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奇跡のサードステップ
56歩目 アユムは女神?
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「サバのミソニ出来たよトータス」
「持って行きますね父さん」
僕はトータスと言います、アユムさんのおかげで体が治り、宿のお手伝いをするようになって1週間が経ちました、アユムさんたちがいなくなった数日は大変な騒ぎだったらしいですけど、僕はベッドの上だったので人が沢山来たくらいしか知りません。
僕はアユムさんに助けて貰って夢だった家の手伝いをしています、料理を父さんから受け取りアユムさんの帰りを待っているサージュエルさんのいるテーブルに向かいました。
「おおお、お待ちどうさまです、サージュエル様」
「ありがとうトータス・・・やっぱり帰ってきませんわね、アユムたち」
深めの入れ物をテーブルに置くと、サージュエル様はフォークで中の料理をすくい取り口に入れます、この料理はアユムさんが作ったモノでサバのミソニと言います、これはとても評判です、ショウガという山に生えている草の根を入れる変わった料理です、アユムさんが取って来るまでショウガは誰も食べる事のない草でした、でも今は冒険者ギルドでも収穫の依頼をするほどです、村にも広まりとても美味しいとお酒が進んでいます。
「お嬢、口に物を入れながらしゃべるのはお行儀が悪いですよ」
「今は良いのよハンソン、ここのサバのミソニは他よりも美味しいのですわよ」
サージュエル様が執事の人を無視してお酒を飲みます、ハンソンさんは僕にマネをしないように目線を送ってきました、僕は横で苦笑いをします、おふたりは毎日店に来てくれます、僕は良く知りませんけど、何でもサージュエル様はアユムさんたちと商売の取引をして仲良くなったそうです、姉ちゃんもアユムさんみたいになりたいって、サージュエル様の所に仕事に行っています。
「アユムさんたちはもう帰ってこないんでしょうか、僕はまだお礼を言ってません」
アユムさんにはすごく感謝しています、家がとても繁盛しているのもアユムさんが教えてくれた料理のおかげです、夜になると魚を細切れにして丸く集めたナメロウと言う食べ物や、シェリーという貝のモンスターの身を生で食べる料理も出すんです、シェリーは酸っぱい果物の汁を掛けて食べるととても美味しいんです。
でも父さんと母さんはあまり喜びません、それを言うととても嫌がるんです、繁盛しているのにどうしてなのか教えてくれません、サージュエル様みたいに昼食を食べに来るだけの人だって増えたんだ、人手が足りないから元冒険者の人たちが手伝ってくれています。
5日前の事です、その人たちは宿に押しかけてきました「女神様はおられるか!」と、わけの分からない事を言っていたそうです、冒険者さんたちは「料理の腕を磨いて待つ」と決め、宿を手伝ってくれています。
「そうですわねぇ・・・ドルード殿たちからも連絡があるはずなのですがまだですし、これはわたくしも動かなくてはいけませんわ」
サージュエル様が白米を口に入れてモグモグとしながら何かを決断したようです、料理を全部食べ「ごちそうさま」と僕に言い残し店を出ました、僕はそれを見送りすごく羨ましいと感じましたよ。
「僕も、アユムさんたちの為に何か出来ないのかな」
サージュエル様のテーブルを片付けながら呟き、お椀に少し残った白米を眺めます、白米はゴハンとも言って、まだあまり人気がありません、それと言うのも白米は毒があって食べれないとされてきました、お腹を壊しとてもつらい思いをします、これも山に生えています、でもアユムさんはその毒を取り除いて畑を新たに作り、清らかな水を生み出す小川を流し新しい育て方であるスイデンで白米を作りました、その後小川に作った変わった施設で色々と工程を施し、白いゴハンになるんです、これはサバノミソニとすごく合います、僕はそれがとても好きなんですよ、噛めば噛む程に味がしてあまくて美味しいです。
「評判が悪いのを知りながらもアユムさんはこれを作った、何をしてるんだって言われながらだったはずなんだ、僕も父さんから少しずつ料理を教わってるけど、もっと色々挑戦して頑張りたい」
アユムさんと接した人は大体がそうです、冒険者を止めて料理人を目指し始めたりします、姉ちゃんも頑張ってる1人ですよ。
「ナメロウあがったぞ」
「ベミングさん!突然ですけど、僕に剣術を教えてください!」
その日の休憩時間、僕は厨房で料理をしている冒険者のリーダーだったベミングさんにお願いしに行きました、ベミングさんは頬に大きな傷があって怖い顔をしています、でもすごく良い人なんですよ。
