沢山攻めてきてる」
赤点に名前が表示されません、こうなるとここら辺のモンスターや人ではありません、アマンダが生徒たちを建物に誘導しているとマップに名前の分かる人達が飛んできましたよ、僕はそれを見てかなり動揺しています。
「また会ったわねアユム、今度は前のように行かないわよ」
上空で翼を広げて浮いている一番前の奴はサキーナです、生きていたんだと思って呆れました、でもそれ以上に驚いているのは後ろにいる人達です。
「どうして池田君たちがいるんだよ、確か東を旅しているはずじゃ」
小声でそんな事を呟いていると、サキーナが池田君たちは勇者で僕を倒すための切り札とか言ってます、サモンとウモンが危険と判断してユニを守り始めました、姿を戻さないのは生徒たちがまだ見えるからですね、アマンダがそれを見て叫びます。
「勇者を洗脳してアユムを倒す為に連れてきたのか、ご苦労な事だな」
「関係のない奴が口を挟まないでちょうだい!殺すわよあなた」
サキーナが魔力を上げアマンダを威嚇しています、アマンダはそれを受けて剣を肩に乗せ余裕の表情です。
「良いから掛かって来いよ、どうせここを攻めてる奴らもお前が操作してるんだろ?お前を倒せばお終いだ、アタシたちはお前なんか相手にしてないで早く旅に出たいんだよ」
剣先をサキーナに向けて挑発すると、サキーナが眉間をヒクヒクさせ僕たちを指差します、それが合図だったのか池田君たちが突撃してきました、アマンダには3人が付きイーシャには2人です、僕には池田君が付きます。
みんなそれぞれ距離を取ると戦いの音が訓練場に響きます。
「池田君以外名前が分からなかったけど、飯田君と多々良さんと代田君がアマンダに着いたんだね、金剛さんと春日部君がイーシャか、マップが無ければ見るタイミングが無かったね」
「何をゴチャゴチャ言ってやがる、聞いたぞ根暗の歩!よくも先生を虐めてくれたな、後悔させてやる!」
池田君が訳の分からない事を言って黒い剣を僕に振ってきました、余裕で躱しながらある事を思い出します。
「そうだ!?サキーナの顔が誰かに似てると思ってたんだけど、江成先生に似てるんだ」
先生の名前を聞き池田君が止まります、そして驚くべき事実を口にしました、僕はそれを聞きサキーナに注目します、顔以外似てないから嘘だと思いましたよ。
「江成先生がサキーナなの?」
「あら?もしかしてアユムは勇者たちと同じでこの体の生徒だったの?」
サキーナが自分の体を触ってそんな事を言っています、マップで見ても先生の名前は出ません、これはデンタルサーノと同じ感じだと思いちょっと嫌な気分です。
「でも、そんな事関係無いわ!この体はもう私の物、さぁ勇者どもやってしまいなさい!」
サキーナが池田君に指示を出すと、攻撃が再会されました、僕は避けながらサキーナに池田君たちを元に戻すように叫びます、サキーナは笑いながら無理だと答えたんです。
「ワタシの魅了は絶対に解けないわ、どうしてもって言うなら・・・殺しなさいアユム、そうすれば一瞬くらいは元に戻るかもよ、あはははは!」
その言葉を普通の人たちが聞いたら、きっと怒ったり絶望するような言葉なんでしょうね、もし池田君たちを思っている人だったら決断を迫られ、スキが出来てやられちゃうかもしれない、でもそれを聞いて僕は躊躇う事なく池田君の胸に剣を刺します、サキーナは一瞬の出来事で止まっていますね。
「なな、何で!?」
「何を驚いてるのサキーナ、君が言ったんでしょ死なないと戻らないって」
「だだ、だからってそんな躊躇いもなく、仲間なんでしょあなた」
サキーナが震えています、僕は確かに池田君とは召喚された仲間です、でもそれだけの関係だしこのままにもしません、今まで溜まっていた草を使います。
「お、俺は一体どうなった?」
「え!?・・・うそ」
僕の腕の中で息絶えたはずの池田が目を覚まし、目をパチパチさせてビックリしています、サキーナが空で驚いていますよ、僕は池田君をその場に座らせアマンダたちの方にも移動します、飯田君たち全員を一突きして復活させる為です、復活草のおかげでみんなが一瞬で生き返り正気に戻りましたよ。
「どど、どうなってるのよ!?何なのよあんた!」
