93 / 97
5章 コスの人生
93話 孤児院で製作
しおりを挟む
「え、エリナ姉・・・どうかな?」
モジモジしたサーヤに言う答えは、さいっこうに似合ってる!です、ヘビさんも正気に戻り、収納にしまった森を戻した僕は、素材を報酬として貰えたんだ、森は完全には戻せなかったけど、最初から根ずくよりも早いっと喜ばれました、ウサウサさんも最後は嫌った顔をしていませんでした。
ミーオも隣にいて、同じウエディングドレスを着てます、とっても似合ってます、魔法の糸でキラキラフワフワしていてなびいてます、コスにはならないけどすごく綺麗です。
「本番が楽しみだね」
「ほ、ほんとに開くの?アタシすごく恥ずかしいんだけど」
結婚式を開くのは4人とも嫌がってます、料理が特別な物じゃなかったらここまで来ませんでした、最高の式にするのが僕のお仕事です。
アルミクたちのタキシードも出来ています、後で袖を通して貰うんだ、今は外出してて訓練をしているんだ、逃げたのは確実だけど、逃がさないよ。
「約束した料理があるでしょ、ドレスも似合ってるし楽しみにしててね」
「まぁ綺麗だけど・・・そっちの装備を使うお仕事があるんでしょ、エリナ姉が大変じゃない」
虹色の装備を見てサーヤが心配そうです、ミーオも頷いてるけど、僕は楽しんでると伝えたんだ、それは前と変わらず僕の趣味なんだよ、正直学園祭はついでで結婚式の方が重大です、あっちは僕がいなくても分身がいるから成功します、だけどこっちは本体である僕が開催したいんだ、最近孤児院にいられない僕の我がままです。
虹色の装備も完璧に仕上げました、後は相手がどう出るか、分身たちの情報を元に作戦は決めました、後は虹のお姫様が完結してくれるでしょう。
「でも」
「サーヤはいつも心配してくれるね、ありがとう」
僕のお礼を聞くと、サーヤは泣き出してしまったんだ、きっと子供として見られるのが悲しいんだ、僕に苦労を掛けている、それはどんなに言いつくろっても考えてしまう事、だから僕はサーヤの頭を撫でるのではなく握手を求めます。
「サーヤ、僕の仕事は増えたけど君たちの為に働くのはそっちじゃない、僕にとってここは家族のいる家なんだ、家の事をするのに仕事だとは思わないよ、明日から君は成人者だ、きっとそのことが分かる時が来る」
ようこそ大人の世界へ、そんなメッセージを込めてサーヤとミーオと握手をしたんだ、孤児院の生活は僕の楽しみで趣味です、だから外のお仕事とは違う、サーヤたちのレストランもそれになる、酒場で働いた事のある二人ならきっとそれが分かる。
その時はお酒を飲もうと約束をしました、早く来ることを願っています。
「お酒かぁ~美味しいのかな?」
「分からない・・・でも、あれを付けたエリナ姉を見てみたい」
虹色の王冠とガントレット、ハイヒールにドレスと全部そろっています、もちろん下着も全部虹色なんだ。
ふたりの要望です、僕はそれを装備したんだ、装備すると髪の色と目が虹色になります、サーヤとミーオはビックリです。
「これが僕のスキルなんだ、みんなには内緒だったけど、能力も変わるんだよ」
ユニークスキルを二人に教えました、ふたりは動かず僕を見て目をキラキラさせて来ていました、どうやらスキルで変身した方にビックリしていたわけじゃなく、綺麗だから見とれていたみたいなんだ。
ダンジョンの事もあり今更とか言われちゃったよ。
「すごく綺麗、さすがエリナ姉」
「ん、ほんとに綺麗」
「ありがとふたりとも、だけどふたりのドレスも変われるよ、魔力を通してみて」
不思議に思いつつ、ふたりが魔力を流します、するとドレスがミニスカートに変わったんだ、色も虹色です、それを見てふたりはスカートを抑えて足を隠そうとしてます。
隠せなくて座り込んだふたりに、そんなに恥ずかしいの?っと疑問に思ったよ、冒険者の装備で短パンとかあるんだ、あれよりは足が出てないんですよ、それをサーヤは履いていた事がありました。
「ああ、あの時はまだ分かってなかったんだよエリナ姉、アタシはもう大人だよ、こここんな足を出してたら恥ずかしい」
「慣れれば平気だよ、それに可愛いよ」
3人で虹色になってますけど、ふたりはとても可愛いです、写真はまだ撮りません、本番までこの衝動は押さえておくんだ。
ふたりを何とか説得し、落ちついた所で服を着替えました、お菓子を用意して楽しいお喋りの開始です。
夕食前までそれは続き、夜にもう一度集まる事を約束します、そして夜にふたりが部屋に訪れると、入って来ないで立ち止まってます。
「ど、どうして」
「エリナ姉、ベッドが!?」