「止めとけよトータス、お前は頑張ってるが体力が無さすぎる、冒険者は無理だ」
調理を止めて直球で断られました、僕は後ろに下がります、でも僕は諦めませんよ。
「そ、それなら体力を付けます!だからお願いします」
僕は真剣です、店の手伝いもみんなの10倍休憩を挟まないと立っていられません、でも最初よりは良くなりました、もっと頑張れば良いだけです。
「兄貴、これだけお願いしてるんです、指導くらいしてやりやしょーよ」
「軽く言うんじゃねぇオザーン!」
ベミングさんが調理台を叩き怒り出しました、その迫力は仲間の人たちを一瞬で黙らせてしまうほどです、正直僕はちびりました、こういった人たちが冒険者になるんだとすごく怖いです。
「どど、どうすれば指導をしてくれますかベミングさん、僕諦めたくないんです」
怖いですけど決死の覚悟で聞きました、ベミングさんが仲間の人たちに向けていた怖い目をしたまま見てきます、僕はもう立ってるのが限界です、足がプルプルとして止まりません。
「根性は認めるぞトータス・・・だがな、お前はもっと世間を知った方が良い、良い奴らばかりじゃないんだ、俺たちの様に悪い事をする奴もいる、そしてあのお方の様に良い人もいるんだ」
ベミングさんが最後にどこか遠くを見ています、きっとアユムさんの事を考えているんです、僕も助けてもらったので何となく分かります、あの人は父さんたちが言うような人ではないですよ。
「それならそれも教えてくださいべミングさん!どんな事もしますお願いします!」
僕は頭を下げてお願いしました、僕は姉ちゃんの様に前に進んで行きたいんです。
「そうか・・・じゃあ教えてやるよ!俺たちは悪人だ、アユム様を捕まえて売り飛ばそうとしたんだ」
僕はその言葉に信じられないって顔をしました、ベミングさんたちはそれを見てちょっと居心地悪そうです。
「嘘ですよね?・・・だってベミングさんたちは顔は怖いけど良い人です、父さんたちの料理を必死で覚えて頑張ってる」
「トータス、人は流され悪い事をする時がある、俺たちはそんな一言で済まないほどの事をやってしまった、アユム様が相手でなかったら命は無かったし、もしあっても犯罪奴隷として鉱山送りだ、だから俺たちはこの命をあの人の為に使うと誓った、お前は知らないだろうが、俺たち5人以外は他の村に行っている、あのお方が作ったという商品を作る為に方々に散り頑張っているんだ」
僕は信じられませんでした、でもベミングさんは嘘を言っていません、それだけは僕にも分かりました、みなさんはその時の事を思い出しすごく暗いです、きっとほんとにアユムさんたちに悪い事をしようとしたんです。
「でも、皆さんは変わろうとしているじゃないですか!助けてもらったって心を入れ替えないで悪い事を続ける人はいますよ、でも皆さんはそんな人たちじゃない!だから僕も変わりたいんです」
「トータス・・・そうか、お前もアユム様に変えてもらったんだな、分かったよ」
「ほんとですか!?」
僕は了承を貰ってすごくうれしいです、でもベミングさんたちはちょっと困ったような顔をしています。
「またライバルが増えやしたね兄貴」
「うう、うるせぇっ!」
ベミングさんが赤くなってオザーンさんを殴り飛ばしました、僕はそれを見ているだけしか出来ませんでしたが、凄い迫力でしたよ。
「どどど、どういうことですか?」
「気にしなくて良いぞトータス・・・って言ってもダメか」
ベミングさんが頭を掻いて言いたくなさそうです、でも僕は凄く聞きたいですよ。
「そ、そんな輝いた眼をするなトータス!そんなたいそうな話じゃない、俺たちがアユム様に惚れたってだけだ」
「え!?・・・でもアユムさんは」
僕はそう言って口を押えました、ベミングさんたちはそれを知ってて言っています、きっとそれは関係がない程の事なんですよ。
「俺たちはあの時一度死んだんだ、そしてアユム様に生き返らせてもらった、女神のようなあの笑顔をもう一度みたい、だから俺たちは頑張っているんだ」
ベミングさんたちがまた遠くを見ています、僕はアユムさんの笑顔を見ていませんがきっとすごく綺麗なんでしょうね。
「僕も見て見たいですべミングさん」
「そうだな、きっと心が洗われるぞ、あの時の俺たちがそうだったんだからな・・・これから頑張れよトータス」
「はい!ありがとうございますベミングさん」
頭を下げこれからの指導をお願いしました、ベミングさんが頭を下げるのは止めろって止めてきます、僕が顔を上げるとベミングさんが困った顔をしていましたよ。
「俺の指導は厳しいぞトータス、まずは体力だ、一度も休まずに仕事を出来るようになれ、まずはそれからだ」
「はいベミング師匠!」
こうして僕は、ベミングさんたちから指導を受けることになりました、まだ体力が無くて全然ですけど、前に進んでいるって思うんです。