「サキーナとか言ったか?アユムにそんな事を聞いても分からねぇぞ、出来るからやった、それだけだ」
「そうよ、アユムを理解するには1年は一緒にいないとね、ワタシたちでもやっとなんだから、でもアユムを敵に回した時点であなたは負けるのよ、ご愁傷様」
ふたりが武器をサキーナに向けて降参を要求しています、僕は何だかけなされた気もしますが武器を構えますよ。
サキーナはそれでも諦めてないようです、睨んできて前のように髪の毛で槍を出しました。
「いい気になるなよ虫けら、そいつらが正気に戻った所で同じよ、攻めているエサ共はサンドマリアの全軍で止まる事はないわ、ワタシが死なない限り突き進むのよ」
サキーナが翼に魔力を集め出してそんなことを言っています、アマンダがそうはさせるかと遠距離の武技を放ちます、サキーナは上昇して躱してきました、イーシャの矢も同じ感じ回避しています、サキーナは高笑いを上げて喜んでるよ。
「いくら強くても空を飛べない種族はそんな物よねぇ、あきらめて地を這いながら死になさい!『ダームドスピア』」
翼から黒い棘が無数に飛んできます、アマンダとイーシャはウモンたちの方に向かいそれを全て叩き落しました、僕は池田君たちをすぐに集めて同じように防ぎます、池田君たちは怯えて僕にしがみついてきました。
「ひ、ひえぇ~」
「な、何がどうなってるのよ!?ここは何処よ!あれはなによ!」
「大丈夫だよみんな、僕が守るからジッとしててね」
棘を防ぎながらも笑顔で池田君たちに伝えます、左手が空いていたので横にいた多々良さんは撫でて落ち着かせました、潤んだ目で必死に頷いていたので分かってくれたみたいです、僕の事が分かってなさそうではありました、それはどうでもいいので棘が収まるのを待ちます。
「くっさすがにこれしきでは駄目ね、でも私が倒せないのは変わらないわよ、このまま外のエサ共にやられちゃいなさい、それとも諦めてわたしの手に落ちるかしら?」
サキーナはまた魔力を集め出しています、僕は武器を変えて構えサキーナを狙います。
「何かしらその杖?」
「サキーナ、最後の忠告だよ、攻撃を止めて降参するんだ」
僕の言葉を聞いて、サキーナは高笑いをし始めました、きっとアマンダやイーシャの攻撃の様に避けれると思っているんだ、でも僕の武器はジュウライホウです、撃ち込めば光に飲み込まれ跡形もなく消えます、そう言って忠告しますがサキーナは魔力を翼に送り棘を出してきました。
「残念だよサキーナ、言葉が通じるからもしかしたらって思ったけど、さよなら」
引き金を引き空に光が飛びます、サキーナの飛ばした棘は一瞬で蒸発しサキーナも消えてなくなりました、その後西から攻めて来た人たちは正気に戻り、マージョルの兵士たちによって状況を説明され撤退していきましたよ。
パートナーゴーレムを見て行くと、みんなとてもよく動くようになっていて頑張ってるのが分かったんだ。
「今の所、アンドが一番動きが良かったなアユム」
「そうだねアマンダ、アンドは実家にも犬を飼ってるって言ってたからね、きっと改良したんじゃない?それかゴーレム自身も見て覚えるから、隣でじっくり見てたとかね」
他の子たちも家で飼っている動物を作っていると動きは良かったです、でもアンドはそれ以上に良くなっていました、アマンダは後で褒めてやるかって嬉しそうに言っています。
「ふたりとも、最後のサーラが来るわよ、話はやめて見てあげなさい」
イーシャに注意され僕たちは扉が開かれるのを待ちます、とはいってもサーラたちはしょっちゅう会っていたので少しチェックするだけです。
部屋に入ってきたサーラのゴーレムを見て採点を付けます。
「あ、アユム先生・・・どうですか?」
「サーラもアンドと同じで上手く出来てるよ、よく頑張ったね」
当然って感じの答えを出すとサーラは嬉しそうです、僕たちは準備が出来たと席を立ちます。
「先生たち、やっぱり行くんですか」
「そうだぞサーラ、お前たちが平和に暮らせるように行って来る、心配しないで待っているんだぞ」