部屋がベッドでいっぱいになっています、今日はパジャマパーティーをする為に設置しておいたんだ、ふたりに手招きをしてお誘いをしました、これも大人になる準備ですよ。
ジュースで乾杯してお菓子を一口、ふたりが良いのかな?っと困っていますよ。
「今日は良いんだよ、明日から大人の仲間入り、辛い事があっても乗り越えなくちゃいけないんだ、でもそれは一人じゃない、みんなで協力して乗り越えようね」
1人で背負うからみんな挫けてしまうんだ、協力してくれないのもあるけど僕は違う、だから息抜きも一緒にしたくて今日は誘いました、今頃リュウもアルミクたちを誘ってるはずです。
ふたりが喋り疲れるまでパーティーは続きました、それはとても楽しい時間でしたよ。
「こ、これがお酒」
サーヤとミーオに布団を掛ける2時間前、リュウの部屋ではいけない行為が行われていたんだ、ウイスキーやジンととても度数の高いお酒が並べられていたんだよ、それを見てふたりは唾を飲みます。
まだこんな物じゃない、リュウは逆三角形のグラスを3つ用意して、作っておいたカクテルを注ぎます。
「まだ成人してないけど、明日は出来ないからね、だからおめでとうふたりとも」
乾杯をグラスで行い【キン】っと良い音をさせて3人にカクテルを飲みました、その味はいけないことをしているという魅力もあり、最高に美味しいとふたりは笑顔になったんだ。
つまみはチーズやソーセージと、少し味の濃い物です、フライドポテトを一口食べリュウが二人にサーヤたちをどう思うのか聞きます。
「どうってなんだよ」
「そのままだよアルミク、好きなんでしょ?どこに惹かれたの?」
良くある恋バナです、いつも一緒にいるから惹かれたとか簡単に言ってきました、だけどそれだけのはずないんだ、だからそこを突いたんだ、アルミクは恥ずかしそうにしていたけど、甘酸っぱいお話を聞けました。
「うんうん、良いねその思いが叶ったんだね」
「そうだけどよ、リュウはどうなんだよ」
はいっ?とリュウは驚きます、アルミクたちはギルドの受付嬢の話を知っていたんだ、だから次はリュウが攻められる番なんです。
デートをして旅行に行ってどうしたのか、それは何も無かったんだけど二人がそれで納得いくわけはなかったんだ、仕方ないので今後行動するお話をして納得してもらいました、でもそれは嘘にもなる事だったんだ。
「そ、それが大人の世界か」
「すごいね」
そうでしょっと、リュウは汗を流します、これで後戻りできません、身体が出来たら告白しないといけなくなりました。
新年祭が終わったら告白する、リュウは二人に約束したんだ。
モジモジしたサーヤに言う答えは、さいっこうに似合ってる!です、ヘビさんも正気に戻り、収納にしまった森を戻した僕は、素材を報酬として貰えたんだ、森は完全には戻せなかったけど、最初から根ずくよりも早いっと喜ばれました、ウサウサさんも最後は嫌った顔をしていませんでした。
ミーオも隣にいて、同じウエディングドレスを着てます、とっても似合ってます、魔法の糸でキラキラフワフワしていてなびいてます、コスにはならないけどすごく綺麗です。
「本番が楽しみだね」
「ほ、ほんとに開くの?アタシすごく恥ずかしいんだけど」
結婚式を開くのは4人とも嫌がってます、料理が特別な物じゃなかったらここまで来ませんでした、最高の式にするのが僕のお仕事です。
アルミクたちのタキシードも出来ています、後で袖を通して貰うんだ、今は外出してて訓練をしているんだ、逃げたのは確実だけど、逃がさないよ。
「約束した料理があるでしょ、ドレスも似合ってるし楽しみにしててね」
「まぁ綺麗だけど・・・そっちの装備を使うお仕事があるんでしょ、エリナ姉が大変じゃない」
虹色の装備を見てサーヤが心配そうです、ミーオも頷いてるけど、僕は楽しんでると伝えたんだ、それは前と変わらず僕の趣味なんだよ、正直学園祭はついでで結婚式の方が重大です、あっちは僕がいなくても分身がいるから成功します、だけどこっちは本体である僕が開催したいんだ、最近孤児院にいられない僕の我がままです。
虹色の装備も完璧に仕上げました、後は相手がどう出るか、分身たちの情報を元に作戦は決めました、後は虹のお姫様が完結してくれるでしょう。
「でも」
「サーヤはいつも心配してくれるね、ありがとう」
僕のお礼を聞くと、サーヤは泣き出してしまったんだ、きっと子供として見られるのが悲しいんだ、僕に苦労を掛けている、それはどんなに言いつくろっても考えてしまう事、だから僕はサーヤの頭を撫でるのではなく握手を求めます。