そしてその時分かったんです、姉ちゃんもきっとベミングさんたちと同じなんだって、アユムさんの事が好きなんだって思いました。
「持って行きますね父さん」
僕はトータスと言います、アユムさんのおかげで体が治り、宿のお手伝いをするようになって1週間が経ちました、アユムさんたちがいなくなった数日は大変な騒ぎだったらしいですけど、僕はベッドの上だったので人が沢山来たくらいしか知りません。
僕はアユムさんに助けて貰って夢だった家の手伝いをしています、料理を父さんから受け取りアユムさんの帰りを待っているサージュエルさんのいるテーブルに向かいました。
「おおお、お待ちどうさまです、サージュエル様」
「ありがとうトータス・・・やっぱり帰ってきませんわね、アユムたち」
深めの入れ物をテーブルに置くと、サージュエル様はフォークで中の料理をすくい取り口に入れます、この料理はアユムさんが作ったモノでサバのミソニと言います、これはとても評判です、ショウガという山に生えている草の根を入れる変わった料理です、アユムさんが取って来るまでショウガは誰も食べる事のない草でした、でも今は冒険者ギルドでも収穫の依頼をするほどです、村にも広まりとても美味しいとお酒が進んでいます。
「お嬢、口に物を入れながらしゃべるのはお行儀が悪いですよ」
「今は良いのよハンソン、ここのサバのミソニは他よりも美味しいのですわよ」
サージュエル様が執事の人を無視してお酒を飲みます、ハンソンさんは僕にマネをしないように目線を送ってきました、僕は横で苦笑いをします、おふたりは毎日店に来てくれます、僕は良く知りませんけど、何でもサージュエル様はアユムさんたちと商売の取引をして仲良くなったそうです、姉ちゃんもアユムさんみたいになりたいって、サージュエル様の所に仕事に行っています。
「アユムさんたちはもう帰ってこないんでしょうか、僕はまだお礼を言ってません」
アユムさんにはすごく感謝しています、家がとても繁盛しているのもアユムさんが教えてくれた料理のおかげです、夜になると魚を細切れにして丸く集めたナメロウと言う食べ物や、シェリーという貝のモンスターの身を生で食べる料理も出すんです、シェリーは酸っぱい果物の汁を掛けて食べるととても美味しいんです。
でも父さんと母さんはあまり喜びません、それを言うととても嫌がるんです、繁盛しているのにどうしてなのか教えてくれません、サージュエル様みたいに昼食を食べに来るだけの人だって増えたんだ、人手が足りないから元冒険者の人たちが手伝ってくれています。
5日前の事です、その人たちは宿に押しかけてきました「女神様はおられるか!」と、わけの分からない事を言っていたそうです、冒険者さんたちは「料理の腕を磨いて待つ」と決め、宿を手伝ってくれています。
「そうですわねぇ・・・ドルード殿たちからも連絡があるはずなのですがまだですし、これはわたくしも動かなくてはいけませんわ」
サージュエル様が白米を口に入れてモグモグとしながら何かを決断したようです、料理を全部食べ「ごちそうさま」と僕に言い残し店を出ました、僕はそれを見送りすごく羨ましいと感じましたよ。
「僕も、アユムさんたちの為に何か出来ないのかな」
サージュエル様のテーブルを片付けながら呟き、お椀に少し残った白米を眺めます、白米はゴハンとも言って、まだあまり人気がありません、それと言うのも白米は毒があって食べれないとされてきました、お腹を壊しとてもつらい思いをします、これも山に生えています、でもアユムさんはその毒を取り除いて畑を新たに作り、清らかな水を生み出す小川を流し新しい育て方であるスイデンで白米を作りました、その後小川に作った変わった施設で色々と工程を施し、白いゴハンになるんです、これはサバノミソニとすごく合います、僕はそれがとても好きなんですよ、噛めば噛む程に味がしてあまくて美味しいです。
「評判が悪いのを知りながらもアユムさんはこれを作った、何をしてるんだって言われながらだったはずなんだ、僕も父さんから少しずつ料理を教わってるけど、もっと色々挑戦して頑張りたい」
アユムさんと接した人は大体がそうです、冒険者を止めて料理人を目指し始めたりします、姉ちゃんも頑張ってる1人ですよ。
「ナメロウあがったぞ」
「ベミングさん!突然ですけど、僕に剣術を教えてください!」
その日の休憩時間、僕は厨房で料理をしている冒険者のリーダーだったベミングさんにお願いしに行きました、ベミングさんは頬に大きな傷があって怖い顔をしています、でもすごく良い人なんですよ。
「止めとけよトータス、お前は頑張ってるが体力が無さすぎる、冒険者は無理だ」
調理を止めて直球で断られました、僕は後ろに下がります、でも僕は諦めませんよ。
「そ、それなら体力を付けます!だからお願いします」
僕は真剣です、店の手伝いもみんなの10倍休憩を挟まないと立っていられません、でも最初よりは良くなりました、もっと頑張れば良いだけです。
「兄貴、これだけお願いしてるんです、指導くらいしてやりやしょーよ」
「軽く言うんじゃねぇオザーン!」
ベミングさんが調理台を叩き怒り出しました、その迫力は仲間の人たちを一瞬で黙らせてしまうほどです、正直僕はちびりました、こういった人たちが冒険者になるんだとすごく怖いです。
「どど、どうすれば指導をしてくれますかベミングさん、僕諦めたくないんです」
怖いですけど決死の覚悟で聞きました、ベミングさんが仲間の人たちに向けていた怖い目をしたまま見てきます、僕はもう立ってるのが限界です、足がプルプルとして止まりません。
「根性は認めるぞトータス・・・だがな、お前はもっと世間を知った方が良い、良い奴らばかりじゃないんだ、俺たちの様に悪い事をする奴もいる、そしてあのお方の様に良い人もいるんだ」
ベミングさんが最後にどこか遠くを見ています、きっとアユムさんの事を考えているんです、僕も助けてもらったので何となく分かります、あの人は父さんたちが言うような人ではないですよ。
「それならそれも教えてくださいべミングさん!どんな事もしますお願いします!」
僕は頭を下げてお願いしました、僕は姉ちゃんの様に前に進んで行きたいんです。
「そうか・・・じゃあ教えてやるよ!俺たちは悪人だ、アユム様を捕まえて売り飛ばそうとしたんだ」
僕はその言葉に信じられないって顔をしました、ベミングさんたちはそれを見てちょっと居心地悪そうです。
「嘘ですよね?・・・だってベミングさんたちは顔は怖いけど良い人です、父さんたちの料理を必死で覚えて頑張ってる」
「トータス、人は流され悪い事をする時がある、俺たちはそんな一言で済まないほどの事をやってしまった、アユム様が相手でなかったら命は無かったし、もしあっても犯罪奴隷として鉱山送りだ、だから俺たちはこの命をあの人の為に使うと誓った、お前は知らないだろうが、俺たち5人以外は他の村に行っている、あのお方が作ったという商品を作る為に方々に散り頑張っているんだ」
僕は信じられませんでした、でもベミングさんは嘘を言っていません、それだけは僕にも分かりました、みなさんはその時の事を思い出しすごく暗いです、きっとほんとにアユムさんたちに悪い事をしようとしたんです。
「でも、皆さんは変わろうとしているじゃないですか!助けてもらったって心を入れ替えないで悪い事を続ける人はいますよ、でも皆さんはそんな人たちじゃない!だから僕も変わりたいんです」
「トータス・・・そうか、お前もアユム様に変えてもらったんだな、分かったよ」
「ほんとですか!?」
僕は了承を貰ってすごくうれしいです、でもベミングさんたちはちょっと困ったような顔をしています。
「またライバルが増えやしたね兄貴」
「うう、うるせぇっ!」
ベミングさんが赤くなってオザーンさんを殴り飛ばしました、僕はそれを見ているだけしか出来ませんでしたが、凄い迫力でしたよ。
「どどど、どういうことですか?」
「気にしなくて良いぞトータス・・・って言ってもダメか」
ベミングさんが頭を掻いて言いたくなさそうです、でも僕は凄く聞きたいですよ。
「そ、そんな輝いた眼をするなトータス!そんなたいそうな話じゃない、俺たちがアユム様に惚れたってだけだ」
「え!?・・・でもアユムさんは」
僕はそう言って口を押えました、ベミングさんたちはそれを知ってて言っています、きっとそれは関係がない程の事なんですよ。
「俺たちはあの時一度死んだんだ、そしてアユム様に生き返らせてもらった、女神のようなあの笑顔をもう一度みたい、だから俺たちは頑張っているんだ」
ベミングさんたちがまた遠くを見ています、僕はアユムさんの笑顔を見ていませんがきっとすごく綺麗なんでしょうね。
「僕も見て見たいですべミングさん」
「そうだな、きっと心が洗われるぞ、あの時の俺たちがそうだったんだからな・・・これから頑張れよトータス」
「はい!ありがとうございますベミングさん」
頭を下げこれからの指導をお願いしました、ベミングさんが頭を下げるのは止めろって止めてきます、僕が顔を上げるとベミングさんが困った顔をしていましたよ。
「俺の指導は厳しいぞトータス、まずは体力だ、一度も休まずに仕事を出来るようになれ、まずはそれからだ」
「はいベミング師匠!」
こうして僕は、ベミングさんたちから指導を受けることになりました、まだ体力が無くて全然ですけど、前に進んでいるって思うんです。
そしてその時分かったんです、姉ちゃんもきっとベミングさんたちと同じなんだって、アユムさんの事が好きなんだって思いました。
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