サーラを撫でながらアマンダがカッコいい事を言っています、何処となくサーラは赤くなってる気もしますね、僕とイーシャはいい物が見れたって嬉しく思っています、僕たちの視線に気づいて二人が真っ赤になったのを見てから移動を始めたんだ、今は馬車の前でサーラたちが見送ってくれてます。
「先生たちの事だから心配ないと思いますけど、どうかお気を付けください」
「ありがとなサーラ、みんなも見送りありがとな」
僕の代わりにアマンダが伝えてくれます、僕も当然言いましたよ、でもちょっとインパクトが足りなかったようです、アマンダの装備が問題かもですね、今みんなは完全装備で勇者装備だから余計だよ、それを見たサモンとウモンがかなりビビっていました。
「ワタシも結構目立つ装備だけど、アマンダには勝てないわね」
「まぁ赤勇者を除くと青勇者に次いで人気の装備だからね、軽装備でラインが強調されてカッコいいよね」
アマンダは旅の間で慣れましたけど、最初は恥ずかしそうにしていましたからね、村で最初に会った時の装備とどう違うのか、僕には良く分かりません、どっちも同じ位おへそは見えるしスタイルも強調します。
アマンダがもう限界っぽいので、僕は出発を宣言しようと馬車に乗ります、でもそこで王都の西側から爆発が起きたんです、アマンダは咄嗟に生徒たちを守っていますよ。
「アユム!状況は分かるか」
「マップで見たけど、どうやら何者かが沢山攻めてきてる」
赤点に名前が表示されません、こうなるとここら辺のモンスターや人ではありません、アマンダが生徒たちを建物に誘導しているとマップに名前の分かる人達が飛んできましたよ、僕はそれを見てかなり動揺しています。
「また会ったわねアユム、今度は前のように行かないわよ」
上空で翼を広げて浮いている一番前の奴はサキーナです、生きていたんだと思って呆れました、でもそれ以上に驚いているのは後ろにいる人達です。
「どうして池田君たちがいるんだよ、確か東を旅しているはずじゃ」
小声でそんな事を呟いていると、サキーナが池田君たちは勇者で僕を倒すための切り札とか言ってます、サモンとウモンが危険と判断してユニを守り始めました、姿を戻さないのは生徒たちがまだ見えるからですね、アマンダがそれを見て叫びます。
「勇者を洗脳してアユムを倒す為に連れてきたのか、ご苦労な事だな」
「関係のない奴が口を挟まないでちょうだい!殺すわよあなた」
サキーナが魔力を上げアマンダを威嚇しています、アマンダはそれを受けて剣を肩に乗せ余裕の表情です。
「良いから掛かって来いよ、どうせここを攻めてる奴らもお前が操作してるんだろ?お前を倒せばお終いだ、アタシたちはお前なんか相手にしてないで早く旅に出たいんだよ」
剣先をサキーナに向けて挑発すると、サキーナが眉間をヒクヒクさせ僕たちを指差します、それが合図だったのか池田君たちが突撃してきました、アマンダには3人が付きイーシャには2人です、僕には池田君が付きます。
みんなそれぞれ距離を取ると戦いの音が訓練場に響きます。
「池田君以外名前が分からなかったけど、飯田君と多々良さんと代田君がアマンダに着いたんだね、金剛さんと春日部君がイーシャか、マップが無ければ見るタイミングが無かったね」
「何をゴチャゴチャ言ってやがる、聞いたぞ根暗の歩!よくも先生を虐めてくれたな、後悔させてやる!」
池田君が訳の分からない事を言って黒い剣を僕に振ってきました、余裕で躱しながらある事を思い出します。
「そうだ!?サキーナの顔が誰かに似てると思ってたんだけど、江成先生に似てるんだ」
先生の名前を聞き池田君が止まります、そして驚くべき事実を口にしました、僕はそれを聞きサキーナに注目します、顔以外似てないから嘘だと思いましたよ。
「江成先生がサキーナなの?」
「あら?もしかしてアユムは勇者たちと同じでこの体の生徒だったの?」
サキーナが自分の体を触ってそんな事を言っています、マップで見ても先生の名前は出ません、これはデンタルサーノと同じ感じだと思いちょっと嫌な気分です。
「でも、そんな事関係無いわ!この体はもう私の物、さぁ勇者どもやってしまいなさい!」
サキーナが池田君に指示を出すと、攻撃が再会されました、僕は避けながらサキーナに池田君たちを元に戻すように叫びます、サキーナは笑いながら無理だと答えたんです。