「サーヤ、僕の仕事は増えたけど君たちの為に働くのはそっちじゃない、僕にとってここは家族のいる家なんだ、家の事をするのに仕事だとは思わないよ、明日から君は成人者だ、きっとそのことが分かる時が来る」
ようこそ大人の世界へ、そんなメッセージを込めてサーヤとミーオと握手をしたんだ、孤児院の生活は僕の楽しみで趣味です、だから外のお仕事とは違う、サーヤたちのレストランもそれになる、酒場で働いた事のある二人ならきっとそれが分かる。
その時はお酒を飲もうと約束をしました、早く来ることを願っています。
「お酒かぁ~美味しいのかな?」
「分からない・・・でも、あれを付けたエリナ姉を見てみたい」
虹色の王冠とガントレット、ハイヒールにドレスと全部そろっています、もちろん下着も全部虹色なんだ。
ふたりの要望です、僕はそれを装備したんだ、装備すると髪の色と目が虹色になります、サーヤとミーオはビックリです。
「これが僕のスキルなんだ、みんなには内緒だったけど、能力も変わるんだよ」
ユニークスキルを二人に教えました、ふたりは動かず僕を見て目をキラキラさせて来ていました、どうやらスキルで変身した方にビックリしていたわけじゃなく、綺麗だから見とれていたみたいなんだ。
ダンジョンの事もあり今更とか言われちゃったよ。
「すごく綺麗、さすがエリナ姉」
「ん、ほんとに綺麗」
「ありがとふたりとも、だけどふたりのドレスも変われるよ、魔力を通してみて」
不思議に思いつつ、ふたりが魔力を流します、するとドレスがミニスカートに変わったんだ、色も虹色です、それを見てふたりはスカートを抑えて足を隠そうとしてます。
隠せなくて座り込んだふたりに、そんなに恥ずかしいの?っと疑問に思ったよ、冒険者の装備で短パンとかあるんだ、あれよりは足が出てないんですよ、それをサーヤは履いていた事がありました。
「ああ、あの時はまだ分かってなかったんだよエリナ姉、アタシはもう大人だよ、こここんな足を出してたら恥ずかしい」
「慣れれば平気だよ、それに可愛いよ」
3人で虹色になってますけど、ふたりはとても可愛いです、写真はまだ撮りません、本番までこの衝動は押さえておくんだ。
ふたりを何とか説得し、落ちついた所で服を着替えました、お菓子を用意して楽しいお喋りの開始です。
夕食前までそれは続き、夜にもう一度集まる事を約束します、そして夜にふたりが部屋に訪れると、入って来ないで立ち止まってます。
「ど、どうして」
「エリナ姉、ベッドが!?」
部屋がベッドでいっぱいになっています、今日はパジャマパーティーをする為に設置しておいたんだ、ふたりに手招きをしてお誘いをしました、これも大人になる準備ですよ。
ジュースで乾杯してお菓子を一口、ふたりが良いのかな?っと困っていますよ。
「今日は良いんだよ、明日から大人の仲間入り、辛い事があっても乗り越えなくちゃいけないんだ、でもそれは一人じゃない、みんなで協力して乗り越えようね」
1人で背負うからみんな挫けてしまうんだ、協力してくれないのもあるけど僕は違う、だから息抜きも一緒にしたくて今日は誘いました、今頃リュウもアルミクたちを誘ってるはずです。
ふたりが喋り疲れるまでパーティーは続きました、それはとても楽しい時間でしたよ。
「こ、これがお酒」
サーヤとミーオに布団を掛ける2時間前、リュウの部屋ではいけない行為が行われていたんだ、ウイスキーやジンととても度数の高いお酒が並べられていたんだよ、それを見てふたりは唾を飲みます。
まだこんな物じゃない、リュウは逆三角形のグラスを3つ用意して、作っておいたカクテルを注ぎます。
「まだ成人してないけど、明日は出来ないからね、だからおめでとうふたりとも」
乾杯をグラスで行い【キン】っと良い音をさせて3人にカクテルを飲みました、その味はいけないことをしているという魅力もあり、最高に美味しいとふたりは笑顔になったんだ。
つまみはチーズやソーセージと、少し味の濃い物です、フライドポテトを一口食べリュウが二人にサーヤたちをどう思うのか聞きます。
「どうってなんだよ」
「そのままだよアルミク、好きなんでしょ?どこに惹かれたの?」
良くある恋バナです、いつも一緒にいるから惹かれたとか簡単に言ってきました、だけどそれだけのはずないんだ、だからそこを突いたんだ、アルミクは恥ずかしそうにしていたけど、甘酸っぱいお話を聞けました。
「うんうん、良いねその思いが叶ったんだね」
「そうだけどよ、リュウはどうなんだよ」
はいっ?とリュウは驚きます、アルミクたちはギルドの受付嬢の話を知っていたんだ、だから次はリュウが攻められる番なんです。
