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3章91番目の世界
75話 鍋
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医務室でみんなを治療した。
「どうだみんな、体の調子は」
「驚きですわ、もう体が動きますわよ」
「かあぁー!?すげえなジュントの魔法は!」
「ほんと信じらんない」
まあ明後日かその次に襲撃だからな、みんなが疲れていたんじゃどうなるかわからん、ここはちょっと張り切って治さないとな。
「今日はこれで終わるが明日は新装備の演習だ、十分メンバーと話し合っておけよ」
「もちろんだぜ、なんせ最新鋭の機体が待ってるからな」
「そうですわね、しっかり作戦を考えなくてはいけませんわ」
みんなが話し合いを始めたので、俺はいつものように練習生の指導に向かった、向かったんだが。
「そこ」
「魔力が雑」
「は、はい!すみません」
俺の両隣でまたベルとナルが付いてきている、しかも指導をし始めた。
うん、もう少し詳しく言ってあげてくれ。
「あーそこの訓練生、魔力を一定にすることを意識して走るんだ、っと二人は言いたいんだ」
「あ!そうだったんですね、ありがとうございます、教官」
「うん」
「出来てる」
訓練生が魔力を一定にして走り出した、まだ意識しないとダメなようだが出来ていればあとは反復練習だからな。
「二人は話し合いをしなくていいのか?」
「大丈夫」
「後でする」
そうか、まあするならいいけど、帰ったら怒られるんじゃないかな。
「そろそろ終わりだ、それぞれ5分待機し機体を片付けろ、体も十分休めるんだぞ!飯も食えよ」
「「「「「はい!ありがとうございました教官」」」」」
「うん体大事」
「ご飯も」
訓練生からの言葉を貰い、俺は夕食の支度に食堂に向かった、もう俺が行かなくても班ごとになってるからいいのだが、新しい料理を食べたいそうなんだ。
「あ!?ベルさんナルさん、ファンナリーダーが怒ってますよ」
ああ、やっぱりな食堂の中に入るとファンナがすごい顔して立っていた。
「二人ともどこ行ってたの!早く明日の打ち合わせをするわよ」
「うぅ」
「ごめんなさい」
だから言ったのに、と思いながら俺は調理場に向かい料理を作り始めた。
「ジュントさんも二人をこっちに連れてきてくれればよかったのに」
「まあそうなんだが、二人に言ったら後でするって言われてしまったんだよ」
「そう言うところは優しいというか、まったく」
なんか俺まで怒られている感じになってきた、話題を変えよう、うん。
「そう言えば神崎はファンナたちと仲良く出来てるか?」
「はい、とてもやさしくしてくれてます」
「そうか、よかったな」
頭を撫でながら言ったら嬉しそうにしていた、これなら力を引き起こしても平気だろうか・・・いやまだ早いかな。
「出来たぞー」
「やった!」
「リーダー終わりにしよ」
二人が俺の所に来てファンナから退避してきた。
「全く、でも美味しそうな匂いね、今日はどんな変わった料理なの?」
「今日は色々な種類の鍋だ」
「ナベ?なにそれ?」
ファンナが考え混んでいる、まあわからんよな、鳥に牛にカレーにキムチと10種類を作った。
シメもうどんを用意しているが、まあ食べれないだろうから出さないかもな。
「こうやって掬って食べるんだ」
「へぇーみんなで一つの所から取るんだね」
「変わってますわね」
俺が見本を見せて、みんなが食べ始めた。
「あふあふ、んんー美味いな」
「こ、こっちのは辛いですーお姉様」
「これは色が変ですわ、でも美味しいですわね」
うんうん、みんな楽しんでくれてるようだ。
「ああーみんな、これは最後にシメってのがあるんだがまだ食べれるか?」
予想通りシメは食べれなかった、言ったら怒っていたので、次は少なくしてシメを食べることを約束した。
「どうだみんな、体の調子は」
「驚きですわ、もう体が動きますわよ」
「かあぁー!?すげえなジュントの魔法は!」
「ほんと信じらんない」
まあ明後日かその次に襲撃だからな、みんなが疲れていたんじゃどうなるかわからん、ここはちょっと張り切って治さないとな。
「今日はこれで終わるが明日は新装備の演習だ、十分メンバーと話し合っておけよ」
「もちろんだぜ、なんせ最新鋭の機体が待ってるからな」
「そうですわね、しっかり作戦を考えなくてはいけませんわ」
みんなが話し合いを始めたので、俺はいつものように練習生の指導に向かった、向かったんだが。
「そこ」
「魔力が雑」
「は、はい!すみません」
俺の両隣でまたベルとナルが付いてきている、しかも指導をし始めた。
うん、もう少し詳しく言ってあげてくれ。
「あーそこの訓練生、魔力を一定にすることを意識して走るんだ、っと二人は言いたいんだ」
「あ!そうだったんですね、ありがとうございます、教官」
「うん」
「出来てる」
訓練生が魔力を一定にして走り出した、まだ意識しないとダメなようだが出来ていればあとは反復練習だからな。
「二人は話し合いをしなくていいのか?」
「大丈夫」
「後でする」
そうか、まあするならいいけど、帰ったら怒られるんじゃないかな。
「そろそろ終わりだ、それぞれ5分待機し機体を片付けろ、体も十分休めるんだぞ!飯も食えよ」
「「「「「はい!ありがとうございました教官」」」」」
「うん体大事」
「ご飯も」
訓練生からの言葉を貰い、俺は夕食の支度に食堂に向かった、もう俺が行かなくても班ごとになってるからいいのだが、新しい料理を食べたいそうなんだ。
「あ!?ベルさんナルさん、ファンナリーダーが怒ってますよ」
ああ、やっぱりな食堂の中に入るとファンナがすごい顔して立っていた。
「二人ともどこ行ってたの!早く明日の打ち合わせをするわよ」
「うぅ」
「ごめんなさい」
だから言ったのに、と思いながら俺は調理場に向かい料理を作り始めた。
「ジュントさんも二人をこっちに連れてきてくれればよかったのに」
「まあそうなんだが、二人に言ったら後でするって言われてしまったんだよ」
「そう言うところは優しいというか、まったく」
なんか俺まで怒られている感じになってきた、話題を変えよう、うん。
「そう言えば神崎はファンナたちと仲良く出来てるか?」
「はい、とてもやさしくしてくれてます」
「そうか、よかったな」
頭を撫でながら言ったら嬉しそうにしていた、これなら力を引き起こしても平気だろうか・・・いやまだ早いかな。
「出来たぞー」
「やった!」
「リーダー終わりにしよ」
二人が俺の所に来てファンナから退避してきた。
「全く、でも美味しそうな匂いね、今日はどんな変わった料理なの?」
「今日は色々な種類の鍋だ」
「ナベ?なにそれ?」
ファンナが考え混んでいる、まあわからんよな、鳥に牛にカレーにキムチと10種類を作った。
シメもうどんを用意しているが、まあ食べれないだろうから出さないかもな。
「こうやって掬って食べるんだ」
「へぇーみんなで一つの所から取るんだね」
「変わってますわね」
俺が見本を見せて、みんなが食べ始めた。
「あふあふ、んんー美味いな」
「こ、こっちのは辛いですーお姉様」
「これは色が変ですわ、でも美味しいですわね」
うんうん、みんな楽しんでくれてるようだ。
「ああーみんな、これは最後にシメってのがあるんだがまだ食べれるか?」
予想通りシメは食べれなかった、言ったら怒っていたので、次は少なくしてシメを食べることを約束した。
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