「ワタシの魅了は絶対に解けないわ、どうしてもって言うなら・・・殺しなさいアユム、そうすれば一瞬くらいは元に戻るかもよ、あはははは!」
その言葉を普通の人たちが聞いたら、きっと怒ったり絶望するような言葉なんでしょうね、もし池田君たちを思っている人だったら決断を迫られ、スキが出来てやられちゃうかもしれない、でもそれを聞いて僕は躊躇う事なく池田君の胸に剣を刺します、サキーナは一瞬の出来事で止まっていますね。
「なな、何で!?」
「何を驚いてるのサキーナ、君が言ったんでしょ死なないと戻らないって」
「だだ、だからってそんな躊躇いもなく、仲間なんでしょあなた」
サキーナが震えています、僕は確かに池田君とは召喚された仲間です、でもそれだけの関係だしこのままにもしません、今まで溜まっていた草を使います。
「お、俺は一体どうなった?」
「え!?・・・うそ」
僕の腕の中で息絶えたはずの池田が目を覚まし、目をパチパチさせてビックリしています、サキーナが空で驚いていますよ、僕は池田君をその場に座らせアマンダたちの方にも移動します、飯田君たち全員を一突きして復活させる為です、復活草のおかげでみんなが一瞬で生き返り正気に戻りましたよ。
「どど、どうなってるのよ!?何なのよあんた!」
「サキーナとか言ったか?アユムにそんな事を聞いても分からねぇぞ、出来るからやった、それだけだ」
「そうよ、アユムを理解するには1年は一緒にいないとね、ワタシたちでもやっとなんだから、でもアユムを敵に回した時点であなたは負けるのよ、ご愁傷様」
ふたりが武器をサキーナに向けて降参を要求しています、僕は何だかけなされた気もしますが武器を構えますよ。
サキーナはそれでも諦めてないようです、睨んできて前のように髪の毛で槍を出しました。
「いい気になるなよ虫けら、そいつらが正気に戻った所で同じよ、攻めているエサ共はサンドマリアの全軍で止まる事はないわ、ワタシが死なない限り突き進むのよ」
サキーナが翼に魔力を集め出してそんなことを言っています、アマンダがそうはさせるかと遠距離の武技を放ちます、サキーナは上昇して躱してきました、イーシャの矢も同じ感じ回避しています、サキーナは高笑いを上げて喜んでるよ。
「いくら強くても空を飛べない種族はそんな物よねぇ、あきらめて地を這いながら死になさい!『ダームドスピア』」
翼から黒い棘が無数に飛んできます、アマンダとイーシャはウモンたちの方に向かいそれを全て叩き落しました、僕は池田君たちをすぐに集めて同じように防ぎます、池田君たちは怯えて僕にしがみついてきました。
「ひ、ひえぇ~」
「な、何がどうなってるのよ!?ここは何処よ!あれはなによ!」
「大丈夫だよみんな、僕が守るからジッとしててね」
棘を防ぎながらも笑顔で池田君たちに伝えます、左手が空いていたので横にいた多々良さんは撫でて落ち着かせました、潤んだ目で必死に頷いていたので分かってくれたみたいです、僕の事が分かってなさそうではありました、それはどうでもいいので棘が収まるのを待ちます。
「くっさすがにこれしきでは駄目ね、でも私が倒せないのは変わらないわよ、このまま外のエサ共にやられちゃいなさい、それとも諦めてわたしの手に落ちるかしら?」
サキーナはまた魔力を集め出しています、僕は武器を変えて構えサキーナを狙います。
「何かしらその杖?」
「サキーナ、最後の忠告だよ、攻撃を止めて降参するんだ」
僕の言葉を聞いて、サキーナは高笑いをし始めました、きっとアマンダやイーシャの攻撃の様に避けれると思っているんだ、でも僕の武器はジュウライホウです、撃ち込めば光に飲み込まれ跡形もなく消えます、そう言って忠告しますがサキーナは魔力を翼に送り棘を出してきました。
「残念だよサキーナ、言葉が通じるからもしかしたらって思ったけど、さよなら」
引き金を引き空に光が飛びます、サキーナの飛ばした棘は一瞬で蒸発しサキーナも消えてなくなりました、その後西から攻めて来た人たちは正気に戻り、マージョルの兵士たちによって状況を説明され撤退していきましたよ。
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