デートをして旅行に行ってどうしたのか、それは何も無かったんだけど二人がそれで納得いくわけはなかったんだ、仕方ないので今後行動するお話をして納得してもらいました、でもそれは嘘にもなる事だったんだ。
「そ、それが大人の世界か」
「すごいね」
そうでしょっと、リュウは汗を流します、これで後戻りできません、身体が出来たら告白しないといけなくなりました。
新年祭が終わったら告白する、リュウは二人に約束したんだ。
0
お気に入りに追加
283
あなたにおすすめの小説
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
ドラゴネット興隆記
椎井瑛弥
ファンタジー
ある世界、ある時代、ある国で、一人の若者が領地を取り上げられ、誰も人が住まない僻地に新しい領地を与えられた。その領地をいかに発展させるか。周囲を巻き込みつつ、周囲に巻き込まれつつ、それなりに領地を大きくしていく。
ざまぁっぽく見えて、意外とほのぼのです。『新米エルフとぶらり旅』と世界観は共通していますが、違う時代、違う場所でのお話です。
その科学は魔法をも凌駕する。
神部 大
ファンタジー
科学が進みすぎた日本の荒廃。
そんな中最後の希望として作られた時空転移プログラムを用い歴史を変える為に一人敵陣に乗り込んだフォースハッカーの戦闘要員、真。
だが転移した先は過去ではなく、とても地球上とは思えない魔物や魔法が蔓延る世界だった。
返る術もないまま真が選んだ道は、科学の力を持ちながらその世界でただ生き、死ぬ事。
持ちうる全ての超科学技術を駆使してそんな世界で魔法を凌駕しろ。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
運び屋『兎』の配送履歴
花里 悠太
ファンタジー
安心、確実、お値段ちょっとお高め。運び屋『兎』に任せてみませんか?
兎を連れた少女が色々なものを配達するほのぼの物語です。
他にも出てくる相棒の召喚獣たちと共に配達してまわります。
兎をもふりたい。
カバで爆走したい。
梟とおしゃべりしたい。
亀と日向ぼっこしたい。
そんな方は是非ご一読を。
転生もチートもロマンスもないお仕事ファンタジーです。
ーーーーーーーーーーー
とある街の商業ギルド。
その一室にユウヒという名の少女が住んでいる。
彼女は召喚士であり、運び屋だ。
彼女がこなす運びは、普通の運び屋とはちょっと違う。
時には、魔物の中に取り残された人を運びにいき。
時には、誰にも見つからないようにこっそりと手紙を届けにいく。
様々な能力を持つ召喚獣を相棒として、通常の運び屋では受けられないような特殊な配送を仕事として請け負っているのだ。
彼女がいつも身につけている前かけ鞄には、プスプスと鼻息をたてる兎が一匹。
運び屋の仕事を受けるときも、仕事で何かを運んでいる時も。
いつでも兎と一緒に仕事をする様から、彼女はこう呼ばれていた。
運び屋『兎』
彼女に仕事を頼みたい時は、商業ギルドの受付で
「『兎』に荷物を届けてほしい」
と声をかければ兎と一緒に彼女が仕事を受けてくれる。
召喚した相棒と共に、運べるものなら、手紙でも、荷物でも、何でも。
仕事は確実にこなすが少し手荒め、お値段はかなりお高め。
ある時はカバで街道から山の中へと爆走。
ある時は梟と夜に紛れて貴族の屋敷に潜入。
ある時は亀にまたがり深海へと潜航。
仕事の依頼を通して色々なものを配送するユウヒ。
様々な出会いや、出来事に遭遇して成長していく異世界ファンタジー。
カバに轢かれたくなければ道を開けてください。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!
まにゅまにゅ
ファンタジー
平均レベルの低い底辺パーティ『龍炎光牙《りゅうえんこうが》』はオーク一匹倒すのにも命懸けで注目もされていないどこにでもでもいる冒険者たちのチームだった。
そんなある日ようやく資金も貯まり、神殿でお金を払って恩恵《ギフト》を授かるとその恩恵《ギフト》スキルは『拡大解釈』というもの。
その効果は魔法やスキルの内容を拡大解釈し、別の効果を引き起こせる、という神スキルだった。その拡大解釈により色んなものを回復《ヒール》で治したり強化《ブースト》で獲得経験値を増やしたりととんでもない効果を発揮する!
底辺パーティ『龍炎光牙』の大躍進が始まる!
第16回ファンタジー大賞奨励賞受賞作